2023年 東京盃の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2023.10.04
2023年 東京盃の予想

テンは速いがスタートはそこまで速くない逃げ馬ドンフランキーが12番枠と外枠。一方、先行馬のリュウノユキナ、ケイアイドリーが同馬よりも内枠。それらはドンフランキーに行かせて2列目、3列目を狙う可能性が高い。しかし、一昨年のグリーンチャンネルCで逃げて圧勝したように、逃げがベストのヘリオスはどう乗るか?

また、揉まれたくないジャスティンは前走のアフター5スター賞で逃げ馬ポーチュラカに競りかけ、前半3F33秒1-後半3F38秒1の超絶ハイペースを演出しているだけに、今回もドンフランキーに競り掛けて行く可能性が高いと見ている。ドンフランキーは強いが、安泰とは言えない状況下で断然の1番人気なら、他の馬に期待してみたい。

大井11R 東京盃 ダ1200m
 ◎ (8)ケイアイドリー
 〇 (12)ドンフランキー
 ▲ (5)ジャスティン
 △ (1)リュウノユキナ
 △ (2)エアアルマス
 △ (4)ギシギシ
 △ (10)ヘリオス
 △ (13)アポロビビ
結論 8-12,5,1,2,4,10,13 (20:8:8:4:4:4:2) 複勝8 (50)

■有力馬とそのコメント

◎ (8)ケイアイドリー

 前走の北海道スプリントCで初重賞制覇を達成した馬。前走はダンシングプリンス、スペシャルエックス、(5)ジャスティンが競り合って、前半3F33秒7-後半3F38秒0の超絶ハイペース。本馬は1番枠から五分のスタートを切って、最内から好位まで上がって行く形。3~4角で上手く距離ロスなく押し上げられたにせよ、直線でスッと伸びて、そのまま突き抜けて1馬身差の完勝だった。ダンシングプリンスやジャスティンがぶっ飛ばして自滅したのは確かだが、今回もそれに近い展開になると見ている。

 今回が始動戦になる点は減点材料だが、実績馬が叩き台の一戦だけに、本馬を本命馬とした。

○ (12)ドンフランキー

 前々走のプロキオンSで初重賞制覇を達成した馬。同レースでは7番枠からまずまずのスタートを切って、楽に内に切り込みながらハナを主張。ただ外からメイショウテンスイが競り掛けてきて、ペースを落とさずゴリゴリ押して3角へ。3~4角で最短距離を通して淡々と1馬身半差ほどのリードで直線へ。序盤で追われても手応えが悪かったが、他も甘くなり、唯一リメイクだけが1馬身半差まで詰め寄ってくる。ラスト1Fでもうひと踏ん張りし、食らいつくリメイクをクビ差振り切った。このレースでは3着馬に6馬身差を付けており、圧巻の内容だった。

 しかし、逃げて激走すると二番が利かないのが逃げ馬の宿命。前走のクラスターCは盛岡の稍重で超高速馬場。6番枠からまずまずのスタートを切って、テンの速いオーロラテソーロらのハナを叩いてかなりのハイペースでレースを引っ張って、(1)リュウノユキナを振り切ることはできたが、前々走で負かしたリメイクに2馬身半差を付けられた。

 前走時、リュウノユキナに完勝した内容は褒められるが、逃げ馬の脆さを見せつけられる内容ではあった。今回も前走同様に超高速馬場。この馬場で今回のメンバーだと、前半で後続とのリードを大きく作れない可能性、競られて苦しくなる可能性もあり、対抗評価とした。

▲ (5)ジャスティン

 2020年の東京スプリントで同年のJBCスプリントの優勝馬サブノジュニアや、3着馬ブルドックボスを相手に逃げ切り勝ちしているように、かつてはキックバックが苦手で逃げやその外2番手、3番手がベストだったが、マーカンド騎手が騎乗した昨年のカペラSでは好位の内でキックバックを食らっても問題なく追走できていた。

 しかし、思い込みとは怖いもので、前々走の北海道スプリントCも、前走のアフター5スター超も前に競り掛けて、揉まれない位置を取りに行っている。前々走はダンシングプリンス、スペシャルエックスとの競り合いに加わって、前半3F33秒7-後半3F38秒0の超絶ハイペースとなり、6着に失速。前走もポーチュラカに競り掛けて前半3F33秒1-後半3F38秒1の自身にとっても厳しいペースにしてしまい、最後に甘くなったところを(4)ギシギシに前に出られてクビ差で敗れた。

 今回も〇(12)ドンフランキーに競り掛けて行くと苦しい競馬になる可能性が高いが、一昨年の東京盃1着時のように、2列目の内で折り合えばチャンスはある。

注 (1)リュウノユキナ

 一昨年のクラスターCで圧勝や昨秋のJBCスプリント2着を始め、1200mの国内ダートグレード競走で11戦2勝、2着8回、3着2回と、これまで3着以内を外したことがない馬。前々走の東京スプリントでは、一昨年のクラスターC以来の優勝を達成した。

 前々走は1番枠から好スタートを切って、2列目の最内を追走。3~4角から直線序盤まで好位の最内で包まれたが、ラスト1Fで抜け出していた◎(8)ケイアイドリーを捉えて3/4差で優勝した。しかし、このレースは前半3F33秒8-後半3F36秒5のかなりのハイペースで、ラスト2F11秒8-12秒7と、ラスト1Fで失速する形。包まれたことで仕掛けが遅れ、嵌った面がある。

 また本馬の自己最高指数は一昨年のクラスターCであり、次点は昨秋のJBCスプリント2着。以降、勝ったり、負けたりしながらもやや下降線で、前走のクラスターCでは休養明けとはいえ、2着○(12)ドンフランキーに3馬身も差を付けられてしまっている。休養明けを叩かれて前進するとは見ているが、ここも善戦で終わってしまう可能性もあり、評価を下げた。

△ (2)エアアルマス

 2020年の東海Sの優勝馬。同レースでは7番枠からまずまずのスタート切って、押してハナを意識したが、他が速いのでそれらに行かせて好位の外を追走。3~4角ではインティが絡んで来たので、先頭列に並びかけて直線。早仕掛けではあったが、そこから押し切って半馬身差で優勝したことは褒められる。

 本馬はキックバックが苦手で、包まれると終わる馬。またさすがに東海S優勝時ほどの勢いはないが、それでも前々走の東京スプリントでは5番枠からテンに置かれてそのまま位置を上げ、外を狙う形で5着に善戦している。今回もテンの速い馬が多いので、置かれて後方から外を狙う可能性が高いだけに、展開の後押しがあれば上位に食い込めても不思議ない。

△ (4)ギシギシ

 南関重賞にも出走したことがない格下の立場で、昨年の東京スプリントでいきなり3着と好走した馬。同レースでは10番枠からトップスタートを切って、ひとつ内から好スタートを切ったカプリフレイバーと内の注(1)リュウノユキナらを被せて2番手を追走する形。当日は軽いダートで例年の東京スプリントと比べると前がやや有利な流れではあったが、それでもシャマルや注(1)リュウノユキナとの接戦の3着ならば、ここでも通用する力はあると言える。

 今春の東京スプリントでもややハイペースで逃げて5着。前々走の習志野きらっとスプリントでは2着、そして前走のアフター5スター賞は2列目の外に控えたことが功を奏したとはいえ、▲(5)ジャスティンを2着に下して勝利と順調に来ているだけに、ここも警戒しておきたい。

△ (10)ヘリオス

 一昨年の秋に東京ダ1400mのグリーンチャンネルCと、霜月Sを逃げて連勝した馬。本馬の昨秋のマイルCS・南部杯で2着、JBCスプリントで3着の実績もあるが、前記のグリーンチャンネルCが自己最高指数で、昨年の根岸Sでも休養明けながら2着に善戦しているように1400mがベストだ。

 始動戦となった今年の根岸Sでは、外差し馬場を内からオーロラテソーロと競り合ってペースが厳しくなったにせよ、15着に大敗したように、物足りなさを感じさせた。しかし、先行策で前々走の黒船賞では2着、前走のかきつばた記念で3着と復調気配は見せられている。

 そこから再び立て直されての前走サマーチャンピオンは、軽いダートでそれまでに逃げたことがないサンライズホークが大外枠から逃げ、後半4F48秒3-3F36秒1の上がりの速い決着。本馬は4番枠から好スターを切ったがトップハンデ58.5Kgを背負っていたために楽に前には行けず、逃げ馬の外2番手を追走。4角地点でも後続とのリードを奪い切れず、後続馬の決め手に屈する形となった。前走で無理をさせていないので、ここで変われる可能性がある。

△ (13)アポロビビ

 中央のダ1200mのオープンで2度の優勝と2着の実績がある馬。バリバリのオープン馬でありながら、アポロサラブレッドクラブの解散に伴ってサラオクに出品され、税込3000万円を越える落札価格で浦和に移籍した。ただし、オープン連対時の全てのレースは、後方からの追走で、展開に恵まれたものだ。

 南関東移籍後はひと息だったが、今春の東京スプリントでは展開に恵まれたこともあり、勝ち馬注(1)リュウノユキナと0.9秒差と善戦している。今回は当時と同様に大外枠。ここも展開にも恵まれそうなだけに一考した。

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