2023年 羽田盃の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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地方競馬

2023.05.10
2023年 羽田盃の予想

GWの先週は5日にかきつばた記念、若潮スプリント、6日に兵庫JGと東京湾C、7日にかしわ記念の予想を出して5戦4勝、回収率は204%(船橋は251%)でした🎯🎯🎯

地方競馬はこの時期から夏場にかけてが盛り上がるシーズン✨ 羽田盃もバッチリ当てて、明日の東京プリンセス賞に繋げたいもの。また南関東の重賞(SⅠ)としては今年が最後になるので、しっかり見納めましょう。

さて、5頭出しの小久保勢はどういう戦略で来るのか❓

大井11R 羽田盃 ダ2000m
 ◎ (8)ヒーローコール
 〇 (14)ポリゴンウェイヴ
 ▲ (11)サグアロ
 △ (2)ブルマリンシェール
 △ (5)トノパー
 △ (7)オピニオンリーダー
 △ (10)タイガーチャージ
結論 馬複8-14,11,2,5,7,10 (16:10:6:6:6:6) 複勝8 (50)

◎ (8)ヒーローコール

 昨秋の鎌倉記念の覇者。昨年の同レースでは、逃げるスペシャルエックスに本馬がプレッシャーをかけたことで前半3F36秒4-後半3F40秒0の超絶ハイペースとなったが、最後の直線半ばで同馬を競り落として2馬身差で完勝した。このレースはスペシャルエックスが後の兵庫JGで2着、7馬身差の3着馬デステージョが次走の兵庫JGで3着と好走しているように、ハイレベルだった。

 本馬はその次走の全日本2歳優駿では、2番枠から出脚ひと息で前に行けず、外差し馬場なのに外にも出せず、砂厚の深い最内から好位勢を追いかける形となったこともあり、本来の能力を出し切れずの4着と涙を呑んだ。

 しかし、その次走では強豪マンダリンヒーローを降し、前走の伏流Sでも1番枠から出脚ひと息で後方からとなったが、向正面で外から派手に進出し、3着まで追い上げた。これまで勝てなかったレースは距離が短いデビュー2戦目の紅花特別と、前記の2レースのみ。南関東馬が相手のここなら実力NO.1で、断然の1番人気でも逆らいにくい。

○ (14)ポリゴンウェイヴ

 昨秋のハイセイコー記念では逃げてマンダリンヒーローとクビ差の2着に粘った馬。その次走のニューイヤーCでは7番枠から出遅れ、前半は前2頭から離れた3番手を追走。向正面で前との差を詰め、外からプレッシャーをかけて一旦先頭に立ったが、油断してペースを落とした3角手前でピノホホッアに捲られ、前に入られてしまう形。しかし、最後に脚が上がったピノホホッアを差し返して半馬身差で優勝した。本馬はハイセイコー記念でピノホホッアを4馬身離していることからも、ここでは実力上位と言える。

 スタミナが不足する休養明けの前々走・京浜盃は、2Fの距離延長が祟って7着敗退も、意欲の連闘策で挑んだ前走のクラウンCは巻き返しV。今回は連闘好走後の一戦になるが、京浜盃で逃げて6着に敗れた(11)サグアロは「自身のタイプや前走の馬場からしても逃げは合わなかった」として、今回は控えるコメントを出していること、先行馬の◎(8)ヒーローコールは本馬と同厩舎&同馬主であることから、本馬をかわいがる可能性もあると見て、対抗評価とした。スタートさえ決められれば、楽に先手を取れそうではある。

▲ (11)サグアロ

 3走前のJRA・1勝クラスでは、8番枠から好スタートを切って2番手を追走し、4角出口で先頭から粘って3着に好走した馬。本馬が当時記録した指数は、◎(8)ヒーローコールの前走よりやや上である。

 前走のくすのき賞は6番枠からじわっと逃げたが、後続にプレッシャーをかけられ、息が入れられない展開で13着大敗。また移籍緒戦の前走・京浜盃は五分のスタートから序盤の競り合いを制して緩みないペースで逃げたために6着に失速したが、陣営は今回それを踏まえて控える模様。3走前のように好位からの競馬なら好ましく、また前走で厳しい流れを経験した効果で粘り強化も見込める。このことから上位争いに加われても不思議ない。

△ (2)ブルマリンシェール

 デビューからしばらく1200m戦を使われていたが、1600m、1800mと距離を延ばしてさらに上昇した馬。前走のクラシックTRは前半4F51秒9-後半4F50秒3のスローペースで前有利な流れだったが、本馬は4番枠から五分のスタートを切って、中団中目から向正面でじわじわ動いて4角出口で外に出されると、外から仕掛けた(4)ドラケンと並走してしぶとく伸び、最後に同馬を競り落として半馬身差で勝利した。

 このレースの4着馬が、後の京浜盃を優勝した(9)サベージである。同馬はこのレースを出遅れて後方3番手と、後ろから行き過ぎたことが敗因のひとつではあるが、ここでは完勝だった。クラシックTR組はその次走の京浜盃で展開に恵まれて優勝したサベージよりも、クラシックTRで同馬よりも前の位置から息の長い脚を使えていた本馬を上に取りたい。

△ (5)トノパー

 初ダートの前々走・ツインサドル特別を勝利した馬。前々走は初ダートの一戦らしく、5番枠からやや出遅れたが、そこから二の脚で挽回してハナに立つと後続をじわじわ離し、最後の直線で再加速しての9馬身差の圧勝だった。前々走の走破タイム「1分27秒7」は、同日の準重賞ティアラCと0.3秒差。このタイムは同日が土砂降りの雨だったので鵜呑みにはできないが、優秀だった。

 そこから意欲の連闘策で挑んだ前々走の京浜盃は、さらなる前進を見せて2着と好走。3番枠から五分のスタートを切って、そこから押してハナを主張したが、1角の外から▲(11)サグアロがハナを主張してくるので、1~2角で控えて2番手を追走した。しかし、3角手前で◎(14)ポリゴンウェイヴ、トワシュトラールが捲ってくるので、それに抵抗して本馬もサグアロに競り掛けて行く形。ラスト1F地点で同馬を競り落として先頭に立つと、しぶとく踏ん張って2着。

 最後にサベージに3/4差交わされたが、3角手前で本馬に競り掛けたポリゴンウェイヴが7着に、トワシュトラールが11着に敗れていることから強かったと言える。しかし、今回は意欲の連闘策で激走した後の一戦となるだけに、その疲労が懸念される。上昇力にやや疑問があるので評価を下げた。

△ (7)オピニオンリーダ

 デビューから上昇一途で、前々走から2.5Fの距離延長となった前走の京浜盃でも3着と好走した馬。前走は8番枠から五分のスタートを切って中団のやや後方最内をを追走。向正面の外から動いていく馬が何頭かいただが、そこではワンテンポ待って3角手前で中目に出し、3~4角からじわっと動いて行く形。4角出口から序盤で外に出されると、そこからしぶとく伸びて3着に食い込んだ。

 前走はやや展開に恵まれてはいるが、勢いと初距離に対応したことを評価した。前走は一気距離延長を意識して慎重な競馬だったが、この距離に慣れてさらに前進する可能性がある。

△ (10)タイガーチャージ

 3走前の白鳥特別では、(9)サベージを撃破して勝利した馬。3走前は3番枠からまずまずのスタートを切って序盤は2列目の外を追走。向正面で2番手に上がったが、サベージが外から捲ってきたので、そこで一旦控えて3番手で脚をため、3~4角の外から動いて同馬とのマッチレースへ。ラスト1Fでサベージが抜け出したが、残り100mで甘くなり、そこを本馬がわずかに差し切った。

 前々走の雲取賞は前有利の流れ。1番枠から好スタートを切って、そこから外の馬に行かせて中団最内で折り合う競馬をしたことが裏目に出たが、大きく崩れなかった。また前走の京浜盃では向上面序盤では△(7)オピニオンリーダーの外を追走していたが、トワシュトラールの後ろから動いて行ったために、残り100mで甘くなって前を捉えることが出来ず、外からも差された。しかし、5着なら悪くない。もっと上手く脚をタメて行ければチャンスはあるだろう。

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