昨年の黒船賞やJpnⅠ・マイルCS南部杯の上位馬に、新興勢力のケイアイドリーが加わった一戦。サウジアラビアやドバイ遠征組以外のトップクラスのスプリンターが揃い、とても楽しみな一戦となりました(‘▽’)♪ワクワク
高知4R 黒船賞 ダ1400m
◎ (9)イグナイター
〇 (4)シャマル
▲ (10)ケイアイドリー
△ (11)ヘリオス
△ (2)ラプタス
結論 馬連9-4,10,11,2 (18:14:14:4) 複勝9 (50)
◎ (9)イグナイター
昨年の黒船賞の覇者。昨年の同レースでは3番枠からトップスタートを切って、外からハナを主張する(2)ラプタス、(11)ヘリオス、(8)サクセスエナジーらに行かせて、2列目の4番手を追走。4角で先頭に立って、直線で馬場の良い外に出されると、そこからしぶとく粘り通して完勝した。
本馬はその後のマイルCS南部杯ではヘリオスに、兵庫GTではラプタスやサクセスエナジーに敗れたが、前記の黒船賞やその次走のかきつばた記念で先着しているように、本調子ではなかったもの。また昨年の東京スプリント、サマーチャンピオン、オーバルスプリントを優勝し、マイルCS南部杯でも3着に善戦した(4)シャマルは休養明けであることを考えると、前走の黒潮スプリンターズで2番手から早め先頭で圧勝と、調子を取り戻した本馬に期待したい。
〇 (4)シャマル
昨年の東京スプリント、サマーチャンピオン、オーバルスプリントと今年の1200m~1400mの重賞で3勝した馬。さらに距離を延ばしたマイルCS南部杯でも3着に善戦した。マイルCS南部杯では15番枠から好スタートを切って一旦先頭に立ったものの、内の(11)ヘリオス等が抵抗したため、好位の外からの競馬。3角で4頭分、4角で3頭分外を回るロスを作りながらも、しぶとく食らいついてへリオス、カフェファラオの叩き合いの半馬身差まで詰め寄っての3着は、十分に見せ場のある内容だった。
前走の兵庫GTは9番枠からやや出遅れ、それを外から挽回していく競馬で本来の能力を出し切れなかったが、今回はどこまで立て直されているのか? 陣営が「休養明けのぶん、いくらか緩さがある」とコメントしているように、早い時計が出せていないので対抗評価とした。
▲ (10)ケイアイドリー
ダ1200mのJRAオープン、りんくうSと大和Sを連勝した馬。ダ1400mでは6走前にJRAオープンの天保山S勝ちの実績があり、この距離でも問題がない。6走前は2番枠から五分のスタートを切って好位の直後の最内を追走。3~4角で中目に出されて前との差を詰め、4角2列目から直線で先頭2頭の外に出されると、しぶとく伸びて勝利している。
同年のJRAオープン特別、リステッド競走を勝利した新興勢力の過去10年のこのレースでの成績は、い昨年にスリーグランドが2着するなど【2・3・0・0】と連対率100%ではあるが、今回は相手も強いので3番手評価とした。
△ (11)ヘリオス
一昨年の秋に東京ダ1400mのグリーンチャンネルCと、霜月Sを逃げて連勝した馬。本馬は前記のグリーンチャンネルCが自己最高指数で、昨年の根岸Sでも休養明けながら2着に善戦しているように、1400mがベストの馬。しかし、前々走の根岸Sで、いくら外差し馬場を内からオーロラテソーロと競り合ったと言っても15着に大敗したように、今シーズンは物足りなさを感じる。また前走のフェブラリーSを目標にした後の一戦でもあり、評価を下げた。
△ (2)ラプタス
1400mのダートグレードで5勝中、4勝が逃げ切りだった馬。本馬はマイペースで逃げられると強く、一昨年のサマースプリントでは2着(8)サクセスエナジーに7馬身差を付けての大楽勝している。しかし、前走の兵庫GTでは1番枠から積極的に出して行ったものの、外からオーロラテソーロやオヌシナニモノに被されながらも、最後の直線でその2頭の間をこじ開けて優勝しているように、折り合う競馬にも対応できている。
それでもベストは前に行って、スタミナを生かしてこそ。ただ昨年の黒船賞同様にスタミナが不足する休養明けの今回は、前に行って失速のパターンもありそうだ。昨年の黒船賞は珍しく良馬場でかなり時計を要していたというのも6着大敗の理由だが、過大評価は禁物だ。