2020年、2021年の東京盃をハイペースにした、逃げてこそのクルセイズスピリツが今年も出走。同馬はかつてほどのスピードがなくなっているだけに、先行馬のギシギシ、オーロラテソーロ、テイエムサウスダンに捲って来られる可能性も十分あり、今年もある程度、速い流れになると見て予想を組み立てたいです。
大井11R 東京盃 ダ1200m
◎ (1)スマートダンディー
〇 (7)テイエムサウスダン
▲ (6)ケイアイターコイズ
△ (2)オーロラテソーロ
△ (3)ギシギシ
△ (8)レッドルゼル
■有力馬の紹介
◎ (1)スマートダンディー
8歳馬ながらブリンカー着用でレースに集中できるようになり、今年3月の千葉Sと4月のコーラルSを連勝した馬。前走の北海道スプリントカップも前半3F34秒3-後半3F36秒3のハイペースを中団外からリュウノユキナを差し切り、ダンシングプリンスに際どく迫っての2着と好走しました。本馬はGⅠで好走実績のある(7)テイエムサウスダン、(8)レッドルゼルとは異なり、ここが目標。また(2)オーロラテソーロはコーラルSで2着に降した相手であることからも、ここは中心視しました。
○ (7)テイエムサウスダン
昨年の黒船賞を2番手から4角先頭に立って好指数で圧勝して以降、完全にひと皮剥けて、前々走のフェブラリーSでも2着と好走した馬。前々走は距離延長の懸念もあっての5番人気でしたが、結果は15番枠から思い切った逃げで馬場の良い内を走って2着。一転してタフな馬場となった前走のかしわ記念でも、逃げたショウナンナデシコを突きに行く競馬で3着に善戦しました。本馬は厳しい展開や馬場になっても容易に崩れないのが魅力。今回がこの先を見据えた始動戦でも過小評価はできません。
▲ (6)ケイアイターコイズ
前々走のバレンタインSで2着、前走の名鉄杯で1着の上がり馬(6)ケイアイターコイズ。前々走は1番枠から逃げたメイショウウズマサの外2番手から、最後まで離されずについて行ってクビ差2着と好内容の競馬で指数もまずまず。今回は6ヵ月の休養明けになりますが、軽いダートの1200m戦なら息は持つと見て3番手評価としました。
△ (2)オーロラテソーロ
ここへ来て地力が強化され、前走のクラスターCで初重賞制覇を達成した馬。前走は大外13番枠から軽斤量を生かして楽々と2番手を取り、4角出口でジャスティンを競り落とし、リュウノユキナの追撃を1馬身振り切って勝利した馬。ただ前走は逃げ馬ダンシングプリンスが出遅れたことで、ペースが上がらず、前有利の流れに恵まれたもの。今回は前走時よりも流れが速くなる可能性が高い上に、斤量2Kg増。また前走の疲れも懸念されるので狙い下げました。
△ (3)ギシギシ
4走前の東京スプリントでは10番枠からトップスタートを切って、ひとつ内から好発を切ったカプリフレイバーと内の中央馬を被せて2番手を追走する形。当日は軽いダートで例年の東京スプリントよりも遅い前がやや有利の流れを利して接戦の3着に粘り込んだもの。それでもシャマルやリュウノユキナとの接戦の3着は威張れるもので、その後、3連勝で前々走のSⅠ・習志野きらっとスプリント勝ち。前走のアフター5スター賞は3番枠から出遅れ、そこから押して位置を挽回したために、最後苦しくなって7着に敗れました。しかし、もともとの実力を考えると、ここで巻き返しがあっても不思議ありません。
△ (8)レッドルゼル
昨年のJBCスプリントの覇者。昨年のJBCスプリントでは前半3F37秒0-後半3F36秒0のややスローペースとなった中、大外12番枠から好位の外目を追走したものの、3~4角で内に進路を切り替え、4角で位置を押し上げて差し切ったもの。当日はダートの内が深く、各馬が4角で外目に出して行く中、コーナーロスと引き換えにダートの深い内を選択したものですが、3馬身差を付けたことは実りの一年を感じさせるものでした。今年も昨年同様に、この東京盃から始動。昨年もこのレースで3着に敗れているように、ここが目標でないのは確か。ここは嫌ってこそ配当妙味でしょう。
結論 馬複1-7,6,2,3,8 (18:8:8:8:8) 複勝1 (50)