2022年 白山大賞典の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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地方競馬

2022.10.04
2022年 白山大賞典の予想

土・日の中央競馬の後の凱旋門賞に、月曜は嬉しいことにコラム多数で疲労困憊ですが、手は抜いていません。自分のベストで予想を出しておりますm(__)m。

金沢11R 白山大賞典 ダ2100m
 ◎ (6)メイショウカズサ
 〇 (7)ブリッツファング
 ▲ (4)ケイアイパープル
 注 (9)ラーゴム
 △ (3)セイカメテオポリス
 △ (5)ハクサンアマゾネス
 △ (1)カフジオクタゴン

 ■有力馬の紹介

 ◎ (6)メイショウカズサ

 昨年下半期のプロキオンS、白山大賞典、浦和記念を制した馬。本馬は昨年のプロキオンSでは好位の中~内でレースを進めて優勝しているように、折り合う競馬も出来ますが、逃げて持久力を生かす競馬でより良さが出る馬。特にマイペースで逃げた昨年の浦和記念は、4角で上がって来たヴェルテックス、タービランスらを振り落として、直線でもうひと脚使う強い内容でした。

 今回もハナを狙えるメンバー構成。揉まれたくない(4)ケイアイパープルが内からある程度出して来る可能性が高いですが、それでもハナを取れるでしょう。今年2月の佐賀記念では浦和記念で自己最高指数を記録した後の休養明けの一戦で中間楽をさせ、馬体重23Kg増と太め。持久力が生命線の逃げ馬にとって苦しい条件だったために、ケイアイパープルに早めに上がって来られて3着に敗れました。

 しかし、その後は体重減の傾向にあり、前走のマーキュリーCで12着大敗も、メイショウフンジンのオーバーペースに巻き込まれたもの。前半3F34秒9とスピードの復活は見せているだけに、ここでの復活を期待しました。

 ○ (7)ブリッツファング

 前々走の兵庫CSでは驚愕の8馬身差で圧勝した馬。前々走は7番枠から五分のスタートを切って、そこから押されて2列目の外を追走。スタンド前では前にプレッシャーをかけて行き、3~4角では逃げるコンシリエーレに外から並びかけ4角先頭、直線で一気に突き抜けての優勝でした。前走時は強いの一言。

 しかし、これまでに兵庫CSで9馬身差で圧勝した2015年のクロスクリーガー、7馬身差で圧勝した2016年のケイティブレイブともにジャパンダートダービーで2着に敗れているように、本馬も小差の3着に敗れました。レース当日が前残り傾向だったことから、逃げ馬の外2番手から4角先頭と、早仕掛けしたのも敗因でしょう。今回はそこから立て直されての一戦。この休養中に成長しているか、古馬勢が本来の能力を出し切れなければ通用するでしょう。

 ▲ (4)ケイアイパープル

 揉まれ弱い馬でありながらテンのスピードが速くないという弱点はありますが、豊富なスタミナの持ち主で早め先頭から押し切れるのが強みの馬。今年2月の佐賀記念で初重賞制覇を果たすと、その次走の名古屋大賞典でも接戦の2着。そして前々走の平安Sでも3番枠から押して押して出鞭も入れて2列目の外を追走し、3~4角で前2頭に並びかけ、ラスト1Fで先頭に立ったところで、テーオーケインズに来られて突き抜けられましたが、2着を死守しました。

 前々走はかなり強い内容でしたが、逃げ馬揃いの3走前アンタレスSで厳しい流れを経験したことが前々走の好走に繋がった面があるのも確か。前走のマーキュリーCは前々走で自己最高指数を記録した後の疲れ残りの一戦で、前半のペースが速く、出鞭を入れて押して行っても進みが悪く好位の外に控える形。結果、外から被され苦しい競馬となりました。逃げ馬が◎メイショウカズサ一頭なら、上手く砂の被らない位置でレースが出来る可能性が高いですから、ここは3番手評価としました。

 注 (9)ラーゴム

 デビューから芝のクラシック路線を走ってきた馬。古馬混合になってからもアンドロメダSを勝利しているように、芝でも着実な成長を感じさせました。ところが3走前はダートの仁川Sに出走。なかなかの好メンバーを相手に初ダートで善戦したことは、今後のダートでの上昇にも期待を持たせるものでした。

 そして前々走では再びダートの吾妻小富士Sに出走し、8番枠からゲートも二の脚もそれほど速くはなかったものの、じわじわ上がって1角で2番手に進出。そこから逃げ馬に並びかけてプレッシャーをかけていく競馬で見事に勝利を決めました。

 前走のプロキオンS当日は超絶高速馬場で大外16番枠。速い時計が求められた中で、終始好位直後からコーナーの外を回る競馬で距離損の多い競馬になってしまったこと、また3~4角では外から被され、直線序盤まで進路を確保することが出来なかったことも敗因のひとつでしょう。前走は能力を出し切れていないので、ここで巻き返しがあっても不思議ありません。

 △ (3)セイカメテオポリス

 今年に入って地力強化され、金盃2着、ダイオライト記念5着、ブリリアントCで2着、東京記念2着と好走した馬。本馬は1800mのブリリアントCでも2着に好走しているように中距離も悪くはありませんが、2600mの金盃や2400mの東京記念でも2着と好走しているように、長距離も得意の馬。

 白山大賞典は2013年のナムラダイキチ(2着)、2014年のサミットストーン(2着)、2017年-2018年のカツゲキキトキト(2着・3着)とこのステイヤータイプが穴を開ける舞台でもあるので警戒しました。地方馬の始動戦は、そのレースが目標ではないことに等しく、前走の東京記念はそのわりに中団から位置を押し上げていく競馬で2着と見せ場がありました。ひと叩きされての前進があれば、ここで一発あっても不思議ありません。

 △ (5)ハクサンアマゾネス

 前走の百万石賞では逃げて7馬身差の圧勝を収めた馬。一昨年のエンプレス杯では2.2秒差の7着、昨年のJBCレディスクラシックでは2.4秒差の11着という成績からは狙いにくいですが、昨年のJBCレディスクラシックでは、ステイヤーの本馬には距離が短く、出遅れて絶望的な位置になったのが敗因。その後は距離2100m以上の金沢4大重賞の中日杯、百万石賞では確かな強さで勝っており、ここは期待したくなります。唯一の不安は、休養明けということでしょう。

 △ (1)カフジオクタゴン

 2勝クラスの鷹取特別とレパードSを連勝した馬。前走のレパードSは15番枠から五分のスタートから押して中団の外から1角で中目に入れて追走。道中は3列目の中目を追走し、3角では最内、4角では2列目の中目からやや膨らみながら上手く外に出されると、そこからしぶとく伸びて勝利しました。前走は大外枠ながらロスを最小限に止めて上手く乗っており、また前2頭が競り合ってかなりハイペースになったことで、展開にもやや恵まれました。

 今回は前走時とは逆の展開が予想されること、また1番枠の今回は外枠の馬が内に切れ込んで来ることを考えると、馬場の悪いを内を走らされたり、位置取りが悪すぎたりする可能性もあるので、斤量53Kgは魅力ながら狙い下げました。

結論 馬連6-7,4,9,3,5,1 (18:12:8:6:4:2) 複勝6 (50)

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