佐賀は今週砂を足したことで差し馬場になっております。また川崎9レースの予想もおまけで加えましたm(__)m
佐賀10R サマーチャンピオン ダ1400m
◎ (12)シャマル
〇 (3)コンバスチョン
▲ (4)レディバグ
注 (2)サクセスエナジー
△ (11)コウエイアンカ
有力馬の紹介
◎ (12)シャマル
デビューから前々走まで一貫してダ1200mを使われ、前々走の東京スプリントで初重賞制覇を達成した馬。前々走は馬場が軽く、例年の東京スプリントと比べると、前が有利な流れではあったものの、それでも速い流れ。5番枠からまずまずのスタートから押して好位の外でレースを進め、リュウノユキナ、ギシギシとの接戦を制して優勝したことは評価できます。また本馬が前々走で記録した指数は、今回出走馬の近5走でもっとも高いものでした。
さらに本馬は初めての1400m戦となった前走のさきたま杯でも勝ち馬と接戦の3着に好走。今回距離に問題はなく、逃げ馬不在の今回で、大外12番枠から内の馬の出方を窺いながら動いて行けるのも好ましく、3ヵ月の休養明けながら中心視しました。
〇 (3)コンバスチョン
昨年の全日本2歳優駿ではまずまずのスタートを切って、2番手をを行くドライスタウトの直後から同馬を目標に乗り、3~4角で先頭に並びかけていく同馬の2列目から食らいついて2着に粘った馬。ドライスタウトには2馬身半差を付けられましたが、3着馬には5馬身差で、例年の水準なら優勝レベルの指数を記録しました。
前々走のUAEダービーは前半4F48秒08-後半4F54秒01の日本ではお目に掛かれない激流を、速い二の脚で先行馬群の中目に入れ、最終的には好位の直後と強気すぎる競馬。結果11着に大敗しました。休養明けの前走ユニコーンSも前々走ほどではないにせよ、先行馬に厳しい流れを好位馬群の後ろの内々を追走し、9着に失速。
近2走はペースがきつくて、末脚が不発しているだけに、逃げ馬不在の今回で逃げるなど、ハンデ53kgを利して前に行き過ぎた場合の不安はあるものの、ペースが速くならないのは好ましいでしょう。
▲ (4)レディバグ
前走の栗東Sは大外16番枠から出して行ったものの、速いペースだったので自然と位置が下がり、後方馬群の内目を追走。4角で外に出されるといい脚で伸び、早めに抜け出したヴァニラアイスを捕らえて勝利。逃げたアイオライト(次走の栗東Sを逃げ切り)が14着に敗れたように、本馬は展開に恵まれた面があり、前走のスパーキングレディCでは軽視しました。
しかし、前々走では好位馬群の直後の中目を追走し、3~4角で2番手のショウナンナデシコの直後まで追い上げ、同馬を目標に動いて2着。ここででも逃げるサルサディオーネをショウナンナデシコが突いていったことで速い流れになっているだけに、展開に恵まれた面はありますが、崩れなかったのは地力強化を示すものでしょう。今回はペースが上がらなかった場合の怖さはありますが、軽視はできない馬です。
△ (2)サクセスエナジー
1400mの交流重賞を5勝、昨年は1200mの東京盃を優勝した馬。東京盃では前半3F34秒1-後半3F36秒2のハイペースを10番枠から五分のスタートを切って、押して押して好位へ上がり、終始外々から動いて最後の直線で早めに抜け出して完勝。本馬はキックバックが苦手で揉まれると脆い面がありますが、上手く前に出して行くか、ロスがあっても外々に出して行ければ強い馬で、当時記録した指数は◎シャマルの前々走と同等のものでした。
ただ、前々走の東京スプリントは1番枠で揉まれて終わってしまったように、特に近走はテンが速くないので、トップハンデ59kgとなると逃げられずに揉まれてしまう可能性があります。また、揉まれない競馬を意識して、前走のさきたま杯のように、オーバーペースに巻き込まれて失速してしまう危険性もあるので狙い下げました。
△ (11)コウエイアンカ
園田で目下4連勝中の馬。本馬は追い込み馬で、近4走ともメンバー最速の上がりを記録。本馬は近走斤量がメンバー中で最重量の58kgから今回52kg。ハンデ戦のこのレースではハンデの軽い地方の追い込み馬がしばしば穴を開けており、ここは警戒しました。斤量が軽いからと言って勝ちに行くとしまいが甘くなりそうですが、展開待ちの競馬なら2着、3着くらいはありそうです。
結論 馬複12-3,4,2,11 (20:16:10:4) 複勝12 (50)
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川崎11R スパーキングサマーC ダ1600m
◎ (9)スマイルウィ
〇 (1)メモリーコウ
▲ (10)リンゾウチャネル
△ (5)ライトウォーリア
△ (6)アランバローズ
△ (8)ジョーパイロライト
■展開
アランバローズ、ファルコンビーク、スマイルウィと逃げ馬や2列目が手強いメンバー構成。先行馬が多く、ハイペースが予想されますが、それでも前が残れる可能性が高いと見ました。
有力馬紹介
◎ (9)スマイルウィ
3~4走前のA2クラスでは逃げ切り勝ちだったものの、前々走の京成盃グランドマイラーズでは、トップスタートを切った同型馬のケラススヴィアの外2番手を追走し、4角出口で楽な手応えで上がって先頭。外からカジノフォンテンがじわじわ迫って来たものの、それを振り切っての勝利でした。カジノフォンテンは昨年のかしわ記念の覇者。当時よりもやや勢いを欠いているとはいえ、同馬に完勝したのは実力の証明。
前走のマイルGPは、スタミナが不足する休養明けの一戦。3角先頭から押し切りを図るところを、外から一緒に上がったゴールドホイヤーにゴール手前で差されたものの、強さの一端は十分に見せられました。今回は休養明け2戦目。前々走が平均ペースだっただけに、ペースが上がった場合の怖さはありますが、さらなる前進を見込んで中心視しました。
〇 (1)メモリーコウ
昨年の東海S、マーチSともに3着と好走した実績馬。東海Sはインティが1角を回るあたりで先頭に立って無理にハイペースに持ち込んだことで、中団中目で立ち回った本馬は展開に恵まれたとはいえ、アナザートゥルースにハナ差まで迫った内容、指数ともにち立派なもの。
その後のJRAオープン三宮S後、蹄を傷めてパフォーマンスを落とし、地方へ移籍したものの、今年のTCK女王盃で5着。当時は2番枠を利して中団から終始最内を回ったものではありますが、復調を見せられたのは確か。
本馬は東海S3着時のように、高速ダートの1800mで末脚を生かすのがベストの馬。3走前のエンプレス杯は距離が長く、前々走は超タフな馬場を3列目の外と先行したことが敗因のひとつではあったはずなので、休養明けをひと叩きされての今回は変わってもいいはず。標準的な馬場ならマイル戦も悪い条件ではなく、ここでの変わり身を一考します。
▲ (10)リンゾウチャネル
昨年のダイオライト記念5着などの長距離にも実績があるものの、勝ち馬から離されたものであり、ベストは昨年の報知グランプリCでゴールドホイヤー1馬身半差の2着の実績がある1800mくらいの馬。ただ本馬は折り合い難で揉まれ弱い面もあるために、距離よりも揉まれずにいかにマイペースで行けるかが好走の鍵でもあります。
昨年の報知グランプリCは逃げ馬の外2番手と揉まれない競馬での好走でしたし、前々走の隅田川オープンでも逃げたマグナレガーロの外の2番手でレースの流れに乗っての3着でした。休養明けの前走マイルGPは出遅れて引っ掛かりながら前を追い駆ける苦しい競馬になったために8着大敗を喫しましたが、五分のスタートを切って揉まれない競馬ができれば巻き返せるでしょう。
△ (5)ライトウォーリア
休養明けの6走前にJRAオープンの太秦Sを2番手からの正攻法の競馬でメイショウハリオ、サンライズソアとの接戦を勝利した馬。その後が不振ですが、再び立て直されての今回は変わり身を警戒しました。
△ (6)アランバローズ
デビューから6連勝目の全日本2歳優駿では、JRA勢を相手に逃げて独走と、とても強かった馬。本馬はその後も逃げた羽田盃、東京ダービー、オーバルスプリントでは3着以内に好走していますが、同型馬多数で出遅れた5走前の京浜盃と、近2走では大崩れしています。ともにキックバックを嫌がって、後退する場面があっただけに、やはり逃げてこそのよう。そういった観点からも距離延長で、楽に逃げられるマイルはいいし、スタミナもあるのでマイル以上でもいいでしょう。今回はスタミナが不足する休養明けですが、変わり身を警戒します。
△ (8)ジョーパイロライト
前走のTR・スパーキングサマーチャレンジでは、平均ペースで逃げて4馬身差の圧勝を収めた馬。過去10年のTRの勝ち馬は全頭、本番のここで馬群に沈んでいるだけに、過大評価は禁物ですが、近走充実で前に行って崩れずに走れていることは評価できます。
結論 馬複9-1,10,5,6,8 (5:5:5:5:5) 複勝9 (50)
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川崎9R 蒼穹賞 ダ900m
◎ (6)ヒガシブレーヴ
〇 (3)ブレイブゼウス
▲ (4)フライトゥザムーン
△ (5)シャウト
△ (2)サトノトリガー
△ (7)ベニノマドンナ
有力馬の紹介
◎ (6)ヒガシブレーヴ
4走前のC1クラスで2着、前走は2番人気に支持されていたように、能力はここで互角のものがある馬。前走は1番枠からダッシュが付かず、そこから手綱をしごいて勝ちに行き、4角では外を回る競馬。終始追い通しの忙しい競馬でした。
本馬はもともとダッシュ力がないタイプなので、無理なく出してスピードに乗せられる外枠はいいはず。スムーズな追走で巻き返しを期待します。
○ (3)ブレイブゼウス
前々走からブリンカーを着用し、近2走の3歳特別戦で連続2着。今回は(5)シャウトが行くか、本馬が行くかの組み合わせで、テンが速くなる可能性がありますが、それでも押し切れるだけのスピードがあるので対抗評価としました。
▲ (4)フライトゥザムーン
3走前の1月のC1クラスでは1番枠から押して押してハナを主張し、逃げ切り勝ちした馬。6ヵ月の休養明けとなった前々走は13着に敗れましたが、前走は10番枠から好スタート&好ダッシュで2列目の外と、良かった頃の先行力が戻ってきたので、ここで復活があっても不思議ありません。
注 (5)シャウト
C2クラス、C1クラスと連勝した馬。今回は同型馬が出走していますが、ここではスピード上位は明らか。ただ900m戦で同クラスを2連勝するのは簡単なことではないので、狙い下げています。
△ (2)サトノトリガー
前々走1500mから前走900mと一気の距離短縮となった前走はテンに置かれて追走に苦労していましたが、この距離2戦目ならもっと追走が楽になるはず。今回も後方からの競馬になる公算が高いですが、前が崩れればチャンスがありそう。
△ (7)ベニノマドンナ
このクラスで1着1回、2着1回、3着2回の実績馬。本馬は好走時の全てが好位の外を追走した時であるように、揉まれないレースができればしぶとい馬。大外7番枠の今回は警戒が必要でしょう。
結論 馬連6-3,4,5,2,7 (20:10:10:6:4) 複勝6 (50)