本日は急用ができたために、推奨レースが提供できるかわかりません。出せるようであれば17時頃までに追加します。
大井11R 東京ダービー ダ1800m
◎ (14)リヴィフェイス
〇 (7)シャルフジン
▲ (13)クライオジェニック
△ (2)タツノエクスプレス
△ (3)リコーヴィクター
△ (9)カイル
△ (11)ナッジ
△ (12)イルヴェント
△ (15)トーセンエルドラド
見解
■ノブレスノアがシャルフジンにロックオン?
小久保厩舎×島川隆哉さんの3頭出しのここは、逃げの左海騎手に乗り替わった(6)ノブレスノアがラビット役をやるよう。ただ、ノブレスノアは1番枠だった京浜盃でもシャルフジンに外から切り込まれて逃げられなかったように、そこまでテンが速い馬ではありません。
その外の(8)レディオスターもその競り合いに加わって行く可能性もありますが、前走の羽田盃でシャルフジンに競り掛けて、15着と大敗した(13)クライオジェニック、そのオーバーペースに巻き込まれてしまった(14)リヴフェイスは今回外枠ということもあり、さすがに控えて、2列目、3列目狙いの競馬をしてくるでしょう。ここは超絶ハイペースだった羽田盃から、一転してペースが落ち着く想定で予想を組み立てたいです。
■有力馬のコメント
◎ (14)リヴフェイス
前走の羽田盃は前半4F47秒4-後半4F52秒9の超絶ハイペースを2列目の外から勝ちに行く競馬。直線では伸びかけたものの、止まってっしまいました。前々走のクラウンCである程度の能力を出したあとの一戦だったことを考えれば、勝ち馬と0.7秒差(8着)は上々の走りだったと言えます。
前走の羽田盃の上位入線馬たちはペースに恵まれてのもの。今回は前走より脚抜きが良い馬場状態が推測され、ペースもそこまで速くないそうもないだけに、好位で流れに乗っての前進は十分に期待できます。
○ (7)シャルフジン
2歳時のサンライズC、JBC2歳優駿では(11)ナッジに先着を許しましたが、今年の雲取賞、京浜盃ではナッジを下して連勝し、一躍この路線の主役となった馬。前走の羽田盃も自ら厳しいペースを作って3着に粘り通す、とても強い内容でした。
ただあれだけのペースで粘れたとなれば、デキはかなり良かったと推測されるだけに、今回は体調面の上昇度がカギとなるでしょう。また、同馬はこれまで折り合う競馬をやったことがないので、もしハナに行けずに揉まれた場合の不安もあり、対抗評価までとしました。
▲ (13)クライオジェニック
前走の羽田盃では15着敗退。しかし、○シャルフジンに競り掛け、ペースが厳しくなったもので度外視できます。前々走のクラシックトライアルで負かした相手が羽田盃で1着、4着だったことを考えれば、ここで巻き返すだけの能力は秘めています。
△ (2)タツノエクスプレス
昨秋の若武者賞では逃げてノブレスノアの2着と好走しているように、2歳時は前に行ってこその面がありましたが、近走は折り合いがつよくようになり、前走の東京湾Cで初重賞制覇を達成。前走はブルーバードCで付いてきた馬を大失速させて、逃げ切った強豪ロマンスグレーを相手に好位の外から3~4角で同馬に並びかけ、しぶとく粘って差し切り勝ち。見どころのある内容でした。
タツノエクスプレスは、前走でSⅠ・羽田盃を使っていないフレッシュな強みがあるので、そこを警戒しました。2020年のこのレースの覇者エメリミット(9番人気)、2着のマンガン(5番人気)、2021年はギャルダル(12番人気)と、東京湾Cの上位馬がしばしば穴を開けているのは、SⅠ戦を使っていないぶん、消耗していないからです。
△ (12)リコーヴィクター
道営時はシャルフジン、ナッジのライバルだった馬。JpnIII・JBC2歳優駿では、ナッジに敗れていますが、中団の外から4角で早め先頭に立ったシャルフジンを負かしに行って、先頭に立ったところを上位馬に差されたもの。ここではナッジより、レース内容が上でした。
今季初戦は京浜盃を予定したものの、一頓挫があって仕上がりが間に合わずに回避。延期した前々走のチューリップ賞でも仕上がりが間に合っておらず、馬体重15Kg増。さらに両後肢落鉄するアクシデントもありました。
その影響なのか、前々走時は好位の外を追走し、3~4角で先頭に並びかけ、直線に入ってすぐに先頭。そこから突き放すかと思いきや、ややふわっとした走りで内に刺さり、内と外から差され、盛り返して内の馬を差し返しての2着でした。
前走の羽田盃は前々走で能力を出し切れていなかったこと、また、超絶ハイペースを中団の外でレースをしたことで、展開に恵まれての5着。ただ、ミヤギザオウやライアンほど展開にも恵まれていないし、体もまだ太かったので、まだいくらか余力はあると見て警戒しました。
△ (9)カイル
前々走の京浜盃で2着だった馬。前々走は○シャルフジンの1角斜行で前の馬が外に膨れて最内の進路が開き、同馬はそこに潜り込んで好位から最短距離の競馬。3角ではシャルフジンの後ろまで上がって、直線で1頭分外へ。直線に入ってからはなかなか差が詰められませんでしたが、シャルフジンがラスト100mで失速しかけたところで、一気に迫ってクビ差。前々走では立ち回りの上手さにモノを言わせた面もあっただけに、過大評価は禁物もナッジを封じたことは褒められます。
また、前走の羽田盃でも2列目の中目でレースを進めて、最後の直線でもしぶとく粘って見せ場を作っての6着に善戦。同厩、同馬主のノブレスノアがしっかり仕事をしてくれれば巻き返せるでしょう。
△ (11)ナッジ
2歳時のサンライズC、JBC2歳優駿では○シャルフジンを1着、2着に下した馬。しかし、今年に入ってからは、雲取賞、京浜盃、羽田盃とシャルフジンの後塵を拝しました。特に前走の羽田盃は前が潰れて絶好の差し展開であったにもかかわらず、(1)ミヤギザオウ、(4)ライアンに先着を許しての7着敗退。
ただ、前記2頭よりも先に動いており、また、最内を突いたミヤギザオに対して、同馬は外々を回るロスが生じており、それらよりは今回で先着する可能性が高いと見て、買い目に加えました。
△ (12)イルヴェント
前走の羽田盃で4着と好走した馬。前走は最後の直線でシャルフジン以外の馬はどんどん失速していく中で、2列目の最内から最後まで伸びて勝ち馬と0.3秒差。ただ、同馬はミヤギザオウ同様に、前々走で重賞ではなく、特別戦を使っているというフレッシュな強みがあり、それが上昇度を生み出したのも確か。前走からさらなる前進となると疑問符が付くので狙い下げました。
△ (15)トーセンエルドラド
南関東に移籍して目下2連勝の上がり馬。前走も東京ダービーTRでは、4番枠からじわっと先手を取って逃げ、メンバー最速の上がり3Fで上がってくる完勝でした。同馬は前走時に今回と同距離コースを経験している強み、そして自在性もあるだけに、レースの流れに乗りやすいでしょう。軽視禁物です。
結論 馬複14-7,13,2,3,9,11,12,15 (8:3:3:3:2:2:2:2) 複勝14 (50)