2022年 兵庫CS・東京湾Cの予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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地方競馬

2022.05.04
2022年 兵庫CS・東京湾Cの予想

ゴールデンウィ―ク第二弾は、交流重賞の兵庫CSと南関東重賞の東京湾Cの2レースを掲載します。

園田8R 兵庫チャンピオンシップ 1870m
 ◎ (12)ドライスタウト
 〇 (3)ノットゥルノ
 ▲ (7)ブリッツファング
 △ (10)アイスジャイアント
 △ (8)バウチェイサー

見解
 ◎ (12)ドライスタウト

 3戦3勝で全日本2歳優駿を好指数で優勝した世代最強馬。同馬は新馬戦時、超高速馬場でペースに恵まれた面もありましたが、ラスト2F12秒1-12秒2。上がり3Fタイムは芝並みの35秒4を記録した走りに、秘めた素質の高さを感じさせました。それがいきなり次走のオキザリス賞で開花。古馬3勝クラス級の指数を記録して5馬身差の圧勝でした。

 前走の全日本2歳優駿は、2番手から逃げ馬をぴったりとマークして乗り、4角手前で早々と先頭に立つ競馬。ただでさえ初距離なのにそんな乗り方大丈夫かと思いましたが、結果は力が違い、そのまま押し切りV。当時に記録した指数は、古馬OP級のもの。今回は始動戦で万全とはいかないでしょうが、慎重な戸崎騎手を大胆にしてしまう同馬には逆らい辛いでしょう。

 ○ (3)ノットゥルノ

 ダート路線に転向してから3戦2勝2着1回。前走の伏竜Sは好発を切ったものの、スタート後に内にヨレて内の馬と接触し、一旦後方から。向正面で外からじわっと押し上げて、最後の直線で一旦先頭に立ったものの内から差し返されての2着。終始外々を回る競馬で勝ち馬とクビ差。良い脚を長く持続させていました内容は悪くなく、ここも期待できるでしょう。

 ▲ (7)ブリッツファング

 デビュー3戦目の前走・1勝クラスは、好位の外と追走して4角でも手綱を引っ張ったまま。直線で追い出されると、ラスト2F12秒4-12秒5とほぼ減速せず、3馬身半差の楽勝。まだ余裕があった可能性があるだけに、重い印を打ちました。

 △ (10)アイスジャイアント

 新馬戦では出入りの激しい競馬を好位の内から伸びて勝利し、競馬センスの良さを感じさせた馬。次走のJBC2歳優駿はテンからかなり激しい競馬になったが、その流れを利用しての見事な追い込み勝ちを決めました。ただ、こういう余裕を残さない激しい競馬は、疲れが残りやすいもの。それゆえに前走の全日本2歳優駿では全く見どころがなく、9着に大敗してしまいました。

 しかし、流れが向いたとは言え、デビュー2戦目でなかなかの好指数勝ちを決めたことから、かなりの素質を持っていることは確か。立て直された今回は、巻き返しがあっても不思議ないでしょう。

 △ (8)バウチェイサー

 2歳時の兵庫ジュニアグランプリでは、全日本2歳優駿の2~4着馬を相手に逃げて小差の4着に善戦。3歳になってからは、笠松のゴールドジュニア、そして地元の兵庫ユースCで逃げて独走Vを決めているように、同馬は前に行ってしぶとさを活かしてこその馬。前走の菊水賞は初距離。テンの速い内の馬に行かせて、好位の外目からじわじわ位置を上げ、4角先頭の競馬。結果外から差されて、さらなる距離延長に不安を残す内容ではありましたが、前々走で好走した疲れもあったはず。今回は追い切りが強化されていることもあり、一考してみました。

結論 馬複12-3,7,10,8 (22:14:10:2) 複勝12 (50)

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船橋11R 東京湾C 1700m
 ◎ (2)メンタイマヨ
 〇 (6)ロマンスグレー
 ▲ (5)イライジャ
 △ (7)マイブレイブ
 △ (9)タツノエクスプレス
 △ (4)キャッスルブレイヴ

見解
 ここは船橋1700mで3連勝の(6)ロマンスグレーが断然の1番人気に支持されています。確かに前走のブルーバードCは付いてきた馬を失速させて、逃げ切ったように強い内容でした。問題は前走が強すぎたことでダメージが出るかどうか。まともならばここも勝利する馬ではありますが、前走時は馬体をかなり絞っていたこともあり、ダメージが怖いので○対抗評価までとしました。

 そうなるとほぼ横一線の力関係となりますが、◎にはデビューから2連勝し、その後はオープン級で安定した成績を残している(2)メンタイマヨを推します。前走・京浜盃では1角でシャルフジが内斜行し、大きく外に膨らむ致命的な不利で能力を出せず。それゆえに今回は休養明け2戦目の良化が見込め、実際に調教では動いていたこともあり、上位を狙えると見ました。

 ○ロマンスグレーの逃げで消耗戦が予想される中、(9)タツノエクスプレス、(7)マイブレイブ辺りを前に置いて、差す競馬ができるのも好ましいでしょう。

 ▲は、デビュー当初は逃げて好凡走していましたが、近走は折り合いを学んで安定して走れるようになった(5)イライジャ。このメンバーでは一見、実績不足に感じるかもしれませんが、○ロマンスグレーが逃げた花見月特別、ブルーバード賞で3着、4着だった馬が(4)キャッスルブレイヴですから、イライジャも展開に恵まれれば通用するでしょう。同馬は4走前の椿賞では5着とキャッスルブレイヴに先着しています。人気薄時の森騎手は、思い切った待機策で着狙い騎乗をするこがうることが度々あるので、重い印を打ちました。

 以下特注馬として、前々走の雲取賞では1番枠を利して3列目の内を上手く立ち回りながらも4着が精一杯でしたが、相手を考えれば上々の(7)マイブレイブ。前走の京浜盃は、好位外の3番手で1角を回ろうとしたものの、内のノブレスノアがかなり膨らみ、その影響で外に振られる不利。前走時は雲取賞で敗れた相手との再戦だったこともあり、9着に敗れました。相手弱化のここなら能力はやや上位ですが、勝ちに行く競馬をする馬なので、厳しい展開になる可能性が高いと見て、狙い下げました。

 あとは△に 昨秋の若武者賞では逃げてノブレスノアの2着と好走しているように、2歳時は前に行ってこその面がありましたが、近走は折り合いがつよくようになり、ヴィクトリーチャレンジ、椿賞ともに3着と好走した(9)タツノエクスプレス。前走のクラウンCは最内枠だったため、外から被されて中団最内でレースをしているものの、今回は大外枠だけに内に切って前の位置を取って行くでしょう。そうなると同馬も厳しい展開になる危険性があるので狙い下げました。

 最後に4走前の花見月特別で3着、前走のブルーバード賞で3着の実績があるように、○ロマンスグレーが逃げる展開はドンピシャの(4)キャッスルブレイヴ。今回も位置を取るという優等生な考えを捨て、雪崩れ込んでいければ上位争いに加われるでしょう。

結論 馬複8-6,5,7,9,4 (20:12:10:6:2) 複勝8 (50)
 

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