2022年 TCK女王盃の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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地方競馬

2022.01.26
2022年 TCK女王盃の予想

j度々、地方馬がアドバルーンを打ち上げるTCK女王盃ですが、ここまでメンバーが集うと…(゜_゜>)。

大井11R TCK女王盃 ダ1800m
 ◎ (6)レーヌブランシュ
 〇 (5)ショウナンナデシコ
 ▲ (12)テオレーマ
 注 (4)ケラススヴィア
 △ (3)ダイアナブライト
 △ (7)ブランクチェック
 △ (11)リネンファッション

見解
 ◎には、前々走のレディスプレリュードでは、逃げ馬不在で最内枠から逃げる形となったクリスティの2番手外から、終始同馬にプレッシャーをかけ、4角手前先頭から押し切って優勝した(6)レーヌブランシュを推します。同馬は昨年のTCK女王盃でもマルシュロレーヌと半馬身差の2着に好走しているように、大井ダ1800mのこの舞台が得意。

 ただ、昨年のTCK女王盃も逃げ馬不在のスローペースで、先行馬のレーヌブランシュにとっては絶好の展開だったことは確か。今回で逃げ馬ケラススヴィアがペースを引き上げた場合に一抹の不安を感じますが、スローペースなら上位争いが濃厚でしょう。

 ○は、前々走のカノープスS、前走のベテルギウスSと牡馬相手のオープン、リステッド競走で1着、2着と連対した(5)ショウナンナデシコ。同馬の勢いはメンバー中でNO.1。特に前々走は2列目の内で包まれて最後の直線序盤では進路がない状態から、ラスト1F手前で先頭列の狭い間を割ってすっと伸び、グレートタイムに1馬身半差をつけての危なげない内容での勝利でした。

 本来、牡馬相手の中央のオープンで連対実績のある馬というのは、牝馬の交流重賞路線ではかなり有力ですが、今回は昨年のJBCレディスクラシックの上位馬や中央の3勝クラスを圧勝した馬がここ出走と相手が手強く、対抗評価までとしました。

 ▲は、昨年のJBCレディスクラシックの覇者(12)テオレーマ。ただJBCレディスクラシックは、馬場の内側がダートが深い状況下の中、中団内目を追走し、4角で外に出して優勝。サルサディオーネが逃げてペースを引き上げたこともあり、展開トンピシャでした。前々走のレディスプレリュードでは、展開が向かなかったにせよ、◎レーヌブランシュに2馬身半も差をつけられての2着だったことを考えると、過大評価は禁物でしょう。

 以下特注馬として、2012年のハルサンサン(1着)、2017年のリンダリンダ(2着)、2019年のマルカンセンサー(2着)と、このレースで穴を開けることが多い、南関東の4歳馬(4)ケラススヴィア。同馬は昨年の牝馬クラシック2冠馬で、関東オークスでも2着。今秋は不振でしたが、前走の東京シンデレラマイルでは逃げて3着と復調気配を見せました。ただ、昨年の3歳ダート路線馬はレベルがそこまで高くなかったことを考えると、もうワンランクの成長が欲しいところです。

 あとは△に前走のクイーン賞ではサルサディオーネが逃げ切り態勢のところを、大外から一気に差し切って優勝した(3)ダイアナブライト。前走は2番手のリネンファッションが8着に敗れたように、前が厳しい流れでしたが、同馬は中団内から3~4角で位置を押し上げ、直線最序盤2番手から食らいついて行くような競馬での優勝。そこまで展開に恵まれた勝利でもなかったので、買い目に加えました。ただ、クイーン賞で初重賞制覇を達成した馬は、過去10年でこのレースでの3着以内がゼロです。

 他では1年の長期休養から、ひと叩きされて一変し、前走の市川S(3勝クラス)では、2着馬に5馬身差をつけて勝利した(7)ブランクチェック。前走は速い流れを中団内々をロスなく立ち回ったとはいえ、4角で進路確保のために早めに動いて、外に持ち出しての完勝。折り合いも直線での捌きもスムーズでした。休養明けの前々走で走れなかったことが前走に繋がった感はありますが、休養中のさらなる成長が窺える内容で、ここも警戒しました。

 最後に3走前のブリーダーズゴールドCでは、マイペースで逃げてマルシロレーヌと半馬身差の2着に粘った(11)リネンファッション。前走のJBCレディスクラシックでは、半馬身ほど出遅れた上に、内から寄られて挟まれる不利がありましたが、それを馬場の悪い内から挽回し、サルサディオーネにプレッシャーをかけて行く競馬で3着。スタート後のロスと4角先頭の早めの競馬を考えると、負けて強しの競馬でした。

 前走は休養明け好走後だったために、前々走同様にサルサディオーネにプレッシャーを駆けていく競馬で8着大敗を喫しましたが、それゆえに今回での巻き返しが期待されます。ただ、同馬は砂を被るのが苦手な馬。前の位置を取るしか策がなく、ここでもオーバーペースに巻き込まれてしまう危険性もあるので狙い下げました。

結論 馬連5-6 (16) 枠連5-8,4,3,6 (36:14:14:20)


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