2021年 勝島王冠の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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地方競馬

2021.12.08
2021年 勝島王冠の予想

本命馬は雨が降って馬場が軽くても、そうでなくてもやれる馬です❣

大井11R 勝島王冠 ダ1800m
 ◎ (15)フィアットルクス
 〇 (1)トランセンデンス
 ▲ (12)ノーブルサターン
 △ (11)ワークアンドラブ
 △ (2)セイカメテオポリス
 △ (7)リッカルド
 △ (3)エルデュクラージュ
 △ (16)デアフルーグ

見解
 ◎には、4走前に大井1800mのブリリアントCを逃げ切り勝ちし、その次走の大井記念も逃げ馬の外2番手でレースを進めて、ミューチャリーの2着に粘ったように(3着は次走の浦和記念で2着のタービランス)、地力がある(15)フィアットルクスを推します。

 前走の埼玉新聞栄冠賞は、中央以来の左回りに対応できず、外に外に行こうとする競馬。同馬はこれまで逃げて4勝しているように、前に行ってこその馬ですが、トップスタートを決めながら、内と外から前を主張した馬に行かせて、外に壁を作りながらのレースになったのは、騎手が左回りの苦手を意識したからでしょう。しかし、今回は得意の大井1800m戦が舞台。逃げ馬ワークアンドラブよりも外枠も好ましく、同馬の出方を窺いながら、前々でレースを運べれば巻き返せるでしょう。

 〇は、4走前の羽田盃は五分のスタートから押して好位の外まで上がり、ラスト1Fで先頭のアランバローズとの差をじわじわ詰めて優勝した(2)トランセンデンス。前走の東京ダービー時は、いかにもSⅠを優勝した馬の後の一戦らしく、疲れが出て調整が上手く行かなかったのもあり、11着大敗。

 しかし、立て直された前走の戸塚記念では、セイカメテオポリスの内差しが決まる流れを、逃げ馬の後ろの3番手から直線で外に出し、そこからしぶとく粘って2着と強い内容でした。前走の埼玉新聞栄冠賞は逃げたことで、エメリミットやリッカルドにプレッシャーをかけられて苦しい競馬となりましたが、羽田盃と同舞台のここで巻き返しを期待します。

 ▲は、2019年のマーキュリーC2着の実績馬で、今年4月のブリリアントCでは、◎フィアットルクスが作った速い流れを、中団外から早めに動いて2着と好走した(8)ノーブルサターン。同馬は近走不振ですが、立て直されて2戦目の前走・生田特別では外々からロスを作りながら、捲り気味に上がって行くレースをしており、着順、着差ほど悪くない内容。前々走の埼玉新聞栄冠賞大敗から前進を見せたので、ここでの巻き返しを期待しました。

 以下特注馬として、昨年11月のサンタアニタトロフィーを逃げて6馬身差で快勝しているように、マイペースで逃げるとしぶとい(11)ワークアンドラブ。遡れば強豪相手の一昨年のマイルGPを逃げ切った実績もあります。前走のマイルCS南部杯は、相手が強くで惨敗しましたが、同型不在でマイペースで逃げられる公算大のここは、要注意でしょう。

 あとは△に前々走の戸塚記念では、キャッスルトップがペースを引き上げてくれたことで内差しがハマったとはいえ、○トランセンデンスを2着に降して優勝した(2)セイカメテオポリス。前走のダービーグランプリも前が競り合ってくれたことで、前6頭が一団で離れた7番手でレースを進めた同馬は展開に恵まれてはいますが、好走後でも3着と崩れなかったのは地力強化の証でしょう。それを証明するかのように、陣営は「デビュー以来最高のデキ」とコメントしています。

 他では、前走の埼玉新聞栄冠賞は、2列目外の4番手から向正面では前にプレッシャーをかけに行き、4角で○トランセンデンスに並びかけ、一旦先頭の競馬で3着に粘った(7)リッカルド。同馬は南関東移籍後の2018年に重賞を4連勝し、帝王賞でも4着と好走した実績馬。その後は重賞勝ちもなく、重賞では善戦止まりの成績ですが、好位でレースを運べれば崩れにくい馬です。石崎俊騎手への乗り替わりの今回で好位を取れるかはともかく、警戒が必要でしょう。

 さらに昨年のブリリアントSを含む、東京ダ2100mで3勝を挙げた馬で、今年のダイオライト記念でも2着の実績がある(3)エルデュクラージュ。ここでは実績上位ですが、本質がステイヤーで距離がベストではないことと、南関東移籍初戦は走らせない(中央馬は過度な調教で心拍数が高いので、調教セーブで心拍数を下げる活動が行われる)ことが多いので、押さえ評価までとしました。

 最後に前々走のジュライS・3着を始め、中央のダ1600m~ダ1800mのオープン&リステッド競走で3度の3着の(16)デアフルーグ。中央のオープンでまだ通用するのに、なぜ、南関東へ移籍するのか? ①具合が悪く、地方競馬では使える医療薬を求めて。②スタートが良くないので、尾持ちスタートを求めて。②だった場合には走る可能性もありますが、前記したように南関東移籍緒戦は試金石なところがあるので、こちらも押さえ程度の評価が妥当でしょう。

結論 馬複15-1,12,11,2,7,3,16 (14:8:8:6:6:4:4)  複勝15 (50)

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