2024年 優駿スプリントの予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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地方競馬

2024.07.10
2024年 優駿スプリントの予想

■一発逆転に期待

 地方馬限定重賞のニューイヤーC、ネクストスター東日本、そして1200mの若潮スプリントを優勝した(16)ギガースが一歩リードした存在。今年に入ってからは地方馬には負けていないが、ここは一発逆転に期待したい。

大井11R 優駿スプリント 芝1200m
 ◎ (10)パペッティア
 ○ (16)ギガース
 ▲ (5)エドノフェニックス
 △ (8)ティントレット
 △ (12)カヌレフレイバー
 △ (13)ザイデルバスト
 △ (14)スマイルナウ
 △ (1)ヘリアンフォラ
 △ (3)ビッグショータイム
馬複 10-16,5,8,12,13,14,1,3 (14:8:8:8:4:4:2:2) 複勝10 (50)

■有力馬と評価ポイント

◎ (10)パペッティア

 前々走の桜花賞2着馬。前々走は8番枠から好スタートを切って、好位の外を追走。向上面から進出し、先頭列3頭に並びかけて3角へ。3~4角でミチノアンジュがリードを奪って、直線序盤では2列目の外。ミチノアンジュの直後の外からプリンセスアリーが抜け出し、それを追い駆けて同馬に1馬身差に迫った。

 桜花賞の勝ち馬プリンセスアリーは2列目の最内を立ち回り、直線序盤で上手くミチノアンジュの外から抜け出して優勝。一方、パペッティアは終始2~3頭分外から勝ちに行っての2着で負けて強しだった。

 パペッティアは門別の1100mでデビューし、デビュー3戦目、4戦目と1200mで連勝したように、短距離がベストの馬。前走のアヴニール賞は追い込み馬の(3)ビックショータイムが勝利したように、オーバーペースの逃げ。それでも差したニューイヤーC、ネクストスター東日本の2着馬クルマトラサンと2馬身半差だから、この距離で一考したい。

○ (16)ギガース

 地方馬限定重賞のニューイヤーC、ネクストスター東日本、そして1200mの若潮スプリントを優勝した馬。4走前の雲取賞では相手も強く、距離も長くて7着に大敗したが、前々走の兵庫GTでも5着に善戦しているように、1500m以下では崩れていない。また、今年に入ってからは地方馬相手には負けていない。

 3走前のネクストスター東日本は4番枠から好スタートを切って、内からハナを主張するライゾマティクスを行かせてその外2番手を追走。3角手前で同馬に並びかけ、プレッシャーをかけ、4角でライゾマティクスが苦しくなると、そこで先頭。直線でじわじわ後続を引き離し、2着クルマトラサンに2馬身半差で完勝した。

 ギガースはここではNO.1の存在だが、前走の若潮スプリントは前後半3F35秒5-38秒6のかなりのハイペースに恵まれ、3着馬に5馬身差の実質上の圧勝。疲れが残っている危険性もあり、対抗に止めた。

▲ (5)エドノフェニックス

 5走前から1200mを使われるようになり、4連勝で前々走の若潮スプリントTR・フロックススプリントを勝利した馬。前々走は1番枠から五分のスタートだったが、かなり押してハナを主張。先頭の(14)スマイルナウがハナを譲ってくれたこともあり、逃げることができた。しかし、3角からスマイルナウにプレッシャーをかけられ厳しい展開。それでもしぶとく粘ってクビ差で勝利した。

 前々走はかしわ記念同日の逃げ馬天国の馬場。しかし、前に行けるスピードがあること自体が才能であり、前走で2着のスマイルナウは若潮スプリント同日の海風スプリントを勝利している。またフロックススプリントの3着馬が、若潮スプリントで○(16)ギガースとマッチレースを演じた(2)オーソレリカである。

 前走の若潮スプリントではオーバーペースで逃げるオーソレリカを追い駆けて8着に大敗したが、前走の敗戦で疲れも抜けたはず。一方、オーソレリカは恐らく余力がない。ここはエドノフェニックスの巻き返しを警戒したい。

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