2024年 福島牝馬S+メインR以降の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2024.04.20
2024年 福島牝馬S+メインR以降の予想

■例年より高速馬場だが、逃げ、先行馬が多数

 福島牝馬Sが行われる福島芝1800mは、スタート直後に上り坂+最初のコーナー(1角)までの距離が約305mと短く、前半のペースが上がりにくい。しかし、最後の直線も約292mと短いため、3~4角から仕掛けて結果的に逃げ、先行馬がラスト1Fで甘くなり、差しが決まることが多い。

 まして1回福島5日目で行われるこのレースは内が悪化しており、外差し有利の馬場である。しかし、今年は例年のこの時期の福島開催よりも高速馬場で、本日はA→Bコース替わりの影響もあり、内からでも十分に残れている。

 しかし、ここは逃げ、先行馬多数の組み合わせ。それも先行策から勝ちに行きたい馬が外枠に多く、極端なハイペースにはならないにせよ、ある程度、前掛かりのレースにはなるはず。好位の直後で脚をタメられる馬を中心に予想を組み立てた。

本日2番 福島11R 福島牝馬S 芝1800m
 ◎ (13)ライトクオンタム
 ○ (10)キミノナハマリア
 ▲ (8)ウインピクシス
 △ (1)コスタボニータ
 △ (2)エリカヴィータ
 △ (5)トーセンローリエ
 △ (9)エミュー
 △ (11)タガノパッション
 △ (16)グランベルナデット
結論 馬連13-10,8,1,2,5,11,16 (10:10:5:5:5:5:5:5) 複勝13 (50)

■有力馬と評価ポイント

◎ (13)ライトクオンタム

 デビュー2戦目にシンザン記念を勝利した素質馬。その後はやや伸び悩んだが、休養明けの前々走ターコイズSで5着に善戦すると、前走の小倉日経OPでは3着に好走した。

 前走は2番枠からスタート後に内の馬に接触し、掛かり気味に先行。そこからコントロールしながら位置を下げ、1角では中団中目。向上面でじわっと2列目の外まで上がって、3~4角の外目から楽な手応えで進出して4角出口で先頭列。直線序盤で最短距離を立ち回った逃げ馬に抜け出されたが、ラスト1Fでは同馬と半馬身差の2番手。ラスト1Fで逃げ馬をかわして先頭に立ったところで外から差されて半馬身+クビ差の3着となった。

 前走は勝ちに行く競馬で3着。昨年のオークスやクイーンSでは逃げて崩れているが、ここへ来て折り合えるようになったことも収穫だ。今回は先行策から勝ちに行きたい馬が外枠に多く、レースの流れがそれなりに速くなりそうな組み合わせ。ライトクオンタムはそれらを見ながら動ける優位性もあるので本命馬とした。前がレースを引っ張ってくれればスムーズに折り合って、能力全開が期待できそうだ。
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本日3番 京都11R 天王山S ダ1200m
 ◎ (9)パラシュラーマ
 ○ (1)サンライズアムール
 ▲ (7)アルファマム
 △ (5)ナムラフランク
 △ (6)ヴァガボンド
 △ (8)メイショウテンスイ
 △ (10)ゼットレヨン
 △ (12)レッドゲイル
結論 馬連9-1,7,5,6,8,10,12 (16:15:5:5:3:3:3) 複勝9 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にサンライズアムール(-28.7pt)、パラシュラーマ(-26.3pt)、サトノテンペスト(-25.3pt)、ナムラフランク(-24.7pt)、アルファマム(-24.0pt)。

 能力値は競走馬の力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (9)パラシュラーマ

 前走のコーラルSの3着馬。前々走は7番枠から五分のスタートだったが、押して内からハナを主張した逃げ馬の外2番手を追走。タフな馬場で前半3F34秒4とペースが速かったが、逃げ馬に離されずについて行き、4角で外枠各馬が上がってくると、それに抵抗して進出。4角でやや外に膨らむ場面があり、そこで逃げ馬にリードを広げられ、逃げ馬との差は詰まらず2番手。ラスト1Fで甘くなったところを、外からレディバグに一気に差されてハナ+クビ差の3着となった。

 パラシュラーマは4走前の京都ダ1200m戦、貴船Sでも16番枠から五分のスタート切って押して3番手を追走し、2~4着馬に2馬身半差つけて勝利しているように、揉まれない競馬ができるとしぶとい馬。今回も9番枠で内から前を主張する馬の出方を窺いながら、好位の外と絶好位でレースに流れに乗れそう。

 ここでは能力値2位。能力値1位の(1)サンライズアムールは強いが、今回はスタミナが不足しがちな休養明けだけに、勝ちに行って甘さを見せる危険性もあり、パラシュラーマの好位差しに期待した。
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本日1番 東京11R オアシスS ダ1600m
 ◎ (13)ペリエール
 ○ (12)キタノリューオー
 ▲ (11)デシエルト
 △ (6)オメガギネス
 △ (16)ユティタム
 △ (2)エルバリオ
 △ (5)ライラボンド
 △ (9)ゴーゴーユタカ
結論 馬連13-12,11,6,16,2,5,9 (10:10:10:10:4:3:3) 複勝13 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にデシエルト(-28.0pt)、キタノリューオー、ペリエール(ともに-24.3pt)、ライラボンド(-23.7pt)、オメガギネス(-23.3pt)。

 能力値は競走馬の力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (13)ペリエール

 4走前にユニコーンSを優勝している実績馬。4走前は3番枠からやや出遅れたが、じわっと上がって好位直後の内目を追走。向上面では好位馬群の中目のスペースを拾って位置を上げ、好位の中目で3角へ。3~4角では前のサンライズジークをマークし、4角では3列目の中目。直線序盤で同馬の外に誘導すると、ラスト2Fで約3馬身の先頭との差を一気に詰めて先頭。ラスト1Fでそのまま突き抜けて3馬身差で完勝した。

 ペリエールは秋の2戦が振るわなかったが、今回は前走のかきつばた記念をひと叩きして、得意の東京ダ1600mが舞台。前走は大外12番枠から出遅れたが、そこから積極策。前走で勝ちに行く競馬をしたことで喪失した先行力を取り戻せるだろう。他の有力馬と比較した場合、今回に懸ける勝負度合いが違うことを評価する。
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本日4番 京都12R 4歳上2勝クラス 芝1600m
 ◎ (3)ルカン
 ○ (1)セブンサミット
 ▲ (9)レッドバレンティア
 △ (2)サンクフィーユ
 △ (4)マチカゼ
 △ (5)ルヴァンノワール
 △ (10)ショーモン
 △ (7)タロントゥーズ
結論 馬連3-1,9,2,4,5,10,7 (16:10:10:4:4:4:2) 複勝3 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にセブンサミット(-12.7pt)、マチカゼ(-12.0pt)、サンクフィーユ(-11.0pt)、レッドバレンティア(-11.7pt)、ルヴァンノワール(-8.3pt)。

 能力値は競走馬の力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (3)ルカン

 デビュー3戦目に未勝利馬の身ながら、チューリップ賞で14番枠からかなり押して好位の外目から2番手まで持って行く競馬で0.1秒差の5着に入線した実績馬。このレースではラスト2Fの最速地点で置かれて、ラスト1Fで盛り返したように明確にキレ負けだったが、そこからさらに末脚を生かす競馬で1勝目を挙げるのに時間を要してしまった。

 しかし、5走前に転機が訪れる。このレースでは戦前の段階で逃げると目されていた2番人気のアオイコウキが1番枠から出遅れ、他先行馬も出脚がひと息。ここで思い切ってハナを主張したことで逃げ切ることができた。

 そして次走の1勝クラスでも逃げ切り勝ち。ここでは1番枠でスタートはすぐ外のケイデンマークのほうが速かったが、それを制してハナを主張、そこから淡々としたケレン味のないレースメイクで、最後まで後続に決定的に差を詰めさせることなく1馬身差で逃げ切った。

 前走はテンが速い馬が多数で、控えざるを得ない競馬。最後は流していたので14着大敗も仕方ない。しかし、前走で速い流れを経験したので、今回は前の位置を確保しやすい。同型馬不在のここは逃げての一変に期待する。

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