あとは本日4番で阪神12Rを追加しますm(__)m。
■今年からはA→Bコース替わり2週目に戻る
2020年以前はA→Bコース替わり2週目で行われていた桜花賞だが、2021~23年(良馬場)はBコース替わり初週で行われ、内有利で先行馬が1勝、2着2回、3着2回と活躍していた。今年からは再びA→Bコース替わりの2週目に戻る。
これにより雨の影響が残っていた昨日は2020年以前のように外差しが利いており、昨日の阪神牝馬S(阪神芝1600m戦)では川田鞍上で4番人気と過剰人気だったウインブライルが外から差して2着に食い込んでいる。内が極端に悪いわけではなく、スローペースならば内からでも粘れていたが、ウインブライルが通った位置がおおよそベストだった。
また、今回はフィリーズレビューを前後半3F33秒8-35秒1のかなりのハイペースで逃げ切った快速馬(15)エトヴプレが出走。同馬が本気で逃げればかなりのハイペースが濃厚だが、距離延長を意識してやや脚をタメて逃げるか、チューリップ賞で逃げた(8)セキトバイーストに行かせて2番手の可能性もある。展開の鍵はエトヴプレが握ることになるが、先行馬も多数なので、スローペースになることはないと見ている。
本日は馬場が回復しての高速化が見込め、昨日よりも内から粘れると見ているが、展開も踏まえると外から差す馬が優勢となりそうだ。
本日1番 阪神11R 桜花賞 芝1600m
◎ (18)チェルヴィニア
○ (4)キャットファイト
▲ (14)ショウナンマヌエラ
△ (8)コラソンビート
△ (9)アスコリピチェーノ
△ (2)クイーンズウォーク
△ (3)イフェイオン
△ (12)ステレンボッシュ
△ (1)ワイドラトゥール
結論 馬連18-4,14,8,9,2,3,12,1 (10:10:10:10:3:3:3:1) 複勝18 (50)
■有力馬と評価ポイント
◎ (18)チェルヴィニア
ボンドガールが勝利した、超ハイレベルの新馬戦を逃げて2着と善戦した馬。次走の未勝利戦では2番手追走の競馬で勝利。新馬戦は逃げて目標にされてしまったことで最後に苦しくなった点を踏まえ、6番枠から好スタートを切ったが内からハナを主張する馬を行かせて2番手から追走した。最後の直線では逃げ馬を目標に楽な手応え、ラスト2Fで前を捉えるとそこから後続をグングン引き離し6馬身差で圧勝した。ここでは後にアスコリピチェーノが優勝した新潟2歳Sと同等の指数を記録している。
さらに前走はアルテミスSを優勝。4番枠から出遅れたが、押して中団馬群の中目まで挽回して追走。道中では好位の中目まで上がって2番手のシュシュトディエスを後ろからマーク。3~4角ではコントロールしていたが、前のシュシュトディエスが動いたのでその後ろから馬なりで上がって4角では2列目。直線序盤では外のスティールブルーの後ろに誘導して2番手まで上がり、ラスト2F目で追われるとじわじわ伸びて同馬と半馬身差。ラスト1Fで捉え切ると突き抜けて1馬身3/4差で完勝した。
このレースは出遅れを挽回し、ラスト2F11秒2-11秒0と加速して勝利するとても強い内容。ここではスウィープフィートが優勝したチューリップ賞と同等、アスコリピチェーノが優勝した阪神JFとは指数で1pt差のレースをしている。これをキャリア3戦目、2歳10月時点で記録しているのだから素質が高い。阪神JFを回避し5ヵ月の休養明けになるが、成長期の3歳馬だけに休養中に成長しているはず。今回は大外18番枠だが、序文で触れた理由から大きな不利にはならないはず。
○ (4)キャットファイト
デビュー3戦目のアスター賞では2歳重賞で勝ち負けになる指数を記録した馬。同レースでは6番枠からまずまずのスタートを切り、すっと最内に入れて3番手を追走。道中は2番手のバスターコールをマークしながら3角へ。そこから仕掛けて3~4角の中間で2列目の最内まで上がり、4角出口では半馬身差の2番手。直線序盤ですっと先頭に立ちラスト1Fでは半馬身差のリード。そこから突き抜けると5馬身差で完勝した。
このレースは秋の中山開幕日で超高速馬場。2歳レコード決着となった中、最短距離を立ち回れたことが好走要因ではあるが、ラスト4F目から仕掛けてぶっち切った内容は高評価できる。キャットファイトはエンジンが掛かってからが強く、長くいい脚が使える馬。本質的に距離はもっとあったほうがいいタイプだ。
アスター賞後に休養し、復帰してからは調子を崩していたが前走のアネモネSで復活。内空け馬場で外差し有利なレースだったが、1番枠から馬場の悪化した最内を積極的に先行していく形で勝利と再度の上昇気配を見せた。
阪神JF時のように3番枠から好スタートを切りながらも意図的に中団まで位置を下げず、先行して持久力を生かす形ならマイルの大一番でも通用するはず。できればもっと時計を生かして欲しいところが、1分32秒半ばくらいの決着なら守備範囲だろう。
▲ (14)ショウナンマヌエラ
デビュー2戦目の新潟2歳Sで2着と好走した素質馬。同レースでは6番枠から好スタートを切って、楽にハナを主張し、じわっと内に切れ込む。そこからそれほどペースを落とさずに後続とのリードを広げ、3~4角で息を入れたがそれでも2馬身差ほどのリードで直線へ。ラスト2Fで内からルクスノアに食らいつかれたが、これを振り切って3/4差。ラスト1Fで外からアスコリピチェーノに捉え切られて1馬身差の2着となった。
前走は夏の新潟開催10日目で時計が掛かり、直線で外へ出すほど伸びる外差し有利の馬場だったが、それを前後半4F47秒7-46秒1とあまりペースを落とさずに逃げ切ったことは評価できる。
一転して前々走のアルテミスSはコンクリート馬場を楽にハナを取り切ってコントロールし、前半4F48秒0の遅い逃げ。3~4角でもペースを上げず、直線勝負に持ち込み過ぎたために上位馬の決め手に屈して5着に敗退した。また、休養明けの前走チューチップ賞は立ち遅れて後方からの競馬で、この馬の持ち味を生かせていない。
ショウナンマヌエラは逃げにこだわる馬ではないが、前に行って総合力を生かしてこその馬。今回はアルテミスSの敗戦から、ある程度、レースの流れに乗って先行するだろう。本馬はまだキャリアが4戦と浅く、まだ伸びしろがある馬。あっさり大敗の可能性もあるが、ここで先行することで変わっても不思議ない。思い切って3番手まで評価を上げた。
△ (8)コラソンビート
ボンドガールが勝利した6月東京の新馬戦では、離された3着だったが、その後は京王杯2歳S優勝を含む3連勝。同レースでは7番枠からやや出遅れたが、そこから促されてじわっと中団外目まで挽回。3~4角では前のミルテンベルクの外に誘導し、直線序盤で追い出されると一気に3番手まで上がる。ラスト1Fでは先頭と3馬身はあった差をしっかり詰めてクビ差で勝利した。
京王杯2歳Sはコンクリート馬場で前後半3F34秒2-34秒9の緩みない流れ。中団で脚を温存したとはいえ、ラスト1F11秒5と加速する流れを一気に差し切った内容は高評価できる。それを考えると前走のフィリーズレビューは勝って当然の立場だった。
しかし、その前走は2着に敗退。1番枠から五分のスタートを切り、そこから楽に2列目の最内を取り最短距離を立ち回っての2着。このレースぶりは一見、完璧に映る。しかし、前走は時計の掛かる馬場で前後半3F33秒8-35秒1とかなりのハイペースだった。本来、末脚を生かしてこその本馬が、スタミナが不足しがちな休養明けにもかかわらずレースの流れに乗り過ぎてしまったということになる。
前々走の阪神JFでは10番枠からやや出遅れたが好位の外目まで挽回。3~4角では2頭分外から2列目まで押し上げて行くも、前のミライテーラーが急に下がったことで本馬も4列目まで下がってしまう。そこでアスコリピチェーノに前に出られ、それを追い駆けたがラスト1Fで甘くなり、内からステレンボッシュにも差されての3着だった。速い流れを、前半で位置を取りに行っての3着は上位2頭よりも内容が上である。
コラソンビートはピッチ寄りの走法だが、自在性が生かせるという意味ではマイルの方がよく、ゆえに芝1400mも芝1600mもこなせている。陣営は「上手く脚が溜まればマイルも守備範囲」とコメントしており、今回は前に行かない構えのようだ。それならば怖い存在だ。
△ (9)アスコリピチェーノ
デビューから3戦3勝の阪神JF優勝馬。その前走阪神JFは7番枠から五分のスタート、そこから促して中団中目を追走、道中もコントロールしながら進めていた。3角付近でペースが落ちるとやや掛かり気味になっていたが4角ではスムーズに外に誘導でき、直線序盤は中団列から外のコラソンビートとの叩き合いで3列目まで上がる。ラスト1Fでコラソンビートを振り切ると、内から迫るステレンボッシュをクビ差しのいで勝利した。
前後半4Fのラップは前半46秒4-後半46秒2。3角で緩みが生じたが、4角ではペースアップしておりほぼ淀みない流れであり、やや展開に恵まれた面もある。しかし、前々走の新潟2歳S後に休ませたことで、中間の追い切りでも成長を感じさせており、実際に指数も前々走からさらなる上昇を見せた。
今回はぶっつけ本番。阪神JFから直行のローテーションでは同じノーザンF生産馬であるソダシなどが優勝してはいるが、ここで完全にピークを作るのは好ましい臨戦過程ではない。しかし、今回は能力値上位馬の大半が昨年に使ってからの直行であることを考えると、これは大きな減点材料にはならない。また、今年の桜花賞は2020年以前のように3角の下り坂で勢いに乗せていく、外差し有利の決着になりそうなだけに有力だ。
△ (2)クイーンズウォーク
前走のクイーンCの覇者。前走は大外13番枠から五分のスタートを切って軽く促されたが、じわっと下がって後方の外を追走。道中も後方2列目で進めて、3~4角でもそのまま外を回って4角で外に誘導して直線へ。序盤でで追い出されると中団付近まで上がり、ラスト1Fではそのまま伸びて2列目に。ラスト1Fでは1馬身半差ほどあった先頭との差をしっかり詰めてかわし、内から捌いて上がったアルセナールをクビ差で振り切っての勝利した。
前走は前後半4F47秒1-46秒0のややスローペースで内と前有利の流れ。それを3~4角で大外を回るロスを作って、最速の上がり3Fタイムで勝利したことは評価できる。クイーンズウォークはまだキャリア3戦と浅く、まだ伸びしろが見込めるだけに警戒した。
△ (3)イフェイオン
前走のフェアリーSの覇者。前走は13番枠からまずまずのスタートを切って、じわっと先行。内の各馬を行かせて好位の外目で折り合い重視で進める。3~4角で仕掛けを待って、4角出口で仕掛けながら前のキャプテンネキの外から2列目に上がって直線へ。序盤ですっと反応して先頭列に上がり、ラスト1Fで抜け出す。外からマスクオールウィンに詰め寄られたがクビ差で勝利した。
前走は円状コースの中山芝1600mの外枠と乗り難しい枠。前後半4F46秒6-47秒4の速い流れを終始外を回りながら勝ちに行って勝利したことは褒められる。イフェイオンもキャリア3戦と浅く、まだ伸びしろが見込める。今回は休養明けになるが、休養中に成長していればチャンスがある。
△ (12)ステレンボッシュ
阪神JFの2着馬。同レースでは6番枠からやや出遅れたが、そこから少し促して中団中目を追走。道中も動かず、3角でペースが落ちても我慢してアスコリピチェーノの後ろから直線へ。序盤で外目に誘導しアスコリピチェーノ、コラソンビートを追い駆けて3列目付近まで上がる。ラスト1Fで進路を2頭の内に切り替えて伸びるとアスコリピチェーノにクビ差まで迫った。
このレースはアスコリピチェーノ、コラソンビートを目標に上手く乗られていたというのもあるが、最速の上がり3Fタイムを記録。ラスト1Fの伸びは一番だった。阪神JF時にこのコラムで、復帰戦のサフラン賞が馬体重16kg増で体が緩く、前々走の赤松賞でも体が絞れていなかったことや掛かってコントロールが難しい状態になり能力を出し切れていなかったことから穴馬候補としていた。実際、阪神JFは5番人気ながら2着と結果を出してくれたが、そもそもこのレースが大目標だったはず。
前走を大目標にした以上、ここではピークに持ってきにくいはずで、また、休養明けはあまり良くないタイプのようにも感じられる。ただし、新馬戦では逃げ馬の逸走に巻き込まれてかなり外に膨らみ、中団中目まで位置が下がったロスを挽回して完勝。サフラン賞ではスプリンターズS当日の内と前が残る馬場状態のなか、後方2番手から4角で大外を回ってハナ差の2着と、前走までは一度もスムーズなレースができていない。それでもまとまった成績が残せているのは素質が高ければこそであり、ここも警戒はしておきたい。
△ (1)ワイドラトゥール
前々走の紅梅Sの覇者。前々走は大外9番枠からアオって出遅れ、後方外目を追走。そこから徐々に押し上げて3角では中団。3~4角では動かず我慢し、4角で軽く追い出されると、直線序盤でしぶとく伸びて2列目の外。ラスト1Fで先頭との差は1馬身半差ほどあったが、それをしっかり捉えて1馬身差で完勝した。
前々走で2着に下した相手は後のチューリップ賞の2着馬(10)セキトバーストだから、ここで足りない馬でもない。また前走は前後半3F36秒1-34秒8のスローペースだったために、スムーズな追走だったが、ペースが速かった3走前のファンタジーSでは追走に苦労していたことから、本質的にマイル戦は忙しいと見ている。
前走のチューリップ賞では、休養明け好走後の疲れ残りの一戦。4番枠からトップスタートを切って一旦ハナに立ち、そこから控えて好位の最内を追走と、先行したこともあって13着と崩れたが、前々走同様に末脚を生かす競馬なら、チャンスはありそうだ。
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本日5番 阪神9R 忘れな草賞 芝2000m
◎ (6)ヒヒーン
○ (4)タガノエルピーダ
▲ (3)オオナミコナミ
注 (2)プシプシーナ
△ (1)パレハ
△ (5)ステラクラウン
△ (8)ジョセフィーナ
結論 馬連6-4,3,2,1,5,8 (18:10:10:4:4:4) 複勝6 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にタガノエルピーダ(-12.3pt)、ヒヒーン(-6.7pt)、プシプシーナ(-5.7pt)、ステラクラウン(-4.0pt)、オオナミコナミ(-3.0pt)。
能力値は競走馬の力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (6)ヒヒーン
昨年6月東京の芝1600mの新馬戦では、2番手追走から最後の直線半ばで抜け出し、ラスト2F11秒2-11秒3で3着馬に4馬身3/4差をつけて勝利した馬。2歳6月の時点としては、高指数でかなり強い勝ち方だった。しかし、その後はそれほど活躍できていないが、ヒヒーンはを溜めるとあまり伸びず、先行すると見せ場のあるレースをする当たりから距離が延びて良いタイプのよう、逃げ馬を徹底マークと勝ちに行く競馬をした3走前の白菊賞では接戦の3着と善戦している。本馬はここでは能力値2位。順調さと距離適性で好走を期待する。
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本日3番 福島11R モルガナイトS 芝1200m
◎ (10)サンライズオネスト
○ (1)アサカラキング
▲ (9)クリノマジン
△ (3)フレッチア
△ (14)ファイアダンサー
△ (2)エナジーグラン
△ (7)ロードベイリーフ
△ (12)ジャスパージャック
△ (13)ヴィズサクセス
結論 馬連10-1,9,3,14,2,7,12,13 (12:10:10:10:2:2:2:2) 複勝10 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にアサカラキング(-21.3pt)、ゾンニッヒ(-19.3pt)、ファイアダンサー(-17.7pt)、フレッチア、サンライズオネスト(ともに-17.3pt)。
能力値は競走馬の力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (10)サンライズオネスト
昨春のモルガナイトSの2着馬で、秋のみちのくSでも2着と福島芝1200mは得意。昨年のモルガナイトSは時計の掛かる馬場だったが、8番枠からまずまずのスタートを切って、内から好スタートを切ってハナを主張したヴィズサクセスの外まで上がり、2番手を追走。最後の直線ではヴィズサクセスとともにしぶとく粘り続けて、同馬のクビ差2着と好走している。
前記のモルガナイトSも、みちのくSも休養明け。サンライズオネストはレースを使い使い込むと行きっぷりが悪くなって成績が落ちる一方、レース間隔を開けると行きっぷりが良くなって好走する馬。今回はまさに今までの好走パターンと同じだ。復活を期待する。
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本日2番 中山11R 京葉S ダ1200m
◎ (10)パライバトルマリン
○ (13)サイクロトロン
▲ (14)ジレトール
△ (2)ジャスパーウィン
△ (12)ファーンヒル
結論 馬連10-13,14,2,12 (20:16:7:7) 複勝10 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にケイアイロベージ(-26.3pt)、スズカコテキタイ(-25.0pt)、シアージスト(-24.7pt)、メズメライザー(-24.0pt)、サイクロトロン(-23.7pt)。
能力値は競走馬の力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (10)パライバトルマリン
昨年の関東オークス馬で、ブリーダーズGCでも2着に善戦しているが、マイル戦で逃げて2勝しているように快速型。5走前の東京ダ1600mの3歳1勝クラスでは、12番枠から好スタートを切ってハナを主張。外からタマモロックにプレッシャーをかけられたので、道中はそれほどペースを緩めずに逃げたために、最後の直線ではブライアンセンスにじわじわ迫られる形となったが、踏ん張ってハナ差で勝利をしている。
また、前記の3歳1勝クラスでは3着馬サンライズフレイム(先週のポラリスS勝ち)に2馬身半差をつけており、古馬3勝クラス通用可能レベルの指数で勝利しており、レベルの高い一戦だった。
近2走は能力を出し切れていないが、前々走のクイーン賞はタフな馬場で前後半4F48秒0-50秒8のオーバーペースの逃げて苦しくなっての3着敗退。前走の根岸Sは1Fの距離短縮で中央の高速ダートで追走に苦しみ、やや置かれ気味だった。今回は前走からさらに1Fの距離短縮だが、中央の馬場&ペースにも慣れてくるだろう。素質馬の覚醒に期待する。
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本日4番 阪神12R 梅田S ダ1800m
◎ (4)テーオーグランビル
○ (2)ジュタロウ
▲ (8)アウトレンジ
△ (3)マルカアトラス
△ (12)オメガタキシード
△ (1)ポッドボレット
△ (5)ヒミノフラッシュ
△ (7)メイクザビート
結論 馬連4-2,8,3,12,1,5,7 (15:15:7:7:2:2:2) 複勝4 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にジュタロウ(-22.7pt)、テーオーグランビル(-22.0pt)、グーデンドラーク(-21.0pt)、アウトレンジ(-20.3pt)、ヒミノフラッシュ、オメガタキシード(ともに-18.0pt)。
能力値は競走馬の力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (4)テーオーグランビル
芝1600mでデビューして、3連勝したかなりの素質馬。前走の伊丹Sは初めてのダートだったが、3着に食い込む驚きの走りを見せた。前走は1番枠から好スタートを切って、好位直後の最内を追走。3~4角で前との差を詰め切ったために、ここで包まれ、直線序盤では前が壁。前の(13)グーデンドラ―クの後ろから進出して進路を確保すると、そこからしぶとく伸び続けて2着グーデンドラ―クに3/4差まで迫った。
テーオーグランビルは初ダートでもスタートも砂を被っても問題なかった。今回はダートに慣れて前進が見込める、素質の高さから、今後ダートでかなり活躍する馬になると見ている。