2024年 アーリントンC+メイン以降の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2024.04.13
2024年 アーリントンC+メイン以降の予想

本日は下記の3レースで終了させて頂きますm(__)m。

■外差し有利の馬場だが、展開は内と前が恵まれる可能性が高い

 アーリントンCは先週の桜花賞と同じ阪神芝1600mが舞台。先週の阪神芝はペースが遅ければ内や前からでも押し切れていたが、平均くらいまでペースが上がると、桜花賞のように外差しが決まっていた。

 今回は短距離路線からの参戦が少なく、逃げ馬は前走の1勝クラスの芝1600m戦で逃げた(6)グローリーアテインのみという組み合わせ。グローリーアテイン前々走の京成杯では出遅れているが、同馬が逃げるならばややスローペースになる可能性が高い。こうなると内と前を残す可能性もあり、外差し中心も内の先行馬も警戒した。

本日1番 阪神11R アーリントンC 芝1600m
 ◎ (13)ジュンヴァンケット
 ○ (15)オフトレイル
 ▲ (16)タガノデュード
 △ (5)シヴァーズ
 △ (7)チャンネルトンネル
 △ (6)グローリーアテイン
 △ (9)ワールズエンド
 △ (10)トップオブザロック
結論 馬連13-15,16,5,7,6,9,10 (11:10:10:10:3:3:3) 複勝13 (50)

■有力馬と評価ポイント

◎ (13)ジュンヴァンケット

 デビュー戦となった前走の阪神芝1600mの未勝利戦を圧勝した馬。前走は6番枠からやや出遅れ、中団から外に誘導しながら追走し、3角では外。3~4角の外から、好位の直後まで押し上げて直線へ。ラスト2Fで一気に抜け出し、ここで1馬身ほどリードを奪う。ラスト1Fでさらに差を広げて5馬身差で完勝した。

 前走っでは1クラス上の指数を記録。上がり3Fタイムも同日芝のレースで古馬と比較しても断然のNO.1。これは相当な潜在能力を秘めていると見る。阪神芝は最後の直線で外に出せる馬がよく伸びている舞台でもあり、ここは期待する。

○ (15)オフトレイル

 デビューから4戦全てマイル戦を使われて上昇一途。前走のこぶし賞では2番枠からやや出遅れ、後方2番手に下げて追走。道中はゆったりと流れていたが、スムーズに折り合って3~4角の外目からじわっと上がって中団で直線へ。序盤でじわじわ伸びて2列目まで上がり、ラスト1Fで先頭との差をしぶとく詰めてクビ差で勝利した。

 前走は逃げたポエットリーが2着、2番手のラヴァンダが3着に好走しているように、かなりのスローで前有利の流れだったが、外から長くいい脚を使って勝利したことは評価できる。超高速馬場だった前々走のこうやまき賞は、ラスト2F目の加速で2列目争いから置かれて3着に敗れていることから、オフトレイルは前走のように時計が掛かる芝1600m戦か、芝1800m戦がベストではあるが、早めに仕掛けて行く形ならチャンスがある。

▲ (16)タガノデュード

 昨年暮れの朝日杯FSでは、勝ち馬ジャンタルマンタルと0.5秒差(5着)に善戦した馬。同レースでは12番枠からやや出遅れて押して進めて行ったが、進みが悪く、後方外目を追走。道中は中団がごった返していたが、それに巻き込まれずに3角へ。3~4角でペースが落ちて外からジューンテイクが上がって来ると、その後ろを追い駆けて4角出口で外に誘導。直線序盤で追われても中団列だったが、ラスト1Fでもじわじわ伸びて、4着ジューンテイクに半馬身差まで迫った。

 この朝日杯FSでは外差し有利の展開で、後方外を上手く立ち回ったタガノデュードは展開に恵まれたが、ジューンテイクと同じくらいの実力はあるはず。それならば相手がそこまで強くないここならチャンスがあると見ている。

 前々走のこぶし賞、前走のフローラルウォーク賞の2戦は、かなりのスローペースで1~2番手以内でレースを進めた馬が馬券圏内に食い込む前有利の展開。前の位置が取れないタガノデュードは展開に泣く形となった。しかし、重賞のここなら近2走のような極端なスローにはならないはず。レースがある程度流れてのここでの変わり身を期待したい。

△ (5)シヴァーズ

 前走のきさらぎ賞の3着馬。前走は5番枠から出遅れたが、各馬が馬場の良い外に誘導して行ったので、掛かり気味になりながら内から躍り出てテイエムリステッドの内2番手を追走。3角で内から並びかけて先頭に立ったが、また外からテイエムリステッドがかわし、4角並走状態で直線へ。序盤で追われるとしぶとく踏ん張って先頭に立って半馬身差のリードを奪ったが、ラスト1Fで内からウォーターリヒトに並びかけられ、最後は外からビザンチンドリームにも差されてハナ+ハナ差の3着なった。

 前走は馬場の悪化した内を通して3着に善戦。外差し有利な馬場の今回でも、ある程度、しぶとい粘りを見せる可能性が高く、警戒した、またこれまでのキャリア2戦と浅いことから、まだ伸びしろもありそうだ。

△ (7)チャンネルトンネル

 前走のスプリングSの4着馬。前走は5番枠からまずまずのスタートを切って、好位の外を追走。1番人気のシックスペンスを徹底マークで3角へ。3~4角でもシックスペンスをマークし、4角で同馬が動くとそとの外を通して4番手で直線へ。序盤では切れ負けしてジリジリだったが、ラスト1Fで内からルカランフィーストとともに最後までしぶとく伸びて、3着争い接戦の中でハナ差ほど見劣って4着同着だった。

 チャンネルトンネルはラスト2Fで前が壁になった前々走の東京芝1600m戦では、ラスト1Fで進路が開いてから、かなりいい脚で伸びており、1800mよりもマイルでこそを感じさせる。今回は前走以上を期待したい。
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本日3番 福島11R ラジオ福島賞 ダ1150m
 ◎ (1)クインズプリーズ
 ○ (7)フェズカズマ
 ▲ (2)サトノガレオン
 △ (10)クリダーム
 △ (12)サニーブラウン
 △ (6)バサラ
 △ (9)メイショウカゼマチ
 △ (13)バスドラムガール
 △ (16)ロープスピニング
結論 馬連1-7,2,10,12,6,9,13,16 (10:10:9:9:3:3:3:3) 複勝1 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にサトノガレオン(-12.7pt)、ロープスピニング(-10.7pt)、フェズカズマ(-10.3pt)、リーゼントミニー(-10.0pt)、 カイザーブリッツ(-9.7pt)。

 能力値は競走馬の力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (1)クインズプリーズ

 もともと門別で1000mを3連勝した快速馬。中央入りしてからも、5走前の新潟ダ1200mの1勝クラスを逃げ切り勝ち。3走前の岩室温泉特別では、前後半3F34秒1-37秒5のかなりのハイペースで逃げて4着と、このクラスでも通用するスピードがことを通用することを証明した。

 前走は初めてのダ1400m戦で、前後半3F34秒1-39秒1、レース自体のラスト1Fが14秒0も掛かる超絶ハイペース。1番枠ですぐ外のテンの速い逃げ馬メイデンタワーに被されないように、積極的に出して同馬のオーバーペースを追い駆けたために10着に失速した。しかし、苦しい流れの経験は、後の持久力の強化に繋がってくる。

 今回はテンの速い馬が多数。1番枠なので積極的に出していく必要性があるが、福島芝1150m戦なら、ある程度は飛ばして逃げても簡単にバテないはず。前走から大きな前進が期待できる。

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本日3番 中山11R 中山GJ 障害4250m
 ◎ (8)イロゴトシ
 ○ (4)マイネルグロン
 ▲ (12)ダイシンクローバー
 注 (2)エコロデュエル
 △ (3)ワンダークローバー
 △ (10)ニシノデイジー
結論 馬連8-4,12,2,3,10 (20:10:10:5:5) 複勝8 (50)

 中山GJは暮れの中山大障害よりも150mほど長い4250mに9種類12回の障害と、3種類のバンケットがを5回用意されている日本最高難度の障害レース。豊富なスタミナが必要で、スタミナが不足しがちな休養明けの馬は簡単には通用しないし、中山のバンケットを経験したことがない馬もまず通用しない。つまり、中山GJや中山大障害で実績のある、今回が休養明けではない馬を狙うのがベストである。

◎ (8)イロゴトシ

 昨年の中山GJで大差勝ちした馬。平地3勝クラスからの障害入りで2戦目に勝ち上がり、3戦目に中山のバンケットを経験すると、4戦目に中山GJを優勝。イロゴトシは豊富なスタミナがあり、障害センスは抜群だ。

 そこから6ヵ月の長期休養明けとなった前々走の東京ハイジャンプは、スタミナ不足と他馬よりも2kg重い斤量62Kg増が祟って6着と大敗したが、今回はそこから立て直され、前走で平地競走をひと叩きされての一戦。

 始動戦で平地よりも障害を経験しているほうがベストではあるが、下手に障害を使てそこで好走すると、昨年のこのレースの(10)ニシノデイジーのように、反動が出てドボンしてしまうことも多いもの。レースで無理をさせずに状態を整えるという意味では、始動戦で平地を使うのがベスト。目標は今回のレース。障害のキャリアも5戦と浅く、また上昇が見込める。

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