本日は下記の6レースで終了です。
■外から差す馬が有利の馬場
阪神芝は朝の時点でクッション値9.3、良馬場でスタート。先週とほぼ変わらない馬場状態で、3分所(中目)が伸びている。内も極端には悪くないが、外から差す馬が有利である。さらにここは小頭数で逃げ馬不在。スローで流れて3~4角のペースアップが想定されるだけに、3~4角の下り坂で勢いに乗せられる馬が有利と見て予想を組み立てたい。
本日1番 阪神11R 阪神牝馬S 芝1600m
◎ (1)マスクトディーヴァ
○ (10)モズゴールドバレル
▲ (2)ゴールドエクリプス
注 (9)ウンブライル
△ (3)テンハッピーローズ
△ (4)サブライムアンセム
結論 馬連1-10,2,9,3,4 (20:10:10:5:5) 複勝1 (50)
■有力馬と評価ポイント
◎ (1)マスクトディーヴァ
昨秋のローズSを優勝し、秋華賞でも2着と好走した4歳馬。秋華賞は7番枠からまずまずのスタートを切ったが、二の脚はひと息で中団中目から追走した。そこから徐々に位置を下げ、向正面では中団やや後方。ペースが上がらず、3~4角で外の各馬が動くのに対して本馬は中目で包まれ、4角でかなり遅れて外に誘導。直線序盤では中団列だったが、ラスト1Fでグンと伸び、早めに抜け出した勝ち馬リバティアイランドに1馬身差まで迫った。
秋華賞は前半、中盤ともペースが上がらず、かなりのスローペースだった。リバティアイランドは好位の中目から3角で外に出し、4角で仕掛ける完璧な立ち回りだったのに対して、本馬は仕掛けが遅れての敗戦。リバティアイランドが休み明け初戦だったとはいえ、3角で上手く誘導できていれば、もっと際どい決着になっていたはず。現4歳世代はレベルを疑問視されているが、本馬はここで能力値1位、最高値も1位の存在。
前走の東京新聞杯は6番枠から派手に出遅れ。もう単独の最後方で進めるしかなかったが、道中で外に進路を取って後方馬群の外まで挽回する。3~4角でも後方外から促され、直線序盤で追われるが伸びは地味。ラスト2Fでようやく中団列まで上がり、ラスト1Fでバテた馬をかわして3列目くらいまで上がったが、6着に敗れた。
前走は当コラムで芝2000mで後方からレースをした後のマイル戦で、「出遅れてテンに置かれ、ポジションが悪くなる可能性が高い」と綴ったが、想定を上回る大出遅れで最序盤で後方列と6馬身差はあった差を、かなり脚を使って挽回しており、とても苦しい競馬になった。前々走の秋華賞を大目標とし、そこで好走した疲れもあったのだろう。しかし、休養明け2戦目の上積み、この距離に慣れての上積みが期待できる。現在の外差し有利の馬場も、この馬にとっては願ってもない条件だろう。
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■過去10年の連対馬20頭中半数の10頭が馬番1~6番
ニュージーランドTが行われる中山芝1600mは、高低差が5.3mある芝コースの最高地点からスタートして2角まで緩やかに下り、外回りの向正面から3~4角に向かって約4.5m下って行く円状コース。最初のコーナー(2角)までの距離が約240mと短いため、外枠の馬は外々を回らされることが多く、特に多頭数の外枠は不利。過去10年の連対馬20頭中半数の10頭が馬番1~6番(内、5,6番がそれぞれ3勝)となっている。
ただし、2020年のように馬場の内側が悪化し、ハイペースが発生すると外差し決着となる場合もある。先週は馬場の内側がやや悪化していたが極端ではなく、本日はクッション値9.2の稍重発表だったが、ここから回復していくことが想定される。その上で先行馬多数の組み合わせだけに、内目の枠から差せる馬が有利と見て予想を組み立てたい。
本日2番 中山11R ニュージーランドT 芝1600m
◎ (3)ボンドガール
○ (1)カズミクラーシュ
▲ (2)ドリーミングアップ
△ (13)ブライトマン
△ (14)オーサムストローク
△ (16)サトミノキラリ
△ (9)デビッドテソーロ
△ (10)エイムフォーエース
結論 馬連3-1,2,13,14,16,9,10 (12:10:8:8:8:2:2) 複勝3 (50)
■有力馬と評価ポイント
◎ (3)ボンドガール
昨年6月の東京芝1600mの新馬戦では、後の活躍馬たちを相手に勝利した馬。この新馬戦では4番枠から2列目の最内を追走し、ラスト2F目で前2頭の外に誘導されると、ラスト1Fでコラソンビート、チェルヴィニアを捉えて3/4差で勝利。このレースで記録した上がり3Fタイムは、同日の安田記念のシュネルマイスターの上がり3F32秒822勝クラス・香港JCTに出走したドゥレッツァ(後の菊花賞馬)の上がり3F32秒7には劣るが、同日の東京芝では堂々の3位となる33秒0を記録している。
前走のサウジアラビアRCでは2着に敗れたが、同レースは前半3Fのペースが速く、3~4角でペースダウンする展開。それを3番枠から出遅れて、前半から掛かり気味になりながら中団中目まで押し上げ、3~4角では我慢させており、レースの流れと噛み合っていなかった。それでも2着と好走したのは実力の証。この時点でキャプテンシーが勝利したジュニアCと同等のここでトップタイの指数を記録している。ボンドガールは外傷で阪神JF回避し、6ヵ月の休養明けとなるが、3番枠と枠にも恵まれたこの馬の高い素質に期待したい。
○ (1)カズミクラーシュ
デビューから上昇一途で前走の未勝利戦を勝利した馬。前走は8番枠から出遅れたが、そこから促されてじわっと位置を上げ、3角手前では好位の中目。3~4角では仕掛けを我慢し、4角出口では2列目の外。序盤でしぶとく伸びて楽々と先頭に立ち、ラスト1Fでは1馬身差のリード。そこから後続を突き放し、食らいつくツーネサンに2馬身半差、3着馬には4馬身半差で完勝した。
前走は阪神大賞典当日の時計の掛かる馬場で、前後半46秒6-47秒1の平均ペース。ある程度、緩みなく流れた中で出遅れを挽回し、勝ちに行く競馬で勝利したことは高評価できる。今回はマイルの重賞で前走よりもペースが上がる可能性が高いだけに、勝ちに行く必要性もないはず。内々を立ち回れる1番枠も良いので、対抗評価とした。
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本日4番 福島9R ひめさゆり賞 芝2000m
◎ (3)アスクナイスショー
○ (11)クイーンズワーフ
▲ (4)ナムラフッカー
△ (2)ツルマウカタチ
△ (5)オールデュスヴィラン
△ (8)キープカルム
△ (7)ヴァンヴィーウ゛
△ (1)サクソンジェンヌ
△ (9)ペプチドヒナタ
結論 馬連3-11,4,2,5,8,7,1,9 (10:10:7:7:7:5:2:2) 複勝3 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にキープカルム(-12.0pt)、アスクナイスショー(-7.7pt)、ヴァンヴィーヴ(-7.3pt)、サクソンジェンヌ(-6.0pt)、アスクナイスショー(-7.7pt)。
能力値は競走馬の力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (3)アスクナイスショー
前々走の京成杯では、逃げて勝ち馬ダノンデザイルと0.4秒差(6着)と能力の高さを見せた馬。前走の1勝クラスは重馬場発表と馬場が悪く、実質オーバーペースの2番手と先行したやめに苦しくなった。今回は福島開幕日の3番枠と枠にも恵まれ、前で流れに乗ればチャンスがある。
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本日5番 福島10R 花見山特別 芝1200m
◎ (5)リシャールケリー
○ (2)ハクサンパイオニア
▲ (4)ランドオブラウ゛
注 (14)ヴィントミューレ
△ (1)オックスリップ
△ (3)チュウワスプリング
△ (7)ポルタフォルトゥナ
△ (10)ハピネスアゲン
△ (13)ニシノコウダイ
結論 馬連5-2,4,14,1,3,7,10,13 (10:10:10:4:4:4:4:4) 複勝5 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にリシャールケリー( -12.3pt)、トールキン(-11.7pt)、ヴィントミューレ(-11.3pt)、ポルタフォルトゥナ(-10.7pt)、ハピネスアゲン(-10.7pt)。
能力値は競走馬の力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (5)リシャールケリー
前走の小倉芝1200mの1勝クラスでは逃げて2着に2馬身半差、3着に5馬身の差をつけて完勝し、1クラス上の指数を記録した馬。デビュー3戦目の初芝の1200m戦では、出遅れて能力を出し切れなかったが、最速の上がり3Fタイムを記録しており、芝適性の一端は見せていた。リシャールケリーは3走前から芝路線に転向して上昇。まだ芝のキャリアは4戦と浅い成長期の4歳馬だけに、その勢いに期待した。
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本日3番 福島11R 吾妻小富士S ダ1700m
◎ (8)ペースセッティング
○ (7)サンマルレジェンド
▲ (9)プリンスミノル
△ (4)ナチュラルハイ
△ (1)メイショウウズマサ
△ (14)ロッシュローブ
△ (3)ハギノアトラス
△ (11)メイショウカズサ
結論 馬連8-7,9,4,1,14,3,11 (10:10:10:8:8:2:2) 複勝8 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にペースセッティング(-26.3pt)、ロッシュローブ(-25.7pt)、ナチュラルハイ(-23.7pt)、メイショウカズサ、ブラックアーメット(ともに-23.0pt)。
能力値は競走馬の力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (8)ペースセッティング
4走前のダ1400m戦、桂川Sでは初ダートながらいきなり勝利した馬。4走前は2番枠から出遅れたが、二の脚で挽回し、好位の最内を確保。3~4角では最短距離を通して逃げ馬の直後まで上がり、直線序盤で逃げ馬の外に出されると、楽に2番手に上がる。ラスト1Fで早々と逃げ馬を捉え、そこから抜け出して4馬身差で完勝した。
4走前はキックバックを食らっても気にする素振りもなく、オープン通用級の指数を記録。その後は徐々に距離を延ばし、前々走ではダ1700mのOP・門司Sで2着と善戦した。
前走のバレンタインSは前々走から1.5F距離を短くしたために、やや置かれ気味ですんなり流れに乗り切れなかったが、無理目に好位の中目に取り付いて勝ちに行く競馬。3~4角で2列目付近まで上がり、ラスト1Fでは先頭に立ったが、外から2頭に差されて3着。最後は目標にされたぶん甘くなったが、負けて強の競馬だった。今回は前々走と同距離の1700m戦。前走で行き切ったことで、ここはスムーズにレースの流れに乗れるはず。巻き返しが期待できる。
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本日6番 阪神12R 4歳上2勝クラス ダ1200m
◎ (12)ダイリュウホマレ
○ (10)サクハル
▲ (8)ヒビキ
△ (9)ルクスメテオール
△ (13)ストリンジェンド
△ (3)メイショウヒヅクリ
△ (4)ビップシュプリーム
結論 馬連12-10,8,9,13,3,4 (10:10:10:10:5:5) 複勝12 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にストリンジェンド(-16.3pt)、プレイテシア(-15.0pt)、ヒビキ、ルクスメテオール(ともに-13.0pt)、サクハル(-12.3pt)。
能力値は競走馬の力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (12)ダイリュウホマレ
デビュー戦から2連勝。前々走では、2勝クラスでいきなり2着した素質馬。前々走は12番枠から五分のスタートを切って中団の外を追走。3角手前からじわっと押し上げて、4角2列目の外から直線へ。そこからしぶとく伸び続けてラスト1Fで逃げ馬を捉えて先頭に立ったところを外から差されてクビ差の惜敗だった。
前走はまずまずのスタートを来て、じわっと逃げたが外からプレッシャーをかけられて展開が厳しくなった。レース間隔を詰めたことも良くなかったようだ。今回はそこから立て直されての一戦。前走の厳しい競馬の経験を生かして巻き返しに期待する。