2024年 シンザン記念+10R以降の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2024.01.08
2024年 シンザン記念+10R以降の予想

中山10Rの予想を追加しましたm(__)m。

■京都芝は内が断然有利で、本質的には前有利

京都芝は内が断然有利。初日は京都芝の5レース中、最短距離を通せる逃げ馬の活躍が目立っていたが、昨日は初日よりもやや時計が掛かったのもあるが、内争奪戦でペースを引き上げることが多く、3~4角で内を通した差し有利の決着が目立った。本日はそこまで飛ばさず、初日の傾向に近づく可能性が高い。好位の内で脚をタメる馬が優位に働きそうだ。

本日1番 京都11R シンザン記念 芝1600m
 ◎ (3)タイセイレスポンス
 ○ (16)ショーマンフリート
 ▲ (18)メイショウサチダケ
 △ (9)アルトゥーム
 △ (12)ケーブパール
 △ (13)エコロブルーム
 △ (4)デルシエロ
 △ (5)ノーブルロジャー
 △ (17)ナイトスラッガー
結論 馬連3-16,18,9,12,13,4,5,17 (9:9:9:9:5:3:3:3) 複勝3 (50)

■有力馬とその評価

◎ (3)タイセイレスポンス

デビュー2戦目の札幌芝1500mの未勝利戦では、後にジュニアCを逃げ切ったキャプテンシーを倒した馬。当時は稍重発表とタフな馬場で前後半3F35秒7-38秒2のかなりのハイペース。本馬は8番枠から五分のスタートを切って、そこから押して3番手を追走。3~4角では前との差を詰め、4角で前2頭の外に誘導。そこで外から上がってきたキャプテンシーと一緒に抜け出す形。直線半ばで同馬に1馬身半差をつけながらも、最後はクビ差まで迫られたが、3着馬に3馬身半差をつけており、かなりのスタミナを感じさせる内容だった。

前々走のもみじSは重馬場と言っても京都の高速馬場で、超絶スローペース。逃げ馬が逃げ切る展開を、出遅れて中団からの追走になったことは致命的だった。前走の秋明菊Sは外差し有利の馬場。1番枠から五分のスタートを切って2列目の内を追走し、4角でペースを上げて外の馬を振り切って中目に出しての2着だったが、けっしてスムーズな内容ではなかった。一転して、今回は内有利の馬場で3番枠。現在のややタフな馬場の京都芝も好ましく、本命馬とした。

○ (16)ショーマンフリート

9月中山芝1600mの新馬戦の勝ち馬。同レースでは11番枠からスタート後に外にヨレたが、このレースは16頭立てで外がゲートのつなぎ目だったことや、12番枠の馬が出遅れたこともあり、問題なく立て直し、好位の外まで上がって行くことができた。3~4角では前に並びかけ、直線でも逃げ馬を目標にしっかり脚を伸ばして、1馬身3/4差で完勝した。本馬はやや他の馬を気にするような素ぶりを見せていたので、好位の外で進める競馬は理想的に感じた。

前記の新馬戦はペースが遅く、後続馬にそこまで差を付けられなかったので指数は高いものとはならなかった。しかし、ラスト2F11秒3-10秒8とラスト1Fでグンと加速。昨秋の中山開催は最後に加速してゴールした新馬戦がすごく多く、この数字を鵜呑みにはできないが、余裕を持って勝利したことは確か。ここでの前進に期待する。

▲ (18)メイショウサチダケ

9月阪神芝1400mの新馬戦の勝ち馬。同レースでは2番枠から抜群のスタートを切ってハナを主張。このレースはスタート直後に急に内に逃避して競走中止した馬がいたり、折り合いを欠いた馬に絡まれたりしたが、マイペースを貫いての逃げ。最後の直線ではもうひと脚を使って後続を引き離し、3馬身差で完勝した。ラスト2Fは11秒3-11秒4。他馬の動きに影響されることなく、自らレースを作ってほぼ減速しなかったことに価値があり、センスの良さも感じさせた。

前走のデイリー杯2歳Sは稍重発表で時計が掛かる外差し有利の馬場。ここでも5番枠から好スタートを切って逃げたが、外からテイエムチュラサンに競られて息が入らない展開。4角でも同馬に蓋をされているので外に出せず、直線でも馬場の悪化した内を通す形。それでも最内を突いて上がったジャンタルマンタルにしぶとく食らいついて、残り100m付近で外から一気に差されての5着だった。

陣営は前走を踏まえて「速い馬がいれば、番手からでもいい」とコメント。(15)フェリーニが内に切り込んで行くのについて行く形で、上手く内に入れて追走できそうなので、3番手評価とした。

△ (9)アルトゥーム

12月の中京芝1400mの新馬戦の勝ち馬。同レースは4番枠から五分のスタート。そのまま先団馬群を見る形で単独6番手を追走した。3~4角で中目を通って4角出口で大外に出されると、フットワークの回転が上がり一気にスピードアップ。内のインクルージョンとの併せ馬の形でグングン伸びた。最後はやはり追うものに強みがあり、本馬が半馬身差で勝利した。

ラスト2Fは驚きの11秒2-10秒9。従来との比較ではラスト1Fの数字は0.3秒くらいの割引が必要なので、11秒2-11秒2くらいか。それでも減速することなく、上位2頭で3着以下に4馬身以上と決定的な差をつけた走りは高く評価できる。また本馬の上がり3Fタイム33秒4は同週の中京芝では、古馬を含めてNo.1。これはさらに高く評価できる。

ただし、前記の新馬戦は高指数決着。2着のインクルージョンが次走で反動が出て16着に大敗したように、本馬も疲れが出る危険性もある。また差し馬の9番枠で、外々を回る危険性もあるが、素質の高さで突破してくる可能性を視野に入れた。

△ (12)ケーブパール

10月の京都芝1600mの新馬戦の勝ち馬。同レースでは5番枠から五分のスタートを切ったが、徐々に位置が下がって中団中目を追走。緩みない流れだったためか、道中では促されながらの追走となった。3~4角で中目から外目に誘導したが、隊列が縦長で4角では前とまだ大きな差。4角出口で大外に出されたが、とても届きそうにない。ところがラスト1Fあたりからグングン伸びて、逃げ切り体勢のナムラローズマリーを半馬身差で差し切った。

最後の直線だけでかなりの差を詰めての勝利。ラスト2Fは11秒8-12秒3だから冷静に見ると、前崩れに乗じた差し切りということになる。この新馬戦は4着馬が3着から3馬身半離されており、なかなかの好指数決着となった。また自身の上がり3Fタイム34秒0は、この日の京都では古馬を含めてNO.1。これはかなり高く評価できる。

忙しい競馬になった新馬戦の内容から、もっと距離が長いほうがいいと見ていたが、前走の白菊賞では4着。前走は前後半4F49秒5-後半46秒2のかなりのスローペースでプシプシーナが逃げ切る展開。7番枠から出遅れて中団外目からの追走となったのも敗因のひとつだったが、本馬が勝った新馬戦も高指数決着だったので疲れが出て上昇しきれなかった面もあるのだろう。今回も馬場と展開に恵まれない可能性が高いが、素質の高い馬ではあるだけに通用しても不思議ない。

△ (13)エコロブルーム

重馬場で行われた東京芝1600mの新馬戦では、2番枠から抜群のスタートで先頭に立ったが、そこから抑えて3番手で折り合う優等生の競馬。3角では2列目の外。4角では先頭列の外の馬が下がって外には出せず、直線序盤で包まれて進路を失ってしまったが、進路が開いてからも伸びそうでなかなか伸びず、3着止まりだった。

デビュー2戦目の前走は前々走ほどではなかったが、ここでも好スタートを切って3番手を追走。最後の直線で前2頭の外に誘導し追い出されると、しっかり伸びてラスト1F表で先頭。そこから後続を突き放して4馬身差の完勝だった。

好位からの追走で上がり3Fタイム33秒2は、この日の東京では古馬を含めてもなかなか優秀なもの。2着馬に4馬身差をつけたように、走破タイムもなかなか優秀。ここでは1クラス上でも通用する指数を記録した。重馬場の新馬戦と良馬場の今回で大きく変わった辺りから、馬場状態を選ぶタイプのように思う。また前走で一変した走りを見せているだけに、ここへの余力も疑問で評価を下げた。
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本日4番 京都10R 寿S 芝2000m
 ◎ (1)バールデュヴァン
 ○ (3)フレーヴァード
 ▲ (10)ダノントルネード
 △ (11)エーデルブルーメ
 △ (4)デビッドバローズ
 △ (5)ウインスノーライト
 △ (6)ポッドボレット
結論 馬連1-3,10,11,4,5,6 (20:10:10:4:4:2) 複勝1 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にデコラシオン(-15.7pt)、フレーヴァード(-15.3pt)、エーデルブルーメ(-14.0pt)、マイネルエンペラー(-13.7pt)、モズロックンロール(-12.7pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (1)バールデュヴァン

 デビュー当初は芝1200m、その後はダ1400m~1800mを使われていたが、昨夏から芝中距離戦を使われると成績が良化。休養明けの前走・名古屋日刊スポーツ杯では、大外12番枠から好スタートを切って、じわっとハナを主張し、マイペースで見事に逃げ切った。今回は昇級戦になるが、明け4歳馬でさらなる成長力と内有利の馬場の1番枠で期待する。
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本日2番 中山10R 招福S 芝2000m
 ◎ (3)ロードアヴェニール
 ○ (15)トラモンド
 ▲ (13)アイブランコ
 △ (1)ダノンブレット
 △ (6)グリューヴルム
 △ (5)ローズボウル
 △ (9)ロードバルドル
 △ (10)マイネルクロンヌ
結論 馬連3-15,13,1,6,5,9,10 (10:10:10:10:4:3:3) 複勝3 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にダノンブレット(-23.7pt)、グリューヴルム(-22.3pt)、アイブランコ(-20.3pt)、マイネルクロンヌ(-20.0pt)、フランスゴデイナ(-18.3pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (3)ロードアヴェニール

 デビュー2戦目の初ダート未勝利戦を7馬身差で圧勝し、古馬2勝クラスで通用する指数を記録した馬。その次走は疲れが出たようで7着と凡退したが、休養から復帰して2連勝中。前走の豊中特別は3番枠からやや出遅れたが、促していって二の脚で好位直後の最内を確保。3~4角で包まれたが、4角で上手く内をすくい、直線序盤で外に誘導すると、しっかり伸びて残り100m付近で先頭。後続に差を詰めらせることなく1馬身3/4差で完勝した。

 本馬は出遅れ癖があるのが不安点だが、4走前の走りからダートではまだ奥があるはず。また前走では揉まれる競馬で結果を出しているので、内枠で外から被されても問題ない。ここも上位争いを期待する。
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本日3番 中山11R カーバンクルS 芝1200m
 ◎ (10)ロードベイリーフ
 ○ (12)モリノドリーム
 ▲ (13)コムストックロード
 △ (1)グレイトゲイナー
 △ (2)シナモンスティック
 △ (3)ファイアダンサー
 △ (6)ロンドンプラン
 △ (8)ファロロジー
 △ (14)サンライズオネスト
 △ (15)シュバルツカイザー
結論 馬連10-12,13,1,2,3,6,8,14,15 (10:5:5:5:5:5:5:5:5) 複勝10 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にシナモンスティック(-20.7pt)、ファイアダンサー(-18.7pt)、グレイトゲイナー(-18.3pt)、サンライズオネスト(-18.0pt)、ファロロジー、ロードベイリーフ(ともに-17.3pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (10)ロードベイリーフ

 昨夏のアイビスSDの3着馬。同レースでは3番枠から五分のスタートを切ったが、進路が狭くなって押しながらも後方に下がってしまう。この段階で進路を外に切り替えて、外沿いまで猛ダッシュ。ラスト2Fで前が壁だったので、そこから進路を中目に切り替え、最後は窮屈なところを捌き切ってしぶとく伸び、2着トキメキにハナ差まで迫った。

 休養明けの前々走のルミエールADも新潟直線1000mで1番枠。五分のスタートから中目まで猛ダッシュして、道中で外ラチ沿いに進路を切り替え、ラスト2Fでまた進路を中目に切り替えて抜け出してきたように、不利な内枠からスムーズさを欠く競馬でも勝ち馬と0.5秒差の6着に善戦しているように調子がいい。

 前走のラピスラズリSも中山開幕週の芝で、3~4角の内々を立ち回った馬が上位入線する中、中団の外々から4角で大外を回ってラスト1Fで一気に前との差を詰め、勝ち馬オタルエバーに半馬身差まで迫る驚きの走りだった。

 今回は(4)アビッグチアのキング騎手がどこまでレースを作ってくるかはわからないが、同馬が行かなければ逃げてこその(11)リバーラがハナへ行く可能性が高い。先行馬もそれなりに揃っているので、それなりにペースが上がると見ている。極端ではなくても前半3F通過33秒9だった前走よりはペースが上がるはず。アビッグチアの出方ひとつで33秒台前半まで上がって差し有利の展開になると見て本命とした。

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