2023年 兵庫ゴールドTの予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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予想

2023.12.20
2023年 兵庫ゴールドTの予想

おはようございます😊 今年もあと11日になりました。気合を入れて行きましょう❣

■前に行きたい馬が集った一戦

タイガーインディ、スペシャルエックス、ボヌールバローズ、サンライズホークと、前に行きたい馬が揃った一戦。テンが一番速いのはボヌールバローズだが、タイガーインディ、スペシャルエックスは揉まれ弱く、被されたくないので積極的に出して行くはず。

サンライズホークは距離を1400mにして逃げられるようになった馬で、テンがやや遅いので1角で好位の外へ出して行く形になるだろい。早めに進出して前にプレッシャーをかけていく形も考えられる。何れにしてもここはペースが速くなり、差し馬の台頭が濃厚だ。

園田11R 兵庫ゴールドT 芝1400m
 ◎ (3)ケイアイドリー
 ○ (4)スペシャルエックス
 ▲ (10)セキフウ
 △ (8)サンロアノーク
 △ (9)サンライズホーク
 △ (6)マルモリスペシャル
 △ (7)スティールペガサス
 △ (11)デュープロセス
結論 馬連3-4,10,8,9,6,7,11 (12:12:8:8:6:2:2) 複勝3 (50)

■有力馬とその評価

◎ (3)ケイアイドリー

 今夏の北海道スプリントCで初重賞制覇を達成した馬。同レースはダンシングプリンス、(4)スペシャルエックス、ジャスティンが競り合って、前半3F33秒7-後半3F38秒0の超絶ハイペース。本馬は1番枠から五分のスタートを切って、最内から好位まで上がって行く形。3~4角で上手く距離ロスなく押し上げられたにせよ、直線でスッと伸びて、そのまま突き抜けて1馬身差で完勝した。前がぶっ飛ばして自滅したのは確かだが、今回も展開に恵まれる可能性が高い。

 また前走のJBCスプリントは、3番枠から五分のスタートを切って、好位の直後の最内を追走していたが、3角手前でリュウノユキナがカラ馬を避けために急に前に入って来て、ここで落馬寸前の不利があり、終戦が決定的なものとなった。

 前走で本来の能力を出し切れていないので、ここは巻き返す可能性が高い。また本馬は1200mでペースが速くなると追走に忙しい面を見せていることからも、前走から1F距離が長くなるのも加点材料と見ている。

○ (4)スペシャルエックス

 リメイクが優勝したハイレベルなクラスターCの7着馬。同レースでは大外14番枠から好スタートを切ると、じわっと進出して逃げ馬ドンフランキーの外、2番手を追走。最後の直線では苦しくなって早々と失速したが、高速馬場の盛岡で前半3F33秒6-後半3F35秒0のかなりのハイペースでは仕方なく、負けて強しだった。

 前走の楠賞は大外11番枠からまずまずのスタートを切ったが、内の(6)ボヌールバローズのテンが速く、同馬が逃げて本馬は2番手を追走。ボヌールバローズに離されないようについて行き、3手前でハナに立つ。3~4角で最短距離を通って1馬身差のリードで直線へ。直線半ばでボヌールバローズに再び差し返されたが、前走時はここを見据えて行き切ったものだろう。

 ここへ向けての勝負度はボヌールバローズよりも高い。実際にこのレースは一昨年の3着馬イグナイターのように、前走で格下のレースを行き切った馬が穴を開ける舞台でもあり、ここは期待した。

▲ (10)セキフウ

 3走前のエルムSでは、兵庫ジュニアGP以来のダートグレード制覇を達成した馬。前々走は6番枠から五分のスタートを切ったが、狭くなって控えて後方からの追走。2角過ぎでペースが落ちて馬群が凝縮していく中で、離れた後方2番手を維持し、3~4角の外からスピードに乗せて中団まで上がる。早めに動いたロッシュローブの後ろから4角出口で外に出されると、しぶとく伸び続け、ラスト1Fでワールドタキオンを捉えて半馬身差で完勝した。

 本馬の自己ベストは3走前。しかし、1400mでも一昨年の兵庫ジュニアGP優勝を始め、今年1月にはすばるSで3着に善戦している。すばるSはコパノマーキュリーが逃げてレースが消耗戦になったことで、本馬の大外一気が決まったもの。要は距離云々よりも後方から揉まれずに行って展開に恵まれれば通用するというタイプの馬だけに3番手評価とした。

 前走は大幅に減った馬体重を元に戻すことに一線を置いた調整だったが、前走時は体重が戻っていたので、今回はそれなりには仕上がっているだろう。今回は揉まれにくい外枠で、展開にも恵まれそうなだけに3番手評価とした。

△ (8)サンロアノーク

 今春のかきつばた記念の5着馬。同レースでは9番枠から五分のスタートを切って、中団中目を追走。3~4角で仕掛けを我慢しながら外に誘導し、4角大外から前を目標にしぶとく脚を伸ばす。このレースは最後の直線で中央馬が砂の深い内目を通したことが好走に繋がった面はあるが、最後の直線で勝ち馬イグナイターが通った外を通して0.8秒差なら悪い内容ではない。

 今回は長期休養明けをひと叩きされての一戦。今春のかきつばた記念ではハンデ51Kgだったが、今回もハンデ52Kgとメンバーを考えれば軽い。また、中央馬が相手だと前に行けずに差す形になるので、展開の恩恵もありそうだ。

△ (9)サンライズホーク

 芝のデビュー戦は大敗したが、ダートに転じて怒涛の4連勝で一気にオープン入りを達成した馬。オープンに昇格後はペースが速くなって追走に苦労していたことから、1Fの距離延長はプラスに転じる可能性が高いと見て、前走のサマーチャンピオンでは本命◎に推した。

 前走は12番枠から五分のスタートを切って、ペースをコントロールしての逃げ。向正面でヘリオスが上がってくると、そこでペースを引き上げ、2馬身差のリードで直線へ。ラスト1Fではさらに後続との差を広げて2馬身半差でゴールした。

 本馬は距離を伸ばして前に行くことで、さらに前進。ここでは自己最高指数を記録した。本馬はハナにこだわる馬ではなく、今回も外枠で前の馬の出方を窺いながらレースを進められる点はプラス。ただ前走後に休養させているように、相当に疲れが出てしまったようだ。今回はあくまでもこの先を見据えた始動戦になるので、過大評価は禁物だ。

△ (6)マルモリスペシャル

 前走で中央のOP・ギャラクシーSを勝利した馬。前走は五分のスタートだったが、押して位置を取りに行って好位馬群の後方中目を追走。3~4角で徐々に進出し、4角で前のアイオライトが動いたで、それを追い駆けて直線へ。ラスト1Fでアイオライトを交わすと、その外からカセノダンサーが迫ってくる。しかし、そこから踏ん張ってクビ差で振り切った。

 前走は前が厳しい展開ではあったが、北海道スプリントCの2着馬アイオライトを撃破しているように、オープンとしてはなかなかの指数が高く、ここでも通用する指数を記録している。しかし、本馬はやや展開に恵まれたことで能力を出し切っているだけに、ここでの余力面に不安があり、評価を下げた。

△ (7)スティールペガサス

 今春の北海道スプリントでは3着、今夏のクラスターCでは5着と、ともに(4)スペシャルエックスに先着している。前記のレースは差し馬有利の展開に恵まれた面はあるが、1200mならばこれくらいは走れる。しかし、今回の距離1400mでは、地方馬が相手でも【1・0・0・5】で、昨年11月の笠松グランプリでも崩れているだけに、この距離では不安もある。また、地方馬でありながら、ハンデも56Kgと見込まれてしまった。

△ (11)デュープロセス

 3歳時にユニコーンS・2着の実績や2019年のこのレースの覇者。その後しばらく不振だったが、昨夏のBSN賞ではあのジュンライトボルトを相手に3着と善戦し、復調気配を見せた。BSN賞はアメリカンシードの逃げで前半4F48秒2-後半4F50秒9とかなり速い流れ。12番枠から出遅れて、後方3番手で脚をタメて、4角大外から進出した本馬は展開に恵まれたのは確かだが、本来は中央のマイル戦でも中団くらいは狙っていけるテンの速力はある。

 2019年のこのレースは強力同型馬の不在を利しての逃げ切り勝ちだったが、近走は中距離路線を使われていることもあり、後方からになるだろう。ただし、短距離路線よりも中距離路線のほうがレベルが高いのも確か。展開に恵まれれば通用の余地が残されている。

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