今回は下記の3レースで終了ですm(__)m。
■ハイペースがもっとも発生するGⅠ
京都内回り芝2000mは最初の1角までの直線距離は約309m。最初のコーナーまでの距離が短く、上級条件になると2角過ぎまでハナ争いが持ち越されることもしばしばある。一方、最後の直線も約328mと短いため、差し、追込馬は3角の下り坂から仕掛けていくことが多い。
この2角過ぎまでペースを上げていく先行勢と、最後の短い直線を意識して3角から仕掛ける後方勢の関係からレースが緩みなく流れやすい。実際に2010年以降で極端なスローペースとなったのは、ジェンティルドンナが優勝した2012年(前後半5F62秒2-58秒2)。この年は逃げ馬の出走が最内枠のヴィルシーナ1頭のみで、隊列がすぐに決まったため、向正面で捲りが発生するほど、かなりのスローペースだった。
それ以外は平均ペースかそれ以上に速く、2010年以降で逃げ馬が3着以内に粘ったのは、前記のヴィルシーナ(2着)と、平均ペースで流れた2018年のミッキーチャーム(2着)のみ。2012、2018年ともにジェンティルドンナ、アーモンドアイと春の二冠馬が出走した年だった。今年も二冠馬リバティアイランドが出走するだけに、意外とペースが上がらない可能性もある。
この時期の京都は雨の影響を受けると極端に馬場が悪化する傾向がある。2分を越える決着になった2017、2020年はディアドラやデアリングタクトが追い込み勝ちを決めており、その場合に逃げ、先行馬を狙った場合の危うさもあったが、本日は重スタートも馬場は回復化に向かうようだ。
本日1番 京都11R 秋華賞 芝1800m
◎ (6)リバティアイランド
○ (13)ラヴェル
▲ (14)コェンクシル
注 (7)マスクトディーヴァ
△ (4)コナコースト
△ (10)グランベルナデット
△ (17)ソレイユヴィータ
結論 6-13,14,7,4,10,17 (15:10:10:5:5:5) 複勝6 (50)
■有力馬とそのコメント
◎ (6)リバティアイランド
桜花賞、オークスと春二冠を達成した馬。オークスは5番枠からまずまずのスタートを切って、じわっと包まれない外に誘導されたが、外に出し切れずに中団中目を追走。道中で前がペースを引き上げて隊列が縦長になると3角手前で最内に入れて、4角出口で馬場の良い外へ誘導と、完璧な立ち回りだった。4角3列目から直線序盤で2列目まで上がり、ラスト2Fで一気に伸びてラヴェルを捉えて先頭に立つと、最後まで加速して6馬身差で圧勝した。
オークスで記録した指数は古馬GⅠ級のもの。かつてのアーモンドアイと同様に休養明けでも優勝できる実力があり、もはや多くを語る必要もない。今回もオークス同様に内目の枠に入ったが、(14)コンクシェルらがペースを引き上げてくれるはずで、包まれる可能性は低い。断然の1番人気だが、逆らう材料がほとんどなく本命馬だ。
〇 (13)ラヴェル
新馬戦で派手に出遅れ、そこから位置取りを最低限リカバリーして、ラスト2Fを11秒7-11秒3で勝利した素質馬。次走のアルテミスSは最後方から3~4角でリバティアイランドよりも早めに動いて同馬の進路の蓋をし、直線で一気に上がってラスト1Fでは2番手。そこから逃げ馬を捉え、リバティアイランドの追撃をクビ差で振り切る抜群の末脚を見せた。
阪神JFは休養明けのアルテミスSで好走した後の疲れが残った一戦。出遅れて、外々から位置を挽回していく苦しい形で11着と大敗した。次走の桜花賞でも出遅れて、後方の中団中目を追走していたが、最後の直線序盤では前が完全に壁。中目を捌いて着順を上げはしたが、その後も詰まる場面があり、11着に敗退した。
オークスでは1番枠からまずまずのスタートを切って、2列目の最内を追走。3~4角でも最短距離を通してラスト2Fで抜け出し、あわやの場面を作っての4着と好走した。レースが緩みなく流れていたため、最後はさすがに甘くなったが、それまでの競馬ぶりから一転してスタートを決め、先行策で好走した内容は濃い。
前走のローズSではあまり見せ場のない14着大敗だったが、五分のスタートを決めたことで、本馬としては自然と前の位置を取り過ぎた面があったし、馬体重16kg増が示すように体が大きくなった影響もあったはず。今回は自然な形で絞れていると見ており、オークスの内容から距離が長くなるのもいい。本来の末脚を生かす競馬ならチャンスはある。
▲ (14)コェンクシル
2歳1勝クラスで壁に当たっていたが、レースの流れが速くなったアネモネSで2着と激走。スタミナの豊富さを感じさせていた馬だ。その後はまたレースの流れが遅い1勝クラスで結果が出せなかったが、ブリンカーを着用し、逃げてスタミナを生かす競馬をするようになってから、1勝クラスの鞍ケ池特別と2勝クラスの不知火特別を連勝した。
前々走の不知火特別では5番枠から好スタートを決めて楽にハナを主張すると、1~2角でもそこまでペースを落とさず、淡々と進めて3角へ。3~4角で軽く仕掛けて4角でリードを広げ、3馬身半差で直線を向いた。直線序盤でさらに差を広げ、ラスト1Fでも2着ジュンブルースカイをほぼ寄せ付けず、5馬身差で圧勝した。記録した指数は古馬重賞級のものだった。
前走のローズSは超絶高速馬場でレコード決着となったように、序盤から速い流れ。14番枠だったこともあり好スタートから控えていったことが裏目になったが、自分の型の競馬ができれば巻き返し必至だ。アーモンドアイが優勝した秋華賞では、ミッキーチャームが果敢に逃げて2着に粘ったが、今回はそれを期待する。
今回はテンの速い(1)フェステスバントが最内枠だが、14番枠からでもハナに行く気になれば逃げられるはず。馬場悪化でテンが遅くなり、上がりが掛かる展開も好ましい。またペースが速くなるようであれば、2番手からでも悪くない。
注 (7)マスクトディーヴァ
1月の新馬戦では中団外から差して、現2勝クラスのウインスノーライトに1馬身3/4差をつけ、好指数で勝利した。その後は強い疲れが出たようで、次走は4月の忘れな草賞に出走となった。このレースはかなりのスローペースで3~4角の下り坂からペースアップしたが、そこで促されても置かれて、4角出口で外に膨らむロスも生じ7着に敗れたが、その後、1勝クラスとローズSを連勝した。
前走のローズSでは12番枠からやや出遅れたが、そこから促されて中団の外目を追走。前がペースを引き上げていくなかで、中団馬群の外で3角を迎える。3~4角で前が減速する中、外から勢いを付けて、直線序盤ですっと伸びて一気に先頭。ラスト1Fでそのまま突き抜けて、外の狭い間を割って伸びたブレイディヴェーグを振り切り、1馬身半差で完勝した。
ローズSは逃げ馬多数で、戦前からハイペースが予想されていたが、想定以上の激流で前が苦しい展開。中団でレースを進めていた本馬は展開に恵まれたことは確か。しかし、最後の直線で先頭と4馬身はあった差を一気に詰めた瞬発力は凄まじいものがあり、かつてのローズSのレコードホルダー、ブロードストリートを感じさせた。
ブロードストリートは休養明けのローズSで急成長を見せ、秋華賞ではあのブエナビスタに繰り上がりという形ではあるが、先着することになった。今回、リバティアイランドにどこまで迫れるかが楽しみである。
△ (4)コナコースト
桜花賞の2着馬。同レースでは9番枠からまずまずのスタートを切って、そこから逃げるモズメイメイの外から絡んで行く形。本馬が序盤でモズメイメイに絡んだことで、同馬がペースを引き上げ、桜花賞は先行馬に厳しい展開となった。道中でコントロールしてはいたが、2番手から最後の直線早め先頭の競馬では苦しかったはず。それでも2着に粘れたのは地力があればこそだ。
本馬はゲートも二の脚も良い馬だが、新馬戦、エルフィンS、チューリップ賞の3戦は、好位~中団に控える形で乗られていた。特にエルフィンSは、11番枠から二の脚良く、ハナに立ってしまいそうな勢いだったが、好位の外目に控えて追走。道中はユリ―シャの単騎逃げの形ではあったがペース自体は上がっていないのに、中団まで位置を下げ、さらに3~4角ではアルーリングビューに蓋をされ、4角では前が壁。レースがスローペースの上がり勝負の中、仕掛けが遅れて2着に敗れており、鞍上が完全に脚を引っ張った形での敗戦だった。
新馬戦でもチューリップ賞でも致命的ではなかったが、スローペースの後半勝負の中、3~4角で包まれて直線序盤で前が壁になる不利があり、このため桜花賞では人気の盲点となった。3戦連続で失敗したことから、桜花賞は思い切って行かせる選択をして、結果が実った2着だったと言える。
前走のオークスは出遅れて後方からの競馬。最後の直線でそれにしても伸びなかったのは、桜花賞で自分の型で能力を出し切って、余力がなかったからだろう。今回はオークスからの直行。休養中の成長次第のところはあるが、スムーズにレースの流れに乗れれば、巻き返しの可能性はある。
△ (10)グランベルナデット
忘れな草賞を勝ってオークス出走への賞金加算に成功したが、腸炎でオークスを回避した馬。忘れな草賞は4番枠からまずまずのスタートだったが、二の脚が速く、楽にハナを主張。外からミッキーツインクルがハナを主張して来たため、それを行かせて2番手。2~3馬身離された位置でレースを進め、3角で同馬の外に出してじわっと進出。4角ではプレッシャーをかけながら並びかけて直線へ。直線では食らいつくミッキーツインクルとの叩き合いになったが、これを1馬身差で制した。このレースではコントロールが利いており、レースセンスの高さを感じさせた。
今年の紫苑Sは錚々たるメンバーが集った中で、まさかの1番人気に支持されたが、同レースでは14番枠から五分のスタートだったが、そこから促して好位の外を狙っていく形。しかし、ペースが速くポジション争い激化で、1~2角でも外々と無茶な入り方。ましてスタミナが不足する休養明けである。これで通用したらお化けと見ていたら、案の定、最後の直線でジリジリ後退。10着に失速した。しかし、前走で厳しい流れを経験したことは、馬場悪化の今回においては加点材料。前々走から指数ダウンしているので、今回での前進が見込める。
△ (17)ソレイユヴィータ
デビュー3戦目の未勝利から3連勝で2勝クラス・松島特別を勝利した馬。同レースではコントロールしながら2番手の外を追走。やや掛かり気味だったが何とか我慢させ、3~4角で逃げるロムネヤの後ろから4角でじわっと差を詰め、4角で並びかけて直線へ。序盤で先頭に立つと、ラスト1Fでリードを広げて2馬身半差の完勝だった。
本馬が前々走で記録した指数は、3勝クラス勝ちレベルのもの。前走の紫苑Sは稍重ながらレースレコードが記録されたように、かなりのハイペースで前からかなり離された位置のモリアーナの追い込みが届き、1番人気に支持された前記の△(10)グランベルナデットが10着に失速したように、前がとても厳しい流れ。2列目の内で激流に乗ってしまっては12着大敗も仕方ない。グランベルナデット同様、前走で厳しい流れを経験したことは、馬場悪化の今回においては加点材料で、巻き返しを期待したい。
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本日2番 新潟11R 信越S 芝1400m
◎ (15)ルプリュフォール
○ (13)サーマルウインド
▲ (3)ロンドンプラン
△ (5)メイクアスナッチ
△ (8)グレイイングリーン
△ (14)メイショウチタン
△ (4)シゲルピンクルビー
△ (7)ホープフルサイン
△ (10)アルーリングウェイ
△ (11)カルリーノ
△ (12)ルピナスリード
結論 馬連15-13,3,5,8,14,4,7,10,11,12 (12:7:7:7:7:2:2:2:2:2) 複勝15 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にサーマルウインド(-19.7pt)、グレイイングリーン(-18.0pt)、ホープフルサイン、アルーリングウェイ(ともに-16.7pt)、ロンドンプラン、メイショウチタン(ともに-16.0pt)。
能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (15)ルプリュフォール
昨秋のスワンSの3着馬。同レースでは11番枠から出遅れ、そこから無理をさせず、位置を下げて控え後方2番手を追走。中団馬群から少しスペースを作りながら後方3番手で3角。3~4角ではまだ外には出さず、前のスペースを潰して4角では中目を通し切る。直線序盤で外に誘導して中団。ラスト1Fでスムーズに外に出し切って強襲。2着接戦まで持ち込んだが、アタマ差で3着に敗れた。
本馬は後半型で昨夏の新潟芝1400m戦、朱鷺Sでも大外18番枠から追い込み勝ちを決めている。前走となる今年の朱鷺Sは7番枠と中目の枠。ここでも出遅れたが、テンが速くないので位置を下げるのに苦労しながらも、中団外目を追走。しかし、3~4角で馬群が凝縮し、4角で外に広がって行ったために、4角でかなり大外を回るロスが生じて、良い脚で追い上げながらも6着に敗れた。
つまり、前走はレースが前有利の展開だったために、位置と4角のロスが大きく、能力を出し切れなかったということ。能力は出し切れていないが、復調気配は見せることができた。
今回は昨夏との朱鷺Sと同様に大外枠。今回も前走の朱鷺Sで逃げた(12)サーマルウインドが出走しているが、テンの速い(6)スティクス、パラダイスSで逃げて2着に粘った(14)メイショウチタンが出走しているので、さすがに朱鷺S時よりもペースが上がるはず。昨日の土曜の芝1200m戦・十日町特別(1勝クラス)でエールレブリーの大外一気が決まったように、内が極端に有利な状態でもなかっただけに、ここは本馬に期待する。
○ (13)サーマルウインド
3走前の春興S(3勝クラス)を、オープンでも通用する指数で勝利した馬。同レースは日経賞当日の極悪馬場。スタミナが不足する休養明けながら2番枠からトップスタートを切って、そこからじわっとハナを主張し、緩みないペースで逃げて4馬身差の圧勝だった。
近2走は芝1400mに出走。前々走のパラダイスSは好スタートを切って二の脚でハナに立ったが、外から(14)メイショウチタンがハナを主張したので、同馬を行かせてやや離れた2番手から、最後に差され4着。前走の朱鷺Sは同型馬不在。このため好スタートを切って楽にハナを主張し、ペースをコントロールして逃げ、クビ差の2着に粘った。
近2走は前が楽な展開だったが、今回は前記したように近2走ほど逃げ、先行馬には楽な展開にはならないはず。本馬は控えられる馬なので、他馬がハナを主張すればある程度控えても行けるが、最初のコーナーまでの距離が約648mもある新潟芝1400mだと、予想外にペースが上がることも多く、対抗評価とした。
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本日3番 東京11R オクトーバーS 芝2000m
◎ (7)グリューネグリーン
〇 (6)テーオーソラネル
▲ (11)ディープモンスター
△ (9)サンストックトン
△ (4)アライバル
△ (5)レインフロムヘヴン
△ (8)シルトホルン
△ (12)セファーラジエル
△ (13)マイネルクリソーラ
△ (15)トゥーフェイス
結論 馬連7-6,11,9,4,5,8,12,13,15 (10:10:8:7:3:3:3:3:3) 複勝7 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にレインフロムヘヴン、サンストックトン(ともに-18.3pt)、セファーラジエル(-18.0pt)、キングストンボーイ、テーオーソラネル(-15.3pt)。
能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (7)グリューネグリーン
デビュー2戦目の東京芝1800mの未勝利戦では離れた2番手からの競馬で好指数勝ちすると、次走の京都2歳Sでは序盤で狭くなる場面があったが、何とか捌いてハナを主張し、逃げ切った馬。本馬はこの2戦とも序盤で折り合いを欠いてはいたが、前で流れに乗れると強い。皐月賞は11着と着順こそ悪かったが、追い込み馬殺到の展開でよく粘れていた。
前走のセントライト記念は、15番枠からやや出遅れたが、そこから促して好位の外を狙っていく形。本馬の適性を考えた場合にそうするしかなかったのもあったのだろうが、1~2角で外々という無茶な入り方。このため終始外を回る形となり、最後の直線ではジリジリになった。
最後の直線もう少し粘れても良かったと思うが、相手も強かったし、休養明けの影響もあったはず。ひと叩きされた今回は粘りが違ってくるはず。今回はそこまでひとつ内からハナを主張する可能性が高い(6)テーオーソラネルを見ながら、楽に(1)ヤマニンサルバムの外、2列目を狙って行ける。ここでの一変に期待したい。
○ (6)テーオーソラネル
4走前の中京芝2000mの1勝クラスを逃げて5馬身差で圧勝すると、昇級戦の3走前・明石特別も逃げて完勝。前々走は阪神2000mで前半5F61秒5の超絶スローペースから、3~4角からペースを引き上げ、後半5Fを57秒6でまとめての勝利だった。
本馬は2番枠から好スタートを切りながらも行きっぷりが悪く、差す競馬となった前々走・岸和田Sでも、逃げ粘るアイスヴァ―ルを差し切ってハナ差で勝利しているように、差す競馬も悪くない。しかし、前々走では3~4走前と比べて指数をダウンさせているように、前に行ってペースをコントロールする競馬がベスト。
今回はハナへ行けるメンバー構成。オープン馬だけに3~4走前のように楽には逃げられないが、オープンとしては比較的に前が楽なメンバーだ。2列目候補の(1)ヤマニンサルバム、◎(7)グリューネグリーン、(8)シルトホルンは、スローペースでこその馬なので、本馬には競って行かないはず。逃げ馬の休養明けは減点材料だが、その他の条件がわりといいいので対抗評価とした。
▲ (11)ディープモンスター
3走前の関門橋Sではレッドベルオーブの暴走の大逃げで前半5F56秒6-後半5F61秒3の極端なハイペースとなった中、13番枠から五分のスタートを切って、一旦好位の外から控えて中団中目を追走。向正面で中目のスペースを押し上げて最内に入れ、3~4角で最短距離を立ち回り、ラスト1Fで抜け出して完勝。当時の3馬身差の3着馬が、その後の福島牝馬S・2着、次々走でマーメイドS勝ちだったように、本馬はここでは指数の最高値NO.1だ。
3走前の能力をここで再現できれば、当然ながら勝ってしまうが、今回は天皇賞(春)を大目標にした後の始動戦。しかも、距離が1200mも短くなり、斤量も58Kgなので、テンに置かれてしまう可能性もあり、3番手評価とした。