2023年 葵S+東京9R+11R以降の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2023.05.27
2023年 葵S+東京9R+11R以降の予想

■内回りの京都芝1200mが舞台で前が有利

 過去2年は中京で代替で行われていたが、今年は京都に戻る。このレースは2018年より重賞に格上げされ、今年で6回目となるが第1回目は3番枠のゴールドクイーン(8番人気)と1番枠のラブカンプー(6番人気)のラブカンプーの行った、行ったが決まり、大波乱の幕開けとなったように、前からの押し切りが決まりやすいレースとなっている。

 それもそのはず、このレースの舞台となる京都内回りの芝1200mは、向正面の半ばからスタートして、3角に向けて緩やかに坂を上るコース。過去10年でもっとも前半3Fが速かった2020年でも前半3F33秒5(逃げたのはあのビアンフェ)と、中京で行われた過去2年(ともに33秒2)と比較しても前半3Fペースが遅く、ペースが上がりにくいのが特徴だ。

 実際にオープン時代から、京都で行われた過去10年の葵Sを見ても逃げ馬が3勝、2着2回、2番手馬が2勝、2着2回、3着1回と活躍している。今回はハナを狙える馬が多く、かつ近走で逃げていない馬が多いが、前を行く馬を中心に予想を組み立てたい。

本日1番 京都11R 葵S 芝1200m
 ◎ (5)ペースセッティング
 〇 (2)ビッグシーザー
 ▲ (8)アンビバレント
 △ (1)ルガル
 △ (18)タマモブラックタイ
 △ (13)タツダイヤモンド
 △ (15)モズメイメイ
 △ (3)メイショウピース
 △ (6)ヤクシマ
 △ (12)エレガントムーン
結論 馬連5-2,8,1,18,13,3,6,12 (14:8:8:8:4:4:2:1:1) 複勝5 (50)

■有力馬の紹介

◎ (5)ペースセッティング

 デビュー2戦目の小倉芝1200mの未勝利戦では、11番枠からトップスタートを決め、内から競って来る2頭を制して3角までにじわっと内を取り切り、3~4角で最短距離を通して、2着(5)ビッグシーザーに3馬身差をつけて勝利した馬。前半3F32秒9-後半3F35秒0のかなりのハイペースで逃げて、好指数勝ちした。

 本馬は前々走のシンザン記念でも逃げて2着と好走しており、今回は楽に前を狙える組み合わせ。ハナへ行く可能性も十分あると見ている。また逃げなかった京王杯2歳Sや万両賞でも善戦しているように、逃げられなかったとしても悪くない。強豪ビッグシーザーは後半型で決め手を生かす馬。同馬よりも前の位置を取っていければチャンスが広がるだろう。

 前走のファルコンSはスタミナが不足する休養明けで道悪&前半3F34秒8-後半3F35秒9の速い流れ。やや出遅れ、そこから促して行ったらがっつりと掛かってしまっては、さすがに厳しいものがあった。高速馬場の京都芝1200mは、「持って来い」の条件だけに巻き返しを期待する。

○ (2)ビッグシーザー

 デビューからの2戦は3着、2着だったが、未勝利クラスは勝てる指数を記録していた馬。それがデビュー3戦目の未勝利戦で化け、スタート直後は2番手にいたが、スピードの違いで早々と先頭に立ち、1クラス上で勝ち負けになる好指数でレコード勝ちした。

 そこからはまさに快進撃。福島2歳Sを重賞勝ちレベルの指数で勝利すると、前々走の中京2歳Sも2列目の外からラスト1Fで楽な手応えで抜け出し、同年の朝日杯FSと同等の指数を記録して勝利。そして休養明けの前走、マーガレットSでは好位の最内から3~4角で前のスペースを押し上げ、4角ではワンテンポ仕掛けを待って3列目に下げながら4角出口で外。直線で一気に先頭列に並びかけ、ラスト1Fで突き抜けての2馬身半差で完勝している。

 ただし、近3走とも芝1200m戦としてはペースが遅く、特に前々走の中京2歳Sは前半3F34秒2-後半3F33秒8のかなりのスローペースを最速タイの上がり3Fタイムを駆使しているように、末脚を生かすのがベストの馬。テンの速さはさほどでもないので、2番枠だと出遅れて後ろからになって包まれるパターンも考えられる。実際に内枠の前走も紙一重のレースだった。

 本馬はデビューから6戦して全て3着以内に好走しているように、短距離では崩れにくい馬ではあるが、今回は休養明けでもあり、好条件が揃ったとは言えない。よって、ここは対抗評価までとした。
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本日3番 東京9R 富嶽賞 ダ1200m
 ◎ (2)ホウオウパレード
 〇 (8)アポロプラネット
 ▲ (6)ワールドコネクター
 △ (4)バルミュゼット
 △ (10)メイショウフンケイ
 △ (15)プレシオーソ
 △ (16)ブリエヴェール
 △ (1)ネオレインボウ
 △ (3)ニシノラーナ
 △ (11)アイスマン
 △ (13)フォトスフィア
結論 馬連2-8,6,4,10,15,16,1,3,11,13 (10:10:10:10:3:3:1:1:1:1) 複勝2 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にバルミュゼット(-16.0pt)、メイショウフンケ(-15.0pt)、プレシオーソ(-13.3pt)、ワールドコネクター、ブリエヴェール(ともに-12.7pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (2)ホウオウパレード

 初めてのダート戦の前走で1勝クラスを勝利した馬。前走は3番枠からスタートこそ五分だったが、抑えきれないほどの行きっぷりで逃げ馬の外2番手を追走。そこから我慢の競馬。最後の直線で追い出されるとしぶとく伸びてラスト2Fで逃げ馬を交わして先頭。ラスト1Fでも粘りとおし、殿一気のフォーチュネイトの追撃をアタマ差凌いだ。

 前走は雨の影響で先週の東京よりもダートが軽くなっていたが、標準的な馬場で前半4F48秒1-後半3F50秒2のかなりのハイペースを先行策から押し切ったことはそれなりの評価ができる。また本馬は新馬戦では現オープン馬のアライバルやプルパレイなど、なかなかの好メンバーを相手に3着したように素質は高い。

 前走のテンの速さから、1400mになってもレースの流れには乗れそう。また今回はダート2走目で慣れも見込める。さらに今回は安定感のない馬ばかりのメンバー構成。昇級戦でもチャンスは十分と見た。
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本日2番 東京11R 欅S ダ1400m
 ◎ (7)ジレトール
 〇 (8)ケイアイターコイズ
 ▲ (4)ケイアイロベーシ゛
 注 (16)バトルクライ
 △ (5)フォーヴィズム
 △ (14)メイショウテンスイ
結論 馬連7-8,4,16,5,14 (14:13:13:5:5) 複勝7 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にバトルクライ(-31.0pt)、ルコルセール(-28.7pt)、ケイアイロベージ(-26.7pt)、ジレトール(-25.0pt)、ケイアイターコイズ、メイショウテンスイ(ともに-24.0pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (7)ジレトール

 3歳オープンの昇竜S、端午Sと連続連対した素質馬。復帰戦となった5走前の薩摩Sでは5番枠からハナ主張したアラジンバローズのハナを1角の入り口で叩いて先頭。そこからマイペースで逃げ、最後の直線でアラジンバローズに並びかけられてもしぶとく抵抗し、3/4差の2着と好走。本馬が当時に記録した指数は、オープン通用級のものであり、前々走では東京ダ1400mの3勝クラス、銀蹄Sを勝利している。

 前走のコーラルSは緩みない流れを、先行策と前に行ったことが応え8着に敗れた。実際に前走時、本馬と似たようなポジションにいて9着に敗れた(14)メイショウテンスイは、次走の栗東Sで9番人気と人気薄ながら3着に巻き返している。

 今回は前走時のドンフランキーのように何が何でも行きたい馬は不在。前記のメイショウテンスイが恐らく主張する可能性が高く、(8)ケイアイターコイズが2番手に行けるかという、どちらかと言うと前が手薄なメンバー構成。前々走のような2列目からの抜け出しで巻き返しを期待する。
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本日4番 東京12R 2勝クラス ダ1600m
 ◎ (5)ライラスター
 〇 (6)シャーマンズケイブ
 ▲ (1)ホウオウセレシオン
 注 (15)サクセスローレル
 △ (8)トーホウボルツ
 △ (9)インペラートル
 △ (10)ナンヨーヴィヨレ
 △ (11)サイモンルモンド
結論 馬連5-6,1,15,8,10,11 (10:10:10:5:5:5:5) 複勝5 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にビーアイオラクル(-16.3pt)、ライラスター(-15.3pt)、トーホウボルツ、サクセスローレル(ともに-13.7pt)、マブストーク(-12.7pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (5)ライラスター

 デビューからしばらく芝を使われていたが、3走前に初ダートに起用されると、3着馬に4馬身差を付け、1クラス上で勝ち負けになる好指数勝ちを決めた馬。3走前は初ダートの一戦らしく、6番枠からスタート後に挟まれて中団中目からの競馬。揉まれる形になったが、キックバックに怯むことなく、4角出口で外に出されると、ラスト1Fで先頭のイモータルフェイムに並びかけ、同馬を1馬身捻じ伏せて勝利した。

 スタミナが不足する休養明けの前々走は、好位でレースを進めたこともあり、最後の直線ではジリジリとしか伸び切れず。前々走ほど走れず、4着に終わった。そこで前走の立川特別で狙ったのだが、軽いダートで前が残る流れとなり、後方3頭目の外からの競馬になった本馬は能力を出し切れなかった。しかし、もう一度期待してみたい素質馬だ。

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