2023年 ヴィクトリアマイル+東京8R+京都10R+他メインの予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

お問い合わせ

予想

2023.05.14
2023年 ヴィクトリアマイル+東京8R+京都10R+他メインの予想

本日は難しいので下記の計5レースで予想終了ですm(__)m。

■極端に後ろからは厳しく、前目が有利な舞台

 過去10年のヴィクトリアマイルの前後半4F平均は、前半が46秒1、後半が45秒8。平均ペースが6回、ややハイペースが2回、ややスローペースが1回、かなりのスローペースが1回。平均ペースよりも速かったのは良馬場時で、スローペースになった2回は稍重だった。今年は雨模様で雨量によっては重馬場が予想される。そこまで馬場が悪化してしまうと、乱ペースで前が崩れることも少なくないが、今年は逃げ馬不在で先行馬も手薄だけに、前へ行く馬が有利になる可能性が高いと見ている。

 実際に過去10年で勝ち馬は逃げ~中団で8勝。4角10番手以降から2勝しているが、極端に後ろからの3着内はゼロ。差し馬の2着は5回あるが、3着は逃げ~中団までで9回。このことからも明確に後方からでは届きにくく、前目が有利なレースと言える。

本日1番 東京11R ヴィクトリアマイル 芝1600m
 ◎ (16)ソダシ
 〇 (1)ロータスランド
 ▲ (15)ルージュスティリア
 △ (2)スターズオンアース
 △ (5)スタニングローズ
 △ (11)ナミュール
結論 馬連16-1,15,2,5,11 (10:10:10:10:10) 複勝16 (50)

■有力馬の紹介

◎ (16)ソダシ

 昨年のヴィクトリアマイルの覇者。昨年は5番枠からスタートはまずまずだったが、二の脚良く、トップスタートを切った外のレシステンシアとハナ争いを展開。さらに外からハナを主張するローザノワールを行かせて控えたのはいいが、3~4角で前にレシステンシアに入られ、やや窮屈になる場面があった。しかし、4角でワンテンポ仕掛けを待ってレシステンシアの内から伸び、ラスト1Fで突き抜けて2馬身差で完勝した。

 前々走の府中牝馬Sも2番枠からまずまずのスタートだったが、ハナを主張したライティアに並びかけ、ハナを奪うかの勢い。ここでもスタートで躓いて後手を踏んだローザノワールが外からハナ争いに加わったことで、控える競馬。ライティアとローザノワールが後続を引き離したため、最終的に4列目まで位置を下げた。3~4角でも動かず、直線序盤で内からアンドヴァラナウトに並びかけられたところで仕掛けた。

 けっしてペースが速くなかった中で4列目は下げ過ぎだった。3~4角からもう少し動いていれば、最内から(7)イズジョーノキセキの決め手に屈し、アタマ差で敗れることはなかったと見ている。後半勝負に持ち込み過ぎたのが敗因だろう。ただし、相手も強い前走のマイルCSは言われているほど悪くなく、好位から控えて最後の直線で馬場の良い中目を走らせる選択肢もアリだったと見ている。

 本馬はトップクラスが相手となると決め手の面でやや劣るが、二の脚が速く、楽に先行できる点が魅力。マイルなら幅広いレースに対応できるので、昨年のフェブラリーSを含めて6戦4勝3着2回と崩れていない。今回は休養明けになるが、前の位置が取れるのは同型馬が手薄の今回では魅力だ。理想を言えば、5~6枠辺りが欲しかったが、先行力があるので大外16番枠でも悪くなく、本命馬とした。

〇 (1)ロータスランド

 昨年の京都牝馬Sでは楽に2番手の外を取って追走し、4角で早くも先頭に立って優勝した馬。その次走の高松宮記念でも2着と好走しているが、本馬は2021年の関屋記念の覇者でもあり、マイルでも問題はない。

 21年の関屋記念は6番枠からまずまずのスタートを切り、二の脚で一旦先頭に立ったが、外からハナを主張するマイスタイルを行かせて2列目の最内を追走。3~4角ではやや離れた2列目の最内を追走し、直線を向くと最内からすっと伸びてラスト300m付近で先頭。外から伸びるカラテの追撃を1馬身1/4差で振り切った。

 本馬のマイルの持ち時計は1分32秒7。超絶高速馬場となると課題もあったが、レース当日は雨模様。また前走で芝1200mを使われているので、レースの流れにも楽に乗れるはず。本馬は短距離馬だと思われているのか? 穴人気の呪縛から解放された今回は一考したい。

▲ (15)ルージュスティリア

 昨秋から芝1600m戦を使われ、3連勝で前々走の長篠S(3勝クラス)を勝利した馬。前々走は6番枠からトップスタートを切って一旦ハナに立ったが、そこからコントロールし、内のシルヴェリオに行かせて2番手に控える形。やや折り合いに苦労していたが、シルヴェリオの後ろに下げて追走した。3~4角でもシルヴェリオの1馬身ほど後ろを追走し、最短距離を通して4角出口で同馬の外へ。序盤で追い出されるとすっと先頭に立ち、ラスト1Fでリードを広げて2馬身差で完勝した。

 本馬はその後に疲れが出て休養。緒戦の阪神牝馬Sは「人様のことを怒れたものではない」というくらい川田騎手のラフプレーが酷かった。7番枠から五分のスタートを切って、二の脚で2列目を取りに行ったが、(3)サウンドビバーチェに前を取られて好位の中目を追走。レースがかなりのスローペースだったこともあり、道中はやや折り合いに苦労していたが何とか我慢させ、3角ではスペースを作って中団に近い位置。4角中目から前のスペースを詰めて3列目で直線へ。

 序盤でサウンドビバーチェの後ろから追い出されたのだが、同馬に突っ込みそうになってバランスを崩し、そこで急に外に進路を切り替えたために(7)イズジョーノキセキに諸に接触。しばらく左右にフラついていたが、立て直してラスト1Fで雪崩れ込んでの6着。ラスト1Fで伸びて来れなかった辺りに物足りなさは感じたが、スムーズなレースではなかったので、今回で変われてもいいと見ている。

△ (2)スターズオンアース

 昨年の二冠牝馬。三冠がかかった秋華賞では9番枠から出遅れて挟まれ、最後方付近からの競馬。そこから内目に入れ、4角で中目のスペースを拾って直線と、上手く立ち回れてはいた。ただレースが平均よりもやや遅いペースで、本馬よりも前でレースを進めていた馬が最後まで粘っていたため、結果的に序盤のレースの入り方が致命的となり、3着に敗れた。

 しかし、そこから立て直された前走の大阪杯では、成長を見せハナ差の2着に好走。ここでも11番枠から出遅れて接触し、そこから中団馬群の中目を狙ったが、窮屈になって中団やや後方まで下げて追走。3~4角でペースが上がる中、そこはやり過ごして4角で3列目の外、ヒシイグアスの後ろを狙って直線へ。直線序盤で同馬の外に出されるとしぶとく伸び続け、ラスト1Fで前のダノンザキッドを飲み込み、さらにジャックドールにも襲い掛かるかの勢いでのハナ差だった。

 本馬は4歳になってさらに力を付けているのは間違いないが、今回は前走から一気の距離短縮。2番枠の今回で近2走にように出遅れた場合は絶望的な位置になってしまう公算が大きいが、ゲートを上手く出して中団くらいの位置ならチャンスはある。

△ (5)スタニングローズ

 2歳時はマイル路線を使われていたが、中距離路線にシフトし上昇。昨年のオークスでは2着、そして秋華賞で初GⅠ制覇を達成した。昨年の秋華賞は7番枠からまずまずのスタートを切ってコントロールしながら先行したが、各馬がペースを上げないと判断すると、好位の中目で折り合うことを選択。

 (3)サウンドビバーチェを前に置いてスペースを維持しながら、内と外の両睨みで3角へ。4角で外を選択して2列目のアートハウスの外に出すと、すっと伸びて先頭に並びかけ、ラスト1Fでしぶとく抜け出し、(11)ナミュール、△(5)スターズオンアースの追撃を振り切って1/2差で最後の一冠を手にした。

 本馬は中距離路線で活躍し、秋華賞が強い内容だったことからマイル戦のここでは人気を落としている。しかし、距離1800mの前走中山記念では12番枠から好スタートを切って、好位の外を追走。1角までが短いコースで外枠だったため、行き切れずに好位の外からの競馬となったが、内枠ならハナに行ったのではないかというスピードを見せた。結果的に前の位置を取ったことで、最後に伸び切れず5着に敗れた。しかし、あの二の脚ならマイルでもレースの流れに乗れるはずだ。

 また前走はスピードのあるところを見せられているだけに、始動戦としては上々。今回は叩かれて体調面は順当に良化が見込める。さらに5番枠と良い枠に入り、人気薄の今回は狙い目と見る。

△ (11)ナミュール

 中京芝1600mの新馬戦で見せたラスト2F10秒8-10秒7と加速した素質馬。この末脚は本馬が抜群の瞬発力の持ち主であることを証明しており、次走の赤松賞でも△(5)スターズオンアースを楽々と差し切っている。ただその後はうまく噛み合わないことが多く、期待の高さほどは結果を残せていない印象がある。

 前走の東京新聞杯では2着。15番枠からまずまずのスタートを切って、好位の外とポジションを取りに行く競馬。3角では中目を通って前のスペースを詰め、上手くロスを最小限にしながら、3列目付近で直線へ。直線序盤で追い出されると伸びは地味だったが、ラスト2Fでは一気に3番手まで上がり、ラスト1Fで前のファルコニアを捉え、逃げ粘るウインカーネリアンにアタマ差まで迫った。

 本馬はやはり瞬発力に秀でた馬だけあって、距離は中距離以上よりもマイルの方が向いていると再認識させられた。前走は指数上、自己ベストの走りだった。今回はその疲れが残って凡退してしまうのか。それともさらなる上昇を見せてGⅠ馬になれるのか。本馬にとっては正念場であるが、いつも弱気の高野調教師のコメントが珍しく強気。本馬の潜在能力の高さを警戒したい。

推定4番人気 (6)ソングライン

 昨年の安田記念の覇者。同レースは13番枠からまずまずのスタートを切ってそこから促されたが、あまり進んで行かず、いつものように中団外目からの追走となった。道中はコントロールし、3~4角で中団外から楽に位置を押し上げて直線へ。序盤は追われても地味な伸びだったが、ラスト2Fで鞭が入るとジリジリ伸び初めて2列目付近まで上がった。ラスト1Fで馬群を捌き、中目から上がって来たシュネルマイスターをクビ差で捻じ伏せた。

 昨年の安田記念はソダシが勝ったヴィクトリアマイルよりもレベルが低く、ややスローペースで後半勝負になったのが本馬の勝因。それでもヴィクトリアマイルは3角手前で中団馬群のやや狭いところに入って躓く不利がありながら、2着争いに食い込み5着に善戦しており、今回のメンバーでも通用する力はある。

 しかし、連覇がかかった前走1351ターフスプリントではまさかのブービー10着大敗。前走はバスラットレオンが逃げ切っているように、前目にいないと厳しい展開ではあったが、最後の直線で前との差も詰めることが出来ていない。また前々走のセントウルSで5着に敗れているように、本質的に距離1351mでは忙しいが、見せ場も作れていないことに不安を感じる。立て直されたこの中間はキビキビとした動きを見せており、ここで変わる可能性も否定しないが、過信は禁物だ。
___________________________________

本日2番 東京8R 4歳上2勝クラス 芝1600m
 ◎ (2)ラキャラントシス
 〇 (4)アルマドラード
 ▲ (1)テンバガー
 注 (8)エクセトラ
 △ (6)ゲンパチアイアン
 △ (10)ショーヒデキラ
結論 馬連2-4,1,8,6,10 (15:15:10:5:5) 複勝2 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にラキャラントシス、エクセトラ(ともに-10.3pt)、テンバガー(-9.3pt)、ゲンパチアイアン、ショーヒデキラ(ともに-8.7pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (2)ラキャラントシス

 3歳時にはデビュー4戦目でジュンライトボルトなど、強豪馬が揃うフローラルウォーク賞で3着したこともある馬。古馬になって2勝クラスに昇級後は長く低迷が続いていたが、前々走では逃げて5着と復調の兆し。前走でもスプリングS当日のタフな馬場で、4角大外から伸びた馬たちが上位を占める流れのレースを、逃げてしぶとく粘っている。

 今回は前有利の東京芝に替わる。さらに今回はかなり低調なメンバー構成で、本馬は能力値1位の存在となる。また近2走は逃げているが、好位の外で折り合う競馬で2勝目を挙げているように、何が何でも逃げなければいけない馬でもない。全ての条件が好転し、能力も上なのに人気は全くない。馬券妙味は十分だ。
___________________________________

本日3番 京都10R 錦S 芝1600m
 ◎ (7)チュウワノキセキ
 〇 (10)グランディア
 ▲ (11)シェイリーン
 △ (3)ロワンディシー
 △ (4)トオヤリトセイト
 △ (6)ヴィアルークス
 △ (2)リトルクレバー
 △ (9)スリートップキズナ
 △ (12)パーソナルハイ
結論 馬連7-10,11,3,4,6,2,9,12 (16:10:5:5:5:3:3:3) 複勝7 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にヴィアルークス(-15.7pt)、ロワンディシー(-15.3pt)、シェイリーン(-15.0pt)、チュウワノキセキ(-14.7pt)、パーソナルハイ(-14.3pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (7)チュウワノキセキ

 昨年4月の3勝クラス、ストークSで3頭叩き合いのハナ差2着をはじめ、芝のマイル戦に高い実績を持っている馬。4走前の立雲峡Sでも6番枠から五分のスタートを切って、中団の中目で折り合い、最後の直線でジワジワ伸びて勝ち馬と小差の4着に粘っている。

 決め手不足を考慮してなのか、近2走はダートを試されたが、期待ほどの成績は残せず、今回は得意の芝のマイル戦に戻る。近2走の芝よりもタフなダートの経験は、本日の時計の掛かる馬場で生きてくるだろう。今回のメンバーでは能力値上位の存在でもあるだけに、復活に期待する。
___________________________________

本日5番 新潟11R 弥彦S ダ1600m
 ◎ (11)フィールシンパシー
 ○ (6)トゥデイイズザデイ
 ▲ (1)ルドヴィクス
 注 (12)スパイラルノヴァ
 △ (8)クライミングリリー
 △ (13)オヌール
 △ (5)アンダープロット
 △ (10)ハーランズハーツ
結論 馬連11-6,1,12,8,13,5,10 (16:10:10::5:5:2:2) 複勝11 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にトゥデイイズザデイ(-16.0pt)、ホウオウラスカーズ、グランスラムアスク(ともに-15.3pt)、クライミングリリー、ハーランズハーツ、フィールシンパシー(ともに-15.0pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (11)フィールシンパシー

 デビュー3戦目にフェアリーSで4着した素質馬。5走前には新潟芝1800mの1勝クラスを超スローペースで逃げ切っているように、コース適性もある。本馬はもともとは先行しないと結果を残せないタイプだったが、前々走の幕張Sでは差す競馬で2着と好走している。

 前々走は9番枠から出遅れて後方からの競馬となったが、無理せずに後方馬群の中目を追走。3~4角の外から仕掛けて4角中団まで上がり、その勢いに乗せたまま直線へ。そこからしぶとく伸びて、ゴール寸前でヴィアルークスを差し切っての2着。このレースでは息の長い脚を使っており、メンバー最速の上がり3Fタイムを駆使している。

 本馬はレースぶりに幅が出て、成長を感じさせる。前走の春興Sは極悪馬場で外枠からポジションを取りに行ったことや馬場の悪い内目を走らせ、最後の直線でも馬場の良い外に出し切れなかったために5着に敗れたが、前走の厳しい経験は今回の粘り強化に繋がるはず。本日の新潟は雨が降らない見込みだが、仮に雨が降って馬場が悪化したとしてもがんばれるだろう。巻き返しに期待する。

○ (6)トゥデイイズザデイ

 休養を挟んで目下2連勝と勢いがある馬。前走はスプリングS当日のタフな馬場で、本日8R出走のラキャラントシスに外からニシノレバンテが競りかけ、さらに3~4角でやや出遅れて中団外からの競馬になったティーガーデンらが向正面で捲って来たために緩みない流れ。10番枠から出遅れて後方で待機していた本馬は展開に恵まれることになった。

 スプリングS当日の芝好走馬は、スプリングSの上位2頭を始め、その後疲れが出て凡退か、本馬のように休養をさせており、過信は禁物だが、無理に出走させずに、ここまで待って出走させたぶん、ベラジオオペラやホウオウビスケッツのような大敗はしないはず。4歳馬で勢いもあるので、一応、対抗評価とした。
___________________________________

本日3番 京都11R 栗東S ダ1200m
 ◎ (4)タガノクリステル
 ○ (10)アイオライト
 ▲ (2)ジャスパープリンス
 △ (3)ブルベアイリーデ
 △ (15)ディアノイア
 △ (5)ベルダーイメル
 △ (16)レディバグ
 △ (1)デンコウリジエール
 △ (11)ロードシュトローム
 △ (14)メイショウテンスイ
結論 馬連4-10,2,3,15,5,16,1,11,14 (9:9:9:9:4:4:2:2:2) 複勝4 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にブルベアイリーデ(-26.7pt)、アイオライト(-26.3pt)、ベルダーイメル(-25.7pt)、テイエムアトム(-25.3pt)、ディアノイア(-25.0pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (4)タガノクリステル

 デビュー当初は芝を使われていたが、ダートに路線転向してから徐々に地力を強化した馬。ここに来てさらに本格化し、前走では3勝クラスの天満橋Sを快勝した。

 前走は阪神の超絶高速ダートの阪神1400mで前半3F34秒4-後半3F36秒4のかなりのハイペースだったが、8番枠からまずまずのスタートを切って、2列目の内を追走。3~4角で最内を通って4角出口で外に出されると、そこから逃げ馬プライムラインに食らいつき、最後に捻じ伏せて1馬身差で勝利した。このレースでは後続馬にしっかり着差を付けており、なかなか良い指数を記録。オープン通用を感じさせる指数だった。

 京都のダートはもともと時計が掛かることもあり、昨日は雨が降っても良馬場でさほど高速化していなかったが、本日は重馬場スタートで高速化している。また本馬は前走時、2列目の内でキックバックを食らっても何の問題もなかっただけに、今回も4番枠を利して2列目、3列目の内を狙える。今回はハンデ53kgだけに、粘り込みの可能性は十分にあると見て、本命馬とした。

記事一覧へ戻る