2023年 京王杯SC+新潟9R+メインR以降の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2023.05.13
2023年 京王杯SC+新潟9R+メインR以降の予想

■時計の掛かる馬場で差し馬の一発に注意

このレースは2回東京開催7日目に行われ、Bコース替わりで超高速化する傾向。パンパン良馬場であれば1分19秒半ばの決着で、上がり3F32秒台後半~33秒台前半の速さが求められる。しかし、本日は雨模様、朝の現時点で雨が降っているので、重馬場まで悪化する可能性がある。

またこのレースは過去10年で逃げ~中団までの馬が7勝を挙げている。しかし、差し馬の優勝は3回、2着にも差し馬が2回、追込馬も2回来ており、最後の直線距離が長い東京芝1400m戦らしく、通常の芝1400m戦よりも差し、追込馬が上位争いに加われている。軸馬は逃げ~中団がベストだが、穴馬は差し、追い込み馬だろう。まして時計が掛かればなおさらだ。

本日2番 東京11R 京成杯スプリングC 芝1600m
 ◎ (15)ダディーズビビッド
 〇 (12)レッドモンレーヴ
 ▲ (14)ラウダシオン
 △ (1)ダノンスコーピオン
 △ (9)ピクシーナイト
 △ (4)ゾンニッヒ
 △ (6)ホープフルサイン
 △ (8)トゥラヴェスーラ
 △ (16)アヴェラーレ
結論 馬連15-12,14,1,9,4,6,8,16 (10:10:10:10:4:2:2:2) 複勝15 (50)

■有力馬の紹介

◎ (15)ダディーズビビッド

 3歳時に橘Sを圧勝したように芝1400mがベストな馬。前々走の阪急杯では5番枠から五分のスタートを切って、そこから前にスペースを作った状態で3列目の最内を追走。3~4角では最短距離を通して2列目に押し上げ、直線で前2頭の外に出されると、先に抜け出したアグリに対してラスト1F地点で1馬身半差。そこからしぶとく伸びて、最後はクビ差まで迫っての2着だった。前々走は3着馬に2馬身半差を付けているように、なかなか良い指数の走りだった。

 前走の高松宮記念は時計の掛かるタフな馬場の一戦。先行した馬には厳しい流れとなったが、積極的にポジションを取り過ぎたことが11着大敗の主な敗因。天皇賞(春)のディープモンスターの騎乗ぶりから、鞍上には「馬場が悪化すると前の行かないといけない」という脅迫観念があるのかもしれないが、本馬は一昨年のオーロラC(東京芝1400m)で、ややハイペースの中、外目の枠から2番手まで持って行って14着に崩れているのに、相変わらず勉強不足の負けっぷりだった。

 しかし、前走でピリっとした流れを経験できているので今回はポジションが取りやすいだろう。また前走の厳しい馬場の経験は今回のレースでの粘り強化に繋がるはず。前走で厳しい流れを経験しているので、多少なら馬場が悪化しても問題ないと見ている。得意の距離で巻き返しを期待する。

○ (12)レッドモンレーヴ

 休養明けの前々走、節分Sを制してオープン入りを達成した馬。前々走は4番枠から五分のスタートを切って、好位の中目を追走。3~4角でもソウルトレインの後ろを追走し、4角出口で外に出されると、馬なりでじわっと先頭に並びかけて先頭。ラスト1Fでそのまま後続を離して1馬身半差で勝利した。

 前走のダービー卿CTは休養明け好走後の反動でテンションが高く、アオるようなスタートで2馬身ほど出遅れて後方付近からの競馬。前走は縦長の隊列だったがペースはやや遅く、結果、前も止まらなかったので、メンバー最速の上がり3F33秒0の末脚で伸びながらも7着が精一杯だった。今回は前走から1Fの距離短縮。前走ではゲート難ぶりを見せたが、二の脚自体は遅くない。また、今回も後方からの競馬になったとしても、馬場と展開に後押しがあれば上位争いに加われそうだ。

▲ (14)ラウダシオン

 一昨年のこのレースの覇者。同レースでは10番枠からまずまずのスタートを切って、そこから促され、先頭を窺いながら内のビオグラフィーを行かせて2番手の外。道中でビオグラフィーが大逃げしたので、離された2番手からの競馬になったが、ペースは前半3F34秒3-後半3F34秒3とそれほど上がらなかったので、前で立ち回れる強みを生かして優勝することが出来た。

 本馬はムルザバエフ騎手に乗り替わった3走前の阪急杯時に出遅れ、以降は後方からの競馬をしているが、本来は先行馬。岩田康騎手に乗り替わった今回は前に行くのか、後方からのレースになるのかはともかく、時計の掛かる芝では、前走で芝よりもタフなダートを経験していることは強みとなるので、3番手評価とした。
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本日1番 新潟9R はやぶさ賞 芝1000m
 ◎ (13)トレンディスター
 〇 (2)フォルテース
 ▲ (16)アシャカタカ
 注 (11)ダンシングニードル
 △ (1)ユカリプレリュード
 △ (3)ジャスパーティアラ
 △ (14)ミネヒメ
 △ (15)ダンスインザリング
結論 馬連13-2,16,11,1,3,14,15 (10:10:10:5:5:5:5) 複勝13 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にトレンディスター(-8.0pt)、ユカリプレリュード、フォルテース(ともに-4.7pt)、ダンシングニードル(-4.3pt)、ジャスパーティアラ(-4.0pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (13)トレンディスター

 新馬戦を圧勝し、デビュー3戦目の中京2歳Sでは逃げてあのビッグシーザーの2着、それも3着馬に2馬身半差をつけ、ここではNO.1の好指数を記録しての2着だった馬。この時点で重賞でも通用する能力を感じさせた。

 前走のあざみ賞は、外から(1)ユカリプレリュードにハナを叩かれて控えざるを得ない展開。結果、頭を持ち上げるほど折り合いを欠き、能力を出し切れずに5着に敗れた。しかし、今回はスピードを存分に生かせる舞台。13番枠と外枠も恵まれた。圧勝まであるか…。
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本日5番 新潟11R 信濃川特別 芝2000m
 ◎ (1)アナレンマ
 〇 (6)セレブレイトガイズ
 ▲ (2)サマービート
 △ (3)マリノソフィア
 △ (8)ビートザウイングス
 △ (9)エヴィダンシア
 △ (10)ブルーゲート
結論 馬連1-6,2,3,8,9,10 (20:10:5:5:5:5) 複勝1 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にセレブレイトガイズ(-11.7pt)、シンシアリダーリン、エヴィダンシア(ともに-10.7pt)、マリノソフィア、ブルーゲート(ともに-9.7pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (1)アナレンマ

 中京芝2000mの新馬戦では、好位からラスト2F11秒5-11秒4で勝利した素質馬。競走中止となったが、プリンシパルSにも出走した。そこから復帰した後、冬場だったこともあり、なかなか調子が上がらなかったが、昨年5月の1勝クラスでは、新馬戦以来の勝利。

 同レースでは1番枠から五分のスタートを切って、一旦ハナを主張したが、外の2頭に行かせて3番手を追走。向正面半ばで2番手に上がり、3~4角ではさらに上がって逃げ馬の直後。ラスト1F地点で先頭に立つと、マテンロウエールの追撃を1馬身1/4差振り切った。

 その後は2勝クラスで好内容の競馬を続けたが、冬場の近2走は大敗。昨年5月の1勝クラスV時も立て直されての好走だったが、臨戦過程は昨年と同じ。ここでの復活を期待する。

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本日6番 京都11R 都大路S 芝1800m
 ◎ (4)フォワードアゲン
 〇 (3)エンペザー
 ▲ (10)バジオウ
 △ (2)ルペルカーリア
 △ (5)アドマイヤハダル
 △ (7)エンデュミオン
 △ (8)エアファンディタ
 △ (1)マンオブスピリット
結論 馬連4-3,10,2,5,7,8,1 (15:10:6:6:6:6:1) 複勝4 (50)

◎ (4)フォワードアゲン

 昨夏の札幌芝1800m戦、STV賞(3勝クラス)を勝利し、続く強豪が揃った新潟記念でも4着したように、地力をつけている馬。昨夏の新潟記念では、12番枠から五分のスタートを切ると、二の脚良く好位の外目まで上がって行き、そこから抑えて我慢させながらの追走。

 3~4角では中団のやや前目から外を回って、3番手のフェーングロッテンの後ろまで上がり、直線序盤で追い出されると同馬に並びかけて3列目。ラスト2F目では2列目の一角に加わる気配を見せたが、ラスト1Fで外のユーキャンスマイルに差され、最後はフェーングロッテンにも前に出られて3/4差。16番人気という低評価ながら、惜しい4着だった。

 本馬は3走前の中山金杯でも中団の外から最速の上がり3Fを駆使して、勝ち馬に0.3秒差(8着)まで迫っている。近2走は馬場が悪く能力を出し切れず。特に前走の福島民法杯は外枠から実質厳しいペースを勝ちに行ったもので、内容は悪くない。前走の厳しい流れの経験を糧に復活を期待する。
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本日3番 新潟12R 4歳上1勝クラス ダ1200m
 ◎ (14)ロックユアハート
 〇 (12)デュアルキャリアー
 ▲ (3)マテンロウボイス
 注 (10)アイファーリンクス
 △ (1)トランザクト
 △ (13)ワンダーヘイルネス
 △ (2)キボウノホシ
 △ (8)エスグラシア
 △ (7)イチゴキネンビ
 △ (9)サンマルカーラ
結論 馬連14-12,3,10,1,13,2,8,7,9 (14:10:10:5:5:2:2:1:1) 複勝14 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にデュアルキャリアー(-10.7pt)、ワンダーヘイルネス(-7.0pt)、アイファーリンクス(-6.7pt)、ロックユアハート(-6.3pt)、マテンロウボイス(-5.0pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (14)ロックユアハート

 デビュー戦は芝で大敗したが、2戦目のダートでなかなか良い指数で2着し、ダート適性の高さを見せた馬。そしてデビュー4戦目のダート未勝利戦を逃げ切り勝ち。3着馬には2馬身差を付けての勝利だった。前々走はスタミナが不足する長期休養明けで逃げ切れず、前走は芝で結果が出なかったが、好スタートを切って、ダッシュ良く先頭と、スピードは見せていた内容から、このクラスでも十分に通用する。そこから立て直されてダートなら、復活が期待できる。前回の休養明け緒戦はタフなダートだったが、今回は当時よりもダートが軽い点も好ましい。
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本日4番 京都12R 4歳上2勝クラス ダ1200m
 ◎ (1)ユスティニアン
 〇 (11)ブルーダイヤカフェ
 ▲ (12)スマートラプター
 △ (3)メルシー
 △ (5)リンドラゴ
 △ (6)キタノエクスプレス
 △ (14)ロードミッドナイト
 △ (9)タガノトランキーロ
 △ (10)ルアル
 △ (15)ダイシンウィット
結論 馬連1-11,12,3,5,6,14,9,10,15 (10:10:7:7:5:5:2:2:2) 複勝1 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にロードミッドナイト(-17.3pt)、スマートラプター(-17.0pt)、ブルーダイヤカフェ(-16.0pt)、メルシー(-15.7pt)、ユスティニアン、ルアル、ダイシンウィット(ともに-14.0pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (1)ユスティニアン

 10走前から3走前まで8戦連続で連対した底力のある馬。3走前、4走前と2勝クラスを連対しており、ここを勝てる力はある。特に3走前の夙川特別は、阪神芝1200mで前半3F34秒9-後半3F36秒8のかなりのハイペースだったが、2列目の外々から2着に粘った内容がとても優秀。2勝クラスの安定勢力パイプライン(3着)に2馬身半差を付けている。

 前々走の伊万里特別はダ1000m戦でレースの流れに乗れず、前走は出遅れを挽回してポジションを取りに行くロスのある競馬となって、能力を出し切れなかった。外枠に逃げ馬多数でペースが速くなりそうな今回は、1番枠を利して内々を立ち回れる優位性もある。そこで本馬の巻き返しに期待した。
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追加 東京12R 4歳上2勝クラス ダ1600m
 ◎ (1)ヴァーンフリート
 〇 (9)マブストーク
 ▲ (16)レオカクテル
 △ (2)ゴールドレッグス
 △ (5)アキノスマート
 △ (8)デルマラピスラズリ
 △ (11)ミエノナイスガイ
 △ (12)ベラール
 △ (13)サトミノマロン
 △ (14)ダイチヴィヴァン
結論 馬連1-9,16,2,5,8,11,12,13,14 (15:10:5:5:3:3:3:3:3) 複勝1 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にヴァーンフリート(-16.3pt)、レオカクテル(-16.0pt)、ギャラクシーナイト(-13.0pt)、マブストーク(-12.7pt)、サトミノマロン(-11.0pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (1)ヴァーンフリート

 デビュー当初は芝を使われていたが、ダートで着実に力をつけた馬。4走前の東京ダ1600mの1勝クラスでは、15番枠から五分のスタートを切ったが、一旦控えて後方。向正面半ばで馬なりで中団まで進出し、4角手前で先頭に並びかけて直線へ。序盤で先頭に立つと、そこから7馬身差で圧勝した。当時の指数は2勝クラス勝ちレベルを上回る指数での勝利だった。

 前走の利根川特別は道中でチグハグな競馬となり、能力を出し切れなかったが、今回は得意の東京ダート。指数上の比較からも今回のメンバーでは抜けている。

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