2023年 福島牝馬S+東京9R+11R以降の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2023.04.22
2023年 福島牝馬S+東京9R+11R以降の予想

■福島芝はタフで中よりも外が伸びる

 1回福島芝は初日から時計が掛かっていたが、雨に祟られた先週はタフな馬場で外差しが決まっていた。本日は良馬場で開催されるが、それでも時計が掛かるだろう。本日のレースを見る限り、内が全くダメというほどではないが、中よりも外のほうが伸びる。またこのレースは2回福島3日目で行われた昨年も、レースを当日が外差し馬場だっただけに、今年も外差し優勢と見て予想を組み立てたい。

本日3番 福島11R 福島牝馬S 芝1800m
 ◎ (9)ビッグリボン
 ○ (8)ジネストラ
 ▲ (11)クリノプレミアム
 △ (2)ステラリア
 △ (3)ホウオウイクセル
 △ (4)エリカヴィータ
 △ (12)ウインピクシス
 △ (15)エイシンチラー
結論 馬連9-10,11,2,3,4,12,15 (15:10:5:5:5:5:5) 複勝9 (50)

■有力馬の紹介

◎ (9)ビッグリボン

 4走前の2勝クラス・渥美特別で古馬オープン通用級(=牝馬限定重賞通用級)の指数で勝利した馬。4走前は3番枠から五分のスタートを切って、そこから外の馬に行かせて中団中目を追走。3~4角の外から進出して直線外から追い出されると脚力の違いを見せ、2着馬に4馬身差を付け、楽々と差し切った。

 前走の関門橋Sではレッドベルオーブの暴走で前半5F56秒6-61秒3の超絶ハイペースとなったが、12番枠から五分のスタートを切って中団中目から向正面で2番手まで位置を押し上げ、3角では2列目の外。4角では単独2番手まで上がったが、それをダンディズムに目標にされ、最内を完璧に捌いたディープモンスターに抜け出されて3着に敗れた。

 前走は早仕掛けが主な敗因。また本馬は芝2000mで実績があるように、本質的に芝1800mは忙しいが、時計が掛かる馬場ならば追走が楽になること、後方からレースが出来るメリットもあるだけに、今回の本命馬とした。

○ (8)ジネストラ

 前々走の3勝クラス若潮S3着馬に3馬身差を付け、2着と好走した馬。前々走は4番枠から好スタートを切ってハナを主張。内からアールバロンが絡んで来たので、そこから促して差を広げていく競馬。しかし、その後もペースは落とさず、一貫したペースで逃げ、最後の直線序盤で後続を引き離して行く形。結果的に強豪ゾンニッヒ(後のダービー卿CT・3着)にハナ差ほど差されたが、好内容、そしてここではNO.1タイの好指数での優勝だった。

 しかし、本馬は逃げにこだわるタイプではなく、前走の幕張Sでは4番枠から好スタートを切りながらも、内からかなり押してハナを主張するルースに行かせて2番手からの競馬。向正面で捲ってくる馬がいてもそれらに行かせて、マイペースの競馬を貫き、ここでも直前序盤で仕掛けて抜け出し、勝利している。今回も(12)ウインピクシスと(12)ストゥーティのハナ争いを見ながら、2列目を狙って行くだろう。福島芝は前へ行く馬は不利だが、本馬くらいの実力があれば、ある程度、前から押し切れても不思議ない。

▲ (11)クリノプレミアム

 昨年の中山牝馬Sの勝ち馬で、その次走の福島牝馬Sでも2着に善戦した馬。昨年のこのレースも外差し馬場&外差し有利の展開だったが、本馬は2番枠から好スタートを切って、好位の内でレースを進め、3角で外に出されると、そこから一気に動いて4角先頭の競馬で2着。3角で外に出す判断は良かったが、早めに動いたことでラスト1Fで甘くなり、そこを外からアナザーリリックにクビ差ほど差されたもの。勝ちに等しいレース内容だった。

 本馬は次走の中山金杯でも2着に好走。2番枠から好スタートを切って一旦ハナに立ったが、そこから各馬の出方を窺い、最終的には外の各馬を行かせて、上手く好位の最内に収めて行く競馬。道中も折り合い重視で乗り、3列目で3角。3~4角で好位の中目を選択したが、外からラーグルフに被され、進路が確保しきれないまま直線へ。直線序盤で中目を突こうとするが詰まって外。ラスト1Fでしぶとく伸びて最後はラーグルフにハナ差まで詰めるが、ここでもハナ差の2着に惜敗した。中目に閉じ込められて、仕掛けが遅れたのが敗因で、それがなければ勝てていた内容だった。

 ただし、前走の中山牝馬Sが、好位の外から向正面で動いて逃げ馬にプレッシャーをかけに行ったにせよ、勝ち馬と0.7秒差の5着では、「やや物足りない」と言わざるを得ない内容。前走は前々走で自己最高指数を記録した後の一戦で疲れが残っていた可能性が高いだけに、今回で巻き返して来る可能性が高いが、今回も好位からある程度勝ちに行くことが予想されるだけに評価を下げた。
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本日4番 東京9R 新緑賞 芝2300m
 ◎ (5)ニシノプロポーズ
 〇 (2)サスツルギ
 ▲ (6)ローレルキャニオン
 △ (1)シーズオブホープ
 △ (4)サンライズピース
 △ (8)フロムナウオン
 △ (7)ペリプルス
結論 馬連5-2,6,1,4,8,7 (15:13:10:5:5:2) 複勝5 (50)

PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にサスツルギ、サンライズピース(ともに-6.7pt)、ニシノプロポーズ、フロムナウオン(ともに-4.3pt)、ローレルキャニオン、ペリプルス(ともに-3.0pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (5)ニシノプロポーズ

 ミッキーカプチーノ、フリームファクシ、グリューネグリーンなど粒揃いの新馬戦の4着馬で、次走の未勝利戦では逃げ馬から離れた2番手を追走し、3着以下に6馬身半差をつけて好指数勝ちした馬。前々走のセントポーリア賞では、前半4F48秒4-後半4F46秒7のかなりスローペースを最後方の外からジリジリ伸びて、ラスト1Fでも差を詰めて2着争い4頭一戦の5着。前が残る展開で、メンバー最速の上がり3Fで追い込んだ来たように、やはり能力は高い。

 前走のフリージア賞は後のスプリングS2着のホウオウビスケッツが逃げて、5F後半57秒7の後半でほぼ息が入れられない流れ。この流れを2番手から外々を回る競馬では苦しく、7着大敗も仕方のない結果だった。立て直されて東京開幕週の今回は巻き返しが期待できる。
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本日1番 京都11R 京都競馬場グランドオープン記念 ダ1200m
 ◎ (10)ドンフランキー
 〇 (15)ヤマトコウセイ
 ▲ (8)リアンクール
 注 (5)レッドゲイル
 △ (4)カセノダンサー
 △ (7)オーヴァーネクサス
 △ (12)イモータルスモーク
 △ (16)ワルツフォーラン
結論 馬連10-15,8,5,4,7,12,16 (10:10:10:5:5:5:5) 複勝10 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にドンフランキー(-29.0pt)、ワルツフォーラン(-25.7pt)、サイクロトロン(-24.7pt)、サンライズアムール、オーヴァーネクサス(ともに-24.0pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (10)ドンフランキー

 デビューから大きく崩れたのは芝とダート中距離のみで、ダートの短距離では全て0.3秒差以内で大きく負けたことがない馬。前々走の3勝クラス・遠江Sでは、逃げてオープン通用級の指数で勝利した。

 前走のコーラルSでも前半3F34秒4-後半3F37秒7の超絶ハイペースで逃げながらも、ラスト3F~2Fにかけて再加速して差のない4着。本馬は初めてのダ1200mで今回はスタート地点が芝の短距離戦になるが、前走時ラスト1Fで甘くなっていることから、距離が短くなるのは悪くないはず。砂を被る競馬は未知数だが、折り合う競馬でも問題のない馬なので、巻き返しを期待する。
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本日5番 東京11R オアシスS ダ1600m
 ◎ (15)ハセドン
 〇 (11)コンシリエーレ
 ▲ (10)ベルダーイメル
 注 (16)タイセイサムソン
 △ (3)アラジンバローズ
 △ (5)ヴァルツァーシャル
 △ (14)アドマイヤルプス
 △ (2)ジャズブルース
結論 馬連15-11,10,16,3,5,14,2 (13:10:10:5:5:5:2) 複勝15 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にアラジンバローズ(-29.0pt)、タイセイサムソン(-27.3pt)、コンシリエーレ、ハセドン(ともに-26.0pt)、ベルダーイメル(-25.3pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (15)ハセドン

 昨年の3歳オープン青竜Sの勝ち馬。東京600mは得意で現4歳世代で上位の力を持っている。前走のバレンタインSはトップスタートを切ってハナを主張した(12)ロードシュトロームにコンバスチョンが競りかけ、前半3F33秒5-後半3F36秒8のかなりのハイペース。3番枠からスタートで躓いたこともあり、単独最後方からの競馬となった本馬は展開が向いたことは確かだが、初の短距離ダートに対応してしっかり伸びた内容は、地力強化を感じさせた。

 本日の東京ダートはやや時計が掛かっている。今回も前走同様にロードシュトロームが逃げる展開が予想される。ならば差し優勢の決着となると見て、本馬を本命視した。
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本日2番 京都12R 4歳上2勝クラス 芝1600m
 ◎ (4)アスクコンナモンダ
 〇 (8)パンドレア
 ▲ (1)ムーンリットナイト
 注 (9)テーオーアマゾン
 △ (6)アルママ
 △ (3)ジャッカル
 △ (11)メイショウカクウン
結論 馬連4-8,1,9,6,3,11 (16:16:10:5:2:1) 複勝4 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にアスクコンナモンダ(-14.0pt)、シティレインボー、ディオ(ともに-13.7pt)、ムーンリットナイ(-12.7pt)、メイショウベッピン、アルママ(ともに-12.0pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (4)アスクコンナモンダ

 前々走の1勝クラスでは1番人気のモズゴールドバレルが逃げて2着に粘る前有利の流れを、中団の外から4角大外を回って直線一気に突き抜け、3馬身差で圧勝した馬。前々走では1クラス上の指数で勝利し、前走もこのクラスで2着と好走した。本馬はこれまでのキャリアが8戦と浅く、掲示板を外したのはダートの新馬戦と重賞のアーリントンCのみと言う安定感。ここも期待できる。

〇 (8)パンドレア

 ブリンカー着用の前々走で一変した馬。前々走は2番枠からまずまずのスタートを切って一旦好位から、外の各馬に行かせて中団の最内を追走。そこからじわじわ位置を上げ、4角3列目の最内から直線へ。序盤でひとつ外に出して狭い間を割り、そこからグンと加速して2着に3/4差で勝利。芝1400mの前走は追走に忙しく5着に敗れたが、そこから立て直されて前々走と同距離の今回は巻き返しを期待する。

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