■GⅠ昇格後の過去6年の勝ち馬は全て3角5番手以内
大阪杯が行われる阪神芝2000mはスタート直後に急坂があるため、ペースが上がりにくいのが特徴。2021年は直前の大雨で一気に重馬場まで悪化し、前半5F59秒8-後半5F61秒8のかなりのハイペースだったが、良馬場時は過去5回中、3回がかなりのスローペースで決着している。
そういった影響もあり、GⅠ昇格後の過去6年の勝ち馬は全て3角5番手以内である。内訳は逃げ1勝、先行4勝、マクリ1勝。大阪杯当日は1回阪神初日からAコース使用16日目になる。しかし、ロングラン開催を意識して路盤の内側が固く作られており、外差し馬場になることは考えにくく、内でも粘れるはず。
実際に土曜の阪神芝2000mの1勝クラスで1分59秒0で逃げ切りが決まったように、雨に祟られたここ2週から一気に高速化。大阪杯は1分58秒を切ってくる可能性も十分あり、過去の傾向どおり前で立ち回れる馬を中心に予想を組み立てたい。
本日6番 阪神11R 大阪杯 芝2000m
◎ (13)ダノンザキッド
〇 (14)ヒシイグアス
▲ (9)ジャックドール
△ (2)マリアエレーナ
△ (6)ヴェルトライゼンデ
△ (11)スターズオンアース
△ (1)ジェラルディーナ
△ (12)キラーアビリティ
結論 馬連13-14,9,2,6,11,1,12 (10:10:8:8:8:4:2) 複勝13 (50)
■有力馬の紹介
◎ (13)ダノンザキッド
昨秋のマイルCSの2着馬。同レースでは3番枠からスタート直後にやや躓いたが、そこから促して好位の中目を追走。道中で中団まで下がって、ソダシの後ろで3角へ。3~4角で同馬は外に出したが、本馬はその内から直線しぶとく伸びて2着に好走した。外差し馬場で大外一気のセリフォスには差されたが、同馬よりも内から先に動いての2着は褒められる内容だった。
本馬は一昨年の皐月賞大敗後、マイル路線に転向。しかし、マイル戦では追走に苦労しており、本質的にはもっと距離があったほうが良いと見ている。前走の中山記念では11着だったが、本馬はコーナーリングが苦手で、皐月賞同様に3~4角のペースアップで位置が下がってしまったのが主な敗因。中山よりもコーナーがゆったりとした阪神芝なら見直せる。またこの距離なら出遅れない限り、好位で立ち回れる点も魅力だ。
〇 (14)ヒシイグアス
昨年の宝塚記念2着の実績馬。同レースはタイトルホルダーがペースを引き上げて行く中で、10番枠からまずまずのスタートを切り楽な手応えで2番手まで上がり、そこから控えて好位の中目を追走する形。道中でやや折り合いに苦労していたが、3~4角で4列目の最内から最短距離を通り、4角で中目を捌いて3列目で直線へ。そこからしぶとく伸び、タイトルホルダーに2馬身差まで詰め寄る驚きの好内容だった。
そこから長期休養明けとなった前走の中山記念は、出脚は良くなかったが、中団中目をスムーズに立ち回り、一昨年に続く中山記念2勝目を挙げた。本馬の能力の高さは健在だが、問題はいつもレース間隔を開けて使われていた馬が、今回中4週で使われる点。続戦するのは人間の視点では調子が良いからだろうが、中身がともなわずに取りこぼす危険性もある。
▲ (9)ジャックドール
昨年の金鯱賞をレコードタイムで逃げ切り勝ちした馬。同レースは3番枠からまずまずのスタートを決め、1角でハナを取り切り、向正面で速度を上げ、4角から仕掛けて2馬身半差で優勝した。そこまで高速馬場ではなかったが、自ら緩みないペースで逃げての勝ちだった。
その次走の大阪杯では好スタートを切ったが、二の脚がひと息でアフリカンゴールドに競られる形。直後には同型馬のレイパパレが控えていたこともあり、本馬はアフリカンゴールドに抵抗し、1~2角からペースを引き上げていく競馬。ややオーバーペースの逃げとなり5着に敗れた。
今回は同型馬が不在。前走の香港Cでは出遅れて、中団中目からの競馬となったように、徐々にゲートや二の脚でやや甘さを見せているのは気掛かり。上手く出して行かないと外から(16)ノースザワールドや内から(2)マリアエレーナ辺りに競られて2番手、3番手になる可能性もある。しかし、大阪杯の脚質傾向から要注意だ。
△ (2)マリアエレーナ
昨夏の小倉記念で初重賞制覇を達成した馬。同レースは2番枠から好スタートを決め、一旦ハナから外の各馬を行かせて好位の最内と、完璧な入り方で3列目の最内を追走。3~4角で2列目まで上がり、4角でひとつ外から楽に先頭に立った。そこから突き抜けて5馬身差の圧勝、自己最高指数を記録した。
その次走の天皇賞(秋)は自己最高指数を記録した後の一戦らしく、あまり行き脚がつかなかったが、1番枠から積極的に前の位置を取りに行った。しかし、ノースブリッジに進路をカットされラチに接触しそうになり、危険回避のため4列目まで位置を下げる不利があった。そこから4角まで包まれ、直線序盤でも前が壁になり、本来の力を出し切れなかった。
前々走の愛知杯は2番枠からトップスタートを切り、そこから逃げの手をチラつかせたが、アブレイズが外から一気に来たことで進路を塞がれ、ここでもスムーズさを欠く競馬で3着だった。3走前、前々走も噛み合っていなかったが、前走の金鯱賞はそれ以上に厳しい競馬だった。
前走でも2番枠から好スタートを切ったが、内のアラタがハナを主張。さらに外からフェーングロッテンがそのハナを叩きに来たので、本馬はコントロールして好位の最内に下げた。そこから道中で包まれて中団まで下がり、3~4角でも中団最内で包まれ、進路がないまま直線へ。ラスト1Fでようやく中目に進路を切ったが、そこでも詰まって力をほぼ出し切れず、8着凡退。今回も2番枠だが、小倉記念のような騎乗が出来れば巻き返せるだろう。
△ (6)ヴェルトライゼンデ
昨秋のジャパンCの3着馬。同レースは3番枠からまずまずのスタートを決め、2列目の内から2頭目を追走。前半、中盤とペースが上がらず、3~4角で包まれて直線序盤では進路がなかった。しかし、ワンテンポ追い出しを待ち、狭い内から何とか抜け出してラスト1Fで先頭。外からシャフリヤール、さらに馬群の中目を割って抜け出したヴェラアズールに差されて、3/4+クビの3着だった。
最後の直線で抜け出したいタイミングで進路を作り切れず、待たされたのは少し痛かった。ただペースが上がった3~4角で内目と他の上位馬よりもロスなく立ち回れたことが好走に繋がった面がある。
前走の日経新春杯も2番枠からまずまずのスタートを切って、序盤は2列目の最内、1~2角で前にキングオブドラゴンを入れて3列目の最内を追走。4角出口で外に出されるとジリジリと伸び、ラスト1Fでキングオブドラゴンを差し切った。今回ははっきりとしたマイナス材料は少ないが、最高指数がそこまで高くないことが不安点である。
△ (11)スターズオンアース
昨年の二冠牝馬。三冠が掛かった前走の秋華賞では、9番枠から出遅れて挟まれ、最後方付近と最悪の入り方になった。道中も後方2列目で中目から内目に入れて我慢の競馬。3~4角でペースが上がって行く流れで最内を通し、4角で中目のスペースを拾いながら中団やや後方で直線へ。序盤で捌きながら好位列まで上がり、ラスト1Fでも捌いて内から外のナミュールにしぶとく迫ったが、さすがに苦しく、同馬とハナ差の3着に敗れた。前走は3~4角で鞍上が上手く捌いてはいたが、位置取りが後ろ過ぎたという内容だった。
今回は秋華賞以来の一戦。本馬は現時点で1番人気に支持されているが、古馬の一線級が相手となると、秋華賞馬のスタニングローズが中山記念で、本来の能力を出し切れなかった○ヒシイグアスに完敗の5着だったように、本馬も昨秋からの成長が欲しいところではある。スタニングローズは成長が見せられなかったが、本馬はここで成長を見せられれば通用するだろう。あまり後ろ過ぎる位置だと厳しいが、中団くらいでレースを進められればチャンスはありそうだ。
△ (1)ジェラルディーナ
昨年6月の鳴尾記念以降の5戦全て3着以内かつ、秋のオールカマー、エリザベス女王杯を連勝するなど、成績に安定感を持ちながら上昇してきた馬で、この点は評価できる。ただ昨年のエリザベス女王杯は、時計の掛かる重馬場で緩みなくレースが流れ、外差し決着だった。そんなレースを中団外々から差し切って優勝しているように、時計の掛かる馬場のハイペースがベストの馬。一方、今年の大阪杯当日は高速馬場であり、芝2000mではやや距離が短い。
前走の有馬記念を始め、近走は距離の長いレースで後方からのレースを続けているだけに、今回はレースの流れに乗ることが難しそう。意識して前に行こうとすれば、無駄に脚を使うことにもなりそうだ。ただし、3走前のオールカマー勝利時のように、ロスなく立ち回れる内枠は好ましく、連下に加えた。
△ (12)キラーアビリティ
前々走の中日新聞杯では、一昨年のホープフルS以来の優勝を達成した馬。ただ前々走は3角手前の下り坂から一気にペースアップし、3~4角で外を回った馬はロスが大きく、4角大外をぶん回した1番人気馬プログノーシス(次走、金鯱賞勝ち)が4着に敗れ、内から2頭分以内を立ち回った馬が1~3着を独占する展開となった。12番人気ので5着のハヤヤッコも中団の最内を立ち回った馬である。
本馬は1番枠から好スタートを切ったが、3番枠から押して内に切り込んで来たハヤヤッコに行かせて、同馬の直後を追走。またこのレースは後半の仕掛けが速く、前が厳しいレースとなっているだけに、後方の最内を立ち回った本馬は全てが噛み合っての優勝だったと言える。
しかし、前走の京都記念でもエフフォーリアをマークしながら好位の外でレースを進め、3~4角で心房細動で下がる同馬の影響で一旦位置が下がり、そこからプラダリアの後ろに出しての追い出し。最後の直線でも何とか進路を確保したが、窮屈で置かれる場面がありながら、ラスト1Fで挽回して5着と大崩れしなかったことは評価できる。昨年の皐月賞以降のスランプから完全に抜け出したようだ。今回のメンバーが相手となるとやや力不足は否めないが、好位を立ち回れる強みがあるだけに、警戒はしておきたい。
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本日2番 中山9R 4歳上1勝クラス ダ1800m
◎ (2)カフェカルマ
〇 (11)ブリンディジ
▲ (9)モメントグスタール
△ (4)ヨドノドリーム
△ (6)メイプルプリン
△ (7)ライヴクラッカー
△ (8)ホウオウニンジャ
△ (12)マイネルエール
結論 馬連2-11,9,4,6,7,8,12 (25:10:3:3:3:3:3) 複勝2 (50)
能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (2)カフェカルマ
デビュー3戦目のカトレアSでは現オープンのコンシリエーレ、ヘラルドバローズと差のない競馬で2着した馬。その後も黒竹賞で3着しているように、1勝クラスにいるような馬ではない。前々走は休養明けで4着、前走は5番から出遅れ、スタート直後に寄られて進みも悪く、本来の能力を出し切れなかった。休養明けで好走した疲れもあったのだろう。今回は休養明け3戦目。疲れが取れての復活を期待する。
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本日7番 阪神9R 明石特別 芝2000m
◎ (4)スカイフォール
〇 (1)テーオーソラネル
▲ (9)タガノカイ
注 (7)セレブレイトガイズ
△ (3)ヴェールランス
△ (5)ピノクル
△ (6)エールブラーヴ
△ (8)グランスラムアスク
結論 馬連4-1,9,7,3,5,6,8 (20:10:10:3:3:2:2) 複勝4 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にテーオーソラネル(-12.0pt)、セレブレイトガイズ(-11.7pt)、タガノカイ(-11.3pt)、スカイフォール(-10.7pt)、ヴェールランス(-9.7pt)。
能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (4)スカイフォール
札幌芝1800m新馬戦を好位の最内からラスト2F11秒5-11秒4で勝利した素質馬。前々走の1勝クラス・北辰特別では、大外11番枠から五分のスタートを切って好位の外を追走し、4角で出口でさらに外に出されると、ラスト1Fで突き抜けて3馬身差の圧勝。1クラス上で通用する指数を記録した。
前走のオールスターJ第4戦は、1番枠からアオってのスタートで後方の最内で包まれてレースにならなかった。しかし、前々走の指数からこのクラスでも十分にやれる。今回は前走を逃げて好指数で圧勝した(1)テーオーソラネルが厳しくマークされる可能性が高く、本馬は差せる強みが生かせると見て、中心視した。
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本日4番 中山10R 両国特別 芝1600m
◎ (9)ラズベリームース
〇 (3)ホウオウプレミア
▲ (6)アルママ
△ (1)マイネルダグラス
△ (5)ワザモノ
△ (7)ゲバラ
△ (8)ノーダブルディップ
結論 馬連9-3,6,1,5,7,8 (20:10:5:5:5:5) 複勝9 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にホウオウプレミア(-14.0pt)、ロードカテドラル(-13.0pt)、ゲバラ(-12.3pt)、ノーダブルディップ(-11.7pt)、ラズベリームース(-11.3pt)。
能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (9)ラズベリームース
デビュー3戦目の未勝利戦では逃げて好指数で圧勝し、アネモネSで2着となった素質馬。前走は7番枠から好スタートを切って序盤は2番手外から、向正面で先頭に立って押し切る強い内容の競馬。ここでも十分に通用すると見る。
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本日3番 阪神10R 心斎橋S 芝1400m
◎ (5)アルナシーム
〇 (2)ケデシュ
▲ (4)タイセイシェダル
△ (1)ボルザコフスキー
△ (8)メイショウホシアイ
△ (15)ブルーシンフォニー
△ (10)メタルゴッド
△ (12)ワンスカイ
結論 馬連5-2,4,1,815,10,12 (15:9:9:9:4:2:2) 複勝5 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にボルザコフスキー(-16.0pt)、ブルーシンフォニー(-15.7pt)、メイショウツツジ(-15.0pt)、メイショウホシアイ(-14.3pt)、タイセイシェダル、アルナシーム(ともに-13.0pt)。
能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (5)アルナシーム
かなり気性難の馬。それでも朝日杯FS4着、3走前の瀬戸内特別では1クラス上の指数で走るなど、能力を出した場合にはオープン級のものを持っている。3走前は3番枠から好スタートを切って好位の最内を追走し、直線序盤でも持ったまま。ラスト1Fで抜け出しての完勝だった。
前走の武庫川Sはそれまでの鞍上、福永騎手が引退し、鮫島騎手への乗り替わり。大外14番枠で折り合いに専念しすぎて、前と内の馬が残る馬場&展開を後方待機から外々を回り、本来の能力を出し切れなかった。折り合いを気にしないで済む芝1400mで能力全開を期待する。
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本日8番 中山11R 美浦S 芝2000m
◎ (5)テーオーシリウス
〇 (11)エンペザー
▲ (3)ブルーロワイヤル
△ (2)サンストックトン
△ (12)スパイラルノヴァ
△ (6)モーソンピーク
△ (13)サクセスシュート
△ (8)アインゲーブング
結論 馬連5-11,3,2,12,6,13,8 (10:10:10:10:4:4:2) 複勝5 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にサンストックトン、エンペザー、スパイラルノヴァ、サクセスシュート(ともに-15.0pt)、モーソンピーク(-14.3pt)。
能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (5)テーオーシリウス
デビューからずっとダートを使われてきた馬だが、芝に路線転向すると上昇し、5走前の芝1800m戦では、3番枠からトップスタート切って、速いペースで引っ張り、1クラス上の指数で勝利した。前々走の玄海特別では、12番枠だったが、1角でハナを取り切って後続を大きく引き離しての逃げ。稍重で時計も掛かる中で前半4F46秒6-後半4F50秒1と超ハイペースを演出したが、残れてしまっている。自分の競馬ができればであるが、かなり力をつけている。
前走のスピカSは極悪馬場でオーバーペースの逃げ。最後の直線ではさすがに苦しくなったが、それでも見せ場は十分にあった。今回は楽に主導権を握れるメンバー構成で、前走時よりも馬場状態も良く、前から押し切りやすい。前走の厳しい経験は今回での粘り強化に繋がると見て、本馬の逃げ切りに期待した。
〇 (11)エンペザー
前々走の中京日経賞では大外10番枠から好スタートを切って、前半4F47秒9-後半4F45秒9のかなりのスローペースで逃げ切った馬。序盤で内のファイアーボーラーが絡んできたが、2着でハナを取り切り、3番手以下を大きく引き離して追走。3角で後続を引き付け、4角でスパートし、2着馬に2馬身半差と危なげない押し切りだった。
今回は初めての芝2000m戦になるが、本馬はマイル戦で長くいい脚が使えているので、一気の2F延長はともかく、距離が延びても問題ないはず。実際にマイルCS当日で外差し馬場だった3走前の芝1800m戦、再度山特別でも逃げて勝ち馬と0.4秒差5着に粘っている。
▲ (3)ブルーロワイヤル
未勝利から休養を挟んで、前々走のフォーチュンCを勝利した馬。前々走は大外12番枠から好位直後の外を追走。前々走は前半5F60秒9のかなりのスローペースだったが、向正面の外からファジェスが捲って一気にペースアップ。3角手前からペースアップする中、3~4角の中目から2列目まで上がり、直線で外に出されてラスト1Fで先頭に立つと、そこから押し切って1馬身半差で勝利した。
本馬は4走前の未勝利戦では4角先頭、3走前の1勝クラスでは3角先頭と早め先頭に立つ競馬での勝利だったが、前走は前がペースを引き上げたことで、自ら勝ちに行く必要がなくなり、指数を大幅に上昇させた。つまり、◎(5)テーオーシリウスがペースを引き上げてくれるここは展開が楽になる可能性が高いということ。前走の壇ノ浦特別は11着大敗を喫したが、そこから立て直されての今回は巻き返しに期待する。
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本日5番 中山12R 4歳上2勝クラス ダ1200m
◎ (12)バスマティ
〇 (3)ティントリップ
▲ (11)ウィンダミア
注 (16)ニルカンタテソーロ
△ (1)ヴァンヌ
△ (2)グアドループ
△ (5)アリススプリングス
△ (9)ブルースコード
△ (14)ヴァンデリオン
結論 馬連12-3,11,16,1,2,5,9,14 (17:10:8:3:3:3:3:3) 複勝12 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にウィンダミア(-15.0pt)、ティントリップ(-14.0pt)、ヴァンヌ(-13.3pt)、ニルカンタテソーロ(-13.0pt)、ブルースコード(-12.3pt)。
能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (12)バスマティ
デビューからしばらく芝を使われていた馬だが、5走前に初ダートで勝利すると、次走3歳1勝クラスも勝利し、ダートでの期待が高まった馬。昨秋に復帰してからの2戦はスタートが悪く、能力を出し切れなかったが、前走は4番枠から好スタートを切って、好位の中目を追走し、最後の直線で外に出されるとしぶとく粘り、見せ場を作ることができた。
2月の東京開催ダートは不凍液の影響で馬場がタフ。よって先行していた馬の次走での巻き返しが目立っている。本馬の前走は2月の東京開催の中では馬場が一番軽かった3週目なので、そこまで反撃力はないかもしれないが、そろそろ完全復調が期待できる頃合いだ。ここで一気の上昇を期待する。
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本日1番 阪神12R 陽春S ダ1200m
◎ (12)サンライズアムール
〇 (10)ファーンヒル
▲ (3)サンキューユウガ
注 (15)ペプチドヤマト
△ (9)ラヴケリー
△ (16)クロデメニル
△ (1)ストームゾーン
△ (13)アシタバ
結論 馬連12-10,3,15,9,16,1,13 (16:8:8:7:7:2:2) 複勝12 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にファーンヒル(-20.3pt)、ラヴケリー(-20.0pt)、サンライズアムール(ー18.7pt)、アシタバ(-17.7pt)、ペプチドヤマト(-17.0pt)。
能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (12)サンライズアムール
ここまでキャリア6戦の馬。デビュー3戦目の初ダート戦を勝利すると勢いに乗ってダートで3連勝した。前走の伊賀Sは休養明けでやや行きたがり、早め先頭に立つ競馬となって最後に苦しくなったが、見せ場は十分。能力の高さを感じさせた。叩かれての前進に期待。