2023年 阪神牝馬S・NZT+他メイン+最終12R予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2023.04.08
2023年 阪神牝馬S・NZT+他メイン+最終12R予想

■Bコース替りも本日は重馬場スター

 かつての阪神牝馬Sは外差し有利の傾向だったが、京都改修の2021年以降はロングラン開催を意識して馬場が硬い作りになっており、内側が悪化せず、Bコース替わりで一気に高速化する傾向だ。昨年の阪神牝馬Sでは、クリスティが折り合いを欠いて緩みないペースで逃げ、4角最内から9番人気のメイショウミモザが外の先行馬をまとめて差し切ってアドバルーンを打ち上げたように、近2年は内々を立ち回った馬が活躍している。

 しかし、本日の阪神芝は昨日の雨の影響で重馬場スタート。高速馬場ではないので、枠の有利不利はそこまで気にする必要はなさそうだ。また今回は前走の京都牝馬Sでも逃げたウインシャーロットの逃げが濃厚だが、阪神芝経験の少ない石川騎手だけに、道悪の今回で前走時のように上手くスローペースで支配して逃げられるかが課題。今回は馬場悪化の影響もあり、前走よりもう一段階はペースが上がる想定で予想を組み立てたい。

本日5番 阪神11R 阪神牝馬S 芝1600m
 ◎ (12)ディヴィーナ
 〇 (7)ルージュスティリア
 ▲ (9)サウンドビバーチェ
 注 (8)ピンハイ
 △ (1)サブライムアンセム
 △ (3)ウインシャーロット
 △ (5)ママコチャ
結論 馬連12-7,9,8,1,3,5 (20:8:7:5:5:5) 複勝12 (50)

■有力馬の紹介

◎ (12)ディヴィーナ

 ヴィルシーナの仔として期待の高かった馬。本馬が3勝クラス勝ち直後の昨春のヴィクトリアマイルでは、6番枠から好スタートを切って序盤は2列目にはいたが、外から被されて進路を失い、手綱を引いて位置を下げる競馬。最終的には18番人気の逃げ馬ロザノワールが接戦の4着に粘る流れを、中団中目からの競馬になってしまったことが痛かったが、それでも勝ち馬と0.7秒差と、11着という着順ほど負けておらず、重賞通用の能力を感じさせられた。

 前走の京都牝馬Sは中団最内でレースを進めていたが、最後の直線では進路がなく、詰まりに詰まる致命的な不利。それでも着差は0.6秒差(11着)だったことから、スムーズな競馬ならもっと上の着順が狙えていた可能性が高い。前走の不完全燃焼で溜まったエネルギーと成長が噛み合えば、ここでも食い込みがありそうだ。
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本日2番 中山11R ユージーランドT 芝1600m
 ◎ (2)ルミノメテオール
 ○ (8)ドルチェモア
 ▲ (6)シャンパンカラー
 注 (9)オマツリオトコ
 △ (1)ミスヨコハマ
 △ (4)サンライズジーク
 △ (5)エエヤン
 △ (10)バグラダス
 △ (14)モリアーナ
結論 馬複2-8,6,9,1,4,5,10,14 (15:10:10:3:3:3:3:3) 複勝2 (50)

■外枠の差し馬にもチャンスがあるか?

 ニュージーランドTは、先週のダービー卿チャレンジTと同じ中山芝外1600mが舞台。中山芝1600mは、高低差が5.3mある芝コースの最高地点からスタートして2角まで緩やかに下り、外回りの向正面から3~4角に向かって約4.5m下って行く円状コース。最初の2角までの距離が約240mと短いため、外枠の馬は外々を回らされることが多く、特に多頭数の外枠は不利となる。

 2020年こそ馬場の内側が悪化した状況下で、1枠の2頭が競り合ってペースを引き上げたことで外差し決着となったが、今年は先週の時点では中目が伸びていたが、内目も致命的に悪くはなかった。ただし、今回はサンライズジークの逃げで緩みないペースが予想されるだけに、3~4角で極端に外を回らなければ、外枠の差し馬にもチャンスがありそう。それも踏まえて予想を組み立てたい。

■有力馬の紹介

◎ (2)ルミノメテオール

 東京芝1400mの新馬戦では、好位の中目でレースを進めて、ラスト2F11秒1-10秒9と驚異的な数字で勝利した素質馬。本馬はその新馬戦の内容から、つわぶき賞では上位人気に支持されて当然だったが、なぜか7番人気の低評価。1番人気のアリスヴェリテがアルテミスS激走の疲れと距離短縮で前に行けずにかなり折り合いを欠いて凡走したこともあり、本馬は順当に勝ち上がることができた。

 つわぶき賞は1番枠から出遅れて後方からの競馬になったが、そこから二の脚で中団の最内まで挽回して行く競馬。3~4角で中目に誘導しながら3列目で直線へ。序盤で進路確保に苦労していたが、狭い間に体を捻じ込むようにして馬の間を割り、体勢が安定して追い出されると、そこからグイっと伸びて勝利した。

 前走のチューリップ賞は、3番枠からまずまずのスタートを切って、モズメイメイを行かせて最終的には3列目の内を追走。しかし、外から各馬が上がってきたからなのか(?)、一気に動いて2列目の内のスペースを潰してブレーキを踏みながら速い流れに乗って行く形。3角でペースが緩み、そこで手綱を引かざるを得なくなり、最後の直線ではモズメイメイの外に出されて追われたが、前半の消耗が応えて、伸び切れずに4着に終わった。

 前走の敗戦により、桜花賞を除外され、ここの出走してくることになったが、勝ちに行って崩れなかった前走内容に大きな進化を感じさせるものだった。またマイルを経験できた点も大きく、今回は4番枠と枠にも恵まれた。ここでの素質開花を期待する。

〇 (8)ドルチェモア

 8月札幌芝1500mの新馬戦を3馬身差で逃げ切り、なかなかの好指数を記録した馬。次走のサウジアラビアRCはグラニットが大逃げを展開する流れを、離れた2番手で後続のプレッシャーを受けながらも快勝。競馬とは前でレースを進めて勝利した馬が数字以上の強さを持っていることを再認識させてくれたレースだった。

 前走の朝日杯FSも2番枠からトップスタートを切って、ハナも視野に入れながらコントロールして2列目の最内を追走。序盤のハナ争いが激化し、前半4F45秒7-後半4F48秒2のかなりのハイペースとなったが、早めに控えることを選択したと言っても先行策から押し切って優勝したことは評価できる。

 朝日杯FSは例年と比べるとレベル(?)ではあるが、それでも本馬が前走時に記録した指数は、ここではNO.1である。その後、休養に出されており休養中の成長が見込めるが、GⅠ馬の本馬にとって目標はこの先のはず。ここが本番ではないので対抗評価とした。
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本日6番 福島11R 吾妻小富士S ダ1700m
 ◎ (12)ワーケア
 〇 (6)アラジンバローズ
 ▲ (1)デンコウリジエール
 △ (2)ブルベアイリーデ
 △ (3)サンライズラポール
 △ (4)ベストリーガード
 △ (5)メイショウムラクモ
 △ (9)ダノンファスト
 △ (13)ミステリオーソ
 △ (14)ロッシュローブ
結論 馬連12-6,1,2,3,4,5,9,13,14 (10:5:5:5:5:5:5:5:5) 複勝12 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にデンコウリジエール(-25.7pt)、ベストリーガード、ダノンファスト、ロッシュローブ(ともに-25.3pt)、ブルベアイリーデ(-24.3pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (12)ワーケア

 芝ではホープフルS3着、弥生賞2着の実績馬。その後伸び悩み、3走前に初ダートに起用されると、長期休養明けながら5着と目途。次走も4着した。前走のポルックSは7番枠から接触もあって後手を踏んだが、上がらないペースを意識して向正面で外から捲ったルリアンの直後から本馬も動いて好位まで上がったために、最後の直線では手応えを失い11着に大敗したが、結果的には早仕掛けだった。

 今回は前走から立て直されての一戦。この辺りでダートにさらに慣れて、もともとの高い潜在能力を存分に発揮することを期待する。
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本日3番 福島12R 4歳上1勝クラス 芝1200m
 ◎ (9)バーニングアイズ
 〇 (5)ラヴォルタ
 ▲ (14)バトルシャイニング
 △ (1)スクリーンショット
 △ (4)ショウナンハクラク
 △ (2)シュガーフロート
 △ (3)タムロキュラムン
 △ (6)ロンズデールベルト
 △ (8)アランヴェリテ
 △ (16)デイトンウェイ
結論 馬連9-5,14,1,4,2,3,6,8,16 (10:10:5:5:4:4:4:4:4) 複勝9 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にラヴォルタ、バトルシャイニング(ともに-7.7pt)、デイトンウェイ(-7.0pt)、タイガーリリー、ウェストファリア(ともに-5.7pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (9)バーニングアイズ

 2歳時に福島芝1200mの未勝利戦を勝利し、3走前の雪うさぎ賞では逃げて3着した快速馬。前々走のはやぶさ賞は新潟芝1000mの内枠で能力を出せなかった。前走はスタミナが不足する長期休養明けで大外16番枠から好スタート切って、そこから一番速い二の脚で先頭に立つ競馬。しかし、内からダレニモトメラレナイが抵抗してハナを主張して来たためにペースが速くなり、苦しくなって15着に失速した。

 しかし、前走ではスピード能力の高さは見せており、今回はそこから再度立て直されての一戦になるが、前走で厳しい流れを経験した効果で、粘り強化が見込める。また本日の福島芝は開幕週らしく、内と前が有利な馬場でもあるので、ここで前に行っての押し切りを期待する。
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本日4番 阪神12R 4歳上2勝クラス ダ1200m
 ◎ (9)クリーンジーニアス
 〇 (3)ナムラフランク
 ▲ (2)アラモートバイオ
 △ (1)ゼットレヨン
 △ (5)ロードジャスティス
 △ (6)ワセダダンク
 △ (7)スカーレットジンク
 △ (8)イルデレーウ゛
 △ (10)カンザシ
 △ (11)ベジェサ
 △ (13)ニホンピロクリーク
結論 馬連9-3,2,1,5,6,7,8,10,11,13 (12:6:4:4:4:4:4:4:4:4) 複勝9 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にイルデレーヴ(-15.3pt)、カンザシ(-15.0pt)、ナムラフランク(-14.3pt)、ニホンピロクリーク(-11.3pt)、スカーレットジンク(-10.7pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

 ◎ (9)クリーンジーニアス

 4走前の未勝利戦を1クラス上の指数で逃げ切り勝ちした快速馬。前走は8番枠から発馬後に諸に躓いて後手を踏み、得意の型には持ち込めなかったが、そこから立て直して中団中目。そこから位置をじわっと挽回し、最後の直線で開いた内からスパっと突き抜けて勝利した。前走はかなり力をつけていることを感じさせる内容。昇級のここも通用しそうだ。
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本日1番 中山12R 4歳上1勝クラス ダ1200m
 ◎ (8)カラパタール
 〇 (10)リトルポピー
 ▲ (4)スマイルアップ
 注 (13)ロジヴィクトリア
 △ (5)ビーマイベイビー
 △ (12)セオリーリターン
 △ (1)トーアスカーレット
 △ (3)コーラルティアラ
結論 馬連8-10,4,13,5,12,1,3 (16:10:10:5:5:2:2) 複勝8 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にロジヴィクトリア(-9.3pt)、スマイルアップ、カラパタール(ともに-9.0pt)、セオリーリターン(-7.3pt)、トーアスカーレット、オルコス、ヤマニンエルモサ(ともに-6.7pt)、

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (8)カラパタール

 デビューから3走前までずっと芝を使われてきた馬。そんな中でもデビュー2戦目の不良馬場の一戦を圧勝しているように、時計の掛かる馬場に対する適性の高さは感じさせていた。近2走はダートに路線転向、慣れながら4着、2着と着実に上昇している。

 また初ダート前々走ではスタート地点がダートだったこともあり、テンでもたついていたが、ダート2戦目、芝スタートの前走では2番枠から五分のスタートを切って、二の脚で2列目の中目と楽に好位の中目に付け、前半3F34秒4-後半3F37秒7のかなりのハイペースを、しぶとく粘れていた点にも好感が持てる。相手がそこまで強くないここは決めたいところだ。

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