2023年 京都記念・共同通信杯+10R以降の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2023.02.12
2023年 京都記念・共同通信杯+10R以降の予想

京都記念が行われる1回阪神開催は、前年の6回阪神からわずか1ヵ月半しか間隔が開いていない。しかし、過去2年は超高速馬場で行われた。昨年は稍重だったが馬場が回復すると超高速馬場だった。また5回阪神6日目以来のAコース使用になることもあり、内を立ち回れる馬が有利だ。

 昨年は逃げ馬不在を生かして11番枠からハナを主張した12番人気アフリカンゴールドと、1番枠から3列目の最内を立ち回った8番人気タガノディアマンテがワンツーを決めた。このように内を立ち回れる馬が有利だ。また宝塚記念と同舞台の阪神芝2200mは1角までの距離がとても長いコースだが、早い時点で隊列が決まれば前からの一発も十分ある。

本日2番 阪神11R 京都記念 芝2200m
 ◎ (12)ドウデュース
 〇 (2)ラストドラフト
 ▲ (6)ユニコーンライオン
 △ (1)マテンロウレオ
 △ (10)エフフォーリア
 △ (11)インプレス
結論 馬連12-2,6,1,10,11 (10:10:10:10:10) 複勝12 (15)

■有力馬の紹介

◎ (12)ドウデュース

 昨年の日本ダービー馬。同レースは超絶高速馬場ではあったが、デシエルトが折り合いを欠いて大逃げを打ったことでレースが緩みなく流れた。本馬は13番枠からやや出遅れ、そこからコントロールしてイクイノックスより2列前の後方馬群の中目を追走。3~4角では外のジオグリフの後ろを通り、直線では大外に出された。そこからラスト2Fでグンと伸びて、ラスト1Fで楽に先頭に立つと、最後はイクイノックスの強襲をクビ差で制した。

ダービーは差し馬有利の展開に恵まれた面はあったが、後に天皇賞(秋)と有馬記念を制したイクイノックス、菊花賞を制したアスクビクターモアに勝利したことは評価できる。前走の凱旋門賞は19着と大敗したが、日本ダービーとは真逆の極悪馬場だっただけに、それでも走れたら二刀流の化け物だ。

今回は前走から立て直されての一戦。陣営もコメントしているようにドバイターフに向けての叩きの一戦ではある。しかし、相手が大幅に弱化しているだけに(10)エフフォーリアや(6)ユニコーンライオンが本来の力を出し切れなければ、勝ち負けになる可能性が高いと見ている。Aコース使用はマイナス要素ではあるが、直線一気型の本馬には外枠の方が合っている。

○ (2)ラストドラフト

 2019年と2021年のAJCC3着や2020年のアルゼンチン共和国杯で2着の実績がある馬。その中でもアリストテレスが優勝した極悪馬場の2021年のAJCCで、自己最高指数を記録している。同レースでは8番枠からやや出遅れ、序盤はスピードに乗らずに後方付近を追走。そこから徐々に押し上げて1角で中団の外。向正面からヴェルトライゼンデを目標に中団中目を追走して4角3列目で直線。そこからジリジリ伸びてヴェルトライゼンデにクビ差迫ったところがゴールだった。

 このAJCCは馬場が悪い上に、ペースも速かったために展開に恵まれて好走した上位3頭とも長期のスランプに入った。本馬もその1頭でそれ以降不振だったが、昨年の目黒記念以降は3戦連続で0.2秒差と善戦している。また本馬は昨秋のオクトーバーS以降、行きっぷりが良かった頃に戻っており、三浦騎手が前記のAJCC時など、好走した時のイメージで控えてレースをさせていただけ。今回は松岡騎手に乗り替わり、2番枠と枠順にも恵まれた。無理に控えるのではなく、ゲート出たなりで内々を立ち回れれば一発がありそうだ。

▲ (6)ユニコーンライオン

 一昨年の宝塚記念は1番枠からやや外にモタれて接触したが、行きっぷり良くすぐにハナを取り切り、1~2角でややペースを落としてのマイペース逃げ。3角からじわっと仕掛け、最後の直線序盤ではレイパパレに前に出られたが、そこからしぶとく抵抗した。勝ち馬クロノジェネシスにはなす術もなく差されたが、ラスト1Fでレイパパレを差し返して2着に好走。しぶとさを生かす競馬で自己最高指数を記録した。

 しかし、その後に爪不安で約1年の長期休養を余儀なくされた。復帰3戦目となった京都大賞典で行きっぷりに復調気配を見せると、前々走の福島記念ではタフな馬場を逃げて完勝、復活を見せた。同レースは2番枠から好発を切り、押してハナを主張して一気に主導権を取った。そしてハイペースに持ち込んでの逃げ切り勝ちだった。

 逃げ切り勝ちは消耗度が高く、前走はそこから中1週の強行ローテーションでジャパンCに出走。予想どおりの16着大敗を喫した。

 今回は(4)アフリカンゴールドや同厩舎の同型馬(5)キングオブドラゴンとの兼ね合いも気になるが、無理使いをしてしまった点もやや不安である。前走から休ませたことで、どこまで疲れが取れているかが鍵ではあるが、同型馬と競り合わなければチャンスがありそうだ。

△ (1)マテンロウレオ

 一昨年のホープフルSでは(5)キラーアビリティに敗れ、春のクラシックでも通用しなかったが、復帰戦のアンドロメダSでは強豪相手に勝利し、成長を見せた。3走前のアンドロメダSでは4番枠からまずまずのスタートを切り、外から内に切れ込んできたアイコンテーラーとショウナンバルディを行かせて、上手く2列目の最内に入り追走。3~4角でじわっと前との差を詰め、4角で1頭分外に出された。そこからショウナンバルディを交わし、アイコンテーラーの内から伸びて、ラスト1Fで抜け出し快勝した。

 次走の中日新聞杯ではさすがに休養明け好走の反動が出ると見て軽視していたが、同レースでは3~4角で内を通った馬が有利な流れ(詳しくはキラーアビリティの項目で説明)。本馬は大外16番枠からスタートし、1角では好位の中目を追走。3角手前でペースアップしたところで1頭分内に入れて、上手く脚をタメたことで2着に好走した。

 前走中山金杯はマイペースで逃げたフェーングロッテンが3着に粘っているように、前有利の流れだった。本馬は1番枠からやや出遅れ、そこから軽く押され好位の内目くらいを追走していたが、外から前に入られ最終的に中団内目を追走。3角では包まれ、4角で中目に持って行くが、それでも進路を作り切れずに直線へ。ラスト1F手前では進路を作れていたが、ジリジリと雪崩れ込むような形での5着。しかし、着差は0.1秒差で大きく負けていない。あまり強調材料もないが悪くもない。ただし、1番枠と枠順にはかなり恵まれたので買っておきたい。

△ (10)エフフォーリア

 一昨年は皐月賞、天皇賞(秋)、有馬記念とGⅠを3勝し、年度代表馬に選出された馬。断然の1番人気に支持された昨春の大阪杯は、後方のまま見せ場すらない9着に敗れた。しかし、前走の有馬記念では宝塚記念以来の長期休養明けながら5着に善戦、復調気配を見せた。

 本馬が自己最高指数を記録したのは一昨年の有馬記念。同レースは中団馬群の中目から3~4角で外に出しての差し切りだった。本来はこのように末脚を生かす競馬がベストな馬。しかし、昨年の有馬記念は好位中目から3角ではディープボンドをマークし2列目の外、4角から先頭に並びかけるなど、勝ちにいく競馬をしたわりに粘っていた。

 昨春の大阪杯は、有馬記念で中団からレースをした後の2.5Fの大幅距離短縮で追走に苦労していた。今年は1.5Fの距離短縮となる。それに加えて昨年の有馬記念は好位でレースをしており、今回が超高速馬場だったとしても、昨年の大阪杯の時より流れに乗れる公算が高い。前走は馬体重プラス12Kgが示すように太目残りでもあった。今回は体が絞れていればより良さそうだ。

△ (11)インプレス

 現在2連勝中と勢いある4歳馬。勝った2戦ともメンバー最速の上がり3Fタイムを記録。前走の尼崎Sは前半5F64秒2-後半5F57秒9、ラスト4F目から一気にペースアップし、レース最速がラスト3F目(4角)となっているように、4角で内を立ち回った馬が圧倒的に有利な展開だった。

 しかし、本馬は3番枠からまずまずのスタートを切り、馬なりで後方を追走。折り合い重視で乗られ向正面では最後方だったが、3~4角で最内を通り、4角で大外に出されて加速が付くと、一気に前を飲み込み完勝。外差し馬場を考慮しても、ここではトップスピードが一枚上だった。

 この後半の速さが本馬を評価したいポイント。また前々走の兵庫特別では超高速馬場にも対応している。今回は重賞でこれまでよりもペースが上がることが予想されるが、それでもこの末脚が引き出せれば通用するはず。前走から3ヵ月休ませたことで成長していればチャンスがあるだろう。

推定3番人気馬 (5)キラーアビリティ

 前走の中日新聞杯で一昨年のホープフルS以来の優勝を飾った馬。ただ前走は前半5F61秒9-後半57秒5と、ラスト5F目から一気にペースアップした。レース最速がラスト4F目(3~4角)となっているように、3~4角で外を回った馬はロスが大きく、内を立ち回った馬が圧倒的に有利な展開だった。実際に3~4角で内から2頭分以内を立ち回った馬が1~3着を独占。12番人気で5着だったハヤヤッコも中団の最内を立ち回った馬だ。

 本馬は1番枠から好発を切ったが、3番枠から内に切り込んできたハヤヤッコを行かせ、同馬の直後を追走。同レースは仕掛けが早く、前に行った馬の方が厳しいレースだった。実際、2列目の最内を追走したアイコンテーラーが次走の愛知杯でも7番人気2着と好走した。

 つまり、本馬の中日新聞杯勝ちは、全てが上手く噛み合っての優勝だったということ。ホープフルS優勝の実績を考えると、能力の天井がもっと上にある可能性も否定しないが、ここは狙いを下げたい。
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本日1番 東京11R 共同通信杯 芝1800m
 ◎ (9)レイベリング
 〇 (8)ファントムシーフ
 ▲ (12)ロードプレイヤー
 △ (5)タッチウッド
 △ (6)タスティエーラ
 △ (3)キョウエイブリッサ
結論 馬連9-8,12,5,6,3 (15:10:10:10:5) 複勝9 (50)

◎ (9)レイベリング

 11月東京最終週の芝1600m新馬戦では、内と前が有利な馬場状態のなかで、不利な外枠から好指数を記録して勝利した馬。同レースは終始中団の外を回るロスがありながら、最後の直線で大外から豪快に伸び、ラスト1Fで2番手から先頭に立ったショウナンアビアスを捉えて3馬身半差で快勝した。レース内容が優秀で、次走予定していた朝日杯FSでも十分に好走が狙えそうだったので『2歳馬ジャッジ』でも高評価した。

 その評価のとおり朝日杯FSでは3着と好走。上位2頭は馬場状態が有利な最内を回ったのに対して、本馬は不利な外枠から好位を狙ったため内に入れることが出来ず、終始外を回るロス。この3着には勝ちに等しい強さを感じた。

 しかし、この好走は手放しで喜ぶわけにはいかない。まだ体ができていないデビュー2戦目での激走は、いつかのリオンディーズのように、その後故障しやすくなってしまうことが多いからだ。それでも順調に行けば世代最強になる可能性を秘める素質馬であることは確か。その素質に期待して、今回は本命馬とした。

〇 (8)ファントムシーフ

 6月阪神芝1600mの新馬戦を上がり3Fタイム最速タイ、ラスト2Fは10秒8-11秒5で勝利した馬。時期的なものを考慮しても、新馬戦としてはまずまず強いくらいの内容だった。実際に2着以下はその後苦戦している馬が多い。ところが次走の野路菊Sでは好位の外で流れに乗り、最後の直線では前を行くアリスヴェリテを目標にラスト1Fで抜け出した。2着に2馬身、3着にはさらに6馬身差の圧勝。まさに一変だった。

 倒した相手も札幌未勝利戦で高指数勝ちしていたトップナイフ、新馬戦を好指数勝ちしていた評判馬カルロヴェローチェとかなり強く、本物の強さで高指数マークだった。結局このレースで本馬がマークした指数が昨年度終了の時点では最高値だった。

 次走はホープフルSに出走して4着に敗退。野路菊S時に記録した指数では走れなかった。休養明けだったこともあるが、4角で前のシーウィザードとのスペースを詰め切っていたため外に出せず、仕掛けを待たされ直線序盤では前が壁になりブレーキ。そこから外に出して、再度スピードに乗せて行く形になったことも敗因だろう。

 前走で能力を出し切れなかったことで、使われながら少しずつ上昇していくものと推測される。クラシック本番までノーマークにしない方がいいと見て、対抗評価とした。

▲ (12)ロードプレイヤー

 8月新潟芝1800mの新馬戦では、ブレイディーグとのマッチレースを制した馬。走破タイムは1分50秒2、上がり3Fタイムの32秒5。同日のウインオーディン(次走新潟2歳S・2着)が勝利した2レースの未勝利戦よりも、本馬が勝った5レースの新馬戦のほうが馬場状態は良かったと推測されるため、単純比較はできないが数字上が上回っていた。ラスト2Fは10秒4-11秒3。その点は高く評価できないが、3着以下に5馬身以上の差をつけた点は高く評価できた。

 本馬は次走の百日草特別では2着。1番枠から出遅れ、促されても徐々に下がって最後方付近まで下がり、前との差はそこまでないが最後方からの競馬となった。3~4角でペースが上がったところで置かれ出して、そこから仕掛けて行く形。直線では一番外まで出してラスト2Fでも最後方だったが徐々に差を詰めて、ラスト1Fで最後方からグンと伸びて2着。百日草特別当日は超絶高速馬場だったこともあり、ここではスピード不足を感じさせたが、ペースが上がらない中で、位置取りが後ろ過ぎたというのもある。

 前走の京都2歳Sでは7着と完敗。ここでも14番枠から出遅れたが、ある程度促して中団の外目ぐらいまで持って行くとしたが、なぜか2角で控えて後方2番手を追走。道中で最後方に下がって3角外から上がってじわっと進出するが、4角でごちゃついて諸に接触。その影響を受けて大外に弾かれて直線ジリジリ。しぶとく伸びて来てはいたが、完敗だった。最初の段階で中団外目を取れそうだったのに、2角で急に下げるという意味のわからない騎乗で、自らリズムを悪くした面があるが、4角のロスが致命的だったのも確か。度外視できる内容だったので、ここは巻き返しを狙いたい。

 また新馬戦、百日草特別で騎乗した田辺騎手に乗り替わるのも好ましい。百日草特別のレースぶりでエンジンの掛かりが遅い馬だというのがわかっているので、外枠から早めに動くイメージで乗ってくれるだろう。変わり身を期待したい。

△ (5)タッチウッド

 先月のAJCCを制したノースブリッジの半弟にあたる馬。前走の阪神芝2000mの新馬戦では、大外9番枠から五分のスタートを切ってじわっと逃げる形の競馬。鞍上はマーク屋のムーア騎手。抑えるつもりなら抑えられた状況だったが、ノースブリッジが前からしぶとさを生かす競馬で活躍していたことを理解していたのかもしれない。

 コントロールしながらのマイペースの逃げ。淡々としたペースを刻みながら最後の直線に向かうと、グイグイと伸び、最後は完全に独走。結果は2着に6馬身、3着馬には大差をつけてゴールした。ラスト2Fは11秒0-11秒2、稍重馬場を逃げてということを考慮すると、かなり優秀と評価できる。

 兄ノースブリッジはデビュー2戦目の葉牡丹賞で化けて圧勝したが、本馬が新馬戦で記録した指数はノースブリッジの新馬戦よりも上。兄と同じような上昇度を見せるならば、いきなりGⅠ勝利レベルまで上昇することになるが、果たしてどうか。

△ (6)タスティエーラ

 11月東京芝1800mの新馬戦では、12番枠から五分のスタートを切って、押して押して逃げ馬の外2番手で流れに乗り、最後までしっかりと伸びて勝利した馬。本馬は終始前進気勢を見せながらの走りで、結果は2着に3馬身半差をつけての圧勝だった。ちなみに逃げ馬に対してのプレッシャーのかけ方が半端ではなく6着に敗れたが、次走の未勝利戦では巻き返しVを決めている。

 ラスト2Fは11秒1-11秒2とほぼ減速せず。走破タイムは1分47秒2とそれなりに良いタイムで走りながら、好位から最後までほぼ減速しなかったことはとても高く評価できる。このレースの鞍上もワン騎乗のムーア騎手で走らせ過ぎたような気がしているが、高い潜在能力を秘めていることは間違いないので、買い目に加えている。

△ (3)キョウエイブリッサ

 デビュー2戦目、初めての芝となった前々走の1勝クラスで4番手のバグラダスの直後で乗って、同馬と0.4秒差(3着)に善戦した馬。このレースは逃げて4着に敗れたトレンディスターが次走の中京2歳Sで逃げて2着に好走したように、先行馬には厳しい流れだった。その流れを3番枠から好発を切って、序盤は2列目。外の2頭に行かせて5番手から小差ならば悪くない。

 前々走のタフなレースぶりから距離が延びても対応できると見ていたが、前走の朝日杯FSでは内が有利な馬場で1番枠と枠順に恵まれたこともあり、4着に好走。1番枠から出遅れたが、押して挽回して好位の最内。前がペースを引き上げ、置かれ出したところでバグラダスが前に入って来たので、ここでも同馬の直後でレースを進めて脚を温存し、3~4角では4列目の最内。直線序盤で進路がなく、ワンテンポ待ってバグラダスの外に出し、捌いて抜け出して来る形。ラスト1Fでしっかり進路を確保すると、そこからジリジリ伸びて4着だった。

 朝日杯FS当時は馬場が意外と重くてレースが超ハイペースになったことを考えれば、バグラダスを前に入れたのも正解だったし、4角まで最内を立ち回れた点も好ましい。ただ新馬戦でダートを使った芝馬はその後の上昇度が大きい場合が多く、ここは買い目に加えることにした。

推定2番人気馬 (1)ダノンザタイガー

 東京スポーツ杯2歳Sと言えば、例年クラシックホースを輩出しているスーパーグレードGⅡだが、昨年は例年と比較すると平凡な指数。◎ファントムシーフが優勝した野路菊Sはもちろん、朝日杯FSやホープフルSの決着指数と比べても低かった。

またドゥラエレーデが逃げ馬に競り掛けて行ったことで、差し、追い込み馬に有利な展開でもあった。実際にこのレースを最後方からレースを進めて優勝したガストリックは自力で動くレースをしていない馬の脆さ、弱さもあって次走のホープフルSでは16着に大敗した。

本馬も6番枠からやや出遅れて、無理せずに中団の外でレースを進めたことで展開に恵まれ、それまでから大幅に指数を上昇させた。本馬はガストリックとは異なり、前走から休養させて激走の疲れを取っての一戦となる点は強調材料だが、現2歳馬のトップクラスが相手となると狙いが下がる。
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本日3番 東京10R バレンタインS ダ1400m
 ◎ (12)レッドゲイル
 〇 (10)コンバスチョン
 ▲ (11)アンセッドヴァウ
 注 (5)ハセドン
 △ (1)オセアダイナスティ
 △ (15)ルフトシュトローム
結論 馬連12-10,11,5,1,15 (15:13:12:5:5) 複勝12 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にコンバスチョン(-23.0pt)、レッドゲイル(-22.7pt)、ヴァルキュリア(-22.0pt)、ハセドン(-21.7pt)、ディアノイア(-21.3pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (12)レッドゲイル

 デビューから複勝率100%の馬。前走の秋嶺Sはやや出遅れたが二の脚で挽回して中団外へ。外目をスムーズに立ち回って、最後の直線半ばで先頭に立つと、後続を5馬身突き放しての楽勝だった。今回は内枠に先行型が多く、それらを見ながらの差しがピッタリはまりそうだ。
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本日4番 小倉11R 北九州短距離S 芝1200m
 ◎ (8)カネサアルーダ
 〇 (4)リレーションシップ
 ▲ (13)ロードマックス
 △ (1)ヤマトコウセイ
 △ (11)ヴァトレニ
 △ (12)キャプテンドレイク
 △ (16)ハリーバローズ
 △ (2)ロードベイリーフ
 △ (10)サトノファビュラス
結論 馬連8-4,13,1,11,12,16,2,10 (10:10:10:10:3:3:2:2) 複勝8 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にジュニパーベリー(-18.3pt)、カルネアサーダ(-17.0pt)、マウンテンムスメ、ヴァトレニ、ストーンリッジ(ともに-16.7pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (8)カネサアルーダ

 4走前に2歳9月以来の芝で2勝クラスを勝利した馬。前走の淀短距離Sも、4走前以来の芝のレースだったが、2番枠から五分のスタートを切って抜群のダッシュ力で先頭へ。外からジャスパージャックがハナを主張してきたので、それを行かせて一旦2番手に控えたが、3~4角では再び同馬に並びかけて行く形。ラスト1Fで先頭に立ったところで、外からホープフルサインに差されての2着だった。

 前走は緩みない流れを、勝ちに行く競馬で0.2秒差。芝での上昇度が目立っているだけに、ここも期待した。
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本日5番 小倉11R 4歳上1勝クラス ダ1700m
 ◎ (10)ハヤブサウィッシュ
 〇 (5)タイキスパルタン
 ▲ (15)ブレイクザアイス
 △ (8)アウグスト
 △ (13)ビナホイアン
 △ (4)スターザサンライズ
 △ (9)ソルトキャピタル
 △ (7)シアープレジャー
結論 馬連10-5,15,8,13,4,9,7 (10:10:10:10:5:3:2) 複勝10 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にアウグスト、シルバーブレッド(ともに-8.7pt)、シアープレジャー、ビナホイアン(ともに-4.0pt)、ハヤブサウィッシュ(-3.0pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (10)ハヤブサウィッシュ

  本馬は揉まれ弱い馬。しかし、オオゾラに行かせて単独2番手を追走し、3角で先頭に立った3走前の1勝クラス2着時は、3着馬を7馬身引き離して、1クラス上でも上位入線できるレベルの指数を記録している。しかし、前走は2列目の内から強い逃げ馬を負かしに行く競馬で失速したが、揉まれる場面もあったわりには悪い内容ではなかった。ここで能力全開を期待する。

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本日6番 東京12R 4歳上2勝クラス ダ1400m
 ◎ (8)ロードジャスティス
 〇 (3)ワーズワース
 ▲ (1)セブンダートオー
 △ (7)ジョンソンテソーロ
 △ (9)スプラウティング
 △ (4)バスマティ
 △ (5)レイニーデイ
 △ (13)ギャラクシーナイト
 △ (15)ジェイエルエース
結論 馬連8-3,1,7,9,4,5,13,15 (16:10:6:6:3:3:3:3) 複勝8 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にワーズワース(-13.7pt)、ジェイエルエース(-12.7pt)、ロゼキルシュ(-12.3pt)、レイニーデイ、サトノムスタング(ともに-10.7pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (8)ロードジャスティス

 4走前の3歳1勝クラスでは、13番枠から好発を切って押さえるのに苦労するほどの行きっぷりで好位の外を追走し、最後の直線では持ったまま先頭に立って快勝した馬。ここでは古馬2勝クラスで通用する好指数を記録した。近3走はペースが速い等で能力を出し切れていない。昨秋の一戦を、叩かれての上昇に期待する。

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