2023年 シルクロードS・根岸S+他メイン+最終12Rの予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2023.01.29
2023年 シルクロードS・根岸S+他メイン+最終12Rの予想

本日もメインと最終12Rを中心に予想しますが、小倉12Rの予想はパスします✨ (入稿完了)

本日2番 東京11R 根岸S ダ1400m
 ◎ (8)テイエムサウスダン
 〇 (13)レモンポップ
 ▲ (1)オーロラテソーロ
 △ (2)ヘリオス
 △ (6)ギルデッドミラー
 △ (3)ホウオウアマゾン
 △ (9)ベルダーイメル
結論 馬連8-13,1,2,6,3,9 (20:10:7:7:3:3) 複勝8 (50)

■ダ1200m路線の逃げ馬不在で、今年は前からの押し切りを警戒

 根岸Sの過去10年の平均前半3Fは34秒86-後半3Fは35秒98。東京ダ1400mはダートスタートで、スタートしてからの最初の3角までの距離が442mと長く、3角まで坂を下って行くコースのため、逃げ馬が多数出走していると、それらが前半から競り合ってペースが速くなることが多い。

 前半3F通過は良馬場ならば35秒前後、稍重ならば34秒前後が目安。ただし、昨年のジャスティンのような揉まれ弱いダ1200m路線の逃げ馬が出走していると、良馬場でも前半3Fが極端に速く、ラスト1Fで大幅に減速の消耗戦となることもある。

 過去10年の根岸Sの脚質傾向は、逃げ馬の3着以内がゼロ。先行馬が1勝、2着3回、3着1回。一方、追込馬が3勝、2着2回、3着4回。このことから差し、追い込み馬がかなり有利と言える。しかし、今年はダ1200m路線の逃げ馬の出走がゼロ。これは2月下旬にリヤドダートスプリントが創設され、ダ1200mの逃げ馬がそちらに出走することが大きく影響しているが、今年は前走ダ1200mで先行しているのもヘリオスのみである。

 今回は昨年の根岸Sで好位からだったヘリオスが逃げる展開が濃厚で、2番枠のヘリオスが逃げて、初ダートで出遅れなければ3番枠ホウオウアマゾン、1番枠オーロラテソーロがそれに付いて行く形。5番枠のアドマイヤルプスは、陣営が「今回は脚をタメる競馬を試す」とコメントしているだけに、積極的には出して行かないと見ている。11番枠のジャスパープリンスも2列目狙いが精一杯だろう。これなら前半3F35秒前後までペースが落ち着いて、今年は前からでも押し切れる可能性が十分あると見ている。

■有力馬の紹介

◎ (8)テイエムサウスダン

 一昨年の黒船賞を2番手から4角先頭に立って8馬身差で圧勝して以降、完全にひと皮剥け、昨年の根岸Sも優勝した馬。昨年の根岸Sは良馬場で前半3F34秒4のかなりのハイペースに恵まれ、中団中目から差し切った。本馬はダ1400mがベストでダ1200mではやや距離が短く、前走のJBCスプリントでは高速ダートで前と内が残る流れを、中団の外から位置を押し上げるロスがあり7着に敗れた。

 本馬は昨年のフェブラリーSの2着馬でありながら、得意距離のここが目標。こも中間念入りに乗り込まれ、陣営は早い段階から鞍上にルメール騎手を確保している。前走のJBCスプリントで好位からの競馬が出来ているとなると、今回も先行馬を見ながら好位かその直後くらいで競馬が出来る可能性が高いだけに、今回の本命馬とした。

〇 (13)レモンポップ

 昨年は東京ダ1400m戦で破竹の4連勝を決めた馬。東京ダ1400mではオープンの2戦も含めて前半でしっかり位置を取りながらも、後半もメンバー最速の上がり3Fタイムでまとめており、ケチのつけようがない走りだった。前走の武蔵野Sは2歳時のカトレアS以来の1600m戦だったが、ここでも接戦の2着と上々の走りを見せている。

 今回はそれ以来の休養明けの一戦。休養明けでは持久力が不足しがちなだけに、強豪相手にこれまでのように勝ちに行った場合にやや危うさを感していたが、今回は13番枠と外目の枠。この枠なら無理には行かず、脚をタメての追走になると見て、対抗評価とした。

△ (1)オーロラテソーロ

 昨夏のクラスターCで初重賞制覇を達成した馬。同レースでは大外13番枠から軽斤量を生かし好発を切ると、楽々と2番手を取って追走。4角出口でジャスティンを競り落とし、リュウノユキナの追撃を1馬身振り切って優勝した。

 本馬は昨年の根岸Sでは1番枠から出遅れ、進路取りが悪くなったことも影響して12着に大敗したが、そこから地力を付けたのは明らか。前走の兵庫GTは4着敗退も、距離というより逃げ馬不在ゆえに逃げて苦しくなったもの。今回は前に(2)ヘリオスを置いて競馬ができるだけに、巻き返しが期待できる。

△ (2)ヘリオス

 昨秋に復帰して東京ダ1400mのグリーンチャンネルCと、霜月Sを逃げて連勝した馬。本馬は前記のグリーンチャンネルCが自己最高指数で、昨年の根岸Sでも休養明けながら2着に善戦しているように、東京ダ1400mはベスト条件で逃げても問題なく、前々走のマイルCS南部杯でも重馬場とはいえ、そこまで極端な高速ダートではなかったが、逃げて2着に粘っている。

 前走のJBCスプリントは前半3F34秒4-後半3F34.7の前有利の流れの2番手を追走しながら、上位2頭に離された3着に敗れたが、これは休養明けのマイルCS南部杯を好走した反動によるものだろう。立て直されての巻き返しを期待する。

△ (6)ギルデッドミラー

 休養明け&初ダートの3走前・NST賞を勝利し、ダート適性の高さを証明した馬。その後マイル路線を使われ、前々走のグリーンチャンネルCでは2着、前走の武蔵野Sでは1着とこれまで連対を外していない。前走は逃げたバスラットレオン(7番人気)が3着に粘ったように、東京ダ1600m戦としてはペースが上がらず、やや前が有利な流れだったが、本馬は3~4角で中団馬群の中で包まれて、やや追い出しが遅れながらも、ジリジリ伸び続けて優勝した。

 今回は武蔵野S以来の一戦。◎テイエムサウスダンがここを目標なのに対して、本馬はあくまでもフェブラリーSが目標のようで、中間の追い切りが軽い点が減点要素。ダートで底を見せていない点はとても魅力でダ1400mも問題ないだろう。ただダ1200mの3走前は激流で前崩れの展開を出遅れて差し切ったもの。本馬にとっては「願わくは超ハイペース」だろう。

△ (3)ホウオウアマゾン

 昨年のマイラーズCで2着の実績がある馬。同レースではトップスタートを切って、ベステンダンクに行かせて2番手から粘る内容だった。今回は初ダートになるが、芝で見せているスピードをダートでも生かせれば、一発あっても不思議ない。

△ (9)ベルダーイメル

 中京ダ1400m戦で3勝クラスを勝利し、一昨年のかきつばた記念では3着に善戦した馬。その後は再び中距離路線を使われるようになり、前々走でようやくリステッドの福島民法杯を勝利した。本馬は中距離戦では前に行ってしまいが甘くなる面があってなかなか5勝目を挙げられなかったが、ここへ来て持久力がついてきたよう。前走のぺテルギウスSは、前々走で好走した後の疲れで、前々走で下したサンライズウルスに逆転の勝利を決められたが、立て直されての今回は巻き返しを期待する。
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本日5番 中京11R シルクロードS 芝1200m
 ◎ (11)テイエムスパーダ
 〇 (8)マッドクール
 ▲ (15)トウシンマカオ
 △ (1)シャインガーネット
 △ (2)ナムラクレア
 △ (7)マリアズハート
 △ (9)ファストフォース
 △ (13)キルロード
結論 馬連11-8,15,1,2,7,9,13 (15:10:5:5:5:5:5) 複勝 (50)

■今週からBコース替わりも、そこまで内有利ではない

 シルクロードSは6回中京から2週開けて、1回中京開催A→Bコース替わりで行われる。このコース替わりで先週から内は復活したが、Bコースは前開催の後半2日で使用されていたコースということもあり、グリーンベルト状態ではない。昨年は外から差したシャインガーネットやナランフラグが2、3着に好走しているように、外からの差しも決まるので注意したい。

■有力馬の紹介

◎ (11)テイエムスパーダ

 コンクリート馬場で行われた昨夏のCBC賞を逃げ切り勝ちした馬。同レースでは5番枠から五分のスタートを切ると押してハナを主張。そのままペースを落とさず3~4角でリードを広げ、3馬身半差の圧勝だった。同レースのラスト2Fは11秒1-12秒0。ラスト1Fで甘くなり、そこで後続馬にやや詰め寄られたが、それもそのはず。このレースは前半3F31秒8という、直線競馬唯一の重賞アイビスSDでもお目に掛かれない超ハイペースでの逃亡劇だった。

 CBC賞は斤量48Kgに恵まれた面が大きいが、同レースで本馬が記録した指数はここでは破格。その後は斤量を課せられテンに鈍さを見せて、何とかハナを切るようなレースをしている。そういったことからCBC賞は斤量が軽かったことで、楽にハナに行けたことが一番の勝因と見ている。

 今回も前々走のスプリンターズSのように内枠からスタートで出遅れると、追っつけて挽回していく競馬になる可能性もあったが、11番枠と外目の枠を引いた。本馬はテンが速い馬ではなく、この枠はいいだろう。またジャスパージャックが回避したことで、同型馬はキルロードのみとなった。

 前走の京阪杯はひとつ外のキルロードにぶつけられ同馬の直後を追走する形になったが、外枠ならじわっとハナを主張していた可能性もあった。今回もキルロードより内枠だが、同馬は前走2番手で折り合って結果を出していることから、今回は逃げない可能性もある。キルロードの出方ひとつではあるが、本馬がハナを主張する可能性はかなり高いと見ている。人気薄のここは一考したい。

〇 (8)マッドクール

 デビュー2戦目のダ1400mの未勝利戦で押して押してハナに立って行き切ると、太目の体が絞れて上昇気流に乗り、次走から4連勝でオープン入りした馬。本馬は4勝全てが高速馬場で近2走が中京芝1200mという、高速中京芝1200m巧者だ。

 前走の知立Sは6番枠から五分のスタートを切り、そこから促されて二の脚も速く、先行争いに加わって行く形。しかし、外からもテイエムトッキュウ等が上がってきたので、最終的には好位の内目に収めて5番手を追走。3~4角では中目に出して3列目まで上がり、直線序盤で一気に伸びて先頭。ラスト1Fではもう抜け出し、外からグンと迫るエイシンスポッターを振り切って完勝した。

 前走は2着エイシンスポッターとは1馬身半差だったが、3着スンリ(本日、小倉11Rの巌流島Sに出走)に4馬身半差を付けての勝利で、記録した指数は重賞通用レベル。レースが平均ペースで流れたとはいえ、ラスト2F11秒2-11秒4とほとんど減速していない点も好ましい。

 ただ今回は休養明けで自己最高指数を記録した後の一戦。前走は消耗度がそこまで高くない内容ではあったが、休養明けで好走した反動が多少気掛かりではある。その中でこれまでよりも馬場がタフになることを考えると、素直に食いつけない。それでも近い将来、重賞を勝てるレベルの馬ではあるだけに、対抗評価とした。

▲ (15)トウシンマカオ

 デビュー2戦目の京王杯2歳Sで2着に善戦するなど、2歳時から高い素質を見せていた馬。昨秋のオパールS、京阪杯を連勝し、前走で初重賞制覇を達成。戦国時代の様相を呈するスプリント路線において、トップクラスの1頭に台頭した。

 前走は14番枠からまずまずのスタートを切り、軽く押して一旦先頭列の外2番手まで持っていった。しかし、外からビアンフェが絡んでくると好位直後の5番手まで位置を下げて追走。前2頭が引っ張る流れを離れた5番手で脚を温存し、3~4角の外から好位列まで上がって4列目で直線へ。直線では早々に3番手まで上がり、ラスト1Fで先頭のキルロードを楽に捉えて1馬身1/4差の完勝だった。

 本馬は3歳春までは、芝1400m~芝1600mで先行する競馬で勝ち負けを繰り返していた。しかし、夏以降は芝1200m戦を使われ、差し、追い込みの競馬をするようになり、安定感を増しながら上昇してきた。今回も近3走同様に外枠、中団からの競馬が予想される。今回は◎テイエムスパーダの逃げ濃厚となると展開に恵まれる可能性が高いが、本馬も前走で自己最高指数を記録した後の一戦となるだけに3番手評価までとした。

△ (2)ナムラクレア

 昨夏の函館スプリントSでは古馬をあっさり撃破し、小倉2歳S以来の重賞制覇を達成した馬。当時は斤量50kgの恩恵もあったが、7番枠から五分のスタートを決め、そこから押して楽な二の脚で先行争いに加わって行く形。レースが前半3F32秒8-後半3F34秒4のかなりのハイペースだったが、そんな中を2列目の外を追走し、3~4角では前との差を詰めて行く横綱競馬。直線はしぶとく伸びてラスト1Fで先頭に立つと、後続を引き離して2馬身半差で完勝した。

 次走の北九州記念はコンクリート馬場で、内枠をロスなく立ち回った馬が上位を占める決着だった。本馬は大外16番枠から好位を狙ったものの、徐々に下がり中団外を追走。3~4角で包まれ、直線で中目の狭いところを走るスムーズさを欠く競馬ながらも、最後によく伸びて3着に善戦した。

 前走のスプリンターズSは9番枠から五分のスタートを切り、好位直後の外を追走。前に1番人気メイケイエールを置きコントロールされて乗られていた。4角で同馬に被せに一気に仕掛けたが、抵抗されたため4角でかなり外に張られ、結果ラスト1Fで伸び切れずに5着に敗れた。

 スプリンターズS当日は内が圧倒的に有利で、同レースでも4角で内目を立ち回った馬が上位争いをした。結果的に4角のロスは大きかったが、差し、追い込み有利の展開だったことを考えると、やや物足りない内容ではあった。それなのに今回は2番人気と言うこともあり、狙い下げた。
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本日1番 中京12R 4歳上1勝クラス 芝1600m
 ◎ (7)サトノペルセウス
 〇 (4)ショウナンアデイブ
 ▲ (6)セルバーグ
 △ (2)トゥードジボン
 △ (8)エーティ-ソブリン
 △ (3)ジャッカル
 △ (5)タイゲン
結論 馬連7-4,6,2,8,3,5 (13:13:10:10:2:2) 複勝7 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にセルバーグ(-15.7pt)、ショウナンアデイブ、タイゲン(ともに-11.7pt)、サトノペルセウス(-11.0pt)、ジャッカル(-10.7pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (7)サトノペルセウス

 デビューから2戦は門別のダートを使われていたが、中央入りしてからは芝に路線転向し、芝2戦目の1勝クラスでは1クラス上で上位争いとなるレベルの指数で勝利した素質馬。本馬はデビューから3戦は逃げていたが、芝2戦目の1勝クラスでは2列目の中目からもう1列下げて折り合う競馬で勝利した。つまり、脚をタメる競馬で上昇したということ。

 しかし、休養明けの前走は終始掛かり気味の走り。上手く前に壁が作れず、3~4角の外から上がって4角で逃げ馬に並びかけると、直線序盤でもう先頭の競馬で5着に敗れた。かなりスタミナのロスが大きい競馬となってしまったが、スピード面が落ちていなところは見せられていたので、ひと叩きされての今回は順当に上昇するだろう。本馬が1勝クラス勝利時に記録した指数はここではNO.1のものだけに、巻き返しに期待する。
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本日3番 東京12R 4歳2勝クラス 芝2000m
 ◎ (9)キャルレイ
 〇 (10)マイネルクリソーラ
 ▲ (7)ボーンディスウェイ
 △ (4)サウンドウォリアー
 △ (5)セラフィナイト
 △ (6)タケルジャック
結論 馬連9-10,7,4,5,6 (20:10:9:9:2) 複勝9 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にボーンディスウェイ(-15.0pt)、マイネルクリソーラ(-13.0pt)、サウンドウォリアー(-12.3pt)、セラフィナイト(-10.0pt)、ポッドヴァイン(-9.0pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (9)キャルレイ

 3走前の九十九里特別では、スタミナが不足する休養明け、古馬と初対決ながら2着と力のあるところを見せた馬。3走前は重馬場発表だったが、金曜夜に強い雨が降ったことにより不良馬場からの回復で、やや高速馬場だった。また本馬は東京芝2000mの未勝利と新緑賞を勝利しており、東京芝適性が高い。

 休養明けの前走は11着に大敗したが、最後の直線で内のジオフロントが外に斜行して外の馬との間に挟まれたもの。本馬は中団外から向正面で先頭列に並びかけて行く競馬で、最後の直線ではジリジリという感じの伸び具合だったが、致命的な挟まれ方で、鞍上もそのあと全く追っていない。

 今回は前走で芝1400mを使われている(8)ミズリーナが逃げる公算が高いが、本馬は中山芝1800mの前々走で、3角までさえも逃げられなかった馬。前走で芝1400mを使って中1週のスピードと粘り強化の臨戦過程と言っても、一変までは難しいと見ている。それならばかなりのスローペースが予想されるだけに、本馬の好走時のように早めに前の位置を取っての粘り込みに期待する。

〇 (10)マイネルクリソーラ

 前々走のオリエンタル賞で2着ジュンブロッサムにアタマ差3着まで迫る好走を見せた馬。前々走はアオイショーの大外枠からの単騎の逃げで、前半5F60秒5-後半5F58秒4のかなりのスローペース。前有利の展開だったが、中団外から4角で大外から追い上げるロスを作りながらも、ジリジリ伸びて勝ち馬に半馬身差まで迫った。当時、本馬が記録した上がり3Fは中団中目を立ち回ったジュンブロッサムと同じ33秒1である。

 前走はCコース替わりの中山芝で内が圧倒的に有利な馬場。本馬はここでも外枠で上手く内に入れることが出来ずに、離された4着に敗れた。もちろん、前々走で好走、自己最高指数を記録した疲れもあったはず。現在の東京芝は前有利だが、上手く脚をタメれば前々走のような走りが見せられると見る。
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本日5番 小倉11R 巌流島特別 芝1200m
 ◎ (18)スンリ
 〇 (3)ブレスレスリー
 ▲ (17)ファイアダンサー
 注 (8)クリノマジン
 △ (10)メイショウツツジ
 △ (4)サトノジヴェルニー
 △ (7)コスモアンジュ
 △ (14)モンファボリ
 △ (15)ダノンシティ
 △ (16)タマモティータイム
結論 馬連18-3,17,8,10,4,7,14,15,16 (10:10:8:7:3:3:3:3:3) 複勝18(50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にスンリ(-16.0pt)、タマモティータイム(-15.0pt)、ビアイ、ブレスレスリー、クリノマジン(ともに-14.3pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (18)スンリ

 近4走の芝1200m戦で2着2回、3着2回の安定感が示すように、好位でも中団からでも競馬ができる自在性のある馬。また1分07秒台半ばで決着した中京芝の豊明S時のような超高速馬場から、1分09秒台後半で決着した福島芝のみちのくSのようなタフな芝までこなせるのが本馬の魅力です。

 前走の知立特別では、本日のシルクロードSで1番人気に支持されているマッドクールに完敗の3着でしたが、2~3走前は0.2秒差以内のレースをしており、ここも上位争いが濃厚。

 また昨日の周防灘特別(芝1200m)で16番人気馬のアルムファーツリーが大外から一気に2着まで上がったように、そして本日の芝1200mの1勝クラスでコーリングユーが大外一気の競馬で勝利しているように、現在の小倉芝は外差し馬場。馬場が回復傾向にあるので、そこがやや不安な材料ですが、本日の傾向を踏襲するなら、今回の大外18番枠は好材料のはず。


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