2022年 阪神JF・カペラS+他メイン+最終12R予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2022.12.11
2022年 阪神JF・カペラS+他メイン+最終12R予想

本日もこちらで11~12レースの予想を公開します。時間があれば香港の予想も追加予定です。

本日1番 阪神11R 阪神ジュベナイルF 芝1600m
 ◎ (5)モリアーナ
 〇 (9)リバティアイランド
 ▲ (1)サンティ-テソーロ
 △ (3)シンリョクカ
 △ (4)アロマデローサ
 △ (7)ハウピア
 △ (17)ウインブライル
 △ (18)ラヴェル

 ■外差し馬場の昨年とは異なる

 昨日の阪神芝1600m、リゲルSで行った、行ったが決まったように、外差し馬場だった昨年とは異なり、今年は内々からでも粘れる状況下。しかし、は内有利の傾向だからこそ内を争奪するように意外とペースが上がり、差しが決まることも少なくありません。

 今回も前走で芝1400mのファンタジーSを逃げ切ったリバーラや前走で芝1600mのサフラン賞でロケットスタートを切って逃げた最内枠のサンティーテソーロがペースを引き上げていく形。両馬ともに前走時、コントロールが利いており、オーバーペースで逃げるタイプではありませんが、先行型も多く出走しており、それらが内々を意識することで、それなりにはペースが上がると見ています。

 ■有力馬の紹介

 ◎ (5)モリアーナ

 6月東京の新馬戦で、ラスト2F11秒0-11秒1の強烈なインパクトを残して勝利した馬。次走コスモス賞は大外9番枠からやや出遅れましたが、速い二の脚ですぐに2列目の外に付け、3角先頭の早仕掛けで押し切りました。本馬は時計の掛かる札幌芝ではタブーと言える乗り方。結果、ラスト1F12秒6まで失速しましたが、それなのに差を詰め切れなかった(13)ドゥアイズに対しては、決定的な差をつける勝利でした。

 そういった経歴から『2歳馬ジャッジ』では、今回の出走馬中でもっとも素質が高いと評価した馬ですが、問題は今回がコスモス賞からの直行となったこと。休養明けだけに馬場が悪くなると不安でしたが、阪神は標準よりも高速馬場。スタートを決めて脚をタメられれば、東京の新馬戦で見せた瞬発力が炸裂すると見ます。

 〇 (9)リバティアイランド

 新馬戦をラスト3F31秒4と優秀な上がりタイムで勝利した馬。ハイレベルだった前走アルテミスSでは2着。断然の1番人気に支持されましたが、好位の直後と出遅れた新馬戦より前の位置を取りに行ったことで、3~4角の中目で包まれ、そのまま直線を迎えることになってしまいました。

 ラスト2Fでようやく外に出して進路を確保すると、ラスト1Fで3馬身はあった3着アリスヴェリテとの差をしっかり差し切り、1着ラヴェルとの差も詰めて2着惜敗。前走のレースぶりから今回はもっと位置を下げて、差す競馬をすると見ていますが、連対圏内に突入するかは展開ひとつでしょう。

 ▲ (1)サンティーテソーロ

 デビュー2戦目の未勝利戦でロケットスタートを決めて逃げ、優秀な指数を記録した馬。前走のサフラン賞もロケットスタートを決めての3馬身差の圧勝でした。今回は多頭数のGⅠ。逃げ切ることは簡単ではないので、リバーラに行かせてその2番手という競馬が理想。何れにせよ、内目有利のメリットを生かして最短距離を立ち回れる枠順だけに、ここは評価を上げました。

結論 馬連5-9,1,3,4,7,17,18 (15:10:5:5:5:5:5) 複勝5 (50)
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本日5番 中山11R カペラステークス ダ1200m
 ◎ (3)ジャスティン
 〇 (1)リュウノユキナ
 ▲ (6)リメイク
 △ (9)クロジシジョー
 △ (13)オメガレインボー
 △ (5)ハコダテブショウ
 △ (10)ヒロシゲゴールド

 ■カペラSは激流になりやすい

 カペラSはJRAで唯一行われるダ1200mの重賞。ゆえにJBCスプリントの上位馬や同年のスプリント重賞で勝ち負けした馬、前走勝ちの上がり馬などの強豪が集結し、例年ほぼフルゲート16頭立てで行われます。当然、スピード自慢のスプリンターが集うわけですから、出走馬16頭中、逃げ、先行策で勝ち上がってきた馬が大半を占めます。

 カペラSが行われる中山ダ1200mは、高低差4.5mのダートコースの頂上に位置する2角奥の芝のポケット地点からのスタートするコース。緩やかに坂を下って行くコースで、最初の3角までの距離は約502m。芝スタート+下り坂でダッシュが付く上に最初のコーナーまでの直線が長いとなれば、隊列形成もすぐには決まらず、前半ペースは速くなります。

 しかも、中山は年間を通してもJRAのどのダートコースよりも時計を要すタフな馬場状態。前に厳しい条件が揃ったも同然でしょう。実際に過去10年の連対馬を見ても、ダ1200m戦ながら逃げ馬3頭、先行馬5頭(先行馬の基準は3角の位置が2~5番手以内)しか連対していません。

 それもこのレースを逃げ切り勝ちした馬は、2014年のダノンレジェンド、2016年のノボバカラと、その後のGⅠ、JpnⅠでも連対している馬。また2018年に逃げて2着のサイタスリーレッドも揉まれ弱い面があるものの、当時はハナを切った場合には、GⅠ、JpnⅠ級の能力を発揮する実力馬でした。つまり、逃げ馬はGⅠ級の実力がないということ。当然、先行馬も中団、差し、追い込み馬を上回れる実力が必要となります。

 今回も「同型もいるが絶対にハナに行きたい」と逃げ宣言のハコダテブショウに、それよりも内枠に入った被されたくないシンシティがハナを主張して行く形。ヒロシゲゴールドは8月のNST賞時のように、ハコダテブショウの2列目を狙って行く公算が高く、ジャスティンも前走の室町Sで競り合って大敗していることから2列目を狙ってくる可能性が高いでしょう。

 その2頭の間のヤマトコウセイ、エアアルマスは2列目争いに加わるのか、3列目に収まるのか? 他にも先行勢が多数出走しており、前がゴリゴリやり合うのは必至で、今年も1分09秒台半ばの決着が予想されます。こうなると勝ち負けするのは能力値が高いか、もともと強い馬の復活でしょう。

 ■有力馬の紹介

 ◎ (3)ジャスティン

 2020年の東京スプリントで1番枠から五分のスタートを切って逃げ、外から競り掛けてくるコパノキッキングを競り落として自己最高指数「-30」を記録した実績馬。また本馬は同年の東京盃では当時はテンが速いクルセイズスピリツやラプタスらと競り合って、前半3F33秒8-後半3F37秒0の超絶ハイペースとなった昨年の東京盃も優勝。さらにその年のカペラSも優勝しました。

 2020年のカペラSはダンシングプリンスとヒロシゲゴールドが競り合って、前半3F33秒3-後半3F36秒6の超絶ハイペースとなりましたが、本馬は13番枠から2列目の外で流れに乗り、最後の直線ではダンシングプリンスとともに抜け出してマッチレース。ゴール前で同馬をわずかに交わし、猛追するレッドルゼルをクビ差退けての勝利でした。つまり、ジャスティンは逃げに拘る馬ではないということです。

 本馬は昨年は海外に遠征し、そこから調子を落としていましたが、今年1月の根岸Sでは6番枠から好発を切ってハナを主張し、消耗戦に持ち込んの勝ち馬テイエムサウスダンと0.3秒差(4着)。このレースで本馬が記録した指数は「-29」ですから、2020年度から衰えてはいないと言えます。

 根岸Sの次走の大和Sは、休養明け好走の反動で指数をダウンしていますが、(1)リュウノユキナをアタマ差退けての逃げ切り勝ち。前々走のクラスターCは逃げたものの、高速ダートなのにペースを引き上げなかったために、軽量のオーロラテソーロと(1)リュウノユキナの決め手に屈しました。そして前走の室町Sでは、逃げる(10)ヒロシゲゴールドに、内から斤量59Kgを背負って必死に抵抗してペースを引き上げ15着大敗。

 本馬が前走でなぜあれほどまでに抵抗したのかというと、「被されたら終わりの馬だから」とのこと。被されたら終わりの馬でも、息を入れさせなければ、GⅠ級の馬でも大敗します。でも、その被されたくない意識は馬よりも人が作り出している面もあります。2020年のJBCスプリントは揉まれたから1番人気を裏切ったというよりも、休養明けで東京盃で好走した反動によるものが大きいと見ているのですが…個人的には2列目でも問題ないと見ているし、それで前走1番人気から人気暴落なら、ここは買いたいです。

 ○ (1)リュウノユキナ

 昨年のクラスターC圧勝や同年の東京スプリント勝ちを始め、1200mのダートグレードで10戦戦2勝、2着7回、3着1回ととこれまで3着以内を外したことがない馬。昨年のカペラSでも1番枠。4番枠から2列目を狙うダンシングプリンスをマークしながら最短距離を立ち回り、4角で出口で3番手まで上がると、そこからジリジリ伸び続け、ダンシングプリンスに半馬身差まで迫っての2着でした。今年のカペラSも1番枠。昨年のダンシングプリンスに変わって3番枠にジャスティンが入ったので、それをマークしながら昨年の再現のようなレースになるでしょう。

 本馬は勝つことを諦め、強い馬をマークして乗るからこそ崩れずに走ってこれているのですが、その分、実力以上の人気に評価されます。ただ今回は休養明けのJBCスプリントで2着と好走した直後であるという点に一抹の不安を感じます。何せ、数々のJBCスプリントの連対馬が、ここで崩れていますから。JBCスプリント2着→カペラS1着だったのは、2019年のコパノキッキングのみです。さて、リュウノユキナはここでも指定席に座るのか?

 ▲ (6)リメイク

 オープンの昇竜S、端午Sと1400mのオープン特別を連勝している3歳馬。特に昇竜Sは前半3F34秒8-後半3F37秒0の超ハイペースを5番枠から3番手に付け、3~4角の外から楽な手応えで進出し、直線では2番手から先に抜け出したジレトールをラスト1Fで競り落とし、2馬身半差の勝利でした。本馬が端午Sで記録した指数は、古馬3勝クラス勝ちレベルのもの。

 3走前のユニコーンSはやや距離に不安を感じていたものの、レースが消耗戦となったことで、中団で脚をタメていた本馬は、3~4角の外々を回りながらも勝ち馬ペイシャエスと0.2秒差(6着)に善戦しました。脚をタメればマイルでも通用するものの、本質的には1400m向きでしょう。

 前走のオーバルスププリントは、中央馬が地方初戦でよく見せる一歩目の滑りを見せましたが、大きなものではなく、二の脚で挽回して4番手を追走し、3角で2番手に上がったシャマルの後ろを追いかけて進出し、4角3番手。最後の直線ではシャマルとの差は詰められませんでしたが、3着馬を3馬身離しての2着でした。今回はこれまでよりも1F距離が短い1200m戦。この距離だと前には行けず、差す形になると見ていますが、だからこそ展開に恵まれる形で通用すると見ています。

結論 馬連3-1.6,9,13,5,10 (15:15:7:7:3:3) 複勝3 (50)
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本日2番 中京12R 3歳上1勝クラス 芝1600m
 ◎ (1)ショウナンアデイブ
 〇 (3)ロゼクラン
 ▲ (8)キフジンノドレス
 注 (4)ミッキーフローガ
 △ (16)カルタゴ
 △ (2)ツクバマサカド
 △ (12)スズカキング
 △ (15)コスモエクスプレス

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にゴルトシュミーデ(-6.7pt)、ロゼクラン、テラフォーミング(ともに-6.3pt)、ブラックハート(-5.7pt)、ゴルトファルベン(-5.0pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 ◎ (1)ショウナンアデイブ

 デビューから4戦連続2着した素質馬。若葉S、京都新聞杯に出走した実績は1勝クラスでは明らかに上。前走は14番枠から出遅れましたが、行きっぷり良く好位の直後まで上がって行ったために、1角で3頭分外を回すロス。3~4角で掛かって4角でも3頭分外を回りながら直線で早々と先頭に立つ競馬。かなり無茶な競馬でしたが、それでも5着と大きく崩れなかったことに、休養中の成長を感じさせました。今回は意欲の連闘策。折り合いに難があるので、これまでよりも距離が短くなることは吉と出ると見て、中心視しました。

結論 馬連1-3,8,4,16,2,12,15 (17:12:10:5:2:2:2) 複勝1 (50)
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本日3番 阪神12R 夙川特別 ダ1200m
 ◎ (9)ラクスパラディー
 〇 (14)パイプライン
 ▲ (13)テイエムランウェイ
 △ (2)シホノディレット
 △ (3)ノボベルサイユ
 △ (7)ブルースコード
 △ (8)イルデレーヴ
 △ (12)ユニティニアン

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にユスティニアン(-15.0pt)、パイプライン(-14.7pt)、テイエムランウェイ(-14.0pt)、シホノディレット、コスモノアゼット(ともに-12.0pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 ◎ (9)ラクスパラディー

 芝の新馬戦で2着。その後は強敵との対戦でなかなか勝てませんでしたが、4走前にダートに起用されると2着。そこからダートでは崩れていません。前走も15番枠からスタート直後の芝の部分では他の馬とスピードは変わりませんでしたが、ダートに入ると行きっぷりが良化したように、ダート適性はかなり高いものがあります。ダートでの上昇度に期待します。

結論 9-14,13,2,3,7,8,12 (15:15:4:4:4:4:4) 複勝9 (50)
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本日4番 中京11R 知立特別 芝1200m
 ◎ (6)マッドクール
 〇 (11)テイエムトッキュウ
 ▲ (7)グレイトゲイナー
 △ (4)ブルースピリット
 △ (16)フォラブリューテ
 △ (8)テーオーマルクス
 △ (13)ショウナンアリアナ

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にスンリ(-16.7pt)、マッドクール(-14.7pt)、テイエムトッキュウ(-14.3pt)、エイシンスポッター(-14.0pt)、ショウナンアリアナ(-13.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 ◎ (6)マッドクール

 3走前の未勝利戦を逃げて5馬身差で圧勝し、好指数を記録した馬。前々走の小牟田特別も、3番枠から好発を切って逃げたものの、内からヨシノイースターがハナを主張してくるので、それを行かせて行った、行ったの競馬に持ち込む形。折り合っても1クラス上の指数で勝利しました。

 前走の知多特別は10番枠からスタート直後に挟まれてしまいましたが、そこから位置を上げて、逃げ馬の外2番手を追走。最後の直線序盤で先頭に立つと、ワンダーカタリナの追撃を半馬身振り切って勝利しました。前走は能力を出し切れておらず、まだ上積みがありそう。または逃げ馬揃いで激流が予想させるだけに、控える競馬でも結果を出せたことは大きな収穫で、昇級戦のここも中心視しました。

結論 馬連6-11,7,4,16,8,13 (10:10:10:10:5:5) 複勝6 (50)
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