2022年 武蔵野S・デイリー杯2歳S – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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予想

2022.11.12
2022年 武蔵野S・デイリー杯2歳S

本日は両重賞とも穴狙い予想です♪
武蔵野Sの有力馬コメントは後ほど追加しますm(__)m。

本日3番 東京11R 武蔵野S ダ1600m
 ◎ (3)アシャカトブ
 〇 (11)ギルデッドミラー
 ▲ (7)レモンポップ
 注 (4)アドマイヤルプス
 △ (14)ハヤブサナンデクン
 △ (8)バスラットレオン
 △ (10)デュードヴァン
 △ (13)ブラッティーキッド

 ■前走で1600m以上の距離を使われていた馬が活躍

 武蔵野Sは先週のみやこS同様に、チャンピオンズCの前哨戦。さっくり言うと、中距離路線のトップクラスはJpnI・JBCクラシックへ、中距離路線の上がり馬はGⅢ・みやこSへ、そして短距離~マイル路線の上がり馬GⅢ・武蔵野Sに多く出走してきます。

 しかし、チャンピオンディスタンスが主流の日本は、短距離<マイル<中距離の順で全体のレースレベルが高く、このためこのレースでは、前走でマイル以上の距離を使われている馬が活躍しています。

 また、武蔵野Sが行われる東京ダ1600mの舞台は、2角奥の芝からスタートし、最初の3角まで約640とmストレートが長いのが特徴。これによりテンの遅い馬でも3角までにハナを主張することが可能。つまり、逃げたい馬、積極的なレースをしたい馬が複数出走していれば、隊列形成が激しくなり、超絶ハイペースになることもあるということです。

 実際に2014年には前半4F46秒0-後半4F49秒2の超絶ハイペースで流れて、4角最後方のワイルドバッハの追い込みが決まったこともありました。一昨年も追い込み馬ののサンライズノヴァと差し馬のソリットダンサーのワン、ツーで決着したように、前半4F46秒1-後半4F48秒9と2014年と遜色のない超絶ハイペースです。

 逆に過去10年でスローペースになったことが一度もなく、今年は昨年のこのレースで同型馬が多く、逃げられなかったバスラットレオンが今年は単騎で逃げられるとは見ていますが、本馬は肉を切らせて骨を断ってこその逃げ馬。今年もハイペースになる可能性が高いでしょう。

 ■有力馬の紹介

 ◎ (3)アシャカトブ

 福島ダ1800mの前走・ラジオ日本賞では、3列目の内で流れに乗り、一列前の2番手ウィリアムバローズ(断然の1番人気)を徹底マークで最後に差し切って勝利した馬。前走指数も良く、好位からのレース内容も悪くありません。本馬は一昨年のアハルテケSで2番枠から好位の内を追走し、4角で包まれてやや難しい形になりながらも勝利した実績があるように、東京ダ1600m適性はあります。指数上位ながら完全に人気の盲点になっているので、ここは狙ってみます。

 注 (4)アドマイヤルプス

 東京ダ1600mの前々走・アハルテケSを勝利した馬。前々走は3走前のオアシスSで稍重で前半4F46秒5-後半48秒9のかなりのハイペースを2列目の内を追走と厳しい競馬をしたこと、最後の直線で進路確保に苦労して前が壁、ラスト2F目で3列目まで下がって、そこから盛り返してのクビ差と本来の能力を出し切れなかったことで、エネルギーが溜まり、2番手からの競馬で3馬身半差ぶち抜きました。

 その後は疲れが出たようで休養し、緒戦のグリーンチャンネルCは9着に敗れましたが、先行するスピードは見せられていただけに、ひと叩きされての前進を警戒します。

 △ (14)ハヤブサナンデクン

 前々走の三宮Sでは6馬身差の圧勝を収めた馬。前々走は前2頭が競り合って、前半4F48秒1-後半4F49秒9のかなりのハイペース。本馬は外から内に切ってくる馬を行かせながらも、4番手を追走し、向正面では外からじわっと位置を上げて3番手。3~4角でも前2頭を見ながらの3番手と緩みない流れを勝ちに行く競馬をしたわりには、直線で楽に早め先頭に立って、6馬身もぶち抜く強い競馬。

 前々走の内容が評価されて、前走のシリウスSでは1番人気に支持されたものの、7着に敗退しました。前走も外2頭を行かせて好位馬群の後ろを追走。3~4角のペースダウンで前との差を詰めたために4角で包まれて直線ではしばらく前が壁。そこで外から一気にジュンライトボルトに交わされた影響もあっての敗戦でした。

 しかし、前走は進路を確保してからも伸びて来れなかったあたりに物足りなさも感じました。ただ休養明けの分もあったでしょうから、今回はある程度巻き返してくると見て、警戒しました。

結論 馬連3-11,7,4,14,8,10,13 (15:15:10:4:2:2:2) 複勝3 (50)

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本日1番 阪神11R デイリー杯2歳S 芝1600m
 ◎ (1)ショーモン
 〇 (10)オールパルフェ
 ▲ (8)クルゼイロドスル
 注 (2)ダノンタッチダウン
 △ (4)トーセントラム
 △ (7)ショウナンアレクサ

 ■有力馬の紹介

 ◎ (1)ショーモン

 新馬戦では内枠有利な札幌芝1500mで1番枠を引き当てながらも、ゲートの扉を壊して外枠発走。13番枠から2角で外を回って、終始逃げ馬の外2番手からプレッシャーをかけて行いく競馬で、ハナ差の2着と好走した馬。3着馬を5馬身差をつけ、メンバー最速の上がり3Fを駆使した辺りにも、かなりの潜在能力を感じさせました。

 前走は10番枠からスタート直後の行きっぷりは新馬戦ほど良くありませんでしたが、好位の外から最終的に2番手まで上がっていく競馬。4角では先頭に並びかけ、直線では2着馬を一気に引き離して、4馬身差の勝利でした。

 9月の未勝利クラスとしてはなかなかの好指数で勝利。スピードとスタミナが高いレベルで揃っていることを感じさせました。総合力が高い馬なので、ペースが上がった方が良いタイプですが、前目内目で立ち回ってもうひと脚使う競馬も悪くないはず。

 〇 (10)オールパルフェ

 6月東京のノッキングポイントが優勝した新馬戦で逃げて2着。当時は3着以下を離しており、並の新馬戦だったら勝利していた指数を記録した馬です。

 前走も8番枠からじわっと先頭に立って、そこから1Fほぼ12秒の均等なペースを刻み、3~4角の中間であるラスト3F地点から徐々に加速し、直線に入ったところで一気に加速。そのまま逃げ切りました。

 指数は◎ショーモンの前走と同等で、10月の未勝利クラスとしてはなかなか優秀。ラスト2Fは11秒4-11秒8と減速したものの、正攻法の競馬で好走したことは評価できます。今回ショーモンとの本命馬のチョイスに悩みましたが、今回は大外10番枠でも主導権を握るのはそう難しくないにせよ、ショーモンに抵抗されて前走よりもペースが上がることも視野に入るだけに、その場合の不安を感じ、ワンランク評価を下げました。

 ▲ (8)クルゼイロドスル

 リバティアイランドが豪快に伸びて勝利した新馬戦で、2番手外から最後の直線で先頭に立ち、勝ちにいく競馬で2着と強い内容だった馬。

 デビュー2戦目の前走は大外15番枠から出遅れ、必然的に待機策の競馬。潜在能力が低い馬なら敗退のパターンでもありますが、本馬は3~4角で外を回りながら直線で伸びました。ひとつ前の位置からアサクサヴィーナスが動いたところで本馬も動き、2頭の一騎打ちになりましたが、それを1馬身1/4差で制しました。

 指数は1クラス上でも通用可レベルの優秀なものを記録。ただし、今回は休養明け好走後の一戦になるので、スムーズに上昇しない可能性も視野に入れて3番手評価としました。

 注 (2)ダノンタッチダウン

 新馬戦では五分のスタートを切ったものの13番枠だったため、すぐある2角のところで自然と位置が下がり、中団の外で折り合う競馬。3角も外を回り、4角大外から目立つ脚で好位まで位置を押し上げ、最後の直線では長く良い脚を使って差し切り勝ちを決めました。

 ラスト2Fは11秒1-11秒4とマズマズですが、上がり3Fタイム33秒6はこの日の中京では古馬を含めて最速タイの数字。半兄ダノンザキッドの新馬戦と比較すると指数面でだいぶ劣りますが、光るものがあることは確か。徐々に力をつけて強くなる馬だと見てはいますが、新馬戦が今回で1番人気に支持されるほどの内容ではなかったので狙い下げました。

 △ (4)トーセントラム

 デビューからしばらく芝1800m~芝2000mを使われていましたが、マイル戦の前々走で未勝利クラスを卒業した馬。前々走は前半4F50秒9-後半46秒9の超絶スローペース。7番人気の逃げ馬が3着に粘る流れを後方からメンバー最速の上がり3Fタイムを記録して勝利している点は褒められるにせよ、ラスト2F10秒5-11秒5と減速した点は減点材料。ただ、最後の直線で馬群を捌くのに苦労していた点を考えると、上々の内容でした。

 前走の萩Sでは、指数は上昇させたものの6着に凡退。しかし、このレースも超高速馬場で前半4F48秒1-後半4F45秒9のかなりのスローペース。前が残る流れでした。本馬は3~4角で最短距離を立ち回ったにせよ、出遅れて最後方からの競馬ではさすがに厳しいものがありました。しかし、ここでもメンバー最速の上がり3Fタイムを記録。ペースが上がっての一発が怖い馬です。

 △ (7)ショウナンアレクサ

 新潟芝1600mエナジーチャイムが勝利した新馬戦では2着惜敗ながら、通常の新馬戦ならば、勝利当確レベルの指数を記録していた馬。デビュー2戦目の未勝利戦は、相手弱化の一戦でしたが、新馬戦を好指数で走った馬が次走で順当に上昇することはそう簡単でもなく、楽観視はできない一戦でした。

 未勝利戦も14番枠と外枠でしたが、新馬戦では中団に控えて逃げるエナジーチャイムを捕らえ切れなかった経験からなのか、スタート直後から気合を入れて3列目の外の位置を取りました。最後の直線序盤で2番手のメアリーが先頭に立つと、それを外から競り掛けて競り落とし、早めに先頭に立つ強気な競馬。

 弱い馬ならばこれをやると失速してしまうところで、外からマイネルメモリーに迫られましたが、最後まで抜かせず勝利しました。簡単そうに見えてなかなか難しいミッションをあっさりクリアしたあたりに魅力を感じ、オープン級でもタイミングひとつで通用するでしょう。休養明けの前走・柴菊賞をひと叩きされての前進を警戒します。

結論 馬連1-10,8,2,4,7 (20:10:10:5:5) 複勝1 (50)

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