秋の東京開催開幕。この開催は評判馬が続々デビューしてくるので楽しみです(^▽^)/
本日1番 東京11R サウジアラビアRC 芝1600m
◎ (5)ノッキングポイント
〇 (2)ブーケファロス
▲ (7)ドルチェモア
△ (1)グラニット
△ (3)ミシェラドラータ
△ (8)シルヴァーデューク
■スローペースからの上がり勝負が濃厚。穴は前に行ける馬。
伝統あったオープン特別「いちょうS」をGⅢに格上げし、更に名称を変えて生まれたのがこのサウジアラビアRC。今年で第8回(9回目)を迎えます。このレースはいちょうSの頃から出世レースとして呼び名が高かったものの、GⅢになってからも優勝馬クラリティスカイ、ダノンプレミアム、グランアレグリア、サリオスがその後のG1を制しています。また、一昨年に不良馬場でこのレースを制したのが、その後の皐月賞、日本ダービーで3着と好走し、不良馬場の神戸新聞杯を制したステラヴェローチェでした。
またこのレースは2歳重賞レースの充実により、少頭数になることがほとんど。フルゲート18頭立てになったには、過去6年で一度のみ。2歳マイル戦はスプリント路線馬と、1600m、1800m路線馬が激突する形となり、当然、スプリント路線馬や、将来のスプリンターが逃げ、先行する形になりますが、それらは距離延長を意識して、ゆっくりと逃げ、先行することが大半。このためほほぼスローペースで決着しており、ハイペースになったのはダノンプレミアムが1分33秒0のレコードタイムを記録した、2017年くらい。この年はフルゲートでした。
今年は金曜の段階では稍重。クッション値が8.7の発表でかなり緩めですが、水曜から連日雨が降ってのもの。本日は晴れ予報で無事に天気が回復すれば、高速馬場が予想されます。今回で逃げるのはレッドソリッドがその外のドルチェモアですが、まだ伸び代がある2歳馬の戦いですし、どちらともハイペースを好まない騎手ですから、スローペースになる可能性が高いでしょう。スローペースからの上がり勝負で、穴は前に行ける馬と見て、予想を組み立てました。
■有力馬の紹介
◎ (5)ノッキングポイント
評判馬が集う3回東京開幕日の新馬戦を勝利した馬。新馬戦では10番枠からトップスタートを決め、そこからすっと下げて内の馬を行かせ、好位の直後で折り合う競馬センスの良さを見せました。最後の直線では徐々に加速して前を捕らえ、ラスト1F地点で先頭に立つと、そこからさらに加速。2着に3馬身差をつける完勝でした。
ラスト2Fは11秒2-11秒1を記録。この時期の2歳馬でラスト1Fを加速しながらの11秒1は驚きの数字。上がり3Fタイムはもちろん最速。記録した指数も優秀なもの。まさに完璧な内容でした。
昨年6月の新馬戦はジオグリフとセリフォスが勝利した新馬戦が優秀でしたが、本馬はそれらを上回る内容。一昨年のシャフリヤールが勝利した新馬戦に匹敵か、やや上回るくらいのレベルです。
また、直線でもほぼまっすぐ走れていたことは体幹の強さを感じさせました。今回の新馬戦の走破タイムが速すぎなかった点もからも疲労があまり残らないと推測され、良い材料。おそらく今後も順調に伸びるでしょう。まともなら重賞勝ちはほぼ当確なので、ここは中心視しました。
〇 (2)ブーケファロス
前走のダリア賞では2着接戦の3着に好走した馬。前走は2番枠からやや出遅れ。そこから促されてはいるものの、ペースが速かったために進みが悪く、中団の内目を追走。道中も中団やや後ろで3角へ。3~4角で一気にペースダウンしてここれ包まれて後方に下がりました。4角でも進路がなく、出口~直線序盤で窮屈な中目の間を割って外に出されてたものの、さらに外からミシシッピテソーロが末脚を伸ばし、同馬とは0.1秒差でした。
前走が外枠なら本馬が勝っていた可能性もありますが、前走時は前3頭が競り合って速い流れを生み出したことで、前が崩れたもの。展開の恩恵もあったし、ダリア賞の決着指数自体も例年と比較をすると並レベルでした。
しかし、新馬戦ではラスト2Fが12秒1秒-12秒3の流れだったものの、本馬の最後の伸び脚を見ると、自身は最後まで減速せずにゴールしたものと推測され、素質の高さを示する2着でした。また、本馬はテンに置かれる面がありながら、最後はバテない脚で伸びて来るように、これまでよりも距離が長くなるのはいいでしょう。
▲ (7)ドルチェモア
新馬戦では7番枠から好スタート、好ダッシュを決めて逃げ切った馬。前走はマイペースで折り合いながら逃げ、4角手前からゴーサインが出されると、そこから少しずつ後続を引き離し、結果は2着に3馬身差をつけてゴールイン。新馬戦としてはなかなかの好指数勝ちとなりました。
ラスト2Fは11秒5-11秒7。減速度合いは少なく悪くありません。ただ当日の札幌は時計がかかり、一戦ごとのダメージが大きくなりやすいレースが続いていたのも確か。ここはすんなり上昇するかは、本馬の潜在能力次第といったところです。
△ (1)グラニット
前走の新潟2歳Sで小差の6着馬。前走は3番枠からトップスタートを切って一旦ハナを主張したものの、外からバグラダスがハナを主張してくるので、それらを行かせて2列目の内を追走。スムーズにレースの流れに乗れていましたが、最後の直線で馬場の悪い内を通してしまったのも確か。しかし、今回は秋の東京開幕週の芝で1番枠。前走のようなレース運びができれば、この枠はプラスでしょう。
△ (3)ミシェラドラータ
デビュー3戦目までは芝1200m戦を使われて、そこでは追走に苦労していましたが、初めての芝1500m戦となった前々走のクローバー賞では指数を上昇させた馬。前々走は9番枠から五分のスタートを切って、中団馬群の中で折り合う競馬。4角から器用に馬群を捌いて外に出されると、そこから伸びて来てはいたものの、ラスト100mで甘くなって小差の5着とまずまずの内容でした。
ただ前走のすずらん賞では、夏の札幌開催最終日で馬場の内側が悪化した状況下で1番枠を引き、テンに置かれてしまったものの、そこから好位まで上がり、3~4角では2列目の競馬。結果はここでも5着でしたが、緩みない流れを馬場の悪い内を先行したわりにしぶとい競馬ができていました。前走で厳しい流れを経験したことが今回の粘り強化に繋がると見て、買い目に加えました。芝1600mがベストかはともかく、芝1200mよりは好条件でしょう。
△ (8)シルヴァーデューク
小倉2週目のラヴェルが勝利した新馬戦で3着だった馬。前走の未勝利戦は、前走で5着以下に敗れた馬ばかりで、順当に勝利しました。本馬は新馬戦時、中団中目でレースを進め、最後の直線序盤では前が壁になり、外に立て直すロスがありましたが、前走は3番枠からトップスタートを切り、ハナを主張する馬を行かせてその外を追走。最後の直線ではスムーズに加速し、2着に2馬身半差をつけて勝利しました。
前走は着実に成長を感じさせる内容でしたが、相手が弱かったの10着と大敗していた馬でした。これでラヴェルの評価は相対的に上がったものの、現状では今回のメンバーだとやや足りなく、その上、案外と人気しているので、狙い下げました。
結論 馬連5-2,7,1,3,8 (20:15:5:5:5) 複勝5 (50)