おはようございます✨ 見解は後ほど更新しますm(__)m。
おまけ 東京11R 府中牝馬S 芝1800m
◎ (18)セラピア
〇 (15)ドナアトラエンテ
▲ (13)マジックキャッスル
△ (4)アンドラステ
△ (7)シャドウディーヴァ
△ (10)ミスニューヨーク
△ (12)サンクテュエール
△ (14)マルターズディオサ
△ (17)デゼル
見解
■府中牝馬Sの傾向
府中牝馬Sは、エリザベス女王杯の前哨戦。かつてはあまり本番に繋がらないレースでしたが、2011年にG2に昇格してから、出走メンバーがレベルアップ。2012年のレインボーダリア(1着)、2016年のクイーンズリング(1着)、シングウィズジョイ(2着)、2017年のクロコスミア(2着)、2018年のリスグラシュー(1着)、クロコスミア(2着)、2019年ラッキーライラック(1着)、クロコスミア(2着)、2020年のクロコスミア(2着)と9頭がこのレースをステップに、本番で連対しています。
しかし、府中牝馬Sで連対して、本番でも連対した馬は、2016年のクイーンズリング、2017年のクロコスミア、2018年のリスグラシューの3頭のみ。つまり、このレースで3着以下だった馬が6頭も本番で通用しているのです。これは府中牝馬Sがいかに叩き台かを示しています。
それだけに本番が大目標の馬を、前哨戦のここで本命◎にするのは好ましくありません。しかし、前哨戦だからと言って、けっして能力で見劣る馬が連対しているわけでもなく、2011年の以降の全ての連対馬は、GⅡ以上勝ちの実績があるか、同年7月以降のレースを順調に使わているかの条件を満たしていました。
特に稍重で行われた2015年、2019年は、同年7月以降のレースを使われていた馬が上位独占しています。2015年は1番人気の実績馬スマートレイアーが2着と善戦した一方、同年8月のレースに出走していた11番人気のノボリディアーナが優勝しました。このように時計が掛かる馬場になるほど、前走からレース間隔が詰まった馬が活躍しています。
しかし、今年はGⅡ以上勝ちの実績があるのは、リアアメリア、マルターズディオサ、デゼルの3頭のみ。デゼル意外は、3歳馬限定のGⅡですから、今年のメンバーは例年よりも小粒と言えるでしょう。ただ、デゼルは瞬発力型なので、もっと馬場が軽いほうがいいし、スタミナが不足する休養明けは向きません。
■予想
そこで◎には、昨年4月の3勝クラス難波Sでは好位から抜け出してGⅡ通用レベルの指数で勝利した実力馬(18)セラピアを推します。同馬はすんなりレースの流れに乗れると能力を発揮する馬。その次走、小倉日経オープンではスタートでアオた後、1角で外に張へ張り気味で大外を回り、外々からのロスの大きい競馬。さらに直線で寄られて後退する不利もあっての11着に敗れました。また、その後の2戦は距離が短く、流れに乗り切れていないもの。
しかし、前走のニューイヤーCで見せた行きっぷりには、復調の兆しを感じることができました。東京芝1800mの大外枠はすぐにカーブがあるので有利ではありませんが、セラピアは揉まれると能力が出し切れない面があるだけに、前を見ながら揉まれずに先行することができる大外枠は、この馬にとってはプラスになる可能性があります。もともとの能力は高い馬。ここで復活を期待します。
○は、前々走の福島牝馬Sで2着の(15)ドナアトラエンテ。前々走はディアンドルと同型の他逃げ馬2頭が新潟の時計の掛かる馬場や初距離を避け、控える競馬をしたことで、スローペースになりましたが、その流れを無理なく中団の外目でレースを進め、3~4角でも前に壁を作って上手くコントロール。ラスト2Fで追い出されるとしぶとく粘って2着と好走し、自己最高指数を記録しました。
しかし、前々走の好走は、タフな馬場の3走前、中山牝馬Sで厳しい流れを先行したことで持久力が強化され、粘りに繋がったもの。それゆえに疲れが強く出て、休養という形となり、前走のクイーンSでも凡走しました。今回はそこから立て直されての一戦。巻き返しが期待できるでしょう。
▲は、今年1月の愛知杯で重賞初制覇を達成した(13)マジックキャッスル。愛知杯は前へ行った3頭が後続を大きく引き離し、5F通過57秒9の激流となりました。同馬は大外枠からやや出負けし、中団後方からレースを進める形。最後は同馬の一列前から直線で早めに動いたランブリングアレーとの一騎打ちをクビ差で制し、自己最高指数「-23」を記録しました。この指数は展開に恵まれたものとはいえ、ここではNO.1のものです。
また、3走前の阪神牝馬Sで2着、前々走のヴィクトリアマイルで3着と善戦。前々走では最内枠からやや出負けしましたが、前に行った2枠2頭が内の馬場が悪いと判断して開けていたスペース(実際はかなり回復していた)を無理なく中団まで押し上げ、3~4角でもロスなく立ち回り、直線でもジリジリと脚を伸ばしたもの。最後は外から伸びてきたランブリングアレーに交わされましたが、同馬は愛知杯で最高指数を記録しているように、高いレベルでマイル戦はあまり向いてはいません。
マイルよりも芝1800mのほうがいいし、芝2000mのほうがよりいい馬。しかし、芝1800mの前走、クイーンSも勝ちに行く競馬でクビ差2着と及第点の走りを見せており、ここも善戦はしてくる可能性が高いでしょう。
あとは△にこれまで重賞に7回挑戦して、全て着差は0.6秒差以内の善戦マン(4)アンドラステ。一番崩れた5走前の京成杯オータムHは、内と前の決着で中団の中目を追走。後半で速い脚が求められた中、3~4角の内で進路がなく、後方列まで位置を下げ、ラスト1Fまで進路がない状態で敗れたもの。また、前走の関屋記念も外々の競馬で、京成杯オータムHの次に崩れています。
一方、好走した4走前のターコイズS、前々走の中京記念は内枠を利して好位の内目でロスなく立ち回り、ハナ差2着、1着と好走。今回も内枠。同馬はマイル戦で外々の競馬になると成績が悪化していることから、本質的にマイルは忙しい距離。ゆったりと立ち回れる芝1800mのほうが好ましく、今回は前走以上の走りに期待します。
さらに一昨年の東京新聞杯で2着、今年は同レースで3着、さらに芝1800mの昨年の府中牝馬Sで2着、芝2000mの前走マーメイドS3着と、重賞で勝ち切れないまでも、上位争いに加われる実力はある(7)シャドウディー。同馬が勝ち切れないのは、スピード不足で好位が取れない弱点があるからですが、そういう馬は時計の掛かる馬場でこその面があります。今年はさすがに重馬場だった昨年のこのレースほど馬場が悪化していませんが、極端な高速馬場ではない点は+。休養明け3戦目の今回は、巻き返しが期待できるでしょう。
結論 馬連18-15,13,4,7,10,12,14,17 (10:10:5:5:5:5:5:5) 複勝18 (50)