2020年 アーリントンカップ – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2020.04.18
2020年 アーリントンカップ

かつてオグリキャップが中央馬を相手に初勝利を飾ったことで有名なペガサスS。その後、アーリントンパークとの交換競走となり、名称が「アーリントンC」に変更。一昨年より2月から4月に移行し、NHKマイルCのトライアルレースに位置付けられました。

しかし、このレースは2月に行われていた頃よりも、NHKマイルCやクラシックに繋がらなくなくなりました。3月に行われていた頃は、2014年のミッキーアイルのような連勝馬、素質馬が通過点として出走してくることが多かったですが、この時期に移行してからは、ニュージ―ランドTや桜花賞から中1週で行われるため、トップクラスのマイラーが集まりづらいからでしょう。

今年も重賞ではやや足りなかった馬VS上がり馬の図式。朝日杯フューチュリティSの上位馬が上位人気に支持されていますが、同レースではビアンフェがオーバーペースで逃げたことで展開に恵まれ、上位着順を拾ったもの。それはグランレイのその後の成績を見れば一目瞭然で、決して実力断然の存在ではありません。それだけに他馬にも付け入る隙がありそうです。

また、このレースが行われる阪神芝1600mは、先週の桜花賞の傾向でもお伝えしたように、最初の3コーナーまでのストレートが約444mと長く、逃げ馬の出方次第では、スローペースにもハイペースにもなります。桜花賞は雨の影響で馬場悪化が著しい上に、スマイルカナが内から先手を主張したところ、外からレシステンシアが2番手に上がって競り掛けたことで、前が厳しい展開となりました。

しかし、今回は逃げると指数を上昇させるノルカソルカが最内枠に入ったことで、同馬の逃げが濃厚。これに外枠のロードベイリーフがどこまで競り掛けて行くですが、この2頭はどもに1勝馬。行き切って押し切れるだけの実力の裏付けがないので、平均ペースかやや速いくらいで収まると見ています。実際にこのレースは、逃げ、先行馬が手薄になることが多く、過去10年ともスローペース~平均ペースで決着しています。(ただし、全て良馬場)

配当妙味がある馬は、ある程度、前の位置を狙って行ける馬。昨年はイベイス本命で、バッチリ万馬券を当てたレースでもあるので、今年もどうにか当てたいレースですが、イベリスほど前走で厳しいレースをしている馬がいない(=ここが大目標の馬がいない)ことがネックかなあ?

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