2019年 朝日杯フューチュリティステークス – 競馬予想 – 山崎エリカ –

お問い合わせ

BLOG

2019.12.15
2019年 朝日杯フューチュリティステークス

内枠断然有利の中山芝1600mから、枠番による大きな有利不利のない阪神芝1600mへと舞台を移し、今年で早6年目を迎える朝日杯FS。また、4年前よりホープフルSがG1に昇格したこともあり、東京スポーツ杯2歳S組は不在の傾向。昨年のこのレースの覇者アドマイヤマーズが今年のNHKマイルCを制したように、かつてよりもマイラー色が強くなり、2歳マイル王決定戦のようなレースとなりました。

それでもやっぱり、2歳チャンピオン決定戦らしく、成長力が重要ポイント。近走で凡退が続いて成長力にやや疑問符がつく成績の馬は、苦戦している傾向にあります。つまり、高い能力を持ち、近走成績も良い勢いのある馬を狙うのが基本です。

実際にこのレースの過去3年を見ても、前走で連対していない馬はほとんど通用していません。過去3年で前走3着以下から、このレースで3着以内に巻き返したのは、昨年の2着馬クリノガウディーのみ。同馬は新馬戦を優秀な指数で勝利しましたが、次走の東京杯スポーツ杯2歳Sでは、逃げ、先行馬が苦しい流れを2番手でレースを進めて勝ち馬と0.5秒差、7着失速。そこからの巻き返しVでした。

つまり、もともとの素質馬、強い馬が何かしらの大きな不利がなければ巻き返せないということ。しかし、致命的に負けていたら、それもまた巻き返せません。これは過去に遡ってもほぼ同じで、前走で厳しい流れを経験していた馬ばかりが巻き返しています。さて、ストレートに前走着順が美しい実績馬、人気馬を本命にするか? 前走で厳しい流れを経験していた人気薄の素質馬、実績馬を本命にするか?

記事一覧へ戻る