2019年 ターコイズステークス – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2019.12.14
2019年 ターコイズステークス

オープン特別から重賞に格上げされ、今年で5年目となるターコイズS。重賞に格上げと同時に、この時期に行われていた愛知杯の施行時期が年明けに繰り下げられたこともあり、オープン時代と比べると好メンバーが集うようになりました。

マイル戦ながら、秋華賞組や年によっては、エリザベス女王杯組などの中距離路線組が多数参戦し、対戦図式は中距離路線組vsマイル路線組。この比較が予想を難しくさせますが、秋華賞組やエリザベス女王杯組が苦戦傾向なのは確か。これはG1を目標にした後の一戦では余力がない上に、重いハンデが課せられることが多いからでしょう。

特に、内枠有利の中山芝1600mが舞台ということもあり、外枠の差し、追い込み馬は不利。2017年の1番人気馬ラビットランや昨年の1番人気馬プリモシ―ンのように、追走に苦労し、外々を回るロスの大きい競馬で敗れています。このレースは、中距離路線組が集うことで、先行馬が手薄となり、前が容易にバテずに上がりの速い決着となりやすいのも、前記の差し、追い込みタイプが苦戦する理由でもあります。

今年は逃げ馬トロワゼトワルが大外枠に入り、その一つ内枠にコントラチェック。トロワゼトワルは今回と同じ舞台の京王杯AHで単騎の逃げ切りが決まりましたが、今回はにコントラチェックがいることで、自分の型に持っていきづらいでしょう。トロワゼトワル、コントラチェック…それともコントラチェック、トロワゼトワルか?

どのみちこれらが競り合って内に繰り込みながら、また、内枠の馬もその好位を取るためにある程度出して行くでしょうから、ハイペースよりの競馬になるでしょう。ただし、内枠にテンの速い馬がいないことから、超ハイペースにはならないと見ています。強ければ前からでも押し切れるペースの範囲内で収まるはず。

また、コントラチェックより外枠の差し馬はロスの大きい競馬になる可能性が極めて高く、内枠の好位で脚をタメられる馬が有利となるはず。その前提で予想を組み立てたいです。

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