2019年 スプリンターズステークス – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2019.09.29
2019年 スプリンターズステークス

スプリンターズSが行われる中山芝1200mは、外回りの坂の頂上付近からスタートして、約4.5mもの坂を下って行くコース。スタートから約275mで最初の3コーナーを向かえますが、皆さんもご存知のように中山の外回りはおむすび型。3~4コーナーのカーブが緩いために、下り坂で加速がついたまま4コーナーに突入します。

短距離戦で最後の直線は約310mと短いこともあり、変に折り合いすぎることなく、ゲート出たなりで下り坂でスピードに乗せて、そのまま行かせてしまう馬が多いのがポイント。つまり、内枠と外枠の差はありますが、テンの速さで隊列が形成され、スピードのある馬が出走している年ほど、ハイペースになりやすいということ。

ただし、近年は良馬場ならば超高速馬場~高速馬場で行われることが多く、前半3F33秒台で通過したとしても、後半3Fも33秒台でまとめてこれます。つまり、意外とそこまでハイペースの決着にはなっていません。2012年~2013年のダッシャーゴーゴーやハクサンムーンのように、前半3F32秒台で逃げれば、ハイペースではないでしょう。

今年は前半3Fがメンバー中で断トツで速いモズスーパーフレアの逃げが確定的。同馬は今回と同距離コースの今年のオーシャンSで前半3F32秒3。オーシャンS時よりも時計を要したカーバンクルSでも前半3F32秒8ですから、まず、32秒台でのレースメイクで1分07秒前後の決着タイムになるはず。

ここまで時計の速い決着だと、コーナーロスが致命的になります。穴馬は2012年のドリームバレンチノ(9番人気・3着)や2013年のマヤノリュウジン(15番人気・3着)のように、内枠から最短距離を立ち回れる馬でしょう。外枠の馬はロードカナロアやカレンチャンのようにG1級の馬でないと通用しません。今回はそのことを踏まて、馬券を組み立てたいです。

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