2021年 アーリントンC・皐月賞 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2021.04.17
2021年 アーリントンC・皐月賞

勢力図編

出走馬が経由しているレースで もっとも高指数決着だったのは、朝日杯フューチュリティSで「指数-17」、次が若葉Sで「指数-16」、その次がホープフルSで「指数-15」。しかし、前記の2レースは芝2000mということもあり、上位馬は皐月賞に出走するため、マイル戦のここには出走してきません。

マイル以下の距離で朝日杯フューチュリティSの次に高指数決着だったのは、デイリー杯2歳S、秋明菊賞、シンザン記念、グレイイングリーンが勝利した1勝クラス戦でともに「指数-14」。さらにファルヴォーレやジュリオが勝った1勝クラス戦と、トーホウディアスが3着だったフローラルウォーク賞で、ともに「指数-11」。レイモンドバローズとショウリュウレーヴとジュンブルースカイ が勝利した1勝クラスは、その次点でともに「指数-10」です。

つまり、デイリー杯2歳Sでアタマ差2着、朝日杯フューチュリティSで勝ち馬と0.7秒差(9着)のホウオウアマゾンと秋明菊賞で次走の朝日杯フューチュリティSで5着となったブルースピリットと0.3秒差(3着)、その次走でシンザン記念を優勝したピクシーナイトがここでは能力上位となります。

しかし、両馬は今回が始動戦。休養明けはスタミナが不足するので、雨の影響で重~不良馬場になった場合には、大阪杯のコントレイル、グランアレグリア、サリオスのように敗れる危険性もあります。特にピクシーナイトは前走のシンザン記念を大目標にした後の楽をさせた後の一戦となるために、ここは楽ではないでしょう。そこを考慮するとレースを順調に使われている、次点の能力値上位馬を中心視するのが、上策でしょう。

ただし、芝1400mの1勝クラス戦で強豪と対戦してきたグレイイングリーンは、今回が初めてのマイル戦。キャリアの浅い3歳馬だけにやってみないとわからない面があります。同馬はゲートが下手という弱点がある馬だけに、その面での距離延長は好ましいでしょう。

しかし、前々走では出負けして後方外から3~4コーナーで位置を押し上げるロスがあり、前へ行った2頭が競り合ってペースを引き上げたことで、展開の後押しもありながらも最後伸びあぐねて3着だった辺りにやや不安を感じます。また前走の1勝クラスも、超高速馬場で内と前が有利となった中で、内枠から最短距離を立ち回っての勝利でしたが、高速馬場ならばともかく、重~不良馬場で距離1F延長をこなすのは楽ではないでよう。

ここはそれ以外の前走1勝クラス戦で上位の、マイル適性の裏付けのある馬を中心に馬券を組み立てたいです。

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