2020年 新潟2歳S・キーンランドC – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2020.08.30
2020年 新潟2歳S・キーンランドC

●新潟2歳ステークス

新潟2歳Sは、前走芝1200mや芝1400mなど短い距離を使われ、芝1600mが初経験となる馬が多く出走してきます。それらの短距離路線馬の多くは、距離に不安があるので脚をタメ気味に逃げ、先行することが多く、結果、超スロー~スローペースが発生しやすいのがこのレースの特徴。実際に過去10年で平均ペースになったのは、2012年度のみ。それ以外は多少馬場が悪化しても、超スロー~スローペースで決着しています。

つまり、逃げ、先行馬が有利ということですが、この傾向に反して追い込み馬が活躍。過去10年でザラストロ(2012年)、ハープスター(2013年)、ミュゼスルタン(2014年)、ロードクエスト(2015年)と4頭も優勝しています。2着にも2度、3着にも1度追い込み馬が馬券に絡んでおり、他のレースでの追い込み馬の活躍を考えたら、これはかなりの確率でしょう。

この理由は? これは将来の短距離馬と中距離馬が戦うために、短距離馬が前に行って距離が持たずに敗れているだけです。こういった現象は、新潟2歳Sに限らず、中京2歳Sやこの時期の2歳マイル戦で多く見られます。また、素質の高い期待馬ほど、早い時期は無理に行かせてバテさせるのではなく、末脚勝負に徹している面があるのも大きいでしょう。

まとめるとこのレースで中心視すべきは、これまでに逃げ、先行して結果を出して来た馬よりも末脚型。実際に過去10年で8度も、このレースで上がり3F1位と2位の馬が馬券に絡んでいます。前走で先行しているならばまだしも、末脚を生かす競馬でメンバー最速の上がりをマークできていない馬は、ここでは狙い下げるのが得策でしょう。

●キーンランドカップ

『SPAIA AI競馬』にて、キーンランドCの傾向及び、PP指数を用いながら人気馬、有力馬、穴馬について綴っております。

札幌芝コースは現在、重馬場。現在も雨が降ち続いておりますので、1分10秒を切れるかくらいの決着が濃厚でしょう。また馬場の内側悪化で外枠の差し馬有利となる可能性が高いです。

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https://spaia-keiba.com/news/detail/11075

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