2023年 ハイセイコー記念の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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地方競馬

2023.10.31
2023年 ハイセイコー記念の予想

大井は今週から砂厚8㎝→10㎝に変更され、時計の掛かるタフな馬場になった。ダテノショウグン、ピコイチなどの実績馬、人気馬の大半は高速馬場の大井のスローペースで結果を出してきた馬。また、前走で能力を出し切り、ここが目標ではない馬も多く、必然と人気薄馬を狙う形となった。

大井11R ハイセイコー記念 芝1600m
 ◎ (3)ルートヴィヒ
 ○ (8)ピコイチ
 ▲ (1)ポッドマーフィー
 △ (6)クルマトラサン
 △ (11)ダテノショウグン
 △ (9)ビッティンキバラ
 △ (4)ライゾマティクス
 △ (7)ドウザン
結論 馬連3-8,1,6,11,9,4,7 (10:10:10:10:6:2:2) 複勝3 (50)

■有力馬とそのコメント

◎ (3)ルートヴィヒ

 川崎1400mの新馬戦を逃げて快勝した馬。前々走のシャイニングトレジャー賞は3番枠から出遅れて最後方から挽回して前に2頭に迫っていく競馬。序盤から前2頭が競り合ってペースを引き上げたため、本馬は3番手の外でレースを進めた。3角で内からパワームーブが2列目に上がって、3~4角では2列目の外を回って直線へ。最後の直線ではパワームーブに前に出られたが、ラスト1Fで前のパワポケウイングを交わし、パワームーブを差し返しての3着だった。

 前々走は前半3F36秒8-後半3F42秒2の超絶ハイペース。このハイペースに乗じて、(7)ドウザンの大外一気が決まったが、出遅れを挽回して勝ちに行きながらも3着を確保したことは評価できる。前走の影武者賞はやや出遅れたが、それを挽回して逃げ、終始プレッシャーをかけられる競馬。結果ペースが厳しくなって失速した。ここも前半3F36秒9-後半3F42秒2の超絶ハイペースだった。

 今回の出走馬は前走で好走し、能力を出し切った感のある馬が多い。また遅めの流れを勝利した馬も多い。一方、本馬は近走で息が入れられない厳しい流れを経験しているだけに、タフになった大井の馬場もこなしやすいはず。陣営は「(前走を踏まえて)今回は脚をタメたい」とコメントしており、目標とされなくなるのも好材料だ。今回は相手が強化されるが、人気の実績馬に死角がある以上、大振りしてみたい。

○ (8)ピコイチ

 デビューから3戦3勝。前走では2番枠からトップスタートを切ってハナに立ったが、外の2頭に行かせ、進路を外に切り替えて3番手からの追走。向正面半ばで2番手に上がって、3角ではもう逃げ馬を交わして先頭に立つと、最後の直線で後続をどんどん引き離して7馬身差で楽勝した。

 本馬はこれまでの3戦が全て7馬身以上の圧勝と底を見せていない一方、全て大井の高速馬場で6頭立て以下のスローペース。タフな馬場の今回でペースが上がった場合の不安がある。また、揉まれる競馬を経験していないので、そこも不安のひとつであり、対抗に止めた。

▲ (1)ポッドマーフィー

 前走のルーキーズサマーCの3着馬。前走は6番枠から好スタートを切って、前に行く馬を行かせて、好位の中目の追走。向正面で(4)ライゾマティクスを潰しにいくアムクラージュを追い掛けるようにして3角では3番手。最後の直線では失速したライゾマティクスを交わして2番手に上がったが、内からビッグショータイムに差されて同馬と1馬身半差に敗れた。

 前走時の最後の直線の失速ぶりを見ると、1F距離延長が吉と出るように感じないかもしれないが、そう思われて鎌倉記念で7番人気と人気大暴落したライゾマティクスは巻き返しの2着。つまり、前半3F36秒5-後半3F39秒8が示すように、それだけ前が厳しい流れだったということ。ポッドマーフィーの前走は好内容だったが、鎌倉記念で断然の1番人気に支持されてドボンしたアムクラージュのように、疲れが心配で評価を下げた。

△ (6)クルマトラサン

 船橋ダ1000mの新馬戦の走破タイムが圧倒的に優秀。5番枠から好スタートを切ってハナを主張し、一頭だけ食らいつく2着馬エスケイチャンスを4角出口から差を広げて大差勝ち。3着馬にはさらに大差をつけて、ラスト2Fを12秒6-12秒2でまとめたことも評価できる。

 本馬は前走のゴールドジュニアも2馬身差で快勝。前走は大外11番枠から好スタートを切って、先行争いの3頭を見ながら4番手の外を追走。3角で中目に入れて、4角で外に出されると、しぶとく伸び続けて前を差し切った。

 本馬は前走から一気の距離延長となる点が不安だが、新馬戦でラスト1Fで加速している点や、ゴールドジュニアで最後まで伸び続けている点から1000mや1200mがベストではないはず。1600mでも警戒しておきたい。

△ (11)ダテノショウグン

 デビューから4戦4勝。前走のとき特別は5番枠から好スタートを切って、二の脚の速さでハナと主張すると、前半3F39秒0とゆったりとした入り。向正面で2番手馬にプレシャーを掛けられたので、そこでペースを引き上げたが、3~4角でまた息を入れて後続を引きつけて直線へ。ラスト1Fで後続を一気に突き放して7馬身差で楽勝した。

 前走は自身の逃げでラスト2F13秒1-12秒5とかなり加速しているが、前半4F59秒4-後半4F50秒7と極端なスローペースによるものなので、そこまで高い評価はできない。本馬はこれまでの4戦もスローペースで決め手を活かす形での勝利。大井1600mで結果を出していることは強みではあるが、馬場が一変したここでは評価を下げた。

△ (9)ビッティンキバラ

 大井1400mの前走で8馬身差で圧勝した馬。前走は5番枠から出遅れ。しかし、4頭立てで全頭出遅れというレースだったため、二の脚でハナを主張し、マイペースの逃げで4角までは団子状態だったが、直線では突き抜けて独走。8馬身差で圧勝した。前走は2着馬がその後2勝しているように決して弱くはなく、本馬が強かったということになる。ただし、その後、強い疲れが出て休養させており、休養中に成長しているかどうかが鍵。状態が良かったとしても、休養明けでSⅠを勝つのは楽ではないために評価を下げている。

△ (4)ライゾマティクス

 前走の鎌倉記念の2着馬。前走はテンの速いモンゲースパイに行かせてその外3番手を追走。3角で2番手のサントノーレが先頭に立ったが、それを追い駆け、4角外から同馬に並びかけて直線へ。序盤は並走状態だったが、最後にサントノーレがもうひと伸びして2馬身半差だった。

 しかし、サントノーレはブリ―ダーズゴールドCで3着の強豪。先週の平和賞を優勝したのも、同レースの2着馬カプセルであることから、強い内容だったと言える。ただし、前走時にサントノーレの大本線で狙ったように、前走が大目標。そこで能力を出し切っているだけに、今回で大幅な上昇は期待しにくい。ただし、印上位馬が本来の能力を出し切れなければチャンスがあるだろう。スタミナを活かすタイプなので、タフな馬場も悪くない。

△ (7)ドウザン

 前走のシャイニングトレジャー賞を勝利して2戦2勝。ただし、前走は前記したように、前2頭がペースを引き上げて、前半3F36秒8-後半3F42秒2の超絶ハイペース。こに流れを1番枠から五分のスタートを切ったが、他馬を怖がる素振りを見せて、最後方からの追走。向正面から徐々に進出して、4角出口で外に出されて、先頭から5馬身くらいの差で直線へ、そこからバテた馬を交わして勝利した。

 本馬は2戦2勝と底を見せていないが、前走が展開に恵まれての勝利であり、さらに相手が強化される点が不安な材料。また怖がりな気性の持ち主で後方からの競馬になってしまう点がネック。連対圏内に突入するには成長力と展開の助けが欲しいところである、ただし、今回はタフな馬場で上がりの掛かるレースにはなりそうなので、押さえることにした。

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