2023年 サマーチャンピオンの予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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地方競馬

2023.08.31
2023年 サマーチャンピオンの予想

ここ最近の南関東の重賞やダートグレードよりも自信があるというか、当たりそうな気がしています。

佐賀11R サマーチャンピオン ダ1400m
 ◎ (12)サンライズホーク
 ○ (4)ヘリオス
 ▲ (10)オマツリオトコ
 注 (9)レディバグ
 △ (3)デンコウリジエール
見解 馬連12-4,10,9,3 (20:14:10:6) 複勝12 (50)

■ハンデ戦のこのレースは新興勢力が優勢

 近2年はダートグレード勝ちの実績がある馬が活躍しているが、2012年から2020年までの優勝馬8頭が重賞初制覇だった。ハンデ戦で実績馬は斤量を背負わされるこのレースは実績馬よりも新興勢力が優勢。今年も昨秋のマイルCS・南部杯で2着、JBCスプリントで3着の実績があるヘリオスが斤量58.5Kgを背負わされているだけに、新興勢力に期待したい。

■有力馬とそのコメント

◎ (12)サンライズホーク

 芝のデビュー戦は大敗したが、ダートに転じて怒涛の4連勝で一気にオープン入りを達成した馬。4走前の伊賀S(3勝クラス)は、12番枠から五分のスタートを切って、中団の外を追走。道中でじわっと位置を押し上げ、4角では好位の1番人気馬サンライズアムールの直後から追い出しを待って直線へ。序盤でサンライズアムールの外に出されると、どんどん差を広げて2着争いを尻目に3馬身差で完勝した。

 3走前の京葉Sは、2番枠から五分のスタートを切ったが、ダッシュが付かず。そこから被されないようにと好位まで位置を取りに行ったために、苦しくなって10着に敗れた。よりによってテイエムトッキュウの逃げて前半3F33秒7と前半のペースが速くなったのも致命的だった。

 また、前々走の越後Sは4番枠から出遅れ、最内から挽回していったが、直線序盤で前が壁。残り300m辺りでひとつ外に出して進路を確保すると、そこから伸びていたが、超高速馬場で前が止まらない流れでは厳しかった。

 本馬はその後、立て直されて今回は前走のクラスターCをひと叩きされての一戦。今回は4走前同様に、揉まれずに行ける外枠も好ましく、巻き返しに期待したい。

○ (4)ヘリオス

 一昨年の秋に東京ダ1400mのグリーンチャンネルCと、霜月Sを逃げて連勝した馬。本馬の昨秋のマイルCS・南部杯で2着、JBCスプリントで3着の実績もあるが、前記のグリーンチャンネルCが自己最高指数で、昨年の根岸Sでも休養明けながら2着に善戦しているように1400mがベストだ。

 始動戦となった今年の根岸Sでは、いくら外差し馬場を内からオーロラテソーロと競り合ってペースが厳しくなったにせよ、15着に大敗したように、今シーズンは物足りなさを感じる。しかし、先行策で前々走の黒船賞では2着、前走のかきつばた記念で3着と復調気配は見せられている。今回もまた始動戦でトップハンデ58.5Kgを背負わされているが、ここでは実績NO.1の存在だけに、上位争いを期待したい。

▲ (10)オマツリオトコ

 昨秋、ダ1400mでヤマボウシ賞と兵庫ジュニアGPを連勝した馬。兵庫ジュニアGPでは3番枠からまずまずのスタートを切って、押して好位の内を取りに行ったが、キックバックを嫌がったため、1角で外に出して2列目の外を追走。3~4角で先頭列に並びかけ、4角出口ではもう先頭。2着スペシャルエックスに4馬身差をつけて圧勝した。

 本馬はマイルの前々走ユニコーンSも6着と善戦しているが、出遅れて後方からなだれ込んだようなレースぶり。ベストはダ1400mだろう。前走のジャパンダートダービーは距離も長い上に、オーバーペースの2列目の最内を追走と、厳しい展開になったために9着に失速したが、その厳しいレース経験が生きれば、得意距離のここで上位争いに加われるだろう。

注 (9)レディバグ

 昨夏のスパーキングレディCの2着馬。同レースでは8番枠から軽く躓いてやや出遅れたものの脚の速さで楽に前へ。外からショウナンナデシコらが内に切り込んで来たので、それを行かせて好位馬群からやや離れた6番手を追走。このレースはショウナンナデシコがサルサディオーネを突いて行ったことでペースが速くなったが、それを「待ってました」という待機策で、直線一気の競馬で早め先頭に立ったショウナンナデシコにクビ差の迫った。

 しかし、前走となる今年のスパーキングレディCでは、7番枠から好スタート、好ダッシュで押し出されるように2列目の外を追走。1角では単独2番手。最後の直線で追い出されると、ラスト1Fで逃げ馬を捉え、外から伸びるスピーディキックの追撃を振り切って優勝。重賞初制覇を達成した。本馬は追走に忙しい1400mよりもマイルがベストだが、マイルで先行する競馬ができれば、この距離も追走に苦労はしないはず。

△ (3)デンコウリジエール

 これまでダ1400mのオープンで2勝を挙げた馬。特に昨秋のギャラクシーSでは10番枠から五分のスタートを切って、好位馬群の中目を追走。4角で位置を上げながら直線序盤で外に出されると、そこから長い脚を使って、内から伸びるバトルクライをアタマ差捉えて勝利と好内容だった。

 本馬はその後が不振だったが、立て直された前走のNST賞では3着に善戦。前走は12番枠からゆっくり出して序盤は後方。そこからじわっと中目から中団まで押し上げて、4角では仕掛けながら前を追う形。忙し距離を意識して前半から動いたことで、最後に甘さを見せ、外からアルファマムに捉えられた。今回で休養明け好走の反動が出る可能性もあるが、1400mで末脚の持続力を活かす競馬なら通用していい。

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