2023年 川崎マイラーズの予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2023.05.17
2023年 川崎マイラーズの予想

下馬評ではファルコンビーク、アランバローズの先行争いで、ハイペースが濃厚とされている。しかし、逃げ馬が多数集った昨年11月のサンタアニタTでは、前に行ったスマイルウィ、アランバローズに他馬は競って行かず、行った、行ったが決まった。アランバローズは2番手でもオーケーの馬だし、4走前のスパーキングサマーCで出遅れて後方からの競馬になったように、よほど無理して出していかないとハナへ行けない傾向があるので、極端にペースが上がらないと見ている。

馬複9-10は売れています。現時点だと枠連8-8で購入されたほうが、オッズが2倍近くまで付きます。ご一考を!!

川崎11R 川崎マイラーズC ダ1600m
 ◎ (9)ファルコンビーク
 ○ (1)デュードヴァン
 ▲ (7)アランバローズ
 注 (8)ゴールドホイヤー
 △ (10)オーヴェルニュ
 △ (3)アイウォール
結論 馬連9-1,7,8,10,3 (18:12:10:6:4) 複勝9 (50)

■有力馬の紹介

◎ (9)ファルコンビーク

 川崎マイラーズは一昨年が逃げて3着、昨年が2番手から1着と得意な舞台。昨夏以降は行きっぷりが悪くスランプ状態だったが、前走の柏の葉オープンは好スタート&好ダッシュを決めて逃げ、ブンロートとともに後続を引き離して行く競馬。船橋のタフな馬場を考えると完全なオーバーペースで、差し馬の餌食となって7着に敗れた。しかし、前走で見せたスピードは復調気配を感じさせるもの。前走の厳しい競馬は今回の粘りに繋がるはず。復活を期待する。

○ (1)デュードヴァン

 昨夏のJRAオープン・阿蘇Sを逃げ切り勝ちした実績馬。南関東移籍後の3走前、4走前と川崎マイルでともに2着に善戦している。前走のブリリアントSは逃げて強い勝ち馬ランリョウオーにマークされる展開ながら、2着接戦の4着と強い内容だった。今回は◎(9)ファルコンビークや▲(7)アランバローズを見ながらレースを進められる優位性があり、ここでの上積みがあれば当然チャンスがある。

▲ (7)アランバローズ

 3年前の全日本2歳優駿で、逃げて2着ランリョウオーに5馬身差を付けて優勝した実績馬であり、その後の東京ダービーも制した馬。古馬になってからはやや伸び悩み気味ではあるが、3走前のサンタアニタTでスマイルウィにクビ差2着まで迫るなど、実力はある。前走の勝島王冠では11着大敗を屈したが、立て直しがうまく行けば通用するだろう。

△ (8)ゴールドホイヤー

 昨年のマイルGPでは、スマイルウィのを2着に降して勝利した馬。同レースではそれまでの競馬ぶりから一転、大外12番枠からかなり押して好位の外を追走し、3角で先頭に立ったスマイルウィに並びかけて行く競馬。しぶとく粘るスマイルウィを残り100mで競り落として1馬身差で優勝した

 本馬はその後に休養し、以降は調子を落としていたが、前走の京成盃グランドマイラーズでは再びスマイルウィを撃破と完全復活。前走は船橋のタフな馬場でスマイルウィがオーバーペースで逃げを展開した中、後方3番手から向正面で位置を押し上げて3~4角でスマイルウィに並びかけ、最後に競り落としての優勝であり、強い内容だった。しかし、その後に疲れが出たようでレースを使えず、ここまで待っての一戦。SⅢのここが目標ではないはずなので、評価を下げた。

△ (10)オーヴェルニュ

 一昨年の中京ダ1900m戦、平安Sを6馬身で好指数勝ちした実績馬。同レースは5番枠から好スタートを決めてすっと先頭、そこから控えて好位の最内を追走。3~4角で2番手まで上がり、ラスト1F手前で抜け出すと、そこから突き抜けての圧勝だった。

 昨年の東海S2着以降は調子を落としているが、南関東移籍初戦の前走・プリムローズ賞は1400mで、さすがに追走に忙しく、6着に敗れた。今回で巻き返しがあっても不思議ないだろう。本質的にもっと距離があった方がいいが、前走で1400m戦を使ったことで、マイルの流れにも乗れそうだ。

△ (3)アイウォール
 
 前走でこのレースのTR・スパーキングマイラーズチャレンジを勝利した勢いある4歳馬。前走は1番枠から好スタートを切って、平均ペースに持ち込んみ、トライアルで上位常連のピュアオーシャンに3馬身、3着馬にさらに2馬身差を付けての完勝だった。本馬は前走時、スピードの違いで逃げたが、好位に控える競馬でも問題がない馬。また、今回は前を見ながらレースを進められる優位性もあるので、相手強化のここでも警戒した。

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