雲取賞の上位3玉は強いですが、前走で羽田盃出走権を取りに行った後の一戦。ここはそれらが取りこぼすことで、大波乱の可能性もあります。ここはそのストーリーも視野に入れて予想を組み立ててみました。
大井11R 京阪盃 ダ1700m
◎ (1)ノブレスノア
○ (11)マイブレイブ
▲ (8)プライルード
△ (6)ナッジ
△ (9)シャルフジン
△ (5)シルトプレ
△ (4)フォラステロ
見解
◎ (1)ノブレスノア
同型馬不在のハイセイコー記念を、マイペースで逃げ切り勝ちした実力馬。前々走の全日本2歳優駿は、2歳ダート路線では圧倒的な存在のドライスタウトに外から食らいついて行く競馬。勝ちに行く競馬をしたために3角過ぎではもう手応えを失っており、11着大敗を喫しました。
前走のニューイヤーCはGⅠの舞台で無理をさせたあとの一戦らしく、状態ひと息。案の定、やや出遅れて外のリヴィフェイスにハナを奪われたために、序盤から押して押して何度か先頭に立ったものの、終始リヴィフェイスにマークされ、 ラスト2F13秒2-13秒9の苦しい展開になって4着に敗れました。
しかし、前走で厳しい流れを経験したことで、今回での粘りが増すでしょう。前走でニューイヤーCを逃げ切りした同型馬の(9)シャルフジは、今回で二走ボケが懸念されること、また、同馬は折り合う競馬もできることから、今回はノブレスノアの前からの押し切りに期待しました。
○ (11)マイブレイブ
4走前の平和賞で2着。このレースでは後のニューイヤーCの1着馬ミゲルや2着馬リヴィフェイスが相手。4走前は内枠から好発を切って、外から前を主張してくる各馬に行かせて、2列目の最内を確保。前がペースを引き上げた中、最短距離競馬で4角出口で外に出しての2着。
当時5着もミゲルはラスト1Fを過ぎたところで挟まれて鞍上がバランスを崩す不利があっての5着でしたが、正攻法の競馬でリヴィフェイスを4着に下したのは上々。前走の雲取賞では4着完敗でしたが、今回は上位3頭が羽田盃出走権を取りに行った後の一戦で本調子ではないことが予想されるだけに、同馬を3番手評価としました。
▲ (8)プライルード
4走前の平和賞で2着。このレースでは後のニューイヤーCの1着馬ミゲルや2着馬リヴィフェイスが相手。4走前は内枠から好発を切って、外から前を主張してくる各馬に行かせて、2列目の最内を確保。前がペースを引き上げた中、最短距離競馬で4角出口で外に出しての2着。
当時5着もミゲルはラスト1Fを過ぎたところで挟まれて鞍上がバランスを崩す不利があっての5着でしたが、正攻法の競馬でリヴィフェイスを4着に下したのは上々。前走の雲取賞では4着完敗でしたが、今回は上位3頭が羽田盃出走権を取りに行った後の一戦で本調子ではないことが予想されるだけに、同馬を3番手評価としました。
△ (6)ナッジ
昨秋のJBC2歳優駿では1番人気で2着と好走した馬。JBC2歳優駿は内からエンリルがハナを主張したところで外から(9)シャルフジンに競られて、前半3F通過34秒8のオーバーペースとなりました。その流れを利して最後方からじわじわ位置を押し上げ、直線外一気で優勝したのがアイスジャイアント、中団の内で脚をタメて直線内から馬群を捌いて、抜け出して2着だったのがナッジです。
JBC2歳優駿では4角先頭からシャルフジンがしぶとい粘りを見せていましたが、同馬とナッジの着差は0.9秒。前走の平和賞ではシャルフジンの2着でしたが、同じくらいの実力はあります。展開次第では同馬との逆転も可能なだけに、警戒が必要でしょう。
△ (9)シャルフジン
3走前のサンライズC、前々走のJBC2歳優駿では△ナッジに先着を許しましたが、3走前のサンライズCは外からモーニングショーにプレッシャーを掛けられ、4角で同馬を振り切りに行ったことが仇となり、最後に失速したもの。また、JBC2歳優駿の敗因は前記したとおり。
しかし、前走の平和賞では同型馬不在で、これまでよりも楽に逃げられたのも勝因ですが、前走でも稍重ながらラスト2F12秒3-13秒3と失速しているように、厳しいペースだったのも明らか。休養中に成長した面もあったのでしょう。地力をつけているとは見ていますが、今回は休養明け好走後になるので、狙い下げました。
△ (5)シルトプレ
デビューから3戦は短距離を使われ、追走に苦労する面を見せていましたが、4走前より距離を延ばして本格化した。3走前の鎌倉記念では、前半3F36秒0-後半38秒9の超ハイペース。逃げた◎ノブレスノアの外3番手から3角では同馬に並びかけ、抵抗する同馬を直線半ばで競り落とし、外から伸びてくるママママカロニを寄せつけずの勝利と、強い内容でした。
前々走全日本2歳優駿ではスタートで外の馬にぶつけられて後手を踏み、後方からの競馬になったものの、結果的にそれゆえに勝ちに行く競馬をしなかったために、展開に恵まれる形となっての5着。前走の平和賞では好位の内と追走と、正攻法の競馬で△ナッジと0.1秒差の3着。先行力は△シャルフジンに見劣り、末脚は△ナッジに見劣る面はありますが、安定した走りができる点は魅力。このタイプは崩れにくいので、警戒しました。
△ (4)フォラステロ
前走のジェムストーン賞では逃げたミゲルを終始マークで乗り、直線では3着以下を引き離しての同馬とのマッチレースを制した馬。ミゲルはマイル前後がベストの馬。前走は距離が短かった面もあるし、目標にされる競馬得苦しかった面もありますが、それでもアサマ差制したのは大したもの。今回は3ヵ月の休養明けで大幅延長と課題もありますが、人気薄なので一考しました。
結論 1-11,8,6,9,5,4 (5:5:5:5:4:1) 複勝1 (50)