2021年 東京2歳優駿牝馬の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2021.12.31
2021年 東京2歳優駿牝馬の予想

2歳牝馬路線のエーデルワイス賞の上位馬がそのあと苦戦し、下位馬が活躍していることから、今年の東京2歳優駿牝馬は波乱の様相となりました。エーデルワイス賞の上位馬が苦戦しているのは、次走でローレル賞を使わずに、牡馬が相手のダートグレードに挑戦しているのが主な理由ですが、相手弱化のここでの巻き返しはあるのか? 今年はエーデルワイス賞のメンバー質があまり高くなかっただけに、個人的にはその後のレースで上昇を見せた馬や別路線組に期待したい一戦です。

大井10R 東京2歳牝馬優駿 ダ1600m
 ◎ (1)スティールルージュ
 〇 (9)レディオガガ
 ▲ (13)レディ-アーサー
 △ (6)ヒストリックノヴァ
 △ (8)クールフォルテ
 △ (10)プラチナプライド
 △ (11)スピーディキック
 △ (16)コーミズアムール

見解
 ◎には逃げ馬が多数の出走により、後半4F12秒3-13秒1-14秒4-14秒8の消耗戦となった前走のローレル賞で、2番手から抜け出して勝利した(1)スティールルージュを推します。前走は初距離ながら強い内容で勝利。同馬は道営時はスプリント路線を使われていましたが、距離が延びて良さが出たと言え、前走と同距離のここは期待します。

 ○は、デビューから3戦3勝で前走のローレル賞では1番人気に支持された(9)レディオガガ。逃げ馬多数の前走では初めて逃げない競馬、さらに勝ちを意識した2列目の内の3番手という位置取りで、ペースも厳しいものがありました。今回も逃げられない可能性が高いですが、一度、揉まれて砂を被る経験をしたことで、変われる馬も多いので、対抗評価としました。

 ▲は、3走前のイノセントCでは、逃げるプライルード(後の兵庫ジュニアGPと全日本2歳優駿でともに3着)を好位から差し切って優勝しした(13)レディーアーサー。前走の盛岡の重賞プリンセスCでは、出遅れを約700mある向正面でじわじわ挽回し、3角4番手、4角2番手から抜け出しての勝利。今回は1Fの距離延長。最後の直線が286mと短い大井の内回りでは、距離延長の差し馬が早めに動いて伸びあぐねるパターンがしばしばあるので狙い下げました。

 △に3走前の初ダート戦を古馬1勝クラスでも上位入線レベルの好指数で圧勝した(6)ヒストリックノヴァ。前々走のエーデルワイス賞は2番手からラスト1Fで先頭に立ったところで、勝ち馬に内を掬われてのクビ差。負けて強しの好内容でした。前走の兵庫GPはバウチェイサーが骨を切らせて肉を断つ逃げを打ったことで消耗戦となりましたが、その流れを中団の内という良い位置を取ながらも6着と物足りない内容でした。前走は前々走好走後で楽をさせた影響もありましたが、前走がひと息だったことを考えると、さらなる距離延長は好ましい材料ではないので狙い下げました。

 あとはデビューから3戦とも好位でレースを進めて、メンバー最速の上がり3Fタイムを駆使している(8)クールフォルテ。同馬は末脚確か。今回は逃げ馬多数の重賞で、ハイペースが濃厚だけに、勝ちに行かずに末脚を生かす競馬なら怖い一頭です。またキャリア3戦と浅いことから、基礎能力の上昇もあるはず。

 他ではデビュー3戦目、休養明けの前走・ローレル賞で接戦の2着と好走した(10)プラチナプライド。ただし、逃げ馬多数の前走は、逃げられずに好位の内から前の馬の出方を窺いながらレースを進めたことが功を奏したもの。キャリア3戦の浅さから基礎能力の上昇が見込める一方、休養明け好走の反動が懸念される臨戦過程だけに狙い下げました。

 さらにリリーCとエーデルワイス賞を連勝した(11)スピーディキック。ただ、リリーCもエーデルワイス賞も前がペースを引き上げたことで、差し馬の同馬は展開に恵まれたもの。前走のJBC2歳優駿も前2頭が競り合って消耗戦となりましたが、後方から2~3番手の外でレースを進めながらも最後の直線でほとんど伸びて来られなかったのは、一気の距離延長によるものでしょう。また前走はエーデルワイス賞好走の疲れもあったと推測されるだけに、凡走後で前走から1F距離が短くなるここは警戒しました。

 最後にデビュー3戦目のゴールドジュニアでは、2着接戦の3着と好走した(16)コーミズアムール。前走のローレル賞では、レースが消耗戦となった中で、中団内々の競馬。展開に恵まれた面もありますが、今回も展開に恵まれる可能性が高いこと。またキャリア4戦のと浅いことから、基礎能力の上昇も見込めるだけに侮れません。

結論 馬複1-9,13,6,8,10,11,16 (10:10:6:6:6:6:6:6) 複勝1 (50)
 

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