2024年 レディースプレリュードの予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2024.10.01
2024年 レディースプレリュードの予想

■ダートグレードの勝ち馬は全て休養明け

 レディースプレリュードは過去10年で1着6回、2着4回、3着3回とブリーダーズGC組が活躍している舞台だが、今年はまさかの不在。当初からBCディスタフに出走予定のブリーダーズGCの覇者オーサムリザルトはともかく、2着のデリカダも自己条件へ向かうことになった。

 そのぶん、昨年暮れから今年のダートグレードを勝ち上がった馬が多数。しかし、それらは全て休養明けである。さて、先週のマリーンCや日本テレビ盃のような実績上位馬が取りこぼすパターンはあるのか?このラインより上のエリアが無料で表示されます。

大井11R レディースプレリュード ダ1800m
 ◎ (3)グランブリッジ
 ○ (5)アイコンテーラー
 ▲ (4)ライオットガール
結論 馬複3-5,4 (35:15) 複勝3 (50)

■有力馬と評価ポイント

◎ (3)グランブリッジ

 川崎記念、帝王賞と牡馬Jpn路線を歩んで来た馬。強豪オーサムリザルトが相手の前々走、エンプレス杯でも2着。同レースでは4番枠から五分のスタートを切り、好位馬群の中目5番手を追走。2周目の3角手前から進出しながら4角で外に誘導し、大外から直線へ。そこからしぶとく伸び続け、早めに抜け出したオーサムリザルトに迫ったが、クビ差で惜敗した。

 グランブリッジは1800mよりも2100mの川崎記念、エンプレス杯で指数を上昇。今回は距離1800mが嫌われたのか、前記の2レースで(5)アイコンテーラーに先着しながらも同馬よりも人気がない。しかし、前走の帝王賞では外有利の馬場状態を1番枠から好位の内目を通ったことも、外から差したキングズソードに離されてしまった理由であり、悲観する内容ではなかった。

 また2000mの前走で前半3F37秒0と前の位置でレースを進めているだけに、出遅れた昨年のレディースプレリュードやJBCレディスクラシックよりも前の位置でレースを進められる可能性が高い。よって、実力上位で安定感もある本馬を◎とした。

○ (5)アイコンテーラー

 休養明けで初ダートとなった7走前のBSN賞を完勝すると、6走前のシリウスSでも2着と善戦し、5走前のJBCレディスクラシックで戴冠と一気に上昇した馬。

 5走前は4番枠から五分のスタートだったが、促されるとすっと行き脚がついて先行し、道中は内からハナを主張したヴァレーデラルナにある程度プレッシャーをかけながらの追走。3角手前で同馬に並びかけ、3~4角で先頭。そこで捲って上がってきたテリオスベルに抵抗しながら2頭で並走して直線へ。序盤で同馬を振り切り、そこから4馬身ほどリードを広げる。ラスト1Fでもその差を守り切って完勝した。

 当時の大井は砂を入れ替えたばかりで、砂厚も8㎝→10㎝に変更。かなり時計が掛かる状況下で、前後半4F49秒8-51秒0のハイペースとなったが、これを2番手から楽に抜け出して優勝したことは高く評価できる。

 しかし、その後はJBCレディスクラシック時ほどの指数で走れていない。前々走の川崎記念では2着だったが、2番手から3角手前で動いてライトウォーリアに並びかけて行った時は勝かのように思えたが、最後に苦しくなってアタマ+ハナ差の3着。アイコンテーラーの勝ちパターンでありながら、最後に甘さを見せた点にやや不安も残る。

 ただし、前走のエンプレス杯は3番手を追走し、1周目4角で先頭に立ったオーサムリザルトをマークして2番手に上がり、2周目の向上面での同馬ペースアップについて行ったために、最後の直線で苦しくなったもの。そこまで悲観するような内容ではなかった。

 今回はスタミナが不足する休養明けであり、近走で見せた終いの甘さから、(2)アンティキティラや(4)ライオットガールには競っていなかい可能性が高く、巻き返しへの期待が高まる。

▲ (4)ライオットガール

 3走前の兵庫女王盃でダートグレード3勝目を挙げた馬。3走前は7番枠から好スタート。内の(6)ヴィブラフォンも好スタートを切ったが、同馬より加速が付いて、そのままハナへ。マイペースで逃げて、2周目の向正面で徐々にペースアップ。3角で外から(7)アーテルアストレアに並びかけられたが、それに抵抗して4角で2馬身ほど差を広げれ直線へ。直線でもしぶとく粘ってその差を維持して完勝した。

 ライオットガールは前に行ってこその馬。ただし、3走前は鞍上の岩田望来騎手が、レース後に「地元のジョッキーに聞いても逃げて内を通るのが有利だということでしたので、出していって、先手が取れそうだったので、逃げる選択をしました」とコメントしていたように、園田としては馬場が軽く、内と前が有利な状況下でマイペースで逃げることができたというのもある。

 前々走エンプレス杯でも積極的に出してハナを取り切ったが、1周目の4角でオーサムリザルトに捲られ、それでも何とか付いていったが、最後の直線で苦しくなってキャリックアリードにも差されての4着。

 前走のスパーキングレディーCは、2.5Fの距離短縮となった影響もあってやや出遅れ。キャリックアリードが内にヨレてぶつけられ、後方からの追走。そこから内に入れて位置を挽回していったために、苦しくなって5着に敗退した。今回の距離で今回のメンバーなら、楽に先行できるはず。また今回は、印上位の2頭や(7)アーデルアステリアよりも軽い斤量55Kgで乗れる優位性もある。

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