2024年 ブリーダーズGCの予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2024.08.26
2024年 ブリーダーズGCの予想

■水の浮く馬場で前有利に

 普段の門別は差し馬有利の傾向だが、本日は水の浮く馬場で、1~2番手馬が活躍している。本日6Rのアタックチャレンジ競走では何と、12頭立て9番人気のノブハッピーホースの逃げ切りが決まった。ここも前からの押し切りに期待したい。

門別11R ブリーダーズGC ダ2000m
 ◎ (4)サーマルソアリング
 ○ (11)オーサムリザルト
 ▲ (8)デリカダ
 △ (9)ドライゼ
結論 馬複4-11,8,9 (36:8:6) 複勝4 (50)

■有力馬と評価ポイント

◎ (4)サーマルソアリング

 初ダートの5走前(1勝クラス)で問答無用の大楽勝を収めた馬。5走前は4番枠からまずまずのスタートだったが、積極的に出して1角のコーナーワークでハナを取り切ると、マイペースの逃げ。3~4角で後続を引き離して、4馬身半差で直線へ。そこからどんどん後続を引き離して、気が付けば大差!! サーマルソアリングに付いて行った先行、好位馬が7着以下に崩れているように、確かな強さでオープン級の指数を記録した。

 この馬は近4走も悪くないが、5走前が自己最高指数で逃げがベスト。今回のメンバーならば出たなりでハナを取れる可能性が高く、本命馬とした。仮に逃げられなかったとしても、内と前有利の馬場だった前走・兵庫女王盃で、終始好位の外々から早仕掛けを余儀なくされる最悪の展開でも3着に善戦するような馬なので、早々崩れないだろう。

○ (11)オーサムリザルト

 デビューから上昇一途で目下6連勝中の馬。前走のエンプレス杯では10番枠からトップスタートを切ったが、内のライオットガールに行かせて2番手を追走。ただペースが遅く、1周目4角で先頭に立って逃げる形。アイコンテーラーがぴったりとついて来たので、2周目の向上面でペースを上げて振り切りに行ったが、同馬もしぶとくついてくる。最後の直線で追われるとアイコンテーラーを突き離したが、ラストで甘くなりグランブリッジにクビ差まで迫られた。

 確かに前走も強い内容だったが、この馬は「先頭に立つとソラを使う」というのが、武豊騎手の認識(コメントで何度もそのワードが登場している)。だから序盤から逃げずに2列目を意識した騎乗をしているのだが、本日の門別ではその馬の気性や鞍上の認識が仇となる危険性もあり、対抗評価とした。

▲ (8)デリカダ

 デビューから3連勝で伏竜Sを勝利した素質馬。その後、屈腱炎を発症し、長期休養明けを余儀なくされたが、復帰2戦目の前々走の総武S(OP)では2着に善戦。2番枠からアオって出遅れ、後方2列目の最内を追走。3~4角で外に誘導しながら中団まで押し上げ、4角出口で外に誘導。そこからしぶとく伸びて0.8秒差の6着だった。

 前走の平城京Sでは11着に大敗したが、最内枠からトップスタートを切ったために先行する形となり、ロードヴァレンチが刻むオーバーペースに巻き込まれたもの。苦しくなっての失速だったが、今回では前走で厳しい流れを経験したことがプラスとなるはず。◎○の上位2頭は強いが、一発があるとすればこの馬が第一候補になるだろう。

△ (9)ドライゼ

 3走前でアリエスS(3勝クラス)を勝利した馬。3走前は16番枠からまずまずのスタートを切ったが、控えてコンスタンティンの後ろの中団外を追走。このレースはかなりペースが遅く、コンスタンティンが向上面の下りで折り合いを欠いて先頭列に並びかけにいく展開。

 3角手前でペースが上がったがワンテンポ待って、3~4角の外からじわっと上がって直線へ。序盤で好位に上がり、ラスト1Fでしぶとく抜け出し、外から迫るフォレストキャットを振り切ってクビ差で勝利した。

 前々走は牝馬限定戦でレベルがあまり高くなかったが、記録した指数は▲(8)デリカダの総武S6着時と同じ。休養中の成長力を見せることはできた。前々走平城京Sは休養明けで好走した反動で9着敗退。地方移籍初戦の前走のスパーキングLCは、スタート直後に躓いて後手。外差し有利の馬場&展開ではあったが、馬体重23Kgが応えたこともあり、最後の直線で伸びあぐねる結果となった。

 前走のスタートは尾持ち失敗によるものであり、出遅れ癖のある馬ではないので、体が絞れての巻き返しを警戒したい。

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