2024年 葵S+京都9R以降の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

お問い合わせ

予想

2024.05.25
2024年 葵S+京都9R以降の予想

■内回りの京都芝1200mが舞台で前有利

 2018年より重賞に格上げされ、今年で7回目となるが第1回目は3番枠のゴールドクイーン(8番人気)と1番枠のラブカンプー(6番人気)のラブカンプーの行った、行ったが決まり、大波乱の幕開けとなったように、前からの押し切りが決まりやすいレースとなっている。

 それもそのはず、このレースの舞台となる京都内回りの芝1200mは、向正面の半ばからスタートして、3角に向けて緩やかに坂を上るコース。京都で行われた過去10年でもっとも前半3Fが速かった2020年でも前半3F33秒5(逃げたのはあのビアンフェ)と、中京で行われた2021年、2022年(ともに33秒2)と比較しても前半3Fペースが遅く、ペースが上がりにくいのが特徴だ。

 実際にオープン時代から、京都で行われた過去10年の葵Sを見ても逃げ馬が4勝、2着2回、先行馬が3勝、2着3回と前を行く馬が活躍している。今年も昨年同様、逃げ、先行馬が多数だが、前を行く馬を中心に予想を組み立てたい。このラインより上のエリアが無料で表示されます。

本日2番 京都11R 葵S 芝1200m
 ◎ (10)エトヴプレ
 ○ (9)アウェイキング
 ▲ (15)クリスアーサー
 注 (17)ピューロマジック
 △ (2)モンシュマン
 △ (4)ニコラウス
 △ (5)アスクワンタイム
 △ (11)エポックヴィーナス
結論 馬連10-9,15,17,2,4,5,11 (10:10:10:5:5:5:5) 複勝10 (50)

■有力馬と評価ポイント

◎ (10)エトヴプレ

 フィリーズレビューの勝ち馬。同レースでは4番枠から五分のスタートを切り、様子を見ながらじわっとハナへ。わりと楽にハナへ行けたが、それでもペースは速く、淡々と逃げた。3~4角でも外からプレッシャーをかけられ、ペースを落とさずに1馬身差のリードで直線へ。そのまま先頭を維持し、ラスト1Fでコラソンビートの追撃をしっかりと振り切って3/4差で完勝した。

 フィリーズレビューは休養明けでの好走。桜花賞ではその疲れが懸念されたが、15番枠から好スタートを切りながらも、内のショウナンマヌエラを行かせて2番手で折り合わせ、最後の直線序盤ですっと先頭に立って5着に善戦。ラスト1Fで甘さを見せたが、それでも良く粘っていた。

 ここではPP指数の能力値NO.1。今回は芝1200mで逃げ、先行馬が多数だが、芝1200mの福島2歳Sでは差して結果を出していることからも無理には行かないだろう。好位で流れに乗っての再度の好走を期待したい。

○ (9)アウェイキング

 口向きが悪く、乗り難しい馬だが、クロス鼻革を装着した前走のゆきやなぎ賞で一変。前走は8番枠から五分のスタートを切って、中団の外目を追走。3~4角でペースが落ちてくると、外からじわっと進出。直線序盤で馬場の良い大外に出されると、一気に伸びて先頭に立った。ラスト1Fでしぶとく伸びて抜け出し、3馬身差で完勝した。

 前走は外差し有利の馬場に恵まれたにせよ、最後の直線では一頭だけ違う脚色で伸びて圧勝。直線序盤でやや内にモタれる場面があったが、馬具変更で口向きの悪さがかなり改善され、能力を出せるようになってきた。ここも侮れない。

▲ (15)クリスアーサー

 昨年の福島2歳Sは◎エトヴプレの2着、中京2歳Sではエトヴプレを撃破し、勝利した馬。中京2歳Sは5番枠から好スタートを切り、逃げ馬の直後3番手を引っ張りながら追走。3~4角で最短距離を通り、4角でも引っ張っていたが、直線序盤で最内の進路が開くと、そこからじわっと伸びて逃げ馬と半馬身差。ラスト1Fでしぶとく伸びて逃げ馬を半馬身かわし、外から迫るビッグドリームを振り切ってクビ差でゴールした。

 中京2歳S当日は4Rが重馬場で時計が掛かっており、逃げ、先行馬には厳しい流れ。それを先行策から押し切ったことは評価できる。前走のファルコンSは前々走から1Fの距離延長で重馬場、レースが緩みなく流れた中で掛かり気味に先行したために16着に大敗したが、今回はそこから立て直されての一戦となる。前走で厳しい流れを先行したことで持久力が強化され、距離が1F短縮される点が好ましい。変わり身を期待したい。
______________________________

本日4番 京都9R 鳳雛S ダ1800m
 ◎ (4)ブルーサン
 ○ (8)センチュリボンド
 ▲ (1)デトネイション
 注 (9)ミッキークレスト
 △ (2)ノットイナフ
 △ (5)シークレットキー
 △ (6)カシマエスパーダ
 △ (10)ピカレスクノベル
結論 馬連4-8,1,9,2,5,6,10 (10:10:10:5:5:5:5) 複勝4 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にコトホドサヨウニ(-17.3pt)、カシマエスパーダ(-14.0pt)、モズミギカタアガリ(-13.3pt)、ノットイナフ(-13.0pt)、デトネイション(-11.7pt)。

 能力値は競走馬の力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (4)ブルーサン

 デビュー当初は芝を使われていたがそこで結果を出せず、ダ1800mで逃げることで上昇した馬。5走前の1勝クラスを逃げて好指数で2着し、3走前に1勝クラスを勝利すると前々走では雲取賞を優勝した。

 前々走は5番枠から好スタートを切って押してハナを主張。ハナを取り切ると淡々としたペースを刻んだが、3角手前でイーグルノワールとサントノーレが進出し、3~4角の中間で並びかけられ、それに抵抗していく。直線序盤で追い出されるとじわじわ差を広げ、ラスト1Fでは3馬身差。ラスト1Fで内からアマンテビアンコ(次走、羽田盃勝ち)に迫られたが、振り切って1馬身差で勝利した。

 前々走は前後半4F50秒1-52秒4のかなりのハイペースに持ち込み、最後の直線でイーグルノワール、サントノーレを失速させての逃げ切り勝ち。そのサントノーレは次走の京浜盃を圧勝しているように、とても強い内容だった。

 しかし、前々走はラスト1Fは大失速の14秒0。消耗度の高いレースになってしまったために、前走の羽田盃はその疲れで8着大敗。出脚が悪く先手を取れず、また馬場のタフで先行勢に厳しい流れだったこともあり、大差の最下位に沈んだ。ここは同型馬不在。先手を主張しての巻き返しが期待できる。
______________________________

本日3番 東京10R 葉山特別 芝1600m
 ◎ (8)サトノスカイターフ
 ○ (2)ハワイアンタイム
 ▲ (6)ダイシンヤマト
 △ (5)バニシングポイント
 △ (7)ウインアイオライト
 △ (11)ノーダブルディップ
 △ (13)スクルトゥーラ
結論 馬連8-2,6,5,7,11,13 (15:15:5:5:5:5) 複勝8 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にダイシンヤマト(-15.0pt)、サトノスカイターフ(-13.0pt)、バトルハーデン(-12.3pt)、グラニット(-11.7pt)、ワザモノ(-11.0pt)。

 能力値は競走馬の力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (8)サトノスカイターフ

 出遅れたり、後方からの追走になることが多いが、ほとんどのレースで上がり3Fタイム1位か2位の脚を使う瞬発力の持ち主。前々走では2番枠から好スタートを切って好位の最内を追走。道中で前にスペースを作り、3~4角でそのスペースを詰めて、4角では逃げ馬の直後の最内。直線では内回りとの合流地点の内から抜け出して、先頭に立つ。ラスト1Fで抜け出したところを、外からアルゲンテウスに差を詰められたが、余裕を持って1馬身半差で完勝した。

 前々走ではいつもよりも前でレースを進めながら、メンバー最速の上がり3Fタイムを記録。1クラス上で通用級の指数で、1勝クラスを突破した辺りに本格化を感じさせた。前走はまた出遅れたが、4着まで追い込んだようにこのクラスで通用の目途。勝ちに行きたい馬が多数のここはチャンス十分だ。
______________________________

本日1番 東京11R 欅S ダ1400m
 ◎ (10)シアージスト
 ○ (8)エンペラーワケア
 ▲ (5)コパノニコルソン
 △ (1)バトルクライ
 △ (3)アドマイヤルプス
 △ (9)ベジャール
 △ (12)ハチメンロッピ
 △ (14)カセノダンサー
 △ (15)レッドヴェイロン
結論 馬連10-8,5,1,3,9,12,14,15 (15:5:5:5:5:5:5:5) 複勝10 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にバトルクライ(-31.3pt)、エンペラーワケア(-31.0pt)、シアージスト(-29.7pt)、クインズメリッサ、コスタノヴァ(ともに-27.7pt)。

 能力値は競走馬の力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (10)シアージスト

 初めてブリンカーを着用した5走前の2勝クラスでは、1クラス上の指数で逃げ切り勝ちした快速馬。昇級後は逃げて展開が苦しくなるレースが続いたが、前々走のブラッドストーンSで好位の外に控える競馬をすると、OP級の指数で圧勝した。

 そして前走はリステッド競走の京葉Sを勝利。前走は4番枠から好スタートを切って、そこからの二の脚も速かったが、引っ張りながら2番手を追走。3~4角でも持ったまま逃げ馬に並びかけ、直線で追い出されると一気に抜け出して先頭に立ち、1馬身半差のリードを奪った。ラスト1Fで本馬を目標に仕掛けたファーンヒルにクビ差まで迫られたが、3着馬に4馬身差をつけての勝利だった。

 今回はダ1400mながら、逃げ、先行型が手薄。また能力値上位馬を含め、出走馬18頭中10頭が休養明けというメンバー構成。レースを順調に使われている強み、前に行ける強みを活かして再度の好走を期待したい。
______________________________]

本日5番 京都12R 4歳上2勝クラス 芝1400m
 ◎ (4)マツカゼ
 ○ (8)メイショウカイト
 ▲ (7)アクートゥス
 △ (5)ウルトラソニック
 △ (11)メイショウピース
 △ (12)ルヴァンノワール
 △ (13)アスクビギンアゲン
 △ (14)スペクトログラム
 △ (16)ショウナンナダル
結論 馬連4-8,7,5,11,12,13,14,16 (10:10:5:5:5:5:5:5) 複勝4 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にマチカゼ(-13.0pt)、メイケイバートン、フルメタルボディー、トーホウフランゴ(ともに-11.7pt)、システムリブート(-11.0pt)。

 能力値は競走馬の力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (4)マツカゼ

 4走前は大外13番枠から五分のスタートを切って、先行する3頭を深追いせず、やや離れた好浦井の外4番手を追走。3~4角の外からじわっと進出して、直線序盤で追われると3番手まで上がった。ラスト1Fで抜け出しを図ったが、そこを外から一気にスズハロームに差されて1馬身1/4差の2着に敗れた。

 しかし、スズハロームはその後の京王杯SCで3着するほどの馬。ここでは今回の出走馬中NO.1の、2勝クラスでも勝てる指数を記録している。前走は休養明けで2着。緩みない流れを勝ちに行く競馬で内容の良い2着だった。能力を出し切ったような指数ではなかっただけに、ここは順当に上積みが期待できそうだ。

記事一覧へ戻る