中京12Rを追加しますm(__)m。
■差し、追込馬が有利な傾向
中京芝1400mは最初のコーナー(3角)まで約380mもあり、逃げ、先行馬が多数出走していると競り合いが長引くことが多く、ペースが上がる。その上で現3歳牡馬も出走できる短距離戦は、昨秋の京王杯2歳S以降はここしかないので、数々の快速馬がここに出走。結果、過去10年でかなりのハイペースが7回、ややハイペースが3回発生しており、スローペースになったことは一度もない。不良馬場で行われた2016年には、前後半3F33秒3-39秒7(走破タイム1分25秒0)のウルトラハイペースも発生している。
過去10年で逃げ馬が1勝、先行馬が3勝、中団馬が2勝、差し馬が2勝、追込馬2勝。芝1400m戦ではあるが、快速馬がペースを引き上げて行くため、ハイペースの傾向がとても強く、差し、追い込み馬が活躍している。
今回は珍しく明確な逃げ馬は不在だが、(6)オーキッドロマンスや(9)ソンシなど、先行馬は多数。極端ではないにせよ、ハイペースになると見ている。強い先行馬ならば十分残れそうだが、穴馬は差し、追込馬と見て予想を組み立てたい。
本日1番 中京11R ファルコンS 芝1400m
◎ (5)シュトラウス
○ (1)ロジリオン
▲ (13)エイムフォーエース
注 (9)ソンシ
△ (14)アンクルクロス
△ (4)クリスアーサー
△ (7)ハクサンイーグル
△ (8)キャプテンネキ
△ (16)タイキヴァンクール
結論 馬連5-1,13,9,14,4,7,8,16 (15:10:10:5:4:2:2:2) 複勝5 (50)
■有力馬と評価ポイント
◎ (5)シュトラウス
ややタフな馬場で行われた東京芝1600mの新馬戦を逃げて好指数で圧勝。2戦目のサウジアラビアRCでは出遅れて能力を出し切れずの3着だったが、続く東京スポーツ杯2歳Sを優勝した実績はここでは上。
前々走の東京スポーツ杯2歳Sは7番枠からまずまずのスタートを切って3番手を追走。テリオスルルが単騎で逃げる中、やや離れた2番手のシュバルツクーゲルをマークして、3~4角でも同馬の後ろで我慢。4角出口で外に誘導すると、直線序盤でシュバルツクーゲルに並びかけ、残り300m付近で先頭に立った。ラスト1Fで同馬がしぶとく食らいついて差を詰めにきたが、振り切って1馬身半差で完勝した。
前走の朝日杯FSは大外17番枠から大出遅れ。そこからじわっと挽回しようとしていたが、折り合い難に火が点いてコントロールが利かなくなり、一気に先頭まで押し上げてしまう。明確にオーバーペースの競馬でこの一戦は度外視できる。
シュトラウスは阪神芝1600mの新馬戦を逃げて楽勝し、2戦目は出遅れ、3戦目の黄菊賞を勝利し、4戦目の朝日杯FSではオーバーペースで逃げて失速。そしてデビュー5戦目に2003年シンザン記念を優勝したしたサイレントディールと状況がよく似ている。シュトラウスも本質的にもっと距離が欲しいところではあるが、気性を考えた場合にはこの距離のほうがいいだろう。今回はテンの速い馬が多数なので逃げる必要もなく、好位からの競馬で巻き返しを期待する。
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本日2番 中山11R フラワーC 芝1800m
◎ (4)テリオスサラ
○ (10)ラビットアイ
▲ (9)ホーエリート
△ (1)ヒラボクミニー
△ (8)エルフストラック
△ (2)カンティアーモ
△ (5)ミアネーロ
結論 馬連4-10,9,1,8,2,5 (10:10:10:10:5:5) 複勝4 (50)
■ペースが上がらず、逃げ、先行馬が勝ち負けする傾向
今開催は中山芝1800mで、中山記念、中山牝馬S、フラワーS、スプリングSと4鞍重賞が行われる。前記4レースを総合的にペースが上がりやすい順にあげると、中山記念、中山牝馬S、スプリングS、フラワーCとなる。
トップクラスが集う中山記念は馬場が悪化しない限り、各馬が2角から向正面にかけての急坂の下りで勢いに乗せるため、向上面で大きくペースが緩むことがほぼない。ゆえに最初の1角までの距離が約205mと短く、前半で急坂を上る逃げ馬有利のコースでありながら、前が崩れることもある。
しかし、キャリアが浅く、まだ体力がない3歳牝馬同士の戦いとなるフラワーCは、鞍上が2角からの急坂の下りをゆっくり下ることを意識するので、向正面でペースが上がらず、しばしば前残りが発生する。
ややタフな馬場で行われた2020年、不良馬場で行われた昨年は平均よりもやや速い流れとなり、差し、追込馬が台頭したが、過去10年中8回は平均よりもペースが遅く、過去10年では逃げ馬の優勝が3回ある。
また残る6回も3角2~5番手以内の先行馬で、馬場が悪化しなければ逃げ、先行馬が有利と言える。今年は馬場がややタフだが、明確な逃げ馬は不在。平均ペース前後で流れで先行馬が勝ち負けする可能性が高いと見ている。
■有力馬と評価ポイント
◎ (4)テリオスサラ
デビュー2戦目の中山芝1800mの未勝利戦では、逃げるスパークリシャール(当時の2歳未勝利クラスでは最強)に序盤からプレッシャーをかけていく競馬で、同馬を倒して勝利。続く牝馬の重賞級の強豪が揃った赤松賞では2着と好走した。
前走の赤松賞は8番枠から五分のスタートだったが、そこからじわっと上がって3番手を追走。3~4角で2頭分ほど外から位置を押し上げ、4角では先頭2頭に並びかけて行く。直線序盤ですっと抜け出し、ラスト2Fでは半馬身差でもう先頭。そのまま押し切りを狙ったが残り1500付近でステレンボッシュに差されて3/4差で敗れた。
前々走のフェアリーSはスタートでアオって大出遅れ、前走のクイーン賞は12番枠で終始好位の外から勝ちに行くロスの大きい競馬で中途半端な着順となっている。しかし、ここではこれまで戦ってきた相手が上。マイルではやや追走に忙しいので、未勝利戦を勝った中山芝1800mに変わるのも好ましい。
また今回は明確な逃げ馬不在。(8)エルフストラック、(10)ラビットアイがどこまで前を主張していくかにもよるが、2列目くらいでレースを運べる可能性が高く、ここは期待する。
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本日4番 中京10R 豊橋S 芝1600m
◎ (16)ラリュエル
○ (15)マラキナイア
▲ (14)セーヌドゥレーヴ
△ (10)ホウオウラスカーズ
△ (1)ミシシッピテソーロ
△ (11)カナテープ
△ (12)ビヨンドザヴァレー
△ (4)エピプランセス
△ (5)ダルエスサラーム
△ (13)ソレイユヴィータ
結論 馬連16-15,14,10,1,11,12,4,5,13 (10:10:9:5:5:5:2:2:2) 複勝16 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にカナテープ、セーヌドゥレーヴ(ともに-17.0pt)、ミシシッピテソーロ(-16.0pt)、ホウオウラスカーズ(-16.7pt)、マラキナイア(-16.3pt)。
能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (16)ラリュエル
阪神芝1800mの新馬戦を勝利し、デビュー2戦目にはプレサージュリフトの直線一気が決まる流れを2列目の内から4着に粘った素質馬。その後も着実に地力をつけ、秋のローズSでも逃げ馬の外2番手を追走して4着と好走した。昨年は休養明けでいきなり2勝クラスの京橋特別を逃げ切り、再度の休養明けとなった3走前の3勝クラス・ユートピアSでは先行策で2着と好走している。
ラリュエルは使い詰めると良くない馬のようで、近2走は凡退している。また前走のサンタクロースローズSはウインノーライトと競り合って後続を引き離して逃げ、オーバーペース。結果的に勝ち馬が好指数勝ちする流れを作ってしまった。
今回は立て直されてリフレッシュ、前走の厳しい競馬も今回に繋がってきそうだ。能力は十分にある馬だけに、巻き返しを期待する。
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本日3番 阪神11R 若葉S 芝2000m
◎ (6)ホウオウプロサンゲ
○ (5)オルトパラティウム
▲ (10)アドマイヤテラ
△ (1)キープカルム
△ (2)ジューンテイク
△ (3)ミスタージーティー
結論 馬連6-5,10,1,2,3 (15:14:8:8:5) 複勝6 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にジューンテイク(-13.0pt)、キープカルム(-10.0pt)、ミスタージーティー(-9.7pt)、アドマイヤテラ(-9.0pt)、ホウオウプロサンゲ(-6.7pt)。
能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (6)ホウオウプロサンゲ
休養明けとなったデビュー3戦目のアイビーSで化けた馬。同レースでは6番枠からトップスタートを切って、逃げの手に出る。6頭立てで人気のダンエアズロックが2番手、レガレイアが3番手で意識し合ったこともあり、絡まれることなく、2馬身差のリードで最後の直線へ。ラスト1Fでも1馬身半差ほどリードしていたが、ラスト1Fで甘くなってダンエアズロックに差されて、3/4差の2着となった。
前記のレースは逃げたこと、ペースに恵まれたこともあっての強敵相手の2着だが、4着馬に4馬身差をつけており、なかなかの好指数を記録している。その次走、京都2歳Sでは休養明け好走の反動でやや疲れが残り9着敗退。そこから立て直されたすみれSでは中団外からの追走で、4角では大外に張られてしまい、能力を出し切れずの7着に敗れた。
今回は黄菊賞で逃げて3着の(7)ミラキュラスドラマのハナが濃厚だが、ペースを引き上げて良いタイプではなく、先行型は手薄。ここで自分の得意な形、前目でレースの流れに乗れれば、巻き返せると見て、本命馬とした。
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本日5番 中京12R 4歳1勝クラス ダ1400m
◎ (14)エリーズダイヤ
○ (11)マジカルワード
▲ (10)エテルネル
△ (5)ローラスノビリス
△ (1)デアデルマーレ
△ (8)モズアンタレス
△ (13)フルティージャ
結論 馬連14-11,10,5,1,8,13 (10:10:10:8:8:4) 複勝14 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にエリーズダイヤ(-11.7pt)、ローラスノビリス(ともに-10.7pt)、リヤンドメテオール(-8.0pt)、モズアンタレス、エテルネル(-7.0pt)。
能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (14)エリーズダイヤ
デビュー当初はダートを使われて安定した成績。その後芝路線に転向し、そこでも安定した成績を残していたが、再び前々走からダートに戻ってきた。近2走は2着、3着。前走は3着と言っても、2番手を追走と勝ちに行く競馬はできており、内容は良い。また近2走の指数はここで明らかに上位。デビューから4着以下に落ちたことは1度しかない安定感は、ここは軸馬にピッタリだ。