2023年 オールカマー・神戸新聞杯+阪神10R以降の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2023.09.24
2023年 オールカマー・神戸新聞杯+阪神10R以降の予想

本日は回収率をプラスにしたいので、計3レースで終了しますm(__)m。

■中山芝2200mはペースが上がりにくい

 オールカマーが行われる中山芝2200mは、前半で高低差5.3mの最高地点を目指して坂を上り、中盤で坂を下るコース。このため前半のペースが上がりにくく、唯一、ややハイペースになったのが、逃げ馬が多数だった2013年のみ。一方、スローペースになったことは7回もあり、そのうち4回がかなりのスローペースだった。特に2020年には前半5F64秒3-後半5F58秒3と前後半差5秒以上の超絶ローペースが出現しており、直近6年は全てスローペースで決着している。

 今年は逃げ馬タイトルホルダーがどこまで仕上げ、今回で前哨戦に徹するか、徹しないのかにもよるが、やや高速馬場の中山芝2200mで前半からペースを引き上げたとしても、極端なハイペースにはならないはず。個人的には競走中止からの復帰戦になるので、仕上がりがどうであれ無理をさせず、捲りを発生させない程度のスローペースになる可能性が高いと見ている。それならば前へ行く馬が有利だろう。

本日3番 中山11R オールカマー 芝2200m
 ◎ (4)マテンロウレオ
 ○ (11)ノースブリッジ
 ▲ (2)タイトルホルダー
 △ (6)ジェラルディーナ
 △ (13)ローシャムパーク
 △ (7)ガイアフォース
 △ (5)アラタ
 △ (8)ゼッフィーロ
 △ (10)エヒト
 △ (14)マリアエレーナ
結論 馬連4-11,2,6,13,7,5,8,10,14 (10:10:9:9:4:2:2:2:2) 複勝4 (50)

■有力馬とそのコメント

◎ (4)マテンロウレオ

 昨春のクラシックでは通用しなかったが、昨秋以降は先行力が強化され、レース内容が安定し、成績も上昇した馬。今年は京都記念2着、大阪杯4着、天皇賞(春)で5着。今回と同クラスで同距離の京都記念では、超高速馬場では滅法強いドウデュースと3馬身半差の2着に好走している。

 京都記念では1番枠から好スタートを切って、外から内に切れ込んで来るユニコーンライオン、それに続くキングオブドラゴンを行かせて3列目の内を追走。3~4角では前とのスペースを広げ、4角でも4列目でワンテンポ待って、最内の加速スペースを作って直線へ。直線でもスピードを削ぐことなく、プラダリアの後ろから伸びてラスト1Fでそのまま外に出し、ラダリアをクビ差で捉えて2着と好走した。

 京都記念は他の騎手であれば詰まっていたような内容だったが、横山典騎手の技を存分に披露できたのは馬に手応えがあったからこそ。それをその後のGⅠでの好走が証明している。

 前走の札幌記念はスタミナが不足する休養明けでタフな馬場。前々走で長丁場を使われた影響で行きっぷりが悪く、追走にも苦しみ、本来の能力が出し切れずの14着に大敗した。しかし、今回はライバルたちが休養明け。叩かれた強み、内枠で2列目の最内が狙える強みに期待する。本馬は高速馬場で好走実績がある点も好ましい。

○(11)ノースブリッジ

 休養明けの前々走・AJCCで2度目の重賞制覇を達成した馬。前々走は4番枠から五分のスタートを切ったが、内の馬との接触があってやや置かれたが、促しながら好位の内目で進めた。道中はコントロールしながらじわっと上がって2列目の内で3角へ。3~4角でひとつ外に誘導して仕掛けを待ち、4角で空いた先頭列の間から直線へ。序盤で逃げ馬をあっさりかわして最内に切り込み、1馬身半差のリードを奪うと、ラスト1Fでも踏ん張って3/4差で勝利した。

 前々走は逃げ馬多数で、シャムロックヒルが後続をを引き離して逃げたために前半5F61秒3-後半5F60秒2とそれなりには流れていたが、4角から仕掛けて粘った内容は優秀なもの。前々走初重賞制覇となった昨年のエプソムC時よりも指数が高く、着時に力を付けていることを証明した。

前走の大阪杯は、休養明けの前々走で自己最高指数を記録と、目一杯に走ってしまったために無印とし、実際に8着と敗れたが、立て直されての今回は巻き返しに期待したい。本馬は中山芝2200mがベストで、この舞台なら前の位置を取れる強みもある。

▲ (2)タイトルホルダー

 昨年の天皇賞(春)で独走、7馬身差のVを飾るなど、芝2200m以上のGⅠで3勝の実績がある馬。休養明けの前々走の日経賞でも昨年の天皇賞(春)に次ぐ指数で8馬身差の圧勝した。

 前々走は2番枠から五分のスタートだったが、迷いなくハナを主張して取り切ると、そこからはコントロール。同型馬のディアスティマが絡んで来たが序盤は無理をせず、向正面でペースを引き上げて後続馬に脚を使わせて行く形。3~4角でさらに加速すると後続馬はもうバテて付いて行けないほど。4角では後続馬との差が2馬身差だったが、それを8馬身差まで広げての独走だった。

 日経賞は極悪馬場で前半5F62秒8-後半5F62秒0の緩みないペース。有馬記念で9着に敗れたことや、本馬にとって馬場が向いたことから昨年の日経賞時のように前哨戦に徹することが出来ず、この激走が前走の天皇賞(春)の競走中止の悲劇へと繋がった。

 今回はそこからの復帰戦となるが、能力を出せる状態ならば当然、勝ち負けにはなる。本馬は世間で言われているほどデキは悪くなく(及第点)、楽に逃げられる強みもあるが、横山典イズムの横山和が騎乗する以上、今回は無理をさせない可能性が高いと見て、評価を下げた。

△ (6)ジェラルディーナ

 順調にレースを使われ、昨秋はオールカマーを優勝するまでに成長。同レースはCコース替わりの中山芝2200m戦で、馬場が内から乾いていったこともあり、内が圧倒的に有利な馬場状態。実際に道中最内を通った1~3番枠の馬と13番枠から逃げたバビットが4着以内を独占している。

 つまり、2番枠からのレースとなった本馬はかなりラッキーであり、ウインキートスの直後の好位の最内を狙った横山武騎手のファインプレーだったとも言える。しかし、その後も外差し有利の馬場&展開ではあったが、エリザベス女王杯で優勝、有馬記念で3着と好走したように、本当に力を付けている。

 今年に入って休養してからの2戦は結果が出なかったが、前走の宝塚記念では外から捲って小差の4着に善戦し、復調気配を見せることができた。本馬は前の位置が取れないという弱点はあるが、道中である程度は動けるだけに、ここは警戒しておきたい。

△ (13)ローシャムパーク

 デビュー4戦目、時計が掛かる馬場で行われた山藤賞では、向正面で先頭から押し切り、古馬3勝クラス級の指数で圧勝した素質馬。3走前の2勝クラスは好位の外から4角で先頭列に並びかけ、直線早め先頭の競馬で、ここではオープン通用級の指数で完勝した。

 そして休養明けの前々走・むらさき賞で3勝クラスを勝利すると、前走の函館記念で初重賞制覇を達成。前走は9番枠から五分のスタートだったが、そこから押して好位を取ったが、挟まれかけて中団中目にコントロールする形。道中は中団馬群の中目で進め、3角で外に出して、4角で大外から仕掛けて中団で直線へ。序盤でジリジリと3列目に上がり、ラスト1Fで1馬身半は差があった先頭との差をしっかりと捉えて1馬身3/4差で完勝した。

 前走はかなりタフな馬場で、前が競り合ったことで展開にも恵まれたが、本馬自身も長くいい脚を使っている。今回は高速馬場で後ろからの競馬になるが、道中で動けるという意味ではこの外枠はプラス。ここも警戒しておきたい。
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本日1番 阪神11R 神戸新聞杯 芝2400m
 ◎ (13)ハーツコンチェルト
 ○ (11)シーズンリッチ
 ▲ (10)ナイトインロンドン
 注 (1)サスツルギ
 △ (3)サトノグランツ
 △ (9)ビキニボーイ
 △ (12)スマートファントム
結論 馬連12-11,10,1,3,9,12 (13:13:12:6:3:3) 複勝13 (50)

■日本ダービーよりもペースが上がりにくい

 神戸新聞杯が行われる阪神外回りの芝2400mは、3~4コーナーは緩やかだが、東京芝2400mと同様にストーレートが長く、あまり癖がないコース。レース自体は菊花賞トライアルで始動戦の馬が多く、各馬が本番を見据えた一戦のため、何が何でも逃げたい馬も捲りたい馬も少なく、ペースが上がらないのが特徴だ。

 また、日本ダービーはスローペースになることが多いが、神戸新聞杯はそれ以上のスローペースになることが多い。実際に阪神で行われた直近10年ではかなりのスローペースが7回。2019年には前半5F63秒4-後半5F56秒4で決着するなど、前後半差5秒以上の超絶スローペースが3回も出現している。

 このため本来は距離が長くなるほど前に行く馬は不利だが、「逃げ馬の1着1回、3着2回」、「先行馬の1着2回、2着1回、3着1回」、「中団馬の1着4回、2着1回、3着3回」と、前からでも意外と押し切れている。しかし、全体的には4角の下り坂で勢いに乗せられる、差し、追込馬が活躍しているので、逃げ馬不在の今回でもそれらを中心視するのが得策だろう。

■有力馬とそのコメント

◎ (13)ハーツコンチェルト

 芝2000m以下ではデビュー戦からテンが遅く流れに乗り切れない面を見せていたが、距離を延ばして大きく前進。芝2400mの青葉賞では中団中目から最後の直線馬群を上手く捌いて、ラスト1Fで先頭に立ったところを、外からスキルヴィングに交わされたが、半馬身差の2着に好走。前走の日本ダービーでも接戦の3着と好走した。

 前走は11番枠から出遅れ、後方2番手からの追走。向正面で隊列が縦長になったが、超絶高速馬場で実質はかなりのスローペース。ここで外からじわっと位置を押し上げて、好位のタスティエーラの外まで進出。3~4角では同馬をマークし、直線でも同馬を追い駆けて進出。最後まで食らいついて前との差をよく詰めて、クビ+ハナ差だった。

 ソールオリエンスが皐月賞優勝から指数を下げていた上に、最後の直線で中目から進路取りにやや苦労していた面はあったが、出遅れを挽回しながら、最後にしっかり差を詰めていることは評価できる。今回も実績のある芝2400m戦。阪神芝2400mはコーナーが緩やかなので、東京芝2400mと比べると位置を押し上げるタイミングが難しいが、自由に動ける大外枠を引いた点は好ましい。

〇 (11)シーズンリッチ

 デビュー4戦目、今年の始動戦となった3走前の共同通信杯は、引っ掛かって位置を取りに行きながらも、勝ち馬(7)ファントムシーフと0.5秒差(6着)に善戦。休養中の成長を感じさせる内容で、その次走の毎日杯では初重賞制覇を達成した。

 前々走は3番枠からやや出遅れたが、二の脚で挽回して好位の中目を追走。3~4角でも中目を通したが、やや窮屈で進路がない状態で直線へ。序盤は2列目で前が壁だったが、エヌマーレの外まで出して進路を確保すると、ラスト1Fでしぶとく抜け出し、ノッキングポイントの追撃も振り切って半馬身差で完勝した。

 本馬は毎日杯から日本ダービーに直行。日本ダービーでは13番枠で前に壁が作れず、やや掛かり気味に先行。2列目の外まで上がってしまったが、最後の直線でも止まりそうで止まらず、ジリジリと脚を延ばして1~4着馬と0.4秒差の7着に善戦。かなりスタミナを持っていることを感じさせる走りだった。

 脚を溜めれば毎日杯のように最後に伸びそうだったことから、距離延長にも十分に対応できると見ている。気性の成長が欲しいところではあるが、日本ダービーで(3)サトノグランツ、ファントムシーフに先着しながらもそれらよりも圧倒的に人気がない不思議。前に壁を作ってレースを進められれば、面白い存在だ。

▲ (10)ナイトインロンドン

 デビュー3戦目で東京芝2400mの未勝利戦を勝利して破竹の3連勝。前走では札幌芝2600mの阿寒湖特別を勝利した。前走は4番枠から出遅れ。そこから押して位置を取りに行ったが、そこまで前の位置が取れず、中団中目からの追走。向正面でも促されていたがなかなか位置が上げられず、3角手前で徐々に進出。4角で激しく手が動いて大外から押し上げ、直線序盤でジリジリと伸びてラスト1Fでは4番手。最後は楽に突き抜けて2馬身差で完勝した。

 本馬は芝2400mよりも芝2600mで指数が上昇したように、ゲートも二の脚も◎(13)ハーツコンチェルトや(3)サトノグランツ以上に遅く、ステイヤーの感がある。なるべく前に行って、持久力を活かしたいところではあるが、2600mで差し競馬をした後の芝2400mとなると置かれて後方からの競馬になる可能性が高い。

 前に行くのであればロスなく立ち回れる内枠がいいが、前走同様に位置を押し上げることを考慮すると外枠の方が好ましい。ハーツコンチェルトをマークして走ればチャンスは十分と見て、3番手評価とした。

注 (1)サスツルギ

 春のクラシックに出走できなかったものの、新緑賞と木曽川特別を休養を挟んで連勝と着実に賞金を積み上げて来た馬。前走の木曽川特別は4番枠から出遅れたが、じわっと挽回して後方3番手から追走。道中も中団内目のスペースを拾いながら積極的に進出し、3角では中団馬群のやや後方。3~4角で中団中目を通して4角出口で3列目の外に出されると、序盤でスッと伸びて一気に先頭列まで上がり、ラスト1Fでしっかり先頭。食らい付くシテフローラルを寄せ付けず、2馬身差で完勝した。

 休養明けの前走で成長力を見せつけることができた。前走から前進があればここでも通用するが、反動が出る危険性もある。またテンが速くない馬ではあるだけに、最内枠だと後方から動けない怖さもある。積極的には狙いにくいが、能力面からは警戒しておきたい。

△ (3)サトノグランツ

 デビュー3戦目の未勝利戦では好位の中目から最後の直線で馬群を捌いて最内から抜け出し、エルトンバローズ(後のラジオNIKKEI賞勝ち)とのマッチレースをクビ差で制した馬。その次走のゆきやなぎ賞も好位の外からラスト1Fで抜け出し、(6)サヴォーナの追撃をクビ差で振り切って勝利すると、登場最終便の京都新聞杯も優勝してダービー出走権を手にした。

 前々走の京都新聞杯は6番枠からまずまずのスタートを切って、そこから無理をせず、好位の中目のダノントルネードの後ろを追走。道中も同馬をマークで乗り、3~4角でも同馬も目標にして4角出口で外に出されるとジリジリ伸び始め、ラスト1Fでは内から伸びていた2着ダノントルネードらをまとめて捉えて、クビ差で勝利した。

 前走の日本ダービーは大外18番枠から出遅れ。落馬していたとのことだが、促しつつも後方外から位置を上げることができず、11着に敗れた。前々走の京都新聞杯で賞金加算を狙いに行った影響で余力がなかったと推測される。今回はそこから立て直されての一戦。この距離にも不安がなく、巻き返しが期待される。

△ (9)ビキニボーイ

 デビュー2戦目の札幌芝1800mの未勝利戦を逃げ切り勝ちした馬。しかし、重賞では全く通用せず、京都2歳Sでは逃げるグリューネグリーンに絡んで行って撃沈したこともあった。ところが姫路、園田のタフなダートを経験することで体力が付いて、中央再転入後の前々走・佐渡S(3勝クラス)では、勝ち馬トゥデイイズザデイと0,4秒差(5着)と善戦した。

 前々走は1番枠から五分のスタートを切って、終始中団の最内を通して、最後の直線でも内ラチ沿いからジリジリ脚を伸ばす競馬。3勝クラスの上位常連馬(3着のオヌールは次走で長岡S勝ち)を相手にここまでやれたのは大きな収穫。また、前走で芝2200mを経験している点も好ましく、ここは侮れない。

△ (12)スマートファントム

 春のゆきやなぎ賞では△(3)サトノグランツ、(6)サヴォーナに敗れ、アザレア賞でも(6)サヴォーナに敗れたが、今年6月に復帰すると上昇一途で前走の香嵐渓特別を制した馬。前走は7番枠から出遅れ、そこから無理をせず、後方2列目の中目からの追走。3~4角で馬群に突っ込み、4角で各馬が馬場の良い外に出して行く中、上手く内をすくって直線へ。最後までしぶとく伸びて接戦を制した。

 ゆきやなぎ賞、アザレア賞では距離をこなせなかったが、前走時は長くいい脚を使っており、距離をこなせそうな感がある。休養明け好走後で、疲れが懸念される上に、前へ行くリスクがある(4)ロードデルレイや(6)サヴォーナなどの上がり馬よりも、人気のないこの馬を一考してみたい。

推定2番人気馬 (7)ファントムシーフ

 デビュー2戦目の野路菊Sでは、2歳の時点では牡馬ナンバーワンの指数を記録した馬。同レースは1番枠からまずまずのスタートだったが、そこから促して序盤は2列目の最内を追走。向正面では2列目トップナイフの外4番手でレースを進めて3角へ。3~4角の下り坂で勢いに乗せ、直線序盤は勢いを生かしてジリジリ伸びて先頭のアリスヴェリテに並びかけ、ラスト1Fで突き抜けて2着アリスヴェリテに2馬身差を付けて完勝した。

 道悪の皐月賞では7番枠から様子を見ながら出して、先行争いが激化するとじわっと位置を下げ、それでも末脚抜群のソールオリエンスより前という馬場&展開と本馬の適性が考慮されて中団の外と上手いバランスで乗られているが、3着が精一杯だった。本馬は世間で言われているように、超絶高速馬場よりもタフな馬場のほうが好ましいが、それ以前に成長力が欲しいところ。春から成長していればチャンスがあるが、人気のここは軽視したい。

 アリスヴェリテは先週のローズSでは大敗したが、逃げるとしぶとく、野路菊Sでも逃げている。また3着馬にはさらに8馬身差を付けているように、ファントムシーフは2歳の時点では最強クラスの馬と言えた。ところがその後、重賞で好走はしているものの、成長力が見せられていない。

 前走の日本ダービー後、やや出遅れた本馬に対し、鞍上の武豊騎手が「少し位置をあげたがもっと行くべきだったかも。向こう正面で勇気が足りなかった」とコメントしていたが、確かに2角過ぎで思い切って2番手の外まで持って行った共同通信杯のような競馬が出来ていれば、着順を上げられた可能性はある。ただ、上位争いは厳しかっただろう。
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本日2番 阪神10R 道頓堀S 芝1200m
 ◎ (12)ブーケファロス
 ○ (4)ドロップオブライト
 ▲ (14)ヤクシマ
 △ (13)メイショウソラフネ
 △ (9)メイショウエニシア
 △ (11)セリシア
 △ (15)アネゴハダ
結論 馬連12-4,14,13,9,11,15 (15:10:10:5:5:5) 複勝12 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にドロップオブライト(-16.0pt)、 タツリュウオー(-15.0pt)、ブーケファロス(-14.7pt)、ショウナンハクラク、メイショウソラフネ(ともに-14.3pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (12)ブーケファロス

 2歳暮れの黒松賞を勝利すると、その後芝1200mではほとんど崩れていない馬。前走の郡山特別でも、14番枠から五分のスタートを切って、前に壁を作って中団の外目を追走。前の3着馬フリートオブフットに付いて行く形で3~4角で位置を押し上げ、4角で外に出されると、ラスト1Fで先頭列に並びかけ、そこから力強く伸びて1馬身半差で完勝した。

 前走は夏の福島開催最終週で時計の掛かる馬場で前半3F33秒9と速い流れだったが、ラスト2Fで11秒9-11秒7と加速して勝利している。前走からはまだ余力が感じられたことと、(9)メイショウエニシアの逃げで展開に恵まれる可能性が高いことを考慮し、本命馬とした。

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