2023年 エプソムC+函館SS+東京10R以降の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2023.06.11
2023年 エプソムC+函館SS+東京10R以降の予想

■逃げの複勝率50%、真ん中より後ろからでは届かない

 エプソムCは春の東京開催16日目。各馬が内を開けて走る外差し馬場の傾向が強いレースとなっている。実際に雨の影響を受けて稍重の本日は内よりも中~外が伸びる外差し馬場。しかし、東京芝1800mのこのレースは、初角を斜めに入るコース形態から、先行馬(特に内枠)が活躍している。

 過去10年でかなりのスローペース4回、平均ペース3回、ややスローペース2回。不良馬場だった2020年こそハイペースだったが、良~重馬場なら平均ペースより遅くなる傾向だ。逃げ馬不在の2019年は前半4F51秒3-後半4F45秒2の超絶スローペースになったが、大半は前半4F47秒台~48秒くらい。

 ペースが平均よりも遅く、上がりが速くなるため、過去10年で逃げ1勝、先行5勝、中団4勝、差し、追込の優勝はゼロと、真ん中よりも後ろの位置からでは届かない。追込馬の2着は2回あるが、逃げ馬の複勝率が50%もあることから、前目が有利なレースと言える。

本日1番 東京11R エプソムC 芝1800m
 ◎ (6)ショウナンマグマ
 〇 (15)ジャスティンカフェ
 ▲ (1)エアロロノア
 △ (2)マテンロウスカイ
 △ (5)レインフロムヘヴン
 △ (3)インダストリア
 △ (7)ピースワンパラディ
 △ (11)ヤマニンサルバム
 △ (12)エアファンディタ
 △ (17)ルージュエヴァイユ
結論 馬連6-15,1,2,5,3,7,11,12,17 (10:10:10:10:2:2:2:2:2) 複勝6 (50)

■有力馬とそのコメント

◎ (6)ショウナンマグマ

 芝1800mでは1勝クラス時に逃げて8馬身差で圧勝した実績があり、昨年のディセンバーS(OP)も勝利した馬。同レースは2番枠からまずまずのスタートだったが、そこから押してハナを窺う形。最終的には外のノルカソルカを行かせて、やや離れた2番手を追走した。3~4角では2列目の外から動き、4角で一気に先頭から半馬身差まで詰めて、直線序盤で先頭。そこから抜け出しを図った。最後に馬群を捌いて伸びてきた2着馬に3/4差まで詰め寄られたが、年末のタフな馬場でかなりのハイペースだったことを考えると好内容だった。

 本馬が芝1800mで唯一、馬券圏外に敗れたのは相手が強かった今年の中山記念だけ。ここでも2番手からレースを進め、勝ち馬ヒシイグアスから0.3秒差と崩れていない。スタミナが不足する休養明けの前走の新潟大賞典は、極悪馬場でセイウンハーデスのオーバーペースを追い駆けたため13着と崩れた。しかし、前走の厳しい経験は今回の粘り強化に繋がるはず。先行できる強みもあり、得意条件のこの舞台なら巻き返し濃厚。安田記念を除外された馬たちの出走で、レースレベルが上がったが今回の本命馬としたい。

〇 (15)ジャスティンカフェ

 昨秋の毎日王冠2着馬。同レースは9番枠からやや出遅れ、そこからもあまり進んで行かず後方2番手を追走。3~4角の少しペースが落ちたところで後方外から進出。前のポタジェに追いついて4角ではその外につけ、キングストンボーイの後ろ、後方2列目で直線へ。序盤で追い出されるとすっと伸びてラスト2Fでは2列目の外3番手。ラスト1Fで前2頭を捉えたが、最後に内を捌いてきたサリオスに交わされ、半馬身差の2着に敗れた。

 本馬が毎日王冠で記録した指数は、今回のメンバーではトップタイ。今回と同じ舞台になるが、当時は後方からだったが道中で前からあまり離されず追走し、3~4角では前との差をロスなくスムーズに詰めている。実質、中団くらいの位置からの競馬で100点満点の騎乗だった。そこを考えると今回も当時と同じ騎乗が出来るかは疑問である。

 本馬は横山典弘騎手に乗り替わった7走前から末脚勝負に徹することで安定感が増し、着実に地力を付けてきた馬。昨秋の毎日王冠以降も、マイル重賞で小差のレースが出来ている。昨年のこのレースでもやや出遅れ、最初から最後方に下げて、最後の直線で馬場の悪い最内を狙う形でクビ+クビ+クビ差の4着に善戦したように、今年も善戦するとは見ているが、大外一気が難しいこの舞台では取りこぼす危険性もある。

▲ (1)エアロロノア

 未だに重賞未勝利だが、昨年3月の六甲Sでは重賞でも勝ち負けになる指数で勝利した馬。同レースでは12番枠からまずまずのスタートを切って、そこから押して行きながらも、控えて中団の外目と追走。3~4角でペースダウンしたところでじわっと前との差を詰め、4角で軽く仕掛けて4列目で直線。序盤でするする伸びて一気に約半馬身差で先頭。ラスト1Fでもしぶとく粘ってファルコニアの追撃を1馬身差で振り切った。

 本馬は前記の六甲Sは積極的に動いてはいるが、ペースがそれほど速くなかっただけで、前半3F36秒1-後半3F34秒0の後半型のレースをしている。とにかく後半型のレースでは崩れがなく、その後の重賞でも末脚を生かす競馬で着差は0.5秒差以内と崩れていない。

 しかし、3走前の京都金杯では5番枠から五分のスタートを切って、そこから軽く促して好位の中目を追走していたが、2角で狭くなって一列下げて中団の最内から、3~4角で最短距離を通って位置を押し上げ、2列目で直線に進出と、これまでにない積極策で2着と好走している。

 最後の直線序盤は前が壁で外目に誘導するのやや苦労していたが、ラスト1Fで内から捌いて抜け出したイルーシヴパンサーに外から食らいついて半馬身差の内容から、1番枠を引き当てたここは評価を上げた。今回も好位からの中団くらいの競馬になる可能性が高いが、上手く内々を立ち回れればチャンスはある。

△ (2)マテンロウスカイ

 前々走で芝1800mの難波S(3勝クラス)を勝利し、前走はOPのメイSで2着と上昇中の馬。前走は8番枠からまずまずのスタートだったが、二の脚でドーブネなど内外の各馬を楽に制してハナを主張。そこからも淡々と緩みないペースで逃げ、3角では2列目に約4馬身差を付けた。ここでやや息を入れ2列目の仕掛けを待ち、2馬身差のリードで直線へ。序盤で後続を離しにかかったが、内を捌いてきたサクラトゥジュールに食らいつかれ、最後はクビ差捉えられた。

 前走はクビ差の2着だったが、3着馬には3馬身差を付けており、重賞でも勝ち負けになる指数を記録。今回も有利な内枠から逃げられるのは好ましい。しかし、前走はオークスが開催された週で超絶高速馬場だった。今回は間違いなく当時よりも時計が掛かる。本馬は稍重で時計の掛かる馬場で行われた昨秋のセントライト記念では最下位13着と崩れていることから、馬場がタフになるほど不安がある。

△ (5)レインフロムヘヴン

 2、3歳時にエフフォーリアの2着やイルーシヴパンサーを倒す実績があったが、ここへ来て本格化した馬。前走の府中Sは4番枠からやや出遅れたが、そこからじわっと差を詰めて中団馬群の中目を追走。2角で内目を通って好位の直後まで上がり、3~4角で徐々に差を詰めて直線序盤では2列目。ラスト2Fで追い出されると、ラスト1Fで一気に先頭に立ち、そのまま押し切って1馬身半差で勝利した。

 前走はかなりのスローペースで、レース最速がラスト3F地点という仕掛けが速いレースだった。この流れを早めに動いて押し切ったことは評価できる。長めの距離を多く使われており、馬場がタフになってスタミナ比べになるのは悪くない。前走で自己最高指数を記録した直後でさらに奥があるか、天井が問われる一戦だ。
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本日2番 函館11R 函館スプリントS 芝1200m
 ◎ (13)ブトンドール
 〇 (4)カイザーメランジェ
 ▲ (7)ジュビリーヘッド
 △ (5)ヴィズサクセス
 △ (16)カルネアサーダ
 △ (2)レイハリア
 △ (6)ウォーターナビレラ
 △ (12)ムーンプローブ
 △ (15)キミワクイーン
結論 馬連13-4,7,5,16,2,6,12,15 (10:10:7:7:4:4:4:4) 複勝13 (50)

■例年より時計の掛かる馬場で逃げ、先行馬が揃った一戦

 函館芝は金曜正午の段階で稍重だったこともあり、昨日土曜は函館開幕週としては時計が掛かっていたが、午後からは回復傾向。2勝クラスの芝1200mで前半3F33秒0-後半3F35秒5のハイペースではあったが、1分08秒5で決着した。しかし、それでもまだ重い。本日は曇り予報で昨日からさらなる回復が想定されるが、それでも標準レベルの時計は掛かりそうだ。

 また函館スプリントの過去10年の平均前半3Fは33秒3-後半3Fは34秒52。内訳は超絶ハイペースが2回、かなりのハイペースが2回、ややハイペースが4回。平均ペースは2回(内1回は禁止薬物の検出による6頭の除外で7頭立てになった年)。概ね速くレースが流れやすいと言える。

 過去10年の脚質傾向は、逃げ2勝、先行4勝、中団1勝、差し2勝、追込1勝。2着は逃げ1回に対して、追込2回。3着も逃げ1回に対して追込が3回と、スプリント戦としては追込馬が活躍している。

 今回はテンの速いテイエムトッキュウがハナを主張する可能性が高いが、前半で上がり坂が続く函館では、前半で下り坂が続く中山のようなテンの速さでは逃げられないはず。ジャスパークローネもテンが速いのでこの2頭が競って行く可能性が推測される。またこの2頭がいることで、逃げがベストなヴィズサクセスは逃げられないだろう。先行馬も多数出走しているだけに、今年もハイペースになると見て、予想を組み立てたい。

■有力馬とそのコメント

◎ (13)ブトンドール

 昨年の函館2歳Sの覇者。昨年の函館2歳S当日は、雨が継続的に降っており、稍重ながらかなり時計が掛かっていた。さらにクリダームが逃げて前半3F34秒5-後半3F37秒3の消耗戦。本馬はよりによって12番枠から好スタートを切ったが、そこから上手く位置を下げ、内の馬を行かせて中団の外で脚を温存。3~4角の外々から仕掛けて、最後の直線ではバテた馬たちを交わし、ラスト1Fでクリダームをしっかり捉えて1馬身1/4差で完勝した。

 本馬はタフな馬場の函館2歳で展開に嵌めて優勝したことから、ダメージが残りそうだったが、立て直されたその次走のファンタジーSでしっかり2着を死守したあたりに潜在能力の高さを感じる。その後は芝1400m以上を使われているが、今年はフィリーズレビュー、桜花賞と大きく崩れていない。函館スプリントSは昨年の覇者ナムラエクレアなど、斤量が軽い3歳牝馬が過去に何度も高指数を記録したことがあるレース。展開に恵まれる可能性が高い本馬も期待したい。

〇 (4)カイザーメランジェ

 2019年の函館スプリントSの覇者。同レースでは5番枠からまずまずのスタートを切って、軽く二の脚でハナを主張。そこからマイペースに持ち込み、1馬身半差で逃げ切った。この年は函館スプリントSは、禁止薬物の検出による6頭の除外で7頭立て。逃げ馬の不在を利して、逃げたことが功を奏した面はあったが、3着馬のタワーオブロンドンがその年のセントウルSを3馬身差で圧勝し、次走のスプリンターズSを優勝しているように、そこまで凡戦ではなかった。

 本馬はその後、骨片剥離と2度の骨折で3度の長期休養を余儀なくされ、2021年のキーンランドSで4着と善戦はしたものの、当時の能力を出し切れていない。しかし、ここへ来てオーシャンS、春雷Sともに小差と再び復調の兆し。

 前走の春雷S時は重馬場スタートで馬場回復の傾向だったが、8R後に再び雨が降り、10R以降は馬場がかなり悪化。同レースは10Rで前半3F33秒6-後半3F35秒2のかなりのハイペースになったが、7番枠から出遅れ、それを挽回して馬場の悪化した内から好位まで押し上げ、強豪マッドクールと0.4秒差に善戦したことは評価できる。今回はテンが速い馬の多数出走で、差す形が予想される。また前走で厳しい流れを経験したことが、今回での粘り強化に繋がると見て、対抗評価とした。

▲ (7)ジュビリーヘッド

 昨年の函館スプリントSの2着馬。昨年の函館スプリントS同日はかなりの高速馬場だったが、前半3F32秒8-後半3F34秒4のかなりのハイペース。本馬は11番枠からまずまずのスタートだったが、そこからかなり押して先行争いに加わって行くが、激化しそうと見て途中で軽く控えて好位の外。3~4角では前のナムラクレアを追いかけたが、4角出口でやや置かれて同馬に離されてしまう形。それでも3着争い殺到の横一線から、ラスト1Fで抜け出して、単独の2着を確保した。

 本馬は昨年のようなかなりの高速馬場もこなせるが、タフな馬場となった3走前のカーバンクルSも11番枠からまずまずのスタートを切って、好位の外3番手から、ラスト1Fで前2頭も交わして勝利しているように、時計の掛かる馬場も得意。このレースでは自己最高指数を記録している。その次走のオーシャンSは3走前の反動で指数ダウンの5着、前走の春雷Sは重馬場とかなり馬場が悪化したことで能力を出し切れていないが、現在の函館の芝は守備範囲のはず。

 本馬は昨年の函館スプリントSで融通が利いて途中で控えることが出来たように、操作性が高い馬。ハイペース必至の今年も昨年のこのレース同様に3番手評価とした。

△ (5)ヴィズサクセス

 前走のモルガナイトSではトップスタートを切って、逃げ切り勝ちした馬。今回はテンの速い馬が2頭いるので逃げられないと見ているが、折り合うことで展開に恵まれる可能性を視野に入れて警戒した。

△ (16)カルネアサーダ

 3走前の淀短距離Sの2着馬。3走前も前々走の北九州記念も逃げ馬の外2番手でレースを進めて終いの甘さを見せたが、大外18番枠の今回は折り合う競馬で展開に恵まれる可能性も十分ある。
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本日5番 東京10R 夏至S ダ1600m
 ◎ (4)レオノーレ
 〇 (13)スカーレットスカイ
 ▲ (1)ルクルト
 △ (8)ギャラクシーナイト
 △ (15)オンザライン
 △ (16)ケイアイシェルビー
結論 馬連4-13,1,8,15,16 (11:11:11:11:6) 複勝4 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にヴアーサ(-21.7pt)、タガノエスコート(-21.0pt)、トラモント(-20.7pt)、オンザライン(-20.0pt)、レオノーレ(-18.0pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (4)レオノーレ

 逃げ、番手でレースを進めてデビューから2連勝した素質馬。3走前の遠江Sでも、このクラス2着と好走している。3走前は6番枠から好スタートを切って二の脚の速さでハナへ行くかの勢いだったが、外のドンフランキーを前に行かせ、その外3番手を追走。3~4角でもドンフランキーを追い掛けたが、その差をなかなか詰められず、2馬身半差の2着に敗れた。

 しかし、3走前は相手が悪かっただけ。ドンフランキーには2馬身半差を付けられたが、3着馬には3馬身、4着馬には9馬身差を付け、3勝クラスで確勝級の指数を記録。またドンフランキーもこのレースでオープン&リステッド通用レベルの指数を記録しており、今年4月の京都競馬場グランドオープン(OP)を2馬身差で制している。

 また本馬はスムーズに前に行ってこその馬。本馬のこれまでの成績は【3-2-1-2】だが、馬券圏外に敗れた2戦は出遅れて、砂を被る競馬で崩れている。今回は前走の鳴門S11着から立て直されての一戦。前走から1Fの距離延長なら、テンのスピードは上位。(13)スカーレットスカイが逃げる可能性が高いが、その外に出してレースの流れに乗れると見て本命視した。
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本日3番 阪神11R 三宮S ダ1800m
 ◎ (2)アルサトワ
 〇 (14)メイショウフンジン
 ▲ (1)キングズソード
 △ (3)メイクアリープ
 △ (5)フィロロッソ
 △ (6)ビヨンドザファザー
 △ (11)エナハツホ
 △ (12)ニューモニュメント
 △ (10)ジャズブルース
 △ (15)ニホンピロスクーロ
結論 馬連2-14,1,3,5,6,11,12,10,15 (15:10:5:5:5:3:3:2:2) 複勝2 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にキングズソード(-28.0pt)、ニューモニュメント(-26.3pt)、フィロロッソ(-25.7pt)、メイショウフンジン(-25.0pt)、ビヨンドザファザー(-24.0pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (2)アルサトワ

 6走前にポートアイランドSを逃げ切っているように逃げると強さを発揮する馬。前々走の名古屋大賞典では、初ダートの一戦ながら5番枠からトップスタートを切って逃げ、4着と好走し、ダート適性があることと、逃げると強いことを証明した。

 前走の栗東Sはダ1400mでテンの速い逃げ馬が多数の一戦。7番枠からまずまずのスタートを切って、二の脚の速さで一旦先頭に立ったが、先行争いが激化したため、控えて内のジャスパープリンスに行かせて2番手。しかし、それでも十分ペースが速く、消耗戦となってしまったために14着に失速した。

 しかし、前走で速い流れを経験したことで、前々走同様に中距離のここは自分の競馬が出来るはず。またダートのキャリアもまだ3戦と浅いことから、ダートに慣れての上昇度が見込める。ここは一気の逃走劇に期待だ。
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本日4番 函館12R 3歳上1勝クラス ダ1700m
 ◎ (2)メイショウポペット
 ○ (8)ディアサクセサー
 ▲ (5)メジェト゛
 △ (9)グランサバナ
 △ (10)モディカ
 △ (4)サプライズビュー
 △ (6)ルージュブラゾン
結論 馬連2-8,5,9,10,4,6 (18:12:7:7:3:3) 複勝2 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にディアサクセサー(-13.0pt)メイショウ、メイショウポペット(-9.3pt)、モディカ(-8.7pt)、サプライズビュー、グランサバナ(ともに-6.7pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (2)メイショウポペット

 デビュー3戦目よりダート路線に転向して上昇した3歳馬。3走前の1勝クラスでは1番枠からトップスタートを切ったが、二の脚の速さで外からインザビギニングがハナを主張したため、2列目の最内を追走した。しかし、インザビギニングが向正面で外に張ったことで、その内から動いてハナを主張。4角で外から一気に来られて早めにスパートしたぶん、最後が甘くなり、外からソッコータヤカにクビ差交わされたが、なかなか強い内容だった。

 前々走は大外15番枠から速い流れを追い駆けたために、終始外々を回るロスを作って10着に大敗したが、3走前同様に内枠の今回は、好位の内でレースの流れに乗れるはず。前走で芝のレースを叩いてテンの速力強化を図っている点も好ましく、今回の本命馬とした。

 

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