2023年 中山牝馬S+他メイン+最終12R予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2023.03.11
2023年 中山牝馬S+他メイン+最終12R予想

本日11R以降から計5レースの予想提供で、全て掲載済みですm(__)m

今開催は中山芝1800mで、中山記念、中山牝馬S、フラワーS、スプリングSと連続で重賞が行われる。前記4レースを総合的にペースが上がりやすい順にあげると、中山記念、中山牝馬S、スプリングS、フラワーCとなる。

トップクラスが集う中山記念は、馬場が悪化しない限り各馬が2角の急坂の下り坂で勢いに乗せるため、向上面で大きくペースが緩むことがほとんどない。それゆえに最初の1角までの距離が約205mと短く、前半で急坂を上る逃げ馬有利のコースでありながら、前が崩れることもある。

しかし、まだ体力のない3歳牝馬同士の戦いとなるフラワーCは、騎手が2角の急坂をゆっくり下ることを意識するので、向正面でペースが上がらず、しばしば逃げ切り、前残りが発生する。これについては、来週のフラワーC時にお伝えするが、その中間的なペースになるのがスプリングSと今回の中山牝馬Sだ。

実際に中山牝馬Sの過去10年を見ても、平均ペースだった年が4回、かなりのローペースで流れた年が3回、スローペースが2回、一昨年こそかなりのハイペースになっているが、不良馬場で行われたもの。良馬場ならば平均よりもペースが遅くなることが多いので、今回はそれを踏まえて予想を組み立てたい。

本日1番 中山11R 中山牝馬S 芝1800m
 ◎ (14)ウインピクシス
 〇 (6)シャーレイポピー
 ▲ (5)サトノセシル
 △ (7)エイシンチラー
 △ (9)クリノプレミアム
 △ (12)ストーリア
 △ (13)イリマ
結論 馬連14-6,5,7,9,12,13 (11:11:11:11:4:2) 複勝14 (50)

■有力馬などの紹介

◎ (14)ウインピクシス

 デビューから8戦して、3角2番手以内だったレースでは全て3着以内の馬。3走前の山中湖特別では、超絶高速馬場の東京芝2000mで前半5F62秒2の超絶スローペースだったが、3角でシンシアウィッシュに先頭を譲ったことで、キレ負けする形で3着に敗れた。この経験を生かして、次走以降は逃げ一手で、2勝クラスの五色沼特別と3勝クラスの壇ノ浦Sを連勝した。

 特に前走の壇之浦Sは2番枠から好スタートを切って、重馬場の小倉芝1800mを緩みない平均ペースで逃げ切る好内容の競馬。今回は14番枠と大外枠に入ってしまったが、同型馬は不在。序盤は内のテンの速い馬が出して行く形でも、じわじわ先頭を取ることが可能だろう。平均ペースの逃げならば、馬券圏内に突入可能と見て、中心視した。

推定2番人気馬 (2)スルーセブンシーズ

 休養明けの前走・初富士Sを自己最高指数で優勝した馬。前走はタフな馬場で前半5F61秒4のスローペースだったが、向正面で逃げ馬がプレッシャーをかけられ、ラスト5Fからペースアップしたもの。6番枠から五分のスタートを切って、中団中目を追走していた本馬は展開に恵まれる形となった。

 本馬は中山芝では【3・1・2・0】の実績があり、中山を得意としているが、内5戦は中山芝2000m以上のもの(唯一の中山芝1800mでの勝利は新馬戦)。本質的に芝2000mで差してこそであり、芝1800mはやや距離が短いことから評価を下げた。今回ルメール騎手に乗り替わり、上手く捲っていければチャンスが出てくるが、休養明け好走後の今回は大きな上昇度が見込みにくいというのも評価を下げた理由だ。
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本日3番 阪神11R コーラルS ダ1400m
 ◎ (2)デュアリスト
 〇 (5)オーヴァーネクサス
 ▲ (9)タガノビューティー
 △ (6)コンバスチョン
 △ (8)オメガレインボー
 △ (13)エイシンギアアップ
 △ (11)メイショウテンスイ
 △ (10)レディバグ
 △ (15)ピンシャン
結論 馬連2-5,9,6,8,13,11,10,15 (10:10:7:7:7:5:2:2) 複勝2 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にタガノビューティー(-29.3pt)、 デュアリスト(-27.7pt)、ドンフランキー(-27.3pt)、オメガレインボー(-26.7pt)、オーヴァーネクサス(-26.0pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (2)デュアリスト

 ダートのオープンを3勝している実力馬。1番人気に支持された前走のりんくうSは、7番枠からやや出負けしたが、2番枠からトップスタートを切って先頭に立ったケイアイドリーを制してハナを主張。完全に先頭に立ったが、後続馬に次々とプレッシャーをかけられたために、ラスト1Fで苦しくなって失速し、4着に敗れた。

 しかし、今回は陣営が「今回は脚をためるレースをする」とコメントしているので、前々走の大和S勝利時のように、好位で脚をタメる競馬で巻き返しを期待したい。
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本日4番 中京11R 中京スポーツ杯 ダ1400m
 ◎ (16)ララクリュサオル
 〇 (7)アルファマム
 ▲ (13)イグザルト
 △ (2)ライラボンド
 △ (3)サトノアポロン
 △ (8)テイエムアトム
 △ (10)レイニーデイ
 △ (11)ラフストリーム
 △ (15)ラヴケリー
結論 馬連16-7,13,2,3,8,10,11,15 (10:10:5:5:5:5:5:5) 複勝16 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にイグザルト(-20.7pt)、アルファマム(-20.3pt)、ラフストリーム(-19.3pt)、テイエムアトム(-19.0pt)、ララクリュサオル(-18.3pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (16)ララクリュサオル

 京都ダ1400mの新馬戦を大差勝ちし、デビューから10戦連続で1番人気に支持された素質馬。3勝クラスに昇級してからはやや足りない成績となっているが、昨年の中京スポーツ杯で4着すなど、常に安定した走りを見せており、ここでは能力値上位の存在となる。

 また、昨年の中京スポーツ当日のダートは含水率が低く、タフな馬場。前半3F33秒7-後半3F38秒3の超絶ハイペースとなったために前が崩れて、外差し馬が上位を独占する結果となったが、大外16番枠から好スタートを切って一旦、折り合いを欠いて先行。そこからコントロールして最終的に好位の直後の内目を追走していたが、ラスト1F13秒4の流れをある程度前から粘ったことは評価できる。

 今回も昨年同様にタフなダートであるが、前走で不適な芝を使われ、後方に置かれるレースをしているので、昨年のように行きたがらないはず。スムーズに折り合う競馬で巻き返しを期待する。
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本日5番 中京12R 4歳上1勝クラス 芝1600m
 ◎ (4)シュガービート
 〇 (1)イステラ
 ▲ (14)アドマヴイヤジェイ
 △ (5)ゴルトファルベン
 △ (6)コスモノート
 △ (9)ヒューミリティ
 △ (11)バレエマスター
 △ (12)ニホンピロポート
 △ (15)オーロアドーネ
結論 馬連4-1,14,5,6,9,11,12,15 (10:10:5:5:5:5:5:5) 複勝4 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にバレエマスター(-9.3pt)、コスモノート(-7.0pt)、ヒューミリティ(-6.7pt)、イヴィステラ、オーロアドーネ(ともに-5.7pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (4)シュガービート

 前走は地方から再転入の一戦でデビュー1~2戦目以来の芝、着順は悪かったが3番枠からトップスタートを切って逃げる軽快なスピードには見どころがあった。前走時、最後の直線で甘くなったのは、移籍緒戦で追い切り本数が不足していた影響もあったし、距離も長かった印象も受けた。今回は調教強化で、前走から1Fの距離短縮。さらに前走で差し、追い込み競馬をした馬ばかりが揃った一戦だけに、前で立ち回れる強みを生かして粘り込みを狙う。
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本日2番 中山12R 4歳上2勝クラス 芝1200m
 ◎ (11)ヨール
 〇 (9)ヤマニンプティパ
 ▲ (16)イズンシーラブリー
 注 (4)ウィリン
 △ (3)ブランデーロック
 △ (5)カシノフォワード
 △ (12)アルムファーツリー
 △ (13)トーセンサンダー
 △ (15)シゲルファンノユメ
結論 馬連11-9,16,4,3,5,12,13,15 (10:10:10:4:4:4:4:4) 複勝11 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にイズンシーラブリー(-14.7pt)、ヤマニンプティパ(-13.7pt)、アルムファーツリー(-12.0pt)、ウィリン、ヨール(ともに-11.7pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (11)ヨール

 ここまでまだキャリア9戦の馬。特筆すべきは4走前の未勝利戦では1クラス上の指数で圧勝し、3走前の1勝クラスも1クラス上の指数で勝利したこと。前走のキャンドルライト賞は、差し、追い込み有利な流れを10番枠から好スタートを切って先行争いに加わって行ったことで苦しくなったもの。また、休養明け好走後の疲れが懸念される一戦でもあった。本馬はその後フレグモーネを発症したこともあり、そこから立て直されての一戦。ここは先行勢が手薄なメンバー構成だけに、巻き返しを期待する。

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