現時点で1戦1勝馬のライトクオンタムが1番人気、クファシルが2番人気に支持されている。ただこの2頭は新馬戦ではかなりスローペースでの逃げ切り勝ち。ライトクオンタムは2着馬に2馬身半差、3着馬には6馬身差をつけて勝利したように、それなりに高い指数を記録したが、クファシルはラスト1Fで甘さを見せて、後続馬に迫られてしまった。
ただクファシルはこの中間の坂路で抜群の動きを見せており、ただクファシルはこの中間の坂路で抜群の動きを見せており、ここでの上昇度を加味して特注馬とした。ライトクオンタムも逃げなければチャンスが広がるが、相手強化のここで逃げたら新馬戦よりもペースを引き上げなければならず、苦しい競馬になる可能性が高いと見ている。そんなこんなで結局、穴狙いとなった。
本日1番 中京11R シンザン記念 芝1600m
◎ (3)スズカダブル (能力値3位)
○ (7)ペースセッティング (能力値1位)
▲ (4)トーホウガレオン (能力値5位)
注 (5)クファシル (能力値7位)
△ (2)ライトクオンタム (能力値4位)
△ (1)サンライズピース (能力値2位)
結論 馬連&ワイド3-7,4,5,2,1 (各13:13:12:8:4)
◎ (3)スズカダブル
6月の中京開幕日の新馬戦では、2番手から3角で先頭に立ち、最後の直線で勝ち馬の目標になってしまう苦しい展開から2着を死守した馬。次走の東京未勝利戦は、東京の新馬戦で大敗していた馬ばかりの手薄なメンバー構成ではあったが、しっかり期待に応え、2着に3馬身差をつけて勝利した。
本馬はその後に休養し、秋に復帰すると逃げて紫菊賞3着、萩S5着。ラスト1Fで甘さを見せていることから、マイルがベストの感を強く受けたが、未勝利戦から指数を上昇させ、成長力を見せることは出来た。
しかし、マイル戦の前走・朝日杯FSでは、13着大敗。しかし、内が圧倒的に有利な馬場状態で、3着レイベリング以外の1~6着馬は4角で最内、最後の直線でも内を通った馬だったことを考えると、13番枠でテンが速かったために前には行けず、中団外々からの競馬になったことを考えると、そこまで悪い内容ではなかった。それに本馬は前に行ってこその馬である。今回は前走で前半3F35秒2の速い流れを経験しているだけに、今回は楽に前に行けると見て、本命とした。
○ (7)ペースセッティング
デビュー2戦目の未勝利戦では、11番枠からトップスタートを切って逃げ、ビッグシーザー(後の中京2歳Sを朝日杯FSの勝ち馬と同等の指数で勝利)を撃破した馬。次走の京王杯2歳Sでは、4番枠から五分のスタートを切った後、3番枠のサイモンオリーブにぶつけられ、同馬の直後の好位中目からの競馬になったが、同馬がコントロールが難しく下がって来たために、ブレーキで位置を下げたために、ここで外の各馬に上がって来られて包まれる形になった。
3~4角でも中団中目を追走し、4角出口で外に出されて追い出されると、ジリジリ伸びて2着フロムダスクからハナ+クビ差の4着に好走。キレる脚は使えなかったものの、悪くない内容だったと見ている。前走の万両賞では5番枠から五分のスタートを切って、そこから促されて2列目の外を追走。3~4角で内の馬が前の馬との差を詰めて行くのに対して、本馬は置かれ出して4角では3列目付近になったが、それでもジリジリ伸びて勝ち馬にクビ差まで迫った。
前走時、3~4角で置かれだしたことから、芝1400mでは忙しいと推測される。また置かれもジリジリと伸びてくる辺りから、芝1600mがプラスに転じる可能性が非常に高い。本馬はスタートも二の脚もそこまで速い馬ではないが、この距離なら楽に好位を取って、レースの流れに乗れるだろう。また本馬はここではキャリアが豊富なこともあり、能力値1位にランクインしていることも、強調材料である。
▲ (4)トーホウガレオン
デビューから上昇一途で前走の未勝利戦を勝利した馬。前走は8番枠からトップスタートを切って2番手を追走。前半4F48秒9-後半4F46秒7のかなりのスローペースで、行った、行ったが決まる流れを利して、ラスト1Fで逃げ馬を交わして勝利した。本馬は2列目からの競馬で最後に甘さを見せてしまうのが未勝利戦をなかなか勝ち上がれなかった理由だけに、ラスト1Fで加速する流れでメンバー最速の上がり3Fを駆使した新馬戦のように、末脚を生かして欲しいものだ。
注 (5)クファシル
1戦1勝馬。前走は4番枠から好発を切って、軽く促されただけでスッとハナに立ち、逃げる競馬。序盤で折り合いを欠く場面があったが、このレースはかなりのスローペース。しかし、ラスト2F11秒1-11秒6とラスト1Fで甘くなり、後続馬に詰め寄られた。当然ながら指数は(2)ライトクオンタムほど高くない。新馬戦の内容はさすがに高く評価できないが、坂路で抜群の動きを見せていたことや今回の相手がそれほど強くないこともあり、特注馬とした。
△ (2)ライトクオンタム
1戦1勝馬ながら、能力値4位にランクインしている素質馬。前走は大外11番枠からスタートは五分だったものの、行き脚がついて逃げる形となった。コントロールされたマイペースの逃げで最後の直線を向いても余裕があり、ラスト2Fのハロン棒手前で軽く追い出されると後続を引き離し、2着馬に2馬身半差、3着馬には6馬身差をつけて勝利した。
走破タイムは同日2Rの未勝利戦より遅いが、道中のペースは2Rよりも緩んでおり、結果なかなかの好指数勝ちとなった。ラスト2Fは11秒1-11秒6。余裕の走りには見えたが、そこまで楽勝だったわけではなさそうだ。新馬戦がかなりのスローペースでの逃げ切りだっただけに、相手強化のここで逃げたら苦しい競馬になる可能性が高いが、それを熟知している武豊騎手だからこそ、折り合う競馬を選択するはず。それならばチャンスがあるだろう。
△ (1)サンライズピース
デビューから上昇一途で、前走の万両賞で○ペースセッティングに0.5秒差(5着)に迫った馬馬。前走は前々走から3Fの距離短縮で8番枠から出遅れ、テンにも置かれて中団外からの競馬となったが、前有利の流れをメンバー最速の上がり3Fを駆使しており、ペースセッティングには見劣るが悪い内容ではなかった。前走からさらなる前進があれば通用しても不思議ない。
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本日2番 中山11R ポルックスS ダ1800m
◎ (14)ルリアン
〇 (1)ウィリアムバローズ
▲ (7)ワーケア
△ (8)ディアセオリー
△ (9)ニューモニュメント
△ (10)ルコルセール
△ (2)ケンシンコウ
△ (6)メイショウムラクモ
△ (11)タガノディアマンテ
結論 馬連14-1,7,8,9,10,2,6,11 (15:15:5:5:5:3:1:1) 複勝14 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にニューモニュメント(-29.7pt)、ケンシンコウ、アシャカトブ(ともに-27.7pt)、キタノヴィジョン(-26.7)、ルリアン(-26.3pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。
◎ (14)ルリアン
4走前からダート路線に転向し、3走前の3勝クラス・古町Sではオープン通用レベルの指数で勝利した馬。3走前は五分のスタートを切って、中団の外を追走していたが、向正面でじわっと動いて2列目外まで上がり、4角でも2列目外。直線で早めに抜け出したゴールドパラディンに迫ると、同馬もしぶとく抵抗していたが、ゴール前でクビ差前に出て勝利した。このレースは上位2頭のマッチレースとなったことで、3着馬に4馬身差を付けていた。
本馬はその次走のブラジルCでも3着。10番枠から五分のスタートを切って、中団外からの競馬。ペースが遅かったこともあり、向正面では折り合いを欠く場面もあったが、3~4角で進出し、4角では好位の直後の外。直線ではしぶとく伸びていたが、当日は超絶高速ダートだったこともあり、ウシュバテソーロにキレ負けする形で3着に敗れた。そのウシュバテソーロはその後3連勝で東京大賞典を優勝したほどの馬だから、この結果は仕方ない。
前走のベテルギウスSは1番枠から五分のスタート切って、 大逃げを打ったピュアジャッジから離れた好位の最内を追走。向正面で外に出し、最後の直線でもジワジワ伸びていたが、ラスト1F付近でフィロロッソが内に斜行して進路をカットされる不利があった。前走で能力を出し切れず、今回は怒りの連闘策。長く良い脚を使えるタイプなので、ややタフなダートの中山も好ましく、中心視した。
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本日3番 中山12R 4歳上2勝クラス 芝1600m
◎ (7)ゲンパチアイアン
〇 (8)スーパーホープ
▲ (4)アバンチュリエ
注 (1)ティーガーデン
△ (6)スリートップキズナ
△ (10)アルママ
△ (11)アップストリーム
△ (14)ファロロジー
結論 馬連7-8,4,1,6,10,11,14 (12:12:12:5:5:2:2) 複勝7 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にティーガーデン(-14.3pt)、 アルママ(-13.7pt)、スリートップキズナ、スーパーホープ(ともに-11.7pt)、アバンチュリエ(-11.3pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。
◎ (7)ゲンパチアイアン
前走は11番枠から五分のスタートだったが、そこからスピード感たっぷりのまさに大逃げ。2走前、3走前ともに4着しているようにここにきて調子が上がってきていることを感じさせるスピードだった。本馬は芝1200mだが、もともと逃げでこのクラス連対実績があり、当時記録した指数は-16pt。芝1600mの前々走でも-12ptを記録している。
前走で行き切ったことで、レース間隔が開いて太目だった体も絞れてくるし、持久力も強化され、ここでの粘りが増すはず。同型馬不在のここは狙ってみたい。
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本日4番 中京12R 4歳上2勝クラス 芝1600m
◎ (13)ドグマ
〇 (1)ガリレイ
▲ (7)ブッシュガーデン
△ (4)サトノルーチェ
△ (10)ワンダーカタリナ
△ (3)デルマカンノン
△ (5)テーオーディエス
△ (11)リーゼントフラム
結論 馬連13-1,7,4,10,3,5,11 (15:15:5:5:4:3:3) 複勝13 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にブッシュガーデン(-13.7pt)、ドグマ(-13.0pt)、ガリレイ(-13.0pt)、サトノルーチェ、ワンダーカタリナ(ともに-12.0pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。
◎ (13)ドグマ
新馬戦では後方外から3~4角でスパートして前との差を詰め、4角では大外から、ラスト2F11秒6-11秒6と最後までしっかり伸びて差し切った馬。エンジンの掛かりが遅い馬ではあるが、エンジンが掛かってからの末脚は強烈な面がある。
本馬は昨年よりスプリント路線を使われるようになり、前々走の芝1200mの1勝クラスでは、1番枠から五分にゲートを出て、出たなりで後方。内でじっと脚を温存し、最後の直線で外に出されると、一気に前を交わして勝利した。このレースでは1クラス上の指数を記録。成長を感じさせた。
前走の知多特別はやや疲れが出たようで伸びきれなかったが、大きく崩れなかった。今回はテンの速い馬が多数出走で、ハイペースが濃厚のメンバー構成。立て直されての本領発揮に期待する。