おはようございます😊 本日は両重賞ともに◎が人気薄です。当てたい…
本日2番 札幌11R 札幌記念 芝2000m
◎ (9)ウインマリリン
〇 (3)パンサラッサ
▲ (6)グローリーウ゛ェイズ
△ (16)アンティシペイト
△ (4)ジャックドール
△ (10)ソダシ
△ (11)ユニコーンライオン
■タフな馬場での開催に
札幌芝は本日土曜日からCコース使用だったが、内有利、外有利以前に雨の影響が大きく、タフな馬場になっていました。日曜日は馬場が良馬場まで回復するにせよ、標準よりも時計のかかる馬場で行われることになるでしょう。
今回は3番枠を引き当てたパンサラッサがハナを主張し、そのひとつ外枠のジャックドールがその2番手からという形で、スムーズに隊列が形成され、意外とペースが落ち着く可能性が高いと見ています。それでもアメリカンスタイルのパンサラッサが逃げるとなると、超ハイペースでしょう。
時計のかかる馬場になったことで、しぶとさが持ち味のパンサラッサの優位性が増したが、穴の一発を狙うのであれば、パンサラッサがラストFで失速して、差し馬が浮上するパターンでしょう。
■有力馬の紹介
◎ (9)ウインマリリン
昨年の日経賞ではフローラS以来の重賞制覇を達成。日経賞では4番枠から二の脚の速さでハナに立ち、外のジャコマルに行かせてその直後の2列目3番手のラチ沿いを追走し、4角最内から一気のスパート。同レースでは逃げた13番人気のジャコマルが5着に粘っているように、かなり前が楽な流れ。ウインマリリンはロスのない立ち回りと展開に恵まれての優勝でした。
昨秋の始動戦となったオールカマーでは、1番枠から二の脚の速さでハナに立ち、まるで日経賞の再現を見ているかのようなレースぶり。外のロザムールに行かせてその直後の2列目3番手のラチ沿いを追走。3~4角で2列目外2番手のレイパパレが勝負に出ていく中、仕掛けを待って直線へ。直線序盤でレイパパレが抜け出すその内を突こうとしたものの窮屈になり、1頭分外に出し、そこから一気に突き抜けての完勝でした。
今春の始動戦となった大阪杯こそ16着に大敗しましたが、前走の宝塚記念はパンサラッサが逃げて激流となった中、パンサラッサのひとつ外枠から、掛かって同馬を追い駆けるようにして上がり、好位の内目と自ら激流に乗っていく形。大逃げを打ったパンサラッサから離された5番手を追走してはいましたが、3角手前からディープボンドをマークして好位の中目から動いて、4角で2列目の内と全体的に早めに動く苦しい競馬でした。しかし、それでも7着と大きく崩れなかったことは複勝を感じさせるものでした。
本馬は昨秋に話題となった右肘にあるこぶのような腫れも前々走時から引いていることからも、ここの来ての体調の上昇が窺え、パンサラッサの激流に付き合わず、脚をタメて動いていければチャンスが膨らみそうです。
〇 (3)パンサラッサ
不良馬場で行われた京都芝2000mの2歳未勝利戦を高指数で圧勝し、スタミナの豊富さを感じさせていた馬。当時はスピード不足の面があり、自分の得意な形に持ち込むことができず、結果、瞬発力不足でやや足りないレースが続いていました。しかし、5走前の福島記念では、完全なオーバーペースで逃げて4馬身差の圧勝と化けました。
次走の有馬記念は福島記念の走りが強すぎて状態面にお釣りがなく、13着と大敗しましたが、その次走の中山記念では福島記念と同様にオーバーペースの逃げ。他の先行勢を全て失速させる、強い内容の逃げ切り勝ちを収めました。
前走の宝塚記念は、11番枠から立ち遅れて好発を決められなかった中、内からトップスタートを切ったタイトルホルダーとのハナ争いとなり、押して押して2F目で10秒4というかなりの速度でハナを主張しきって、前半3F33秒9、前半5F57秒6までペースを引き上げたために、最後が苦しくなって8着に失速。
前走は距離が長いという意見もありますが、序盤で脚を使いながらも、ラスト1Fでは早め先頭に立ったタイトルホルダーの2番手で踏ん張っていたことから、敗因が距離とは決めつけられません。しかし、実績のある芝2000m戦は悪くありません。本馬のアメリカン的な逃げを同型馬が嫌って控えてくれれば、自分のリズムの走りで上位争いが期待できるでしょう。
▲ (6)グローリーヴェイズ
2019年の天皇賞(春)では、4角で動いて外のフィエールマンとともに抜け出して、3着馬パフォーマプロミスに6馬身差を付けてクビ差2着に好走した馬。本馬が当時の天皇賞(春)で記録した指数は、ここではNO.1のもの。その好指数マークは本物で、その後に京都大賞典を優勝、香港ヴァーズを2度勝利するなど、芝の長距離で大活躍しています。
ただ、芝2000mの香港Qエリザベス2世Cでは、前半5F63秒69-後半5F57秒54(日本式だと計測開始位置の違いで前半があと1秒ほど速い)の超絶スローペースを7番枠から出遅れ、後方外を追走し、3~4角でもロスの大きい競馬で2着。直線序盤で5番手まで上がり、ラスト1Fではそこからしぶとく早め先頭に立ったラヴズオンリーユーとの差を詰めながらも、3/4差まででした。本馬は後半のトップスピードが速いタイプではないので、芝2000mもダメではないが、もっと距離を延ばして前の位置を取ったほうがいいタイプであるのは確か。
今回は芝2410mの前走・ドバイシーマクラシックで6番枠から出遅れて、そこから好位の内目を狙ったものの、やや窮屈で中団の内に下がってという、後方からレースをした直後の一戦となります。そこから今回の芝2000mの舞台に向かうとなると、レースの流れに乗れるか微妙でしたが、タフな馬場でパンサラッサのオーバーペースに乗っていかなくてもいいメリットがあります。ペースがそこまで上がらなかった場合には届かない可能性もありますが、今回はリフレッシュされて、デキがかなり良い状態にあることが推測されるだけに、3番手評価としました。
△ (16)アンティシペイト
3歳春の東京芝2400mの1勝クラスを逃げて圧勝、続く札幌芝2600mの阿寒湖特別も勝利したように、若い時点からスタミナが豊富なところを見せていた馬。前々走の福島民報杯は、9番枠から五分のスタートを切って、中団やや後方を追走していたものの、前がペースを落とした向正面で前との差を徐々に詰めて、3角で先に動いたウインマイティーの外から一気に仕掛けて4角先頭の強気な競馬で圧勝しました。
前々走時はデキが良かったこともありますが、豊富なスタミナを感じさせる競馬で強く、その能力を出し切れば重賞は楽に勝てる能力は持っています。前走の七夕賞は福島民報杯で力を出し切った直後の一戦、決して楽観視できる状況ではなかったと見ていますが、3着に浮上。力をつけていることを見せつける走りでした。
今回はCコース替わりの札幌2000m戦で大外16番枠に入ってしまった点が課題でしたが、馬場がタフになり、枠順の大きな有利不利がない状況下。前々走の福島民報杯は5F通過が57秒7の超絶ハイペースを捲って勝利しているだけに、パンサラッサが作るペースは悪くなさそうですが、福島と同様な競馬ができるかどうか。パンサラッサが失速する競馬になればチャンスは上がりそうです。
△ 4ジャックドール
昨年4月の阪神芝2000mの未勝利戦を破格の指数で勝利した馬。その次走のプリンシパルSではさすがに疲れが残ってしまったようで結果を出せませんでしたが、その後に休養し、9月に戦列復帰するとその素質が覚醒。1勝クラス、2勝クラス、3勝クラスの3戦全てで、1クラス以上、上の水準にあたる指数を記録して楽勝しました。
そして前々走の金鯱賞では3番枠から好発を切ってハナを主張し、5F通過59秒3のなかなか速いペースで引っ張り、3~4角で再加速してラスト3F目に後半最速の11秒0を刻んでの逃げ切り勝ち。このため超高速馬場と言えるほど高速馬場ではありませんでしたが、レコードタイムで優勝しました。
前走の大阪杯では、自身の最高指数をさらに上回ってサイレンススズカのような稀有な存在になれる可能性もあったが、大半は壁に当たるもの。しかし、4番枠から好発を決められず、外から同型馬が競ってくる中でペースを引き上げてハナを主張し、前半5F58秒8とややオーバーペースの逃げだったわりに、勝ち馬ポタジェと0.5秒差(5着)としぶとく粘れていました。
本馬は近5走は逃げているが、もともとは2番手でも問題のない馬。1角までの距離が短い札幌芝2000mで同型馬パンサラッサより、ひとつ外の4番枠の今回は、外枠の同型馬に競り掛けられることなくパンサラッサの2番手ですぐに隊列が決まり、意外とペースが上がらない可能性もありますが、今回はスタミナが不足する休養明け。同厩舎のユニコーンライオンのアシストによって、息を入れたいところで突かれたりしてスムーズな競馬ができない可能性もあるので狙い下げました。
△ (10)ソダシ
デビューから5連勝目で桜花賞を制し、強豪古馬相手の昨夏の札幌記念も快勝した馬。札幌記念は大外13番枠から好発を切って平均ペースで逃げるトーラスジェミニの外2番手を追走し、3角では外から捲ってくるブラストワンピースに抵抗する形で、トーラスジェミニを交わして先頭。4角から仕掛けてそのまま押し切る強い内容でした。ただし、昨年の札幌記念は、3着がペルシアンナイトだったように、そこまでレベルが高くなかったことも確か。
また今春は前走のヴィクトリアマイルを目標にした後の一戦。前走は18番人気の逃げ馬ローザノワールが3着接戦の4着と好走しているように、マイルGⅠとしては流れが遅く前有利の流れ。本馬は5番枠からまずまずのスタートから促してハナも視野に入れ、外のレシステンシア、さらにローザノワールを行かせて2列目の最内を確保と完璧な立ち回り。3~4角でレシステンシアを前に入れて3列目から、直線でレシステンシアの内に切って、そこからしぶとく伸びての優勝でした。
前走はソダシ自身がハナを切っていたら、後続のマークが厳しくなりペースも上がっていたところを、それほど強くないと思われている馬たちを前に行かせたことで、上手くペースを落として折り合ったもの。噛み合った感が強いですが、こういう自在性に富んだ競馬ができるのも実力のひとつ。ただ、距離が長くなると融通性がなくなることから、本質的にはマイルがベストの馬でしょう。今回は休養明けでタフな馬場の芝2000m戦、さらに相手が強化されることを考えると、重い印は打てません。
△ (11)ユニコーンライオン
2019年の春のクラシックはスプリングSで大敗して断念したものの夏の函館で連勝し、菊花賞の伏兵候補になった馬。その後は不振でしたが、ダートを使われたことで筋肉のバランスに変化が起こり、復調のきっかけを掴んで、昨年は鳴尾記念1着、宝塚記念2着と一気に上昇しました。
鳴尾記念は前半5F62秒9-5F57秒8の超絶スローペースで逃げ切り。展開がかなり噛み合っての優勝でした。しかし、次走の宝塚記念では、1番枠からまずまずのスタートを切り、押して押してハナを主張し、前半5F60秒4のスローペースから3~4角で再加速して2着に粘りました。
前走は約1年の長期休養明けでダート戦。先行馬総崩れのペースを先行しての大敗は仕方ありません。本馬は3歳夏の函館芝中距離で連勝したように、もともと洋芝は得意。前走のダートは今回に向けての叩き台、まさに今回に向けて能力を出すために考え抜かれた臨戦過程と言えます。
今回は11番枠とやや外目の枠に入ってしまったことがどう出るか。最初の1角までの距離が短い札幌ですんなりとレースの流れに乗れるかという点に、この枠だとやや不安がありますが、パンサラッサが作り出すペースを利用できれば、宝塚記念2着の実績からも勝ち負けに持ち込めても不思議ありません。
結論 馬連9-3,6,16,4,10,11 (15:10:10:5:5:5) 複勝9 (50)
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本日1番 小倉11R 北九州記念 芝1200m
◎ (2)アネゴハダ
〇 (13)ファストフォース
▲ (14)ディヴィナシオン
△ (15)フレッチア
△ (17)ジャンダルム
△ (7)シンシティ
△ (18)キャプテンドレイク
△ (10)カレンロマチェンコ
■小倉芝は外差し傾向も、ペース次第では内もがんばれる
北九州記念はこれまでAコースで行われ、外差し傾向の強いレースでしたが、今年はBコース替わりで行われます。今週からBコースに替わったことにより、昨日土曜日は三分処が伸びていました。ただ外よりは内の方が伸びている状況でした。
ただ現在の小倉芝はそこまで高速馬場ではないのに、騎手が超絶高速馬場時のように行かせすぎており、レースがハイペースになって差し馬を浮上させている面も強く、ペースが落ち着いた場合には、内の馬が穴を開けそうな状況ではあります。実際に土曜10Rの宮崎特別では、最短距離を通って逃げたヤマニンサルバムが3着に粘っていました。
確かに小倉芝1200mは、コース最高部の2角のポケットからからスタートして3角までの距離が約479m。スタートしてすぐに下りとなるため、テンが速くなりハイペースが発生しやすいコースではありますが、内もそれほど悪くない想定で予想を組み立てたいです。
■有力馬の紹介
◎ (2)アネゴハダ
前々走で2勝クラスの由比ヶ浜特別を勝利し、格上挑戦した前々走のCBC賞では3着。前々走は2回小倉開幕週のコンクリート馬場で、前半3F31秒8-後半3F34秒0の超絶ハイペース。2番枠からまずまずのスタートを切って、先行争いに加わって行ったものの、最終的にテイエムスパーダの後ろを追走し、3~4角でも同馬の後ろから動いて、4角で少し離されたものの、直線序盤では単独の2番手。ラスト1Fで甘くなって内からタイセイビジョンに交わされましたが上々の内容でした。
本馬は序盤で競られずに自由に動ける外枠、馬場の傾向的にも外枠だった狙いたいと思っていたのですが、今回も前走同様に2番枠。外の同型馬テイエムスパーダの出方も気になるところでありますが、前記したように意外と内からでもがんばれる馬場なので本命馬としました。テイエムスパーダは今回、今村騎手が騎乗しないことが状態面を物語っており、軽斤量の麻薬を打って激走した後の次走は凡走率が高いもの。ここは前走で厳しい流れを先行してバテたことで、持久力強化が見込め、3歳牝馬で斤量も49Kgと軽い本馬の一発に期待しました。
○ (13)ファストフォース
レコード連発のコンクリート馬場で行われた昨夏のCBC賞で初重賞制覇を達成した馬、当時はピクシーナイトがトップスタートを切り、逃げる勢いでしたが、3番枠からやや出遅れたものの押して押してハナを主張し先手を奪った本馬。そこからペースを緩めず最短距離を通り、直線序盤でリードを広げての優勝。今年のCBC賞でテイエムスパーダが優勝するまでは、本馬がCBC賞で記録した1分06秒9がJRA芝1200mのレコードタイムでした。
本馬はテンがそれほど速くないものの、前に行ってこその馬。CBC賞では初のブリンカー着用で、それまで以上に行きっぷりが良かったもの。そこからコーナーをロスなく立ち回り、3~4角で外枠の差し馬が外を回らされたのが勝因の一つ。それが自己最高指数の記録に繋がりました。
今年のCBC賞は一転して17番枠と外枠。好発を切って押して押してハナを主張するものの内のテイエムスパーダに抵抗されて好位の外。そのまま3~4角でも手応えも悪く徐々に下がって中団。直線でもさらに下がって12着に惨敗しました。本馬はそこまでスピードがあるタイプではありませんが、前半3が31秒8の速い流れを無理に行かせようとしたために大敗してしまったのです。今回は外差し傾向の状況下で13番と外枠。内の馬の出方を窺いながら、揉まれないレースができれば巻き返せるでしょう。
推定1番人気馬 (16)ナムラクレア
前走の函館スプリントSは斤量50Kgと麻薬を打っての激走。そのうえ今回は3Kg増となると狙いにくい。
結論 馬連2-13,14,15,17,7,18,10 (10:10:10:10:4:4:2) 複勝2 (50)